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さようならオプファー王国やってきましたゲベート王国
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◇
王女と馬車で二人きり、侍女は後ろのに乗っているみたい。この度めでたく王女が隣国の王子のところへ嫁ぐことになったので、私も一緒に行けと半ば強引に国を追い出されている形です。いいけど。
「王女、私と居ても話が膨らまないから別の人と乗ったらどうですか?」
巫女ゆえにいつも神殿に籠もりきりで、これといった話題もないからつまらない女で有名です。不愛想だし、さぞ楽しくないでしょう。でもこれって必要だから冷静に努めているんですけどね、そういっても言い訳にしか聞こえない気がする。
「そうは参りません、ワタクシはこれからゲベート王国へ嫁ぐ身です。ならば最も重要な者と共に在るべきですので」
あー……なるほど、王女もこちら側の人間でしたか。宮廷では可愛げのないのが二人まとめて処分できた、とか思われてそうですね。私は「はぁ」と気のない返事をして、目線だけ向けています。オプファー王国では黒髪は不人気で、明るい茶系の人が多いかったせいか、見た目も影響してるはず。だからってそんなことよりもお祈りの方が大事だって思っていたんだけど違ったのかな。
「それこそどうして私なんですか。重要な人なら他にいますよね」
なんでしたっけ、お金の管理する人だったり、安全を確保してくれる人だったりね。オプファーでは聖女の活動はしてたけど、世間では私じゃなくて別の人が聖女だってことになっているし。あなたの目の前に居るのは、ちっさい無愛想な、自称すらしない聖女ですよ。
「ワタクシがあなたを指名したのです。婚約が決まったその日から、オプファー王家ではなく、ゲベート王家のことを一番に考える為に。かの国は魔物が跋扈し、天候は荒れ、疫病が蔓延しています。だからアリアス・アルヴィンが最も重要なのです」
真面目か! とか突っ込めたら今頃こうはなってないんですよね、わかります。最悪の国に放り出したわけなので、ある程度の部分で別にどうなってもいいってことでしょう。それにしても、もしかしてこの王女って実は有能なんじゃないかって思い始めてる。面識もなかったし雑な感想だけどね。
だって聖女の祈りが魔物を退けてるのは本当だから。実は疫病や天気のことは知らないけど、それもそうなのかな? 何せ私は聖女(物理)の範疇がしっくりくるタイプなのよね。いやー、だから聖女扱いされてなかったのよねきっと。知らないけど。
「出来ることはします。まあ、させてくれるかは向こうの国次第ですけど」
軽く肩をすくめて自嘲気味に言ってみる。こういうところが可愛くないって、さんざん言われてきたけど知ったことではないのよね。ほらそれに、実際オプファー国ではさせてすらくれない状況になったわけで、ね。
「それはワタクシからも殿下に強くお願い申し上げますので、アリアスは心配せずとも構いません」
はた目にしたら初めて分かったけど、こういう性格ってうざいわね。やること必ずやりますってアピールが凄く。なに王子か知らないけど、きっと肩ひじはったこの王女といたら疲れるでしょう。まあ私と違って明るい金髪で抱き心地よさそうな身体はしてるから、我慢して付き合うくらいはするんじゃないかな。
「はぁ」
どうでもよさそうな返事をして押し黙る。あっちの国でも精霊は機能するのかな、神殿から出て試したことないからよくわからないわね。オプファー王国はこれから魔物が増えるわよ、もう私の力が働かなくなるんだから。馬車の小窓から見る外の景色を眺めながら、どこかここではない遠くへ向かっているような感覚しか無かった。
◇
何となく空が低い感じで雲がかかっているせいで、全体的に陰気な雰囲気があるかも。太陽の光が差し込んできたらやっぱり違うわよね。王宮に馬車で乗り付けて宛がわれている屋敷に入ったわ。
「アリアスにも一室与えますので、仮住まいを。要望があれば侍女長のエスメラルダに言いなさい」
「はい」
あのキリッとした怖そうな人ね、要望あっても我慢しよう。部屋があるならそこに籠もって暮らしたい。興味があるのは自分の居場所だけ、他の説明は聞かずにそそくさと部屋に入る。
まあ普通ね普通。ベッドもあるし机もある、余計なものはない。暮らすのに過不足が無い最高の普通よ。物足りないって言う人はいるけど、こういうのが好いのよ。でもここで黙っているよりも、もっと他人に声かけられない神殿で籠もる方が落ち付くわ。ベッドに腰かけて目を閉じる。私の中に居る精霊に語り掛けてみた。
「国が変わったらあなたたちはどうなるのかしら」
中に居ると言ってもそれは存在の欠片でしかない。それを保有していることで互いを繋げる役目、もっと私の器が大きければ別の目的にもなるらしいけど。部屋の中に風が吹いて、氷の結晶が舞う。寒くもなければ床が濡れることもない現象の一つ。目の前に青白い肌で水色の髪の少女が顕現する。
