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 マクルトとはその場で別れ、ルージュちゃんとウィルとわたしを乗せた馬車は娼館へ向かった。
 そこでルージュちゃんとはお別れ。降りてからすぐに護衛だろうか騎士が付き添っていた。
 きっと世話焼きマクルトがつけてくれたのね。
 そんなことを思いながら家に着く。


 終始彼は無言で、なんか怒ってるみたい。なんで怒ってるのかはわからないけど。
 そんな呑気なことを感が出ながら馬車を降り、屋敷へ入る。
 わたしの手を掴みながら彼はズンズン部屋まで行き、何故かベッドの前。
 横抱きされてベッドへ放り投げられる。

「ウィル? どうしたの……?」
 困惑しているわたしに覆い被さった彼。どうしたのだろうか。
「君は、マクルトが好きなのか?」
 紡がれた彼の声は震えていた。
 不安になったのだろうか。わたしの首筋に頭を埋めている彼の頭を撫でてあげる。
「マクルトは好きよ。大事な幼馴染だもの」
 好きと言った途端、彼の体がぴくりと跳ねる。微かに首筋が濡れているのを感じる。
 泣いてる……?
 自分で聞いておいて泣くってどういうことよ……
 でもきっと、彼は言葉が欲しいのだろう。しょうがないなぁ。
「マクルトは友達として好き。でもウィルはマクルトとは比べ物にならないくらい好き、大好き」
 これが正解かはわからないけど、きゅーっと潰れちゃうんじゃないかと思うくらい腕に力が入っている。
「ごめん。俺も好き、愛してる」
 しばらく彼の頭を撫でているうちに眠くなってしまって、そのまま目を閉じた。




 目を覚ますとすっかり夜だった。そのまま寝ようとしたわたしを彼は制して娼館へ連れ去られる。

 いつも部屋のソファはテーブルを挟んで向かい合わせで置いてあるのに、何故か今日はテーブルが撤去され、ソファとソファがくっついている。
 首を傾げていると抱き上げられてソファの中へ。
 背もたれに背をかけ、横坐りで座るわたしに向かい合ってあぐらをかく彼。
 一体何をするんだろう……
 
「さて、ローズ。スカートを捲って足開いて」
 彼の目がギラギラ輝いている。キラキラではなくギラギラだ。
 この目は逆らってはいけないと教え込まれていたわたしは羞恥心に苛まれながらも指示に従った。
 ゆるゆるとスカートを捲って足をM字に開く。
 なんだか卑猥すぎる。
「パンツ脱いで」
 言われた通りにわたしは下着を脱ぐ。
 外気にさらされたそこはヒヤリとする。 
 一体何を……
 そう思っていたわたしに彼は更なる指示を出した。
「自分の手でいじって」
 ……いじる? いじるって、あそこを⁈
 イヤイヤと首を振るわたしに彼の視線が刺さる。拒否権はないようだ……

「指で触ってごらん。君の敏感なところ探して」
 恐る恐る指を這わせる。もうすでに少し濡れているそこはぬるりとわたしの指を運ぶ。
 小さな豆に触れた瞬間にぴくりと体が震えた。
「あっ」
「そう、そこをいじって」
 意地悪な命令に思わず彼を睨みつける。
 が、あることに気づく。
 彼はいつの間にか前をくつろげていてテラテラ光っているモノを出している。
 え、もうあんなに大きくなってるの⁈
 驚いているわたしに手を動かすよう促している彼。
 彼の手はそれに添えられていて、上下に動かしている。
 彼のモノを思わず凝視してしまい、なんだか変な気分になってくる。
 それに伴ってあそこをいじるわたしの手も止まらない。
「あ、あっ……ああっ」
 恥ずかしい声を漏らしながら彼を見ながら、わたしはイってしまった。
 そんなわたしを見ながら彼も果てた。白濁をあちこち撒き散らして。

 一気に疲労感がきて、力が抜ける。そんなわたしに彼はさらに指示する。
「自分で指入れてごらん」
 指……指っ⁈
 これはできない、怖い。
 ふるふる目一杯顔をふる私を彼はくすくす笑う。
「それはまだ早いか。じゃあ、俺がほぐすから君が俺のを舐めて」
 首を傾げていると彼はソファの上に寝そべる。そのままわたしに彼の顔の上にまたがれと指示される。
 大事なところが彼に丸見えだ。それに彼のモノが目の前にある。
 もう恥ずかしいなんてものじゃない!

「はい、舐めて。舐めたら口の中入れて舐めて」
 でも自分で指を入れるより、マシ……なのか?
 混乱しながらも彼のものを見つめる。すでに立ち上がっていて大きい。
 恐るおそる手で支えて舌を這わせた。
 ピクピク動いてさらに大きくなる。なんだか面白くなって夢中になっていると突如、刺激が与えられた。
「んあっ、ちょ」
 彼の指が入って暴れている。的確に気持ちいいところを擦ってくる。
「口に入れて。舐めて」
 快感に喘ぎながらも彼のモノを口に咥える。大きすぎて全然中に入らないけど、震えながらも頑張って舐める。
「んっ、んんーっ」
 込み上げて来る感覚に必死に耐えて頑張ってみるけれど、やっぱり舌が動かせない。
 涙目になりながら声にならない声をあげていた。
 
 


 
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