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番外編
もっと触って1
「イツキくん。いま何時だと思ってるんだい。はやく寝なさい」
ソファでいつものようにごろごろしていると、ラーシュが呆れたように声をかけてくる。
俺とラーシュは、晴れて恋人になったはずである。しかしラーシュは、一向に俺に手を出してこない。恋人なのに、いまだに触れるだけの子供っぽいキスまでである。これはおかしい。ちょっと不満に思っていた俺は、クッションを抱えてラーシュを見上げた。
「イツキくん。聞いてる?」
「ラーシュさん」
「どうしたの?」
はやく寝ろと言うラーシュだが、俺が呼べば心配そうな面持ちで近寄ってきてくれる。ソファに座る俺の前に屈んで片膝をついたラーシュは、俺の額に手を当ててくる。熱はないから。すぐに俺の体調確認するのはやめてほしい。俺は意外と丈夫だから。
熱がないことを確認して、ラーシュの大きな手が離れていく。それを咄嗟に掴むと、ラーシュが「どうしたの?」と優しく問いかけてくる。
「……」
じっとラーシュの綺麗な瞳を見つめる。水面を連想させる澄んだ青い瞳は、穏やかに俺を見ている。
そのただひたすらに優しい色を眺めながら、もじもじとクッションを抱える。
「イツキくん?」
どうしたのと優しい声と共に頭を撫でられた。
ラーシュに頭を撫でてもらうのは好き。でもせっかく恋人になったんだから、それ以上をやりたい。
「……ラーシュさん。キスして」
消え入るような声で訴えると、ラーシュが目を瞬いた。けれどもすぐに小さく笑ったラーシュは、俺の前髪を掻き上げる。
そのまま額に優しいキスが落ちてきた。
「はい。おやすみ」
「……違うの」
「え? なにが違うの?」
首を傾げるラーシュに、頬を膨らませる。それ本気で訊いているのか? それじゃあただのおやすみのキスだ。
しかしラーシュが動く気配がないので、俺が動くしかない。
「口にして」
勇気を振り絞ってラーシュを見上げれば、ちょっと驚いた顔になったラーシュがすぐに柔らかく笑った。
「今日のイツキくんは甘えん坊だね」
「ん」
なんだか嬉しそうなラーシュが、俺を抱っこする。そのまま二階に運ばれて行く。
俺をベッドにおろしたラーシュは、にこりと微笑んでから唇を押し当ててきた。
「はい、おやすみ。寝坊しないでね」
ちょっと待て。これじゃあキスの場所が額から唇に変わっただけじゃないか。相変わらず子供っぽいキスに、俺は急いでラーシュの袖を掴んだ。
「イツキくん。夜更かししないよ」
もう寝なさいと親みたいなことを言うラーシュに、俺は勢いで声を張り上げた。
「そうじゃなくて! 恋人っぽいキスして!」
「……」
ラーシュが固まってしまった。
俺もちょっと急だったかもしれない。突然恥ずかしさが込み上げてきて、ベッドの上で縮こまる。
けれども俺も男だ。しかも二十歳。普通に性欲はある。
ここまで言ってしまったら仕方がない。
もうどうにでもなれという気分で、ラーシュの腕を引っ張る。笑顔が消えたラーシュは、されるがままにベッドに片手をついた。だが正気に戻ったらしく、「イツキくん」と咎めるような声を出す。
「もう寝なさい」
「いやだ。なんで恋人なのにキスしてくれないの」
「しただろう?」
「あんな子供っぽいのやだ」
俺は大人なのと上目遣いでラーシュを見れば、彼は非常に苦い顔をしていた。
「ラーシュさん、俺のこと子供だと思ってるでしょ」
「そんなこと」
あるのかないのかどっちだ。
微妙なところで言葉を切ったラーシュは、困ったように首を傾げてしまった。
「……俺、ラーシュさんとしたい」
「っ」
なぜか険しい表情になったラーシュは、たっぷり時間をかけて悩んでしまう。俺としては、人生において一番くらいの決死の覚悟で言っているのだ。お願いだから断らないで。