「何も変わらない。依り代はあなたであって、国じゃないから」
良かった、精霊はいつも通りみたい。氷の精霊フラウ、アイスロード。この娘と居る時が一番心が穏やかになって休まる気がするの。相性があるのは知っているわ、親和性というのかしらね。これがあるから冷静に努めようとしてるのよ。はっきりと意志を持っている上級精霊はフラウだけで、他は微細精霊と言うような自然の存在。
「よかった、これからもよろしくね」
「あなたは私、私はあなた。アルヴィンにはそういう血が流れているの」
代々受け継がれる聖女の素質、その正体が精霊。神への祈りで奇跡が起こるなら、精霊との盟約は奇跡を起こすって表現ね。不確かな神の奇跡は絶大な変化をもたらすわ、けれども精霊は目的を果たす。
知らないひとからしてみたら、どちらも結果だけで同じと思ってるかも。西方教会の神職でもあるから、私は神への祈りも欠かさないわ。精霊を元に戻して祈りの効果も確認する。精霊と違って神はそれこそ人類そのものが信仰しているから、ちょっと場所が変わったくらいで微塵も心配いらなかった、というのが今の感覚。
「どちらも今まで通り出来そうでよかった。これでここでも同じことが可能ね」
私自身の存在意義という点で若干気になってはいたのよ。それにしても廊下でバタバタうるさい、やっぱり神殿がいいな。探しに行きましょう。ホールまで出ると案の定エスメラルダに「どちらへお出かけでしょうか」質問されたわ。めんど。
「神殿へ」
穏やかな口調で目を半分だけ開くような雰囲気、何かに導かれているような感じとでも言うのかな。とにかくそんな自分の意思で行きたがっているんじゃないよってのを醸し出しているんですよ。
「畏まりました」
ま、あの人も仕事だからよね、さっさと行きましょう、どこにあるか知らないけど。って、出ても王宮内だったわね誰かに聞けばいいか。壁に囲われてるから適当に歩き回って人を探したら、中年のおじさんがいたので「すいません、神殿はどこでしょう?」尋ねてみる。あらー声をかける相手間違ったかしら、絶対に何人も葬り去った系の顔してるわ。
短い金髪でふっとい首、私のふとももより太いわね。こっちを振り返ると目線を下げて睨んで来る……ようにみえてるけど、普通に見てるだけかしら。怖いのよあなた。
「今日入って来た一行の者か?」
こくんと頷く。詳細は必要ないわよね道を尋ねるだけで、ここに居るからには城内でそれなりに居場所を得ているひとよね。
「神殿は城外にある、お前ひとりで行くつもりか」
他に誰も居ないから見たらわかるでしょう。場所だけ聞いてくるように走らされてるって想定もあるのかな。ここでもこくんと頷いて終わらせる。いつまで睨んでるのかしら?
王女と馬車で二人きり、侍女は後ろのに乗っているみたい。この度めでたく王女が隣国の王子のところへ嫁ぐことになったので、私も一緒に行けと半ば強引に国を追い出されている形です。いいけど。
「王女、私と居ても話が膨らまないから別の人と乗ったらどうですか?」
巫女ゆえにいつも神殿に籠もりきりで、これといった話題もないからつまらない女で有名です。不愛想だし、さぞ楽しくないでしょう。でもこれって必要だから冷静に努めているんですけどね、そういっても言い訳にしか聞こえない気がする。
「そうは参りません、ワタクシはこれからゲベート王国へ嫁ぐ身です。ならば最も重要な者と共に在るべきですので」
あー……なるほど、王女もこちら側の人間でしたか。宮廷では可愛げのないのが二人まとめて処分できた、とか思われてそうですね。私は「はぁ」と気のない返事をして、目線だけ向けています。オプファー王国では黒髪は不人気で、明るい茶系の人が多いかったせいか、見た目も影響してるはず。だからってそんなことよりもお祈りの方が大事だって思っていたんだけど違ったのかな。
「それこそどうして私なんですか。重要な人なら他にいますよね」
なんでしたっけ、お金の管理する人だったり、安全を確保してくれる人だったりね。オプファーでは聖女の活動はしてたけど、世間では私じゃなくて別の人が聖女だってことになっているし。あなたの目の前に居るのは、ちっさい無愛想な、自称すらしない聖女ですよ。
「ワタクシがあなたを指名したのです。婚約が決まったその日から、オプファー王家ではなく、ゲベート王家のことを一番に考える為に。かの国は魔物が跋扈し、天候は荒れ、疫病が蔓延しています。だからアリアス・アルヴィンが最も重要なのです」
真面目か! とか突っ込めたら今頃こうはなってないんですよね、わかります。最悪の国に放り出したわけなので、ある程度の部分で別にどうなってもいいってことでしょう。それにしても、もしかしてこの王女って実は有能なんじゃないかって思い始めてる。面識もなかったし雑な感想だけどね。
