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夏で、海で、寝取られで
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昼食を取っていると、金持ちの金沢と、取り巻きの岩崎が現れた
金沢の、アホの様な登場の仕方に、俺達3人は呆気に取られていた
俺は金沢より、一緒に居る岩崎の方が気になっていた
喧嘩が強く、フランケンシュタインの様な風貌。俺みたいな奴の間では、ちょっとした有名人だからだ
金沢は椿の手を握り、口説き始めた
楓「そいつ、男だぞ」
椿「うん、僕、男なんだけど」
金沢「そんな事は関係ない、私は、あなたに惚れている」
俺と椿は「は?」と理解に苦しんだ
それを見て、爆笑している柊
まあ、まず昼食をと。自己紹介がてら、昼食を一緒に取ることに
金沢は、まあ、見た目通りと、いったところで、金持ちの、ただの馬鹿
岩崎は、というと
岩崎「趣味は、料理、洗濯、裁縫、お菓子作り、後、執筆を少々」
楓(ええー?、なんかイメージと違う。なんだ、その乙女チックな趣味は)
そんな事もあり、椿と岩崎は、すぐ意気投合した
金沢は突然、椿に、「2人で海に行きませんか?」と迫って来た
椿は「皆んなでなら」と返事を返した
こうして、俺達は海へ行く事となった
休日
照りつける太陽、青い空、青い海、と、まあ、お約束の様な景色
椿と柊は、特に泳ぐ事はしなかった
まあ、あの顔で脱いだら、周りからの注目が凄いだろう
俺達5人は、海を満喫していた
夕方、帰ろうかという時、椿と金沢の姿が見当たらない
俺は2人を探しに行こうとすると、柊が「ウチも、一緒に行く」と付いてきた
2人で2人を探していると
柊が「隠れて」と俺を強引に物陰に
すると、その後、椿と金沢が、やって来て、そのまま、高そうなホテルの中に入って行った。
そのタイミングで、俺のスマホに椿から、「先に帰ってて」とメッセージが入った
柊「よし、行こう」
楓「お前、楽しんでるだろ?」
柊「他に、何か、できる?」
楓「・・・」
俺は、柊に無理矢理連れられ、ホテルの中に
ホテルの豪華な装飾に「ほえー」と圧倒されていると
柊が「椿ちゃん達の隣の部屋、取って来た」
と
フロントから鍵を持って来た
そして、俺の背中を押して部屋に向かう
俺は、この隣の部屋に椿がと、気になってしょうがない
柊は、「せっかくだし」と、なぜかシャワーを浴びている
俺が隣の部屋に聞き耳を立てていると、柊が全身を隠す様にタオル一枚巻いて、バスルームから出てきた
柊「楓君もシャワー位浴びたら?」
確かに、汗をかいて、直ぐに風呂に入りたいかもと、言われるままシャワーを浴びることにした
バスルームから出ると、柊は、まだタオルのままだった
楓「?」
柊は、俺の目の前でタオルを外し、全裸を晒した
褐色の肌。細い体。小振りだが、ちゃんと男としてのシンボルも付いている
柊「どう?」
楓「どうって?」
柊「・・・」
柊「椿ちゃん達も、お楽しみの様だし、ウチらもしない?」
楓「お前、また、そんな事言って」
だが柊の、いつもとは違う雰囲気
柊が、そっと俺に抱きつく
俺は、柊に、促されるままベットに横たわる
柊「大丈夫、僕に任せて」
柊は、ちょこんと俺の腹の上に座っている
柊の指が、俺の胸板をなぞる。柊の体温。俺は不覚にも感じてしまった
柊の唇が顔に近づいてきた。キスをされるのが分かった
その瞬間、俺の頭に椿の笑顔が過った
俺は、柊の両肩を掴み、拒んだ
柊は「え?え?え?」と戸惑っている
楓「悪りい、やっぱ無理だわ」
柊「え?う、うん、や、やっぱり、お、男同士だしね」
柊「そ、そういう趣味、な、無いよね」
