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27 目撃
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ぼくが物置小屋に閉じ込められてから数分。
大声を出すことに飽きたぼくは、地面にぺたっと座って天井近くの小窓を見つめていた。あれから、ノエルの気配を感じない。すでに遠くへ逃げたのか。それとも、まだ近くにひそんでいてぼくの慌てようを観察しているのか。どちらにしろ、とんでもないお兄さんである。
「意地悪お兄さんめ」
一体なにが目的でこんなことをするのか。
原作小説でのノエルは、トラブルが生じると首を突っ込んでくるような奴であった。きっとトラブルに巻き込まれて困っている人を見るのが好きなのだろう。嫌な奴。
ぴょんぴょん飛び跳ねて怒りを発散しようとするが、あの生意気な笑みが脳裏に浮かんできて一向に発散できない。
ライアンも意地悪だが、ノエルに比べるとそうでもないな。
そうしてひとりでジタバタしていた時である。なにやら外から人の話し声が聞こえてきた。ぴたっと動きを止めて、急いで扉へと駆け寄る。このチャンスを逃すわけにはいかない。
「誰か助けてくださぁい!」
ありったけの大声で助けを求めれば、「アル様?」というひどく困惑した声が返ってきた。
「そうです! アルです! 助けてください!」
扉をどんどん叩いて居場所をアピールすると、「少々お待ちください」との声。
その言葉に従って、おとなしく待っておく。やがて鍵が外されるような音がして、ようやく扉が開いた。
「アル様。なんでこんなところに」
「ライアン!」
ぼくを助けてくれたのは、ライアンであった。よく見ると、後ろにリッキーもいる。はわわ。もしかして密会していたのか、このふたり。
衝撃場面を目撃してしまったような気がする。だって、こんな人気のない庭にふたりでいるなんて。やっぱり五歳であるぼくの前では隠し通していただけで、ライアンとリッキーはすでにお付き合いしていたのだ。どうしよう。リオラお兄様が破滅する。
口元を押さえて驚きに目を見開くぼくであったが、ライアンの「アル様?」という心配そうな呼びかけに、ハッとする。
「ライアン。助けてくれてありがとうございます。感謝です」
「いえいえ」
「お礼にきらきらの石をひとつあげます」
「石?」
お庭で拾ったきらきらの石。一番大きいやつをライアンに譲ってあげようと思う。
「ぼくは、人生最大のピンチでした」
「どうして物置なんかに」
怪訝な顔のライアン。その後ろでは、リッキーもなんだか緊張したような顔をしていた。確かに、物置に閉じ込められているなんて普通じゃない。理由を問われたぼくは、ここぞとばかりにノエルの悪行を報告してやることにした。
「ノエルお兄さんに閉じ込められたのです。あいつはとんでもない悪です!」
「ノエル様が?」
かくれんぼをしていたことと、ぼくを見つけたはずのノエルが鍵をかけたことを教えてやると、ライアンとリッキーが顔を見合わせる。ふたりとも信じられないといった顔だ。
素早く周囲を見渡してみるが、ノエルの姿は見当たらない。どうやらすでに逃げたらしい。なんて奴。
「ぼく、もうノエルお兄さんとは遊んであげません。意地悪する人は好きじゃないです」
「はぁ」
はっきりしない返事を寄越すライアンは、いまいちぼくの話を信用していないらしい。リッキーも、口出しはしてこないが、困ったように眉尻を下げている。
どうやらノエルは特に問題児といったイメージを持たれていないらしい。「本当にノエル様がそんなことを?」と首を捻るライアン。
だが、ぼくが小屋に居たことと、小屋に鍵がかかっていたことは事実だ。
ノエルの仕業ですと繰り返しておけば、ライアンが「なるほど」と微妙な顔をする。騎士団の副団長であるライアンの一存では決められないといった態度だ。
「ところで、ロルフはどこに?」
「ロルフはかくれんぼに参加しないので。玄関でお留守番してます」
ロルフは大人だから。ひとりでお留守番できていると思う。「目を離すなよ」と、ライアンがなにやらぶつぶつ言っている。
「とりあえず屋敷に戻りましょうか」
ライアンに手を引かれながら、ぼくの目は背後のリッキーに釘付けである。このふたり、こんなところで何をしていたのだろうか。すごく気になる。
「リッキーと何してたんですか」
「ん? あー、いえ。仕事の話ですよ」
怪しい。
なんで仕事の話を、わざわざ人気のない庭でするのか。こりゃ絶対に何かあるぞ。
探るような目を向けてみるが、ライアンは手強い。なんでもない顔を貫いている。対するリッキーは、ずっと顔を俯けたまま、ぼくたちの後ろを無言でついてくる。
うーん。
これはすでにお付き合いしているのか?