だって聖女の祈りが魔物を退けてるのは本当だから。実は疫病や天気のことは知らないけど、それもそうなのかな? 何せ私は聖女(物理)の範疇がしっくりくるタイプなのよね。いやー、だから聖女扱いされてなかったのよねきっと。知らないけど。
「出来ることはします。まあ、させてくれるかは向こうの国次第ですけど」
軽く肩をすくめて自嘲気味に言ってみる。こういうところが可愛くないって、さんざん言われてきたけど知ったことではないのよね。ほらそれに、実際オプファー国ではさせてすらくれない状況になったわけで、ね。
「それはワタクシからも殿下に強くお願い申し上げますので、アリアスは心配せずとも構いません」
はた目にしたら初めて分かったけど、こういう性格ってうざいわね。やること必ずやりますってアピールが凄く。なに王子か知らないけど、きっと肩ひじはったこの王女といたら疲れるでしょう。まあ私と違って明るい金髪で抱き心地よさそうな身体はしてるから、我慢して付き合うくらいはするんじゃないかな。
「はぁ」
どうでもよさそうな返事をして押し黙る。あっちの国でも精霊は機能するのかな、神殿から出て試したことないからよくわからないわね。オプファー王国はこれから魔物が増えるわよ、もう私の力が働かなくなるんだから。馬車の小窓から見る外の景色を眺めながら、どこかここではない遠くへ向かっているような感覚しか無かった。
◇
何となく空が低い感じで雲がかかっているせいで、全体的に陰気な雰囲気があるかも。太陽の光が差し込んできたらやっぱり違うわよね。王宮に馬車で乗り付けて宛がわれている屋敷に入ったわ。
「アリアスにも一室与えますので、仮住まいを。要望があれば侍女長のエスメラルダに言いなさい」
「はい」
あのキリッとした怖そうな人ね、要望あっても我慢しよう。部屋があるならそこに籠もって暮らしたい。興味があるのは自分の居場所だけ、他の説明は聞かずにそそくさと部屋に入る。
まあ普通ね普通。ベッドもあるし机もある、余計なものはない。暮らすのに過不足が無い最高の普通よ。物足りないって言う人はいるけど、こういうのが好いのよ。でもここで黙っているよりも、もっと他人に声かけられない神殿で籠もる方が落ち付くわ。ベッドに腰かけて目を閉じる。私の中に居る精霊に語り掛けてみた。
「国が変わったらあなたたちはどうなるのかしら」
中に居ると言ってもそれは存在の欠片でしかない。それを保有していることで互いを繋げる役目、もっと私の器が大きければ別の目的にもなるらしいけど。部屋の中に風が吹いて、氷の結晶が舞う。寒くもなければ床が濡れることもない現象の一つ。目の前に青白い肌で水色の髪の少女が顕現する。
「何も変わらない。依り代はあなたであって、国じゃないから」
良かった、精霊はいつも通りみたい。氷の精霊フラウ、アイスロード。この娘と居る時が一番心が穏やかになって休まる気がするの。相性があるのは知っているわ、親和性というのかしらね。これがあるから冷静に努めようとしてるのよ。はっきりと意志を持っている上級精霊はフラウだけで、他は微細精霊と言うような自然の存在。
「よかった、これからもよろしくね」
「あなたは私、私はあなた。アルヴィンにはそういう血が流れているの」
代々受け継がれる聖女の素質、その正体が精霊。神への祈りで奇跡が起こるなら、精霊との盟約は奇跡を起こすって表現ね。不確かな神の奇跡は絶大な変化をもたらすわ、けれども精霊は目的を果たす。
知らないひとからしてみたら、どちらも結果だけで同じと思ってるかも。西方教会の神職でもあるから、私は神への祈りも欠かさないわ。精霊を元に戻して祈りの効果も確認する。精霊と違って神はそれこそ人類そのものが信仰しているから、ちょっと場所が変わったくらいで微塵も心配いらなかった、というのが今の感覚。
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「神殿へ」
穏やかな口調で目を半分だけ開くような雰囲気、何かに導かれているような感じとでも言うのかな。とにかくそんな自分の意思で行きたがっているんじゃないよってのを醸し出しているんですよ。
「畏まりました」
ま、あの人も仕事だからよね、さっさと行きましょう、どこにあるか知らないけど。って、出ても王宮内だったわね誰かに聞けばいいか。壁に囲われてるから適当に歩き回って人を探したら、中年のおじさんがいたので「すいません、神殿はどこでしょう?」尋ねてみる。あらー声をかける相手間違ったかしら、絶対に何人も葬り去った系の顔してるわ。
短い金髪でふっとい首、私のふとももより太いわね。こっちを振り返ると目線を下げて睨んで来る……ようにみえてるけど、普通に見てるだけかしら。怖いのよあなた。
「今日入って来た一行の者か?」
こくんと頷く。詳細は必要ないわよね道を尋ねるだけで、ここに居るからには城内でそれなりに居場所を得ているひとよね。
「神殿は城外にある、お前ひとりで行くつもりか」
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