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信一 盛岡
2006年 信一 夏
しおりを挟む2006年 夏 信一
帰りの新幹線でドクの事を考えた。今日で3回会えた。
まだおれの事、警戒しているのが何となく分かるので、軽いたわいもない話しか、しないように心掛けた。
帰り際の一言聞きたくなかった。
会えないと、言われた。
涙が出てきた。
あーおれ寂しんだ、来週から会えない事を考えると胸が苦しい、涙ってどうすると止まるんだぁ、
あっと言う間に東京に着いた。
次の金曜日寂しくて、苦しくて、思いきって夕方メールを送った。
(こんにちは、来週金曜日、一日空いてます、もしよければドクくんの住んでいる町を見て見たいです。良いお返事を待ってます)
そのままの気持ちを送った、もっと上手い文があるはずだが、今のおれには思いつかなかった、
何でこんなに寂しのだろう、苦しいのだろう、何とか仕事はやっている、仕事中はドクの事思い出さないように前以上にやってる、シングルとセットのおれの絵も世の中に出た、それらしくの域から、はみ出せない絵だった。
でも、あの絵を描けるドクに釣り合いたいと思っている。
おれはおれ自身がわからなかったが、たぶん目と目が会った瞬間、恋に落ちたんだろ。
本当は地獄に落ちたの間違いじゃないかと思うが、どっちでもなんでいいから、どうすれば這いあがって、上がって来れるか教えて欲しい。
あまりにも苦しい居ても立ってもドクだけだ、この思いをドクに伝えるわけにはいかない、一方的な片想いの様なものだろう、片想いもどういうもか知らないが。
ドクと出会ってからの日課は、アルコールを飲みながら、頭の中ではドクと会話している。
いつまでもおれには敬語だ、距離感を少しずつ縮めたい努力しているおれがいる。
会えないという現実に、最近は、途方くれて涙が出てくる。
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