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番外編
お酒に興味がある
「イツキくん。寝るならベッドでね」
「うーん」
ソファでもぞもぞ動いた俺は、きちんと座り直す。風呂上がりのラーシュが、キッチンでなにかをしている。
「……ラーシュさん」
「うん?」
「俺も飲む」
「……」
動きを止めたラーシュは、しかしすぐに俺の分のグラスを取り出してくれる。ラーシュは、寝る前にお酒を一杯飲むのがルーティンらしい。俺が寝た後に飲むので、ラーシュが酔ってる姿はまだ見たことがない。そもそも酔うほど飲まないみたいだけど。
今夜も一杯やるのだろう。俺も二十歳である。日本ではまだお酒を飲み始めたばかりで、自分がお酒に強いのか弱いのかもわからない。しかし普通に興味はある。そわそわ待っていると、ラーシュが俺の分のグラスをローテーブルに置いた。
「はい。それ飲んだら寝るんだよ」
「ラーシュさんは?」
「僕はあとで飲むから」
一緒に飲めばいいのに。頑なに俺の前で飲酒しないラーシュに首を傾げつつ、わくわくとグラスに手を伸ばした。俺はこの世界にきてからお酒を飲んだことがない。
匂いを確認してみるが、別に普通だ。甘い匂いがする。
おそるおそる口をつけて、すぐにガッカリする。
「ラーシュさん、これお酒じゃない」
ただのジュースだ。これじゃないと露骨に不満をあらわにするが、ラーシュは涼しい顔で流してしまう。そのまま寝室に追いやられた俺は、むすっと頬を膨らませた。
翌日。
どうしてもお酒を諦められない俺は、ラーシュがお風呂に入っている隙にこっそり口をつけてみることにした。本当はラーシュが仕事でいない間に試してみるのが一番バレないんだと思うけど、さすがに昼間から飲むのは気が引けた。
ラーシュがお風呂場に引っ込んだのを見計らって、早速キッチンに向かう。ラーシュが酒瓶をしまっているのは、キッチンにある戸棚の一番上。俺の手が届かない位置。
リビングの椅子を持ってきて踏み台にする。
そうして無事に酒瓶をゲットした俺は、急いでグラスに注いだ。炭酸は入っていないらしく、なぜか常温。これは割って飲むのだろうか。しかし迷っている暇はない。ラーシュが戻ってきてしまう。
グラスに半分ほど注いだ液体をじっと見つめていた俺だが、意を決して口をつけてみる。おそるおそる舌先で舐めてみると、途端に苦味に襲われた。全然甘くない。おまけにハーブのような変なクセがある。
これはちょっと苦手かも。
顔をしかめていると、突然背後から「こら!」という鋭い声が飛んできてビクッと肩を揺らした。
「イツキくん! なにやってるの!」
「あ、えっと」
ずかずか寄ってきたラーシュは、俺の手からグラスを取り上げる。ついでに酒瓶も没収されて、しょんぼり肩を落とした。
「勝手にこんなことして。飲んだの?」
心配そうな目を向けられて、ふるふると首を左右に振る。
「ちょっと舐めてみただけ。あんまり美味しくなかった」
「イツキくんの口には合わないよ。甘くないからね」
グラスに残ったお酒はあとでラーシュが飲んでくれる。俺を抱えたラーシュは、ソファまで運んでくれた。
「気分は?」
「大丈夫」
「そう」
俺の頭を優しく撫でたラーシュは、流れるように隣に座った。まだしっとり濡れているラーシュの髪をなんとなく眺めていると、ラーシュの腕が俺の肩に回る。
そのままグイッと引き寄せられて、ラーシュにもたれかかった。
「ラーシュさん?」
小さく笑ったラーシュが、おでこにキスしてきた。突然のことに「ひぁ……!」と情けない悲鳴がもれる。わたわたする俺を見下ろして、ラーシュが「イツキくん」と甘い声で俺を呼ぶ。
と思ったら、なぜか鼻をつままれた。
「んっ!?」
びっくりして目を見開くと、ラーシュが俺を膝にのせる。
「わっ」
「こんなやんちゃして。困った子だね」
「え」
背後からぎゅっと抱きしめられて、身体が硬直する。俺が動かないのをいいことに、ラーシュが俺の首元に顔を埋めた。
「ちょっ、ひゃあ」
え、待って。なぜか首筋にキスされて、顔が真っ赤になる。
「くすぐったい! やめて!」
「うーん?」
ジタバタ暴れて逃れようとするも、ラーシュは離してくれない。ガッチリ拘束された俺は、されるがままだ。
「イツキくん。僕に隠れて飲んでたってことは、悪いことだと思ってたんだよね?」
「うぇ、それは、だってラーシュさんがダメって言うから」
