16 / 46
信一 人気下落
2011年 5月 維士
しおりを挟む
2011年 5月 維士
信一さんから、メールの返信が来た。
会って御礼を言おうと、決めた。
高額で購入してくれた、もう僕も大人だ、昔みたいに逃げていられない場面が、これからどんどん来るはずだ、商売の御礼、言うのは大人として常識だと思った。
大ちゃんに言ったら、
「俺も同席する」
「大ちゃん、忙しいから僕1人で大丈夫だよ、少し昔話も、したいし」って言って断った。
(信一さんへ
お久しぶりです。僕の絵、買って頂きありがとうございます。
4日後の日曜日12時 個展を開いた無人駅までこれますか。
今、僕が借りて住んでいる家で、お昼を一緒にどうですか
<僕の手作りで、口に合わない時はごめんなさいと先に謝っておきます>
もちろん、絵をお渡し致します。
ドク)と送った。
(ありがとう、日曜日行きます 信一)と返信が来た。
何を作ろうか、昔セキに好評だった餡掛けごはんとお吸い物と簡単なスポンジケーキにしようと決めた。
日曜日、大ちゃんが、朝から僕の家に来た。料理作り手伝ってくれて助かったが、チューリップが気がかりだ。大丈夫なのかって何回聞いても、(大丈夫)って全然大丈夫じゃないはずだ、町を離れる時は日帰りでも人を頼むのに、今日は頼んでいないはずだ。
300万出す人を見たいか、僕の昔の知り合いだから見たのか、
「ちょと見たら直ぐ帰る」って何回も言っている。僕はその辺はどうでもいいが、チューリップが心配だった。
駅まで軽トラで送ってくれた。歩いても15分くらいなので、歩いて行くと言ったら、駅で購入者を見たら、ハウスに行くって言うので乗せてもらった。12時着の電車で降りて来た。
約1年ぶりの、再会だった。
「信一さん、お久しぶりです。絵の購入ありがとうございます。僕の大家さんの、大さんです。」と、隣の大ちゃんを、紹介した。
大ちゃんも「初めまして、イシとは毎日仲良くしてます」と変な挨拶をしてた。
「初めまして、田真です。ドクと仲良くしてくれてありがとう 感謝します」と変な挨拶を信一さんもした。
「じゃぁ」と大ちゃんがハウスに行った。
信一さんと2人で、家に向かったて歩きだす。
「ここから15分くらいの所です。僕が個展開いたの、よくわかりましたね。買ってもらって感謝します。ありがとうございます。
1年前、急に消えた感じになって、申し訳ありません、あの頃は、人間不信が強く急な引っ越しになりました。今は落ち着いた生活を送ってます」と、ドクが淡々と話しながら歩いた。
「今日は、会ってくれてありがとう、ドクが、今、幸せなら良い、
でもおれはドクの隣にいたい。初めて会った5年前から気持ちは変わらない、ドクからみたら、おれは薄っぺらで頼りないだろうが、ドクを守りたい、気持ちは誰にも負けない。
久しぶりに会って、いきなり、何言ってんだ、と思ってるだろう。
毎回失敗して、後悔だらけだった。ドク困惑しているのもわかる、迷惑な話だよなぁ、
でも聞いて欲しい、これからドクも個展とか、色々表に出る事になると思う。
おれが全部ドクの面倒見たい、人生かけたい、この5年間働いた。でも虚しい、寂しい、一緒に笑いたいと思っている人が隣にいない、1年前も、似たような事言って、迷惑だったと思うけれど、ずっと気持ちは変わらない、
お願いだ、側にいて、いいって、言ってくれないか、携帯をなくして、信頼まで失くした、
後悔、無念の毎日だった。ドクが東京にアパート探しに来る日は、おれの家に一緒に住もうって、説得するつもりだった。
ごめんなぁドク、3年間辛い東京生活、守ってあげれなくて、、ごめん、謝っても時間は戻らないが、ごめん、
」と、信一さんが、僕に言って、泣きながら歩いてた。小さい家の前で、
「ここ、今借りている家です、お昼食べましょう」と、僕は言った。
食べながら、
「僕は、絵を描いていたい、それだけです。
1年間、色々考えました。最近は絵を売りたいと思ってます。全てが、過敏だった頃は、自分の分身が切り取られるようで、耳の後ろの頭蓋骨がキリキリ痛かった。
今は何百枚も溜め込んで、管理に困ってます。傷んで捨てるより、気に入った人に見てもらいたい、生活費も欲しいです。
でも、まだ人が怖いので、僕は自分の力で個展を開けない、、今回は、大ちゃんが全てやってくれた。
これからも、大ちゃんが全てやってくれるって言うけど、甘えていいのか迷ってます。
毎日会っているので、安心感はありますが、ここにずっと住むつもりはありません、どこが良いのか、わかりませんが、ここは違う気がします。
信一さんが、側にいたいって、どう言うことか、わからない、信一さんが僕のプロデュース全部やって、僕に信一の人生くれるという事ですか」ゆっくり僕は信一さんの目をみて言った。
信一さんから、メールの返信が来た。
会って御礼を言おうと、決めた。
高額で購入してくれた、もう僕も大人だ、昔みたいに逃げていられない場面が、これからどんどん来るはずだ、商売の御礼、言うのは大人として常識だと思った。
大ちゃんに言ったら、
「俺も同席する」
「大ちゃん、忙しいから僕1人で大丈夫だよ、少し昔話も、したいし」って言って断った。
(信一さんへ