柊は、明るく誤魔化そうとしていたが動揺を隠せないでいた
俺は、そのまま、部屋に柊を置いて、ホテルを後にした
金沢の、アホの様な登場の仕方に、俺達3人は呆気に取られていた
俺は金沢より、一緒に居る岩崎の方が気になっていた
喧嘩が強く、フランケンシュタインの様な風貌。俺みたいな奴の間では、ちょっとした有名人だからだ
金沢は椿の手を握り、口説き始めた
楓「そいつ、男だぞ」
椿「うん、僕、男なんだけど」
金沢「そんな事は関係ない、私は、あなたに惚れている」
俺と椿は「は?」と理解に苦しんだ
それを見て、爆笑している柊
まあ、まず昼食をと。自己紹介がてら、昼食を一緒に取ることに
金沢は、まあ、見た目通りと、いったところで、金持ちの、ただの馬鹿
岩崎は、というと
岩崎「趣味は、料理、洗濯、裁縫、お菓子作り、後、執筆を少々」
楓(ええー?、なんかイメージと違う。なんだ、その乙女チックな趣味は)
そんな事もあり、椿と岩崎は、すぐ意気投合した
金沢は突然、椿に、「2人で海に行きませんか?」と迫って来た
椿は「皆んなでなら」と返事を返した
こうして、俺達は海へ行く事となった
休日
照りつける太陽、青い空、青い海、と、まあ、お約束の様な景色
椿と柊は、特に泳ぐ事はしなかった
まあ、あの顔で脱いだら、周りからの注目が凄いだろう
俺達5人は、海を満喫していた
夕方、帰ろうかという時、椿と金沢の姿が見当たらない
俺は2人を探しに行こうとすると、柊が「ウチも、一緒に行く」と付いてきた
2人で2人を探していると
柊が「隠れて」と俺を強引に物陰に
すると、その後、椿と金沢が、やって来て、そのまま、高そうなホテルの中に入って行った。
そのタイミングで、俺のスマホに椿から、「先に帰ってて」とメッセージが入った
柊「よし、行こう」
楓「お前、楽しんでるだろ?」
柊「他に、何か、できる?」
楓「・・・」
俺は、柊に無理矢理連れられ、ホテルの中に
ホテルの豪華な装飾に「ほえー」と圧倒されていると
柊が「椿ちゃん達の隣の部屋、取って来た」
と
フロントから鍵を持って来た
そして、俺の背中を押して部屋に向かう
俺は、この隣の部屋に椿がと、気になってしょうがない
柊は、「せっかくだし」と、なぜかシャワーを浴びている
俺が隣の部屋に聞き耳を立てていると、柊が全身を隠す様にタオル一枚巻いて、バスルームから出てきた
柊「楓君もシャワー位浴びたら?」
確かに、汗をかいて、直ぐに風呂に入りたいかもと、言われるままシャワーを浴びることにした
バスルームから出ると、柊は、まだタオルのままだった
楓「?」
柊は、俺の目の前でタオルを外し、全裸を晒した
褐色の肌。細い体。小振りだが、ちゃんと男としてのシンボルも付いている
柊「どう?」
楓「どうって?」
柊「・・・」
柊「椿ちゃん達も、お楽しみの様だし、ウチらもしない?」
楓「お前、また、そんな事言って」
だが柊の、いつもとは違う雰囲気
柊が、そっと俺に抱きつく
俺は、柊に、促されるままベットに横たわる
柊「大丈夫、僕に任せて」
柊は、ちょこんと俺の腹の上に座っている
柊の指が、俺の胸板をなぞる。柊の体温。俺は不覚にも感じてしまった
柊の唇が顔に近づいてきた。キスをされるのが分かった
その瞬間、俺の頭に椿の笑顔が過った
俺は、柊の両肩を掴み、拒んだ
柊は「え?え?え?」と戸惑っている
楓「悪りい、やっぱ無理だわ」
柊「え?う、うん、や、やっぱり、お、男同士だしね」
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俺は、そのまま、部屋に柊を置いて、ホテルを後にした
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