何度も言うが俺は二十歳で、ラーシュとは恋人同士。拒む理由なんてないだろうに。
うるうるとラーシュを見つめていると、やがて彼が意を決したように眉間に深い皺を刻んだ。
「嫌だったら言ってね」
「! うん!」
ぶんぶんと勢いよく頷く俺に、ラーシュが困った顔で微笑む。そのまま俺のベッドにあがってきたラーシュに、心臓がバクバクと音を立てた。
ベッドに向かい合って座ると、ラーシュが手を伸ばしてくる。俺の後頭部に手を添えて、ラーシュが顔を近付けてきた。お綺麗な顔がすぐ近くにきて今更ながらにドキドキする。思わずぎゅっと目を閉じれば、ラーシュの小さな笑い声が聞こえてきた。
「笑わないで」
「ごめん。緊張してるイツキくんが可愛くて」
「っ! 緊張なんてしてない!」
「はいはい。嫌だったら言ってね」
俺の心を見透かすラーシュの唇が、俺の唇に触れた。ここまではいつも通りである。
「ん」
緊張にぎゅっと唇を引き結んでいたのだが、そこへ割って入ろうと言わんばかりにラーシュの舌先が俺の唇に触れた。思わず肩に力が入る俺に、ラーシュが困ったように「イツキくん」と呼びかけてくる。
「口あけて」
「んー」
「ちょっとイツキくん」
どこか楽しそうに笑ったラーシュは「嫌になった? やめる?」と不都合なことを言い出す。慌てた俺は、勇気を振り絞って口を少しあけた。
「んっ!」
再びキスしてきたラーシュの舌が、今度は中に入ってくる。ビクッと身体を震わせる俺を宥めるように、ラーシュの舌が口内を撫でていく。
「ふっ、ん」
「イツキくん。息は止めないでいいんだよ」
鼻で呼吸するんだよと優しく言われて、従っておく。
ラーシュの大きな手のひらで、後頭部を支えられる。再び口内に侵入してきた舌が、まるで歯列を確認するかのように、丁寧に弄っていく。
「う、っん」
ラーシュの舌が、誰にも触られることのない場所を暴いていく。その感覚に、ビクビクと身体が震えた。
上顎をなぞられて、未知の感覚に背中がゾクゾクした。必死になってラーシュにしがみついて、その背中を強く握った。
自分でも顔が真っ赤になっているであろうことがわかる。
なんだかもういっぱいいっぱいの俺であったが、まだまだ序の口だったらしい。今度は舌を絡めるように弄られて、甘い吐息がもれた。
ようやくラーシュの口が離れていく。つうと唾液が糸を引いて、その卑猥な光景にぶわっと顔に熱が集まった。思わずベッドに背中から倒れ込んだ。ラーシュが「おっと」と言いながら心配そうな目を向けてくるも、その顔を直視できない。
「んんー!」
顔を覆って恥ずかしさに耐えていると、ラーシュが頭を撫でてくれる。いつの間にか、ベッドに仰向けで倒れる俺にラーシュが覆い被さる体勢になっていた。
くすくすと忍び笑いが降ってくる。
「イツキくん、可愛い」
「うぇ……!」
俺の首元に顔を近づけたラーシュが、前触れもなくキスしてきた。触れるだけのくすぐったい感覚に、ふにゃりと力が抜ける。
そのまま場所を変えてキスを落としてくるラーシュに、俺はだらしなく「あっ」と声をあげることしかできない。
「うにゃ!」
ラーシュが俺の耳を甘噛みした途端、変な声が出た。
「いやっ、いまのは違っ」
ふるふると震える俺に、ラーシュが「びっくりさせちゃったね」と眉尻を下げた。
びっくりしたのは事実だが、それを表に出してしまったことが恥ずかしい。もう力も入らなくて肩で息をしていると、ラーシュが優しい笑みと共に唇に触れるだけのキスをしてきた。
「おやすみ、イツキくん」
手際よく俺に布団をかけたラーシュは、何事もなかったかのように部屋を出て行った。
「……はぇ?」
突然の放置に、遅れて間抜けな声が出た。
え、もう終わり?
正直ラーシュのせいで、心臓が音を立てている。
身体の中でくすぶる熱が、ぐるぐると行き場を失って迷走している。
肩で息をしながら、呆然と天井を見つめた。ここで放置は、普通に酷くないか?
