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152 お詫びの品
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無茶したらダメだよとリオラお兄様に叱られたぼく。たしかに無茶した。
人の馬車に潜り込むなんて大胆なことしたのは人生初。ぼく人生まだ五年しかやってないけど。
どうやらぼくの姿が消えた後、ロルフが大騒ぎしたらしい。「アル様が誘拐されたかもしれません!」とお兄様のところや騎士団に突撃してバタバタしたようだ。
そのおかげでライアンが素早く迎えに来ることができたんだけど。しかしノアの件が平和に解決したことは褒められた。
リオラお兄様も、ノアの扱いをどうしようか迷っていたらしい。お兄様もまだ十六年しか生きてないから。どうすればいいのかわからなかったのだろう。仕方ないね。ノエルのそっくりさんが現れてオルコット公爵家を荒らしていくなんて誰も想像できない展開だったもん。
そうして翌日。
朝からむにゃむにゃしながらサンドイッチを食べるぼく。昨日は衝撃的な一日でちょっと疲れてしまった。
もぐもぐしながら時折欠伸をすれば、ロルフが「まだ寝ますか?」と魅力的な提案をしてくる。でも二度寝はさすがに。お兄様にバレたら「こら」って言われちゃう。
サンドイッチの中にお野菜が挟んであって思わずぎゅっと眉間に皺を寄せる。料理長はいまだにぼくのお願いをきいてくれない。毎日頑張って「お野菜いりません」と丁寧に頭を下げているのに。
だが挟まったお野菜を引っ張り出すのはお行儀悪い。具なしサンドイッチになってしまう。ちょっと考えたが、そのままパクッとかじっておく。お野菜の味がした。かなしい。
暖かいお茶をごくごく飲んで、元気を取り戻す。
「ん、よし! 今日もがんばるぞぉ!」
おー! と拳をあげれば、ロルフも「おー!」と気合いたっぷりに拳をあげる。実に頼りになる。
「今日はね、お庭をお散歩しようかな。疲れたからのんびりします」
「はい! へへ、かわいい」
ニヤニヤするロルフは、ぼくの上着を走ってとりに行く。ぼくの敵であったノアを上手いことどうにかすることができた。ノアはもうぼくに意地悪なんてしないだろう。双子であることを隠す必要がなくなったからね。
るんるん気分で庭に出る。
きちんとロルフが追ってきていることを確認しながら前に進む。
「お花きれいだね」
「アル様もお綺麗ですよ」
「へへ、どうも」
照れて笑えば、ロルフもにこにこする。実に平和でよろしい時間だ。
「ダンゴムシさんがいる。拾っておきます」
目についたダンゴムシを拾えば、丸まってしまう。びっくりさせちゃったらしい。
ロルフが「あ、拾うのはちょっと」と口をもごもごさせる。それに気が付かなかったふりをして、ポケットにダンゴムシさんを入れておいた。
「ポケットに入れるのはちょっと」
「むむ」
そういえば、前にダンゴムシをポケットに入れたことで、ロルフがライアンに怒られていた。それを思い出したぼくは、ポケットからダンゴムシを取り出す。ぼくのせいでロルフが怒られるのは可哀想。主人であるぼくがしっかりしないと。
でも握っておくのは邪魔なので、考えた末にもう一度ポケットに入れることにした。一匹だけなら多分ライアンも怒らないはず。あの時はたくさんポケットに入れていたので怒られたのだ。
「一匹だけなら大丈夫だよ」
心配そうにしているロルフにも耳打ちして教えてあげる。
のんびり散歩を再開すれば、前方で倒れているシャルお兄さんを発見した。
「シャルお兄さーん」
素早く駆け寄って声をかけるが、うつ伏せで倒れるお兄さんは「アル様……」と弱々しく呟く。元気がないようだ。
「シャルお兄さん。元気ない?」
「えぇ、ちょっと。昨日はあの騒ぎでしたから」
「騒ぎ? ざわざわ?」
きっとぼくが脱走した件だ。シャルお兄さんは騎士団にお勤めである。騎士団総出でぼくを探したというし、シャルお兄さんも忙しかったのかもしれない。
「ぼくのせいだ。ごめんちゃい。反省してます」
ぺこっと頭を下げれば、シャルお兄さんが「え!? いやそんな!」と慌てて体を起こした。律儀に座り直して「ご無事でなによりです」とぼくを気遣ってくれるお兄さんはいい人。
「あのですね。ノアお兄さんのおうちにお邪魔してました。ケーキ食べ放題しました。幸せでした」
「随分と満喫されたようで」
「そう。まんきつしました」
たどたどしい発音に、ロルフが小さく笑ったのをぼくは見逃さない。相変わらず失礼なお世話係さんだ。ぼくは五歳だぞ。
「お詫びの品をあげます。みんなにはきらきらの石をあげたんだけど。ぼくのコレクションが減っちゃうので、シャルお兄さんには別の物をあげます」
「これはご丁寧に」
どうもと頭を下げるお兄さんに、ポケットの中から取り出したものを渡してあげる。
手のひらにのったダンゴムシを凝視したシャルお兄さんは、困惑したように固まってしまう。
「あの、アル様。これは?」
「ダンゴムシさんです。知らないの?」
目をぱちぱちすれば、シャルお兄さんが「ダンゴムシは知っています。なぜこれを私に?」と首を捻ってしまう。前髪が邪魔でお顔が見えないけど、困惑しているのが伝わってくる。
「お詫びの品でーす。育ててね」
「え」
大きくなったら見せてねと座るお兄さんの肩を叩けば、「え、育てて!?」とびっくりしたような声が返ってくる。ロルフがなにやら大笑いしているが無視しておこう。