もしそうなら、リオラお兄様による嫌がらせもすでに行われている可能性がある。原作とはだいぶ展開が違うと悩んでいたのだが、五歳であるぼくの目からは見えないだけで、実は原作通りに話が進んでいるのだろうか。
ノエルが現れた途端に、いらんトラブルが生じたのも原作通りだし。
「ライアンはリッキーとお付き合いしていますか?」
「していませんよ」
苦笑するライアンは、困ったなと頬を掻いた。
大声を出すことに飽きたぼくは、地面にぺたっと座って天井近くの小窓を見つめていた。あれから、ノエルの気配を感じない。すでに遠くへ逃げたのか。それとも、まだ近くにひそんでいてぼくの慌てようを観察しているのか。どちらにしろ、とんでもないお兄さんである。
「意地悪お兄さんめ」
一体なにが目的でこんなことをするのか。
原作小説でのノエルは、トラブルが生じると首を突っ込んでくるような奴であった。きっとトラブルに巻き込まれて困っている人を見るのが好きなのだろう。嫌な奴。
ぴょんぴょん飛び跳ねて怒りを発散しようとするが、あの生意気な笑みが脳裏に浮かんできて一向に発散できない。
ライアンも意地悪だが、ノエルに比べるとそうでもないな。
そうしてひとりでジタバタしていた時である。なにやら外から人の話し声が聞こえてきた。ぴたっと動きを止めて、急いで扉へと駆け寄る。このチャンスを逃すわけにはいかない。
「誰か助けてくださぁい!」
ありったけの大声で助けを求めれば、「アル様?」というひどく困惑した声が返ってきた。
「そうです! アルです! 助けてください!」
扉をどんどん叩いて居場所をアピールすると、「少々お待ちください」との声。
その言葉に従って、おとなしく待っておく。やがて鍵が外されるような音がして、ようやく扉が開いた。
「アル様。なんでこんなところに」
「ライアン!」
ぼくを助けてくれたのは、ライアンであった。よく見ると、後ろにリッキーもいる。はわわ。もしかして密会していたのか、このふたり。
衝撃場面を目撃してしまったような気がする。だって、こんな人気のない庭にふたりでいるなんて。やっぱり五歳であるぼくの前では隠し通していただけで、ライアンとリッキーはすでにお付き合いしていたのだ。どうしよう。リオラお兄様が破滅する。
口元を押さえて驚きに目を見開くぼくであったが、ライアンの「アル様?」という心配そうな呼びかけに、ハッとする。
「ライアン。助けてくれてありがとうございます。感謝です」
「いえいえ」
「お礼にきらきらの石をひとつあげます」
「石?」
お庭で拾ったきらきらの石。一番大きいやつをライアンに譲ってあげようと思う。
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「ノエルお兄さんに閉じ込められたのです。あいつはとんでもない悪です!」
「ノエル様が?」
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素早く周囲を見渡してみるが、ノエルの姿は見当たらない。どうやらすでに逃げたらしい。なんて奴。
「ぼく、もうノエルお兄さんとは遊んであげません。意地悪する人は好きじゃないです」
「はぁ」
はっきりしない返事を寄越すライアンは、いまいちぼくの話を信用していないらしい。リッキーも、口出しはしてこないが、困ったように眉尻を下げている。
どうやらノエルは特に問題児といったイメージを持たれていないらしい。「本当にノエル様がそんなことを?」と首を捻るライアン。
だが、ぼくが小屋に居たことと、小屋に鍵がかかっていたことは事実だ。
ノエルの仕業ですと繰り返しておけば、ライアンが「なるほど」と微妙な顔をする。騎士団の副団長であるライアンの一存では決められないといった態度だ。
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