お久しぶりです。僕の絵、買って頂きありがとうございます。
4日後の日曜日12時 個展を開いた無人駅までこれますか。
今、僕が借りて住んでいる家で、お昼を一緒にどうですか
<僕の手作りで、口に合わない時はごめんなさいと先に謝っておきます>
もちろん、絵をお渡し致します。
ドク)と送った。
(ありがとう、日曜日行きます 信一)と返信が来た。
何を作ろうか、昔セキに好評だった餡掛けごはんとお吸い物と簡単なスポンジケーキにしようと決めた。
日曜日、大ちゃんが、朝から僕の家に来た。料理作り手伝ってくれて助かったが、チューリップが気がかりだ。大丈夫なのかって何回聞いても、(大丈夫)って全然大丈夫じゃないはずだ、町を離れる時は日帰りでも人を頼むのに、今日は頼んでいないはずだ。
300万出す人を見たいか、僕の昔の知り合いだから見たのか、
「ちょと見たら直ぐ帰る」って何回も言っている。僕はその辺はどうでもいいが、チューリップが心配だった。
駅まで軽トラで送ってくれた。歩いても15分くらいなので、歩いて行くと言ったら、駅で購入者を見たら、ハウスに行くって言うので乗せてもらった。12時着の電車で降りて来た。
約1年ぶりの、再会だった。
「信一さん、お久しぶりです。絵の購入ありがとうございます。僕の大家さんの、大さんです。」と、隣の大ちゃんを、紹介した。
大ちゃんも「初めまして、イシとは毎日仲良くしてます」と変な挨拶をしてた。
「初めまして、田真です。ドクと仲良くしてくれてありがとう 感謝します」と変な挨拶を信一さんもした。
「じゃぁ」と大ちゃんがハウスに行った。
信一さんと2人で、家に向かったて歩きだす。
「ここから15分くらいの所です。僕が個展開いたの、よくわかりましたね。買ってもらって感謝します。ありがとうございます。
1年前、急に消えた感じになって、申し訳ありません、あの頃は、人間不信が強く急な引っ越しになりました。今は落ち着いた生活を送ってます」と、ドクが淡々と話しながら歩いた。
「今日は、会ってくれてありがとう、ドクが、今、幸せなら良い、
でもおれはドクの隣にいたい。初めて会った5年前から気持ちは変わらない、ドクからみたら、おれは薄っぺらで頼りないだろうが、ドクを守りたい、気持ちは誰にも負けない。
久しぶりに会って、いきなり、何言ってんだ、と思ってるだろう。
毎回失敗して、後悔だらけだった。ドク困惑しているのもわかる、迷惑な話だよなぁ、
でも聞いて欲しい、これからドクも個展とか、色々表に出る事になると思う。
おれが全部ドクの面倒見たい、人生かけたい、この5年間働いた。でも虚しい、寂しい、一緒に笑いたいと思っている人が隣にいない、1年前も、似たような事言って、迷惑だったと思うけれど、ずっと気持ちは変わらない、
お願いだ、側にいて、いいって、言ってくれないか、携帯をなくして、信頼まで失くした、
後悔、無念の毎日だった。ドクが東京にアパート探しに来る日は、おれの家に一緒に住もうって、説得するつもりだった。
ごめんなぁドク、3年間辛い東京生活、守ってあげれなくて、、ごめん、謝っても時間は戻らないが、ごめん、
」と、信一さんが、僕に言って、泣きながら歩いてた。小さい家の前で、
「ここ、今借りている家です、お昼食べましょう」と、僕は言った。
食べながら、
「僕は、絵を描いていたい、それだけです。
1年間、色々考えました。最近は絵を売りたいと思ってます。全てが、過敏だった頃は、自分の分身が切り取られるようで、耳の後ろの頭蓋骨がキリキリ痛かった。
今は何百枚も溜め込んで、管理に困ってます。傷んで捨てるより、気に入った人に見てもらいたい、生活費も欲しいです。
でも、まだ人が怖いので、僕は自分の力で個展を開けない、、今回は、大ちゃんが全てやってくれた。
これからも、大ちゃんが全てやってくれるって言うけど、甘えていいのか迷ってます。
毎日会っているので、安心感はありますが、ここにずっと住むつもりはありません、どこが良いのか、わかりませんが、ここは違う気がします。
信一さんが、側にいたいって、どう言うことか、わからない、信一さんが僕のプロデュース全部やって、僕に信一の人生くれるという事ですか」ゆっくり僕は信一さんの目をみて言った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
罪悪と愛情
暦海
恋愛
地元の家電メーカー・天の香具山に勤務する20代後半の男性・古城真織は幼い頃に両親を亡くし、それ以降は父方の祖父母に預けられ日々を過ごしてきた。
だけど、祖父母は両親の残した遺産を目当てに真織を引き取ったに過ぎず、真織のことは最低限の衣食を与えるだけでそれ以外は基本的に放置。祖父母が自身を疎ましく思っていることを知っていた真織は、高校卒業と共に就職し祖父母の元を離れる。業務上などの必要なやり取り以外では基本的に人と関わらないので友人のような存在もいない真織だったが、どうしてかそんな彼に積極的に接する後輩が一人。その後輩とは、頗る優秀かつ息を呑むほどの美少女である降宮蒔乃で――
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる