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一ヶ月後。
ユーゴは日本に…Cafeサージへ来ていた。
「いらっしゃいませ。
お好きな席へどうぞ」
「ありがとうございます。
コーヒーをお願いします。
テラス席に座ってますね」
ユーゴはそう言うと、テラス席から景色を眺めてコーヒーを待っていた。
ここがカフェサージ…確かに、この景色は最高だ。
ユーゴはテラス席から海を眺めながらアーチの手紙を思い出していた…。
するとマビーがコーヒーを持ってきた。
「コーヒーおまたせしました。
この店は…ご紹介とかで…
いらしたんですか?」
「以前…アーチから、この
カフェはテラスからの
眺めが最高で、コーヒーも
美味しいから日本に来たら
是非!と教えてもらって、
フランスから来ました。
アナタが…マビーさん?」
「ハイ、マビアといいます。
みんなからマビーって
呼ばれてます。アーチの
お友達だったのね。
フランスから…ありがとう
ございます」
「本当にステキですね…この
景色にも癒されてます。
私はユーゴと言います。
アーチは…いますか?」
「いますよー。今、隣にある
ライブハウスで仕事中だから
少しお待ち下さいね…」
アーチに会えるんだ!
ユーゴは素直に嬉しかった。
しばらくして仕事を終えたアーチがやって来た。アーチはユーゴの姿を見て驚いた。
「Hi、アーチ!」
「ユーゴ…ナゼ日本に??」
「アーチと話したかったんだ」
「話すって…手紙にちゃんと
書いて…」
「どうしても逢いたいから
来た。距離だって何だって
解決してみせるよ」
「それじゃあ、改めて理由を
話すわね…」
そう言うとアーチはユックリ…説明を始めた…。
「私は隣にあるライブハウスで
プロデュースの仕事をして
いるけど…1番は世界中を
旅すること。これが人生で
何よりも大切にしている事
だから、仕事の依頼が入った
時だけ帰国して、仕事が
終われば、またすぐ旅に
出るの…」
ユーゴは静かに聞いていた。
「このライフスタイルを
変えるつもりはないわ。
ユーゴの事は好きだけど
パリでずっと一緒にいる
事は出来ないのよ…」
するとユーゴは穏やかな笑顔で優しく答えた。
「なーんだ。やっぱり、
そういうことか。パリに
こだわる必要はないさ。
シンプルにオレがアーチと
一緒にいたい…それだけ」
「結婚もしないかもよ」
「そんな事、今は考えなくて
いい。ライフスタイルだって
変える必要もないしね。
アーチが見ている世界を
一緒に見てみたいんだ。
キミの旅に付き合わせて…
ジャマかな?」
ユーゴの話す優しい言葉にアーチは涙が溢れた。
「邪魔なわけないじゃない…
嬉しいわ」
「良かった。これで決まり!
それとキミが置いていった
宝くじ…大当たりだったよ。
キミは幸運の女神だよ。
しばらくコレで一緒に、
色々な国へ行けそうだ」
涙を流すアーチを笑顔のユーゴが優しく抱きしめキスをした…。
夜はCafeの2階にあるマビーの自宅で、友人のコトハやオーシャも呼んでパーティーをした。
「アーチおめでとう。
良かったね」
「みんな、ありがとう」
「ユーゴさん、アーチを
ヨロシクね」
「ハイ、もちろんです!」
こうしてアーチは…今までと変わらず依頼があれば帰国し、仕事もしながら今まで以上に世界中を
旅して回っていた…。
しばらくして…。
「マビーさん。郵便でーす」
「ご苦労さま。あっ…アーチ
からエアメール!」
アーチから手紙と写真が届いた。
【Dear・マビー】
マビー元気?オーシャやコトハも元気にしてる?
前に話したドイツのクリスマスマーケットへ行って来たわよー。
歩いている途中でね…時々、聴こえてくるゴスペルソングは本当に素敵で、つい…その教会に入って一緒に歌っちゃった。
今度はマビーも、一緒に行きましょ!