とはいえ勝手にラーシュのお酒をいただいたのは悪かった。ごめんなさいと眉尻を下げる俺に、ラーシュが仕方ないなぁと笑う。
「イツキくんが飲めそうなのを今度選んであげるから。それまでは我慢しようね」
「う、うん」
正直ラーシュが飲んでいたやつは美味しくなかった。だからもう勝手に飲んだりはしない。
こくこく頷いたことを確認して、ラーシュが「いい子だね」と耳元で囁いてくる。ぶわっと顔に熱が集まって、それを誤魔化そうと「もう!」と叫ぶように言っておく。
いい子ってなんだ。子供扱いしないでほしい。でも嫌じゃないから困ってしまう。
ラーシュの膝からおりて首を守るように手をあてる。ごめんごめんと軽く笑うラーシュは、怒ってはいないようだった。
後日、ラーシュは約束通りに甘いお酒を買ってきてくれた。
夕食の際に出してくれたので、わくわくとグラスを見つめる。そんな俺を微笑ましい眼差しで眺めるラーシュ。
ラーシュが買ってきてくれたのは果実酒だ。爽やかな香りに期待が膨らむ。勝手にオレンジジュースみたいな味を想像して口をつけたのだが、口内に広がったなんともいえない苦味に盛大に顔をしかめた。
そんな俺を見て、ラーシュが慌てたように立ち上がる。
「イツキくん? 口に合わなかった?」
無理して飲まなくていいよと背中をさすってくれたラーシュは、俺の手からグラスを奪いとる。
「……甘くない」
むぎゅっと顔をしかめた俺に、ラーシュが「甘くない?」と苦笑した。どうやらかなり甘い部類のお酒だったらしい。日本でジュースみたいなチューハイしか飲んでいなかった俺には、この世界のお酒は合わないみたいだ。
せっかくラーシュが買ってきてくれたのに。
「ごめんなさい」
「どうして謝るの? イツキくんは悪くないでしょ」
むしろ俺がお酒を飲めないと知って、ラーシュはどこかホッとしているように見えた。俺のことを一応は大人扱いしてくれるラーシュだが、心のどこかでは子供だと思っているのかもしれない。
ぽんぽんと俺の頭を撫でたラーシュは、気にしないでと微笑んでくれる。
「ほら、ご飯冷めちゃうよ」
「うん」
席に戻ったラーシュに言われて、気を取り直してご飯を食べる。やっぱり俺はお菓子のほうが好きだな。
そんな俺の思考を見透かしたのか。
食後にラーシュがクッキーを出してくれた。
「うーん」
ソファでもぞもぞ動いた俺は、きちんと座り直す。風呂上がりのラーシュが、キッチンでなにかをしている。
「……ラーシュさん」
「うん?」
「俺も飲む」
「……」
動きを止めたラーシュは、しかしすぐに俺の分のグラスを取り出してくれる。ラーシュは、寝る前にお酒を一杯飲むのがルーティンらしい。俺が寝た後に飲むので、ラーシュが酔ってる姿はまだ見たことがない。そもそも酔うほど飲まないみたいだけど。
今夜も一杯やるのだろう。俺も二十歳である。日本ではまだお酒を飲み始めたばかりで、自分がお酒に強いのか弱いのかもわからない。しかし普通に興味はある。そわそわ待っていると、ラーシュが俺の分のグラスをローテーブルに置いた。
「はい。それ飲んだら寝るんだよ」
「ラーシュさんは?」
「僕はあとで飲むから」
一緒に飲めばいいのに。頑なに俺の前で飲酒しないラーシュに首を傾げつつ、わくわくとグラスに手を伸ばした。俺はこの世界にきてからお酒を飲んだことがない。
匂いを確認してみるが、別に普通だ。甘い匂いがする。
おそるおそる口をつけて、すぐにガッカリする。
「ラーシュさん、これお酒じゃない」
ただのジュースだ。これじゃないと露骨に不満をあらわにするが、ラーシュは涼しい顔で流してしまう。そのまま寝室に追いやられた俺は、むすっと頬を膨らませた。
翌日。
どうしてもお酒を諦められない俺は、ラーシュがお風呂に入っている隙にこっそり口をつけてみることにした。本当はラーシュが仕事でいない間に試してみるのが一番バレないんだと思うけど、さすがに昼間から飲むのは気が引けた。
ラーシュがお風呂場に引っ込んだのを見計らって、早速キッチンに向かう。ラーシュが酒瓶をしまっているのは、キッチンにある戸棚の一番上。俺の手が届かない位置。
リビングの椅子を持ってきて踏み台にする。
そうして無事に酒瓶をゲットした俺は、急いでグラスに注いだ。炭酸は入っていないらしく、なぜか常温。これは割って飲むのだろうか。しかし迷っている暇はない。ラーシュが戻ってきてしまう。
グラスに半分ほど注いだ液体をじっと見つめていた俺だが、意を決して口をつけてみる。おそるおそる舌先で舐めてみると、途端に苦味に襲われた。全然甘くない。おまけにハーブのような変なクセがある。