ソファでいつものようにごろごろしていると、ラーシュが呆れたように声をかけてくる。
俺とラーシュは、晴れて恋人になったはずである。しかしラーシュは、一向に俺に手を出してこない。恋人なのに、いまだに触れるだけの子供っぽいキスまでである。これはおかしい。ちょっと不満に思っていた俺は、クッションを抱えてラーシュを見上げた。
「イツキくん。聞いてる?」
「ラーシュさん」
「どうしたの?」
はやく寝ろと言うラーシュだが、俺が呼べば心配そうな面持ちで近寄ってきてくれる。ソファに座る俺の前に屈んで片膝をついたラーシュは、俺の額に手を当ててくる。熱はないから。すぐに俺の体調確認するのはやめてほしい。俺は意外と丈夫だから。
熱がないことを確認して、ラーシュの大きな手が離れていく。それを咄嗟に掴むと、ラーシュが「どうしたの?」と優しく問いかけてくる。
「……」
じっとラーシュの綺麗な瞳を見つめる。水面を連想させる澄んだ青い瞳は、穏やかに俺を見ている。
そのただひたすらに優しい色を眺めながら、もじもじとクッションを抱える。
「イツキくん?」
どうしたのと優しい声と共に頭を撫でられた。
ラーシュに頭を撫でてもらうのは好き。でもせっかく恋人になったんだから、それ以上をやりたい。
「……ラーシュさん。キスして」
消え入るような声で訴えると、ラーシュが目を瞬いた。けれどもすぐに小さく笑ったラーシュは、俺の前髪を掻き上げる。
そのまま額に優しいキスが落ちてきた。
「はい。おやすみ」
「……違うの」
「え? なにが違うの?」
首を傾げるラーシュに、頬を膨らませる。それ本気で訊いているのか? それじゃあただのおやすみのキスだ。
しかしラーシュが動く気配がないので、俺が動くしかない。
「口にして」
勇気を振り絞ってラーシュを見上げれば、ちょっと驚いた顔になったラーシュがすぐに柔らかく笑った。
「今日のイツキくんは甘えん坊だね」
「ん」
なんだか嬉しそうなラーシュが、俺を抱っこする。そのまま二階に運ばれて行く。
俺をベッドにおろしたラーシュは、にこりと微笑んでから唇を押し当ててきた。
「はい、おやすみ。寝坊しないでね」
ちょっと待て。これじゃあキスの場所が額から唇に変わっただけじゃないか。相変わらず子供っぽいキスに、俺は急いでラーシュの袖を掴んだ。
「イツキくん。夜更かししないよ」
もう寝なさいと親みたいなことを言うラーシュに、俺は勢いで声を張り上げた。
「そうじゃなくて! 恋人っぽいキスして!」
「……」
ラーシュが固まってしまった。
俺もちょっと急だったかもしれない。突然恥ずかしさが込み上げてきて、ベッドの上で縮こまる。
けれども俺も男だ。しかも二十歳。普通に性欲はある。
ここまで言ってしまったら仕方がない。
もうどうにでもなれという気分で、ラーシュの腕を引っ張る。笑顔が消えたラーシュは、されるがままにベッドに片手をついた。だが正気に戻ったらしく、「イツキくん」と咎めるような声を出す。
「もう寝なさい」
「いやだ。なんで恋人なのにキスしてくれないの」
「しただろう?」
「あんな子供っぽいのやだ」
俺は大人なのと上目遣いでラーシュを見れば、彼は非常に苦い顔をしていた。
「ラーシュさん、俺のこと子供だと思ってるでしょ」
「そんなこと」
あるのかないのかどっちだ。
微妙なところで言葉を切ったラーシュは、困ったように首を傾げてしまった。
「……俺、ラーシュさんとしたい」
「っ」
なぜか険しい表情になったラーシュは、たっぷり時間をかけて悩んでしまう。俺としては、人生において一番くらいの決死の覚悟で言っているのだ。お願いだから断らないで。
何度も言うが俺は二十歳で、ラーシュとは恋人同士。拒む理由なんてないだろうに。
うるうるとラーシュを見つめていると、やがて彼が意を決したように眉間に深い皺を刻んだ。
「嫌だったら言ってね」
「! うん!」
ぶんぶんと勢いよく頷く俺に、ラーシュが困った顔で微笑む。そのまま俺のベッドにあがってきたラーシュに、心臓がバクバクと音を立てた。
ベッドに向かい合って座ると、ラーシュが手を伸ばしてくる。俺の後頭部に手を添えて、ラーシュが顔を近付けてきた。お綺麗な顔がすぐ近くにきて今更ながらにドキドキする。思わずぎゅっと目を閉じれば、ラーシュの小さな笑い声が聞こえてきた。