今はオーストラリアにいるわ。意外と初めての場所だから、しばらくここにいて、夏を漫喫しながら色々観てくるつもりよ。
帰る時にまた連絡するけどライブの依頼が入ったら、またメールして。
それじゃあコアラと戯れてくるー。Ciao!
fromアーチ
写真には笑顔のアーチとユーゴが写っていた…。
~Fin~
ユーゴは日本に…Cafeサージへ来ていた。
「いらっしゃいませ。
お好きな席へどうぞ」
「ありがとうございます。
コーヒーをお願いします。
テラス席に座ってますね」
ユーゴはそう言うと、テラス席から景色を眺めてコーヒーを待っていた。
ここがカフェサージ…確かに、この景色は最高だ。
ユーゴはテラス席から海を眺めながらアーチの手紙を思い出していた…。
するとマビーがコーヒーを持ってきた。
「コーヒーおまたせしました。
この店は…ご紹介とかで…
いらしたんですか?」
「以前…アーチから、この
カフェはテラスからの
眺めが最高で、コーヒーも
美味しいから日本に来たら
是非!と教えてもらって、
フランスから来ました。
アナタが…マビーさん?」
「ハイ、マビアといいます。
みんなからマビーって
呼ばれてます。アーチの
お友達だったのね。
フランスから…ありがとう
ございます」
「本当にステキですね…この
景色にも癒されてます。
私はユーゴと言います。
アーチは…いますか?」
「いますよー。今、隣にある
ライブハウスで仕事中だから
少しお待ち下さいね…」
アーチに会えるんだ!
ユーゴは素直に嬉しかった。
しばらくして仕事を終えたアーチがやって来た。アーチはユーゴの姿を見て驚いた。
「Hi、アーチ!」
「ユーゴ…ナゼ日本に??」
「アーチと話したかったんだ」
「話すって…手紙にちゃんと
書いて…」
「どうしても逢いたいから
来た。距離だって何だって
解決してみせるよ」
「それじゃあ、改めて理由を
話すわね…」
そう言うとアーチはユックリ…説明を始めた…。
「私は隣にあるライブハウスで
プロデュースの仕事をして
いるけど…1番は世界中を
旅すること。これが人生で
何よりも大切にしている事
だから、仕事の依頼が入った
時だけ帰国して、仕事が
終われば、またすぐ旅に
出るの…」
ユーゴは静かに聞いていた。
「このライフスタイルを
変えるつもりはないわ。
ユーゴの事は好きだけど
パリでずっと一緒にいる
事は出来ないのよ…」
するとユーゴは穏やかな笑顔で優しく答えた。
「なーんだ。やっぱり、
そういうことか。パリに
こだわる必要はないさ。
シンプルにオレがアーチと
一緒にいたい…それだけ」
「結婚もしないかもよ」
「そんな事、今は考えなくて
いい。ライフスタイルだって
変える必要もないしね。
アーチが見ている世界を
一緒に見てみたいんだ。
キミの旅に付き合わせて…
ジャマかな?」
ユーゴの話す優しい言葉にアーチは涙が溢れた。
「邪魔なわけないじゃない…
嬉しいわ」
「良かった。これで決まり!
それとキミが置いていった
宝くじ…大当たりだったよ。
キミは幸運の女神だよ。
しばらくコレで一緒に、
色々な国へ行けそうだ」
涙を流すアーチを笑顔のユーゴが優しく抱きしめキスをした…。
夜はCafeの2階にあるマビーの自宅で、友人のコトハやオーシャも呼んでパーティーをした。
「アーチおめでとう。
良かったね」
「みんな、ありがとう」
「ユーゴさん、アーチを
ヨロシクね」
「ハイ、もちろんです!」
こうしてアーチは…今までと変わらず依頼があれば帰国し、仕事もしながら今まで以上に世界中を
旅して回っていた…。
しばらくして…。
「マビーさん。郵便でーす」
「ご苦労さま。あっ…アーチ
からエアメール!」
アーチから手紙と写真が届いた。
【Dear・マビー】
マビー元気?オーシャやコトハも元気にしてる?
前に話したドイツのクリスマスマーケットへ行って来たわよー。
歩いている途中でね…時々、聴こえてくるゴスペルソングは本当に素敵で、つい…その教会に入って一緒に歌っちゃった。
今度はマビーも、一緒に行きましょ!
今はオーストラリアにいるわ。意外と初めての場所だから、しばらくここにいて、夏を漫喫しながら色々観てくるつもりよ。
帰る時にまた連絡するけどライブの依頼が入ったら、またメールして。
それじゃあコアラと戯れてくるー。Ciao!
fromアーチ
写真には笑顔のアーチとユーゴが写っていた…。
~Fin~
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