これはちょっと苦手かも。
顔をしかめていると、突然背後から「こら!」という鋭い声が飛んできてビクッと肩を揺らした。
「イツキくん! なにやってるの!」
「あ、えっと」
ずかずか寄ってきたラーシュは、俺の手からグラスを取り上げる。ついでに酒瓶も没収されて、しょんぼり肩を落とした。
「勝手にこんなことして。飲んだの?」
心配そうな目を向けられて、ふるふると首を左右に振る。
「ちょっと舐めてみただけ。あんまり美味しくなかった」
「イツキくんの口には合わないよ。甘くないからね」
グラスに残ったお酒はあとでラーシュが飲んでくれる。俺を抱えたラーシュは、ソファまで運んでくれた。
「気分は?」
「大丈夫」
「そう」
俺の頭を優しく撫でたラーシュは、流れるように隣に座った。まだしっとり濡れているラーシュの髪をなんとなく眺めていると、ラーシュの腕が俺の肩に回る。
そのままグイッと引き寄せられて、ラーシュにもたれかかった。
「ラーシュさん?」
小さく笑ったラーシュが、おでこにキスしてきた。突然のことに「ひぁ……!」と情けない悲鳴がもれる。わたわたする俺を見下ろして、ラーシュが「イツキくん」と甘い声で俺を呼ぶ。
と思ったら、なぜか鼻をつままれた。
「んっ!?」
びっくりして目を見開くと、ラーシュが俺を膝にのせる。
「わっ」
「こんなやんちゃして。困った子だね」
「え」
背後からぎゅっと抱きしめられて、身体が硬直する。俺が動かないのをいいことに、ラーシュが俺の首元に顔を埋めた。
「ちょっ、ひゃあ」
え、待って。なぜか首筋にキスされて、顔が真っ赤になる。
「くすぐったい! やめて!」
「うーん?」
ジタバタ暴れて逃れようとするも、ラーシュは離してくれない。ガッチリ拘束された俺は、されるがままだ。
「イツキくん。僕に隠れて飲んでたってことは、悪いことだと思ってたんだよね?」
「うぇ、それは、だってラーシュさんがダメって言うから」
とはいえ勝手にラーシュのお酒をいただいたのは悪かった。ごめんなさいと眉尻を下げる俺に、ラーシュが仕方ないなぁと笑う。
「イツキくんが飲めそうなのを今度選んであげるから。それまでは我慢しようね」
「う、うん」
正直ラーシュが飲んでいたやつは美味しくなかった。だからもう勝手に飲んだりはしない。
こくこく頷いたことを確認して、ラーシュが「いい子だね」と耳元で囁いてくる。ぶわっと顔に熱が集まって、それを誤魔化そうと「もう!」と叫ぶように言っておく。
いい子ってなんだ。子供扱いしないでほしい。でも嫌じゃないから困ってしまう。
ラーシュの膝からおりて首を守るように手をあてる。ごめんごめんと軽く笑うラーシュは、怒ってはいないようだった。
後日、ラーシュは約束通りに甘いお酒を買ってきてくれた。
夕食の際に出してくれたので、わくわくとグラスを見つめる。そんな俺を微笑ましい眼差しで眺めるラーシュ。
ラーシュが買ってきてくれたのは果実酒だ。爽やかな香りに期待が膨らむ。勝手にオレンジジュースみたいな味を想像して口をつけたのだが、口内に広がったなんともいえない苦味に盛大に顔をしかめた。
そんな俺を見て、ラーシュが慌てたように立ち上がる。
「イツキくん? 口に合わなかった?」
無理して飲まなくていいよと背中をさすってくれたラーシュは、俺の手からグラスを奪いとる。
「……甘くない」
むぎゅっと顔をしかめた俺に、ラーシュが「甘くない?」と苦笑した。どうやらかなり甘い部類のお酒だったらしい。日本でジュースみたいなチューハイしか飲んでいなかった俺には、この世界のお酒は合わないみたいだ。
せっかくラーシュが買ってきてくれたのに。
「ごめんなさい」
「どうして謝るの? イツキくんは悪くないでしょ」
むしろ俺がお酒を飲めないと知って、ラーシュはどこかホッとしているように見えた。俺のことを一応は大人扱いしてくれるラーシュだが、心のどこかでは子供だと思っているのかもしれない。
ぽんぽんと俺の頭を撫でたラーシュは、気にしないでと微笑んでくれる。
「ほら、ご飯冷めちゃうよ」
「うん」
席に戻ったラーシュに言われて、気を取り直してご飯を食べる。やっぱり俺はお菓子のほうが好きだな。
そんな俺の思考を見透かしたのか。
食後にラーシュがクッキーを出してくれた。
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