お疲れシャルお兄さんも、これできっと元気になるはずである。
人の馬車に潜り込むなんて大胆なことしたのは人生初。ぼく人生まだ五年しかやってないけど。
どうやらぼくの姿が消えた後、ロルフが大騒ぎしたらしい。「アル様が誘拐されたかもしれません!」とお兄様のところや騎士団に突撃してバタバタしたようだ。
そのおかげでライアンが素早く迎えに来ることができたんだけど。しかしノアの件が平和に解決したことは褒められた。
リオラお兄様も、ノアの扱いをどうしようか迷っていたらしい。お兄様もまだ十六年しか生きてないから。どうすればいいのかわからなかったのだろう。仕方ないね。ノエルのそっくりさんが現れてオルコット公爵家を荒らしていくなんて誰も想像できない展開だったもん。
そうして翌日。
朝からむにゃむにゃしながらサンドイッチを食べるぼく。昨日は衝撃的な一日でちょっと疲れてしまった。
もぐもぐしながら時折欠伸をすれば、ロルフが「まだ寝ますか?」と魅力的な提案をしてくる。でも二度寝はさすがに。お兄様にバレたら「こら」って言われちゃう。
サンドイッチの中にお野菜が挟んであって思わずぎゅっと眉間に皺を寄せる。料理長はいまだにぼくのお願いをきいてくれない。毎日頑張って「お野菜いりません」と丁寧に頭を下げているのに。
だが挟まったお野菜を引っ張り出すのはお行儀悪い。具なしサンドイッチになってしまう。ちょっと考えたが、そのままパクッとかじっておく。お野菜の味がした。かなしい。
暖かいお茶をごくごく飲んで、元気を取り戻す。
「ん、よし! 今日もがんばるぞぉ!」
おー! と拳をあげれば、ロルフも「おー!」と気合いたっぷりに拳をあげる。実に頼りになる。
「今日はね、お庭をお散歩しようかな。疲れたからのんびりします」
「はい! へへ、かわいい」
ニヤニヤするロルフは、ぼくの上着を走ってとりに行く。ぼくの敵であったノアを上手いことどうにかすることができた。ノアはもうぼくに意地悪なんてしないだろう。双子であることを隠す必要がなくなったからね。
るんるん気分で庭に出る。
きちんとロルフが追ってきていることを確認しながら前に進む。
「お花きれいだね」
「アル様もお綺麗ですよ」
「へへ、どうも」
照れて笑えば、ロルフもにこにこする。実に平和でよろしい時間だ。
「ダンゴムシさんがいる。拾っておきます」
目についたダンゴムシを拾えば、丸まってしまう。びっくりさせちゃったらしい。
ロルフが「あ、拾うのはちょっと」と口をもごもごさせる。それに気が付かなかったふりをして、ポケットにダンゴムシさんを入れておいた。
「ポケットに入れるのはちょっと」
「むむ」
そういえば、前にダンゴムシをポケットに入れたことで、ロルフがライアンに怒られていた。それを思い出したぼくは、ポケットからダンゴムシを取り出す。ぼくのせいでロルフが怒られるのは可哀想。主人であるぼくがしっかりしないと。
でも握っておくのは邪魔なので、考えた末にもう一度ポケットに入れることにした。一匹だけなら多分ライアンも怒らないはず。あの時はたくさんポケットに入れていたので怒られたのだ。
「一匹だけなら大丈夫だよ」
心配そうにしているロルフにも耳打ちして教えてあげる。
のんびり散歩を再開すれば、前方で倒れているシャルお兄さんを発見した。
「シャルお兄さーん」
素早く駆け寄って声をかけるが、うつ伏せで倒れるお兄さんは「アル様……」と弱々しく呟く。元気がないようだ。
「シャルお兄さん。元気ない?」
「えぇ、ちょっと。昨日はあの騒ぎでしたから」
「騒ぎ? ざわざわ?」
きっとぼくが脱走した件だ。シャルお兄さんは騎士団にお勤めである。騎士団総出でぼくを探したというし、シャルお兄さんも忙しかったのかもしれない。
「ぼくのせいだ。ごめんちゃい。反省してます」
ぺこっと頭を下げれば、シャルお兄さんが「え!? いやそんな!」と慌てて体を起こした。律儀に座り直して「ご無事でなによりです」とぼくを気遣ってくれるお兄さんはいい人。
「あのですね。ノアお兄さんのおうちにお邪魔してました。ケーキ食べ放題しました。幸せでした」
「随分と満喫されたようで」
「そう。まんきつしました」
たどたどしい発音に、ロルフが小さく笑ったのをぼくは見逃さない。相変わらず失礼なお世話係さんだ。ぼくは五歳だぞ。
「お詫びの品をあげます。みんなにはきらきらの石をあげたんだけど。ぼくのコレクションが減っちゃうので、シャルお兄さんには別の物をあげます」
「これはご丁寧に」
どうもと頭を下げるお兄さんに、ポケットの中から取り出したものを渡してあげる。
手のひらにのったダンゴムシを凝視したシャルお兄さんは、困惑したように固まってしまう。
「あの、アル様。これは?」
「ダンゴムシさんです。知らないの?」
目をぱちぱちすれば、シャルお兄さんが「ダンゴムシは知っています。なぜこれを私に?」と首を捻ってしまう。前髪が邪魔でお顔が見えないけど、困惑しているのが伝わってくる。
「お詫びの品でーす。育ててね」
「え」
大きくなったら見せてねと座るお兄さんの肩を叩けば、「え、育てて!?」とびっくりしたような声が返ってくる。ロルフがなにやら大笑いしているが無視しておこう。
お疲れシャルお兄さんも、これできっと元気になるはずである。
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