「笑わないで」
「ごめん。緊張してるイツキくんが可愛くて」
「っ! 緊張なんてしてない!」
「はいはい。嫌だったら言ってね」
俺の心を見透かすラーシュの唇が、俺の唇に触れた。ここまではいつも通りである。
「ん」
緊張にぎゅっと唇を引き結んでいたのだが、そこへ割って入ろうと言わんばかりにラーシュの舌先が俺の唇に触れた。思わず肩に力が入る俺に、ラーシュが困ったように「イツキくん」と呼びかけてくる。
「口あけて」
「んー」
「ちょっとイツキくん」
どこか楽しそうに笑ったラーシュは「嫌になった? やめる?」と不都合なことを言い出す。慌てた俺は、勇気を振り絞って口を少しあけた。
「んっ!」
再びキスしてきたラーシュの舌が、今度は中に入ってくる。ビクッと身体を震わせる俺を宥めるように、ラーシュの舌が口内を撫でていく。
「ふっ、ん」
「イツキくん。息は止めないでいいんだよ」
鼻で呼吸するんだよと優しく言われて、従っておく。
ラーシュの大きな手のひらで、後頭部を支えられる。再び口内に侵入してきた舌が、まるで歯列を確認するかのように、丁寧に弄っていく。
「う、っん」
ラーシュの舌が、誰にも触られることのない場所を暴いていく。その感覚に、ビクビクと身体が震えた。
上顎をなぞられて、未知の感覚に背中がゾクゾクした。必死になってラーシュにしがみついて、その背中を強く握った。
自分でも顔が真っ赤になっているであろうことがわかる。
なんだかもういっぱいいっぱいの俺であったが、まだまだ序の口だったらしい。今度は舌を絡めるように弄られて、甘い吐息がもれた。
ようやくラーシュの口が離れていく。つうと唾液が糸を引いて、その卑猥な光景にぶわっと顔に熱が集まった。思わずベッドに背中から倒れ込んだ。ラーシュが「おっと」と言いながら心配そうな目を向けてくるも、その顔を直視できない。
「んんー!」
顔を覆って恥ずかしさに耐えていると、ラーシュが頭を撫でてくれる。いつの間にか、ベッドに仰向けで倒れる俺にラーシュが覆い被さる体勢になっていた。
くすくすと忍び笑いが降ってくる。
「イツキくん、可愛い」
「うぇ……!」
俺の首元に顔を近づけたラーシュが、前触れもなくキスしてきた。触れるだけのくすぐったい感覚に、ふにゃりと力が抜ける。
そのまま場所を変えてキスを落としてくるラーシュに、俺はだらしなく「あっ」と声をあげることしかできない。
「うにゃ!」
ラーシュが俺の耳を甘噛みした途端、変な声が出た。
「いやっ、いまのは違っ」
ふるふると震える俺に、ラーシュが「びっくりさせちゃったね」と眉尻を下げた。
びっくりしたのは事実だが、それを表に出してしまったことが恥ずかしい。もう力も入らなくて肩で息をしていると、ラーシュが優しい笑みと共に唇に触れるだけのキスをしてきた。
「おやすみ、イツキくん」
手際よく俺に布団をかけたラーシュは、何事もなかったかのように部屋を出て行った。
「……はぇ?」
突然の放置に、遅れて間抜けな声が出た。
え、もう終わり?
正直ラーシュのせいで、心臓が音を立てている。
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かっこいい攻はいません。
タイトル通りそのうち号泣しますのでご注意!
貴族描写は緩い目で雰囲気だけお読みいただけると幸いです。
ハッピーエンドです。
激重感情をこじらせた攻→受な関係がお好きな同志の方、どうぞよろしくお願いします!
全16話 完結済み
他サイトにも同作品を投稿しています。
様子を見ながらそのうち統合するかもしれません。
初めての一次創作でまだよく分かっておらず、何かおかしなことをしでかしていたら申し訳ないです!
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追記:読んでくださった皆さま、本当にどうもありがとうございました!!
完結しましたが回収しきれていないエピソードが私の中でいくつかあるので笑、後日番外編をアップしたいなと現在準備中です。
詳しい更新日まだ未定ですが、もしよろしかったらゼヒまた覗いてやってくださいねー!