絆の君 側に参りたいです

黄蝶

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王都浄化作戦

要石浄化 壱始める

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この穢れは人々の思考にも影響が出始めて居るようだ。
ブラッディは浄化を進めるべく黒狼の元へ転移して居た。
「 要石の浄化を始めましょう」
「僕の時間が空く日を目処に移動をお願いします」
「旅の工程はホワイティに任せましょう。下手に決めない方が安全でしょうから」
「先ずは壱の要石からに致しましょう。眷属が管理出来ている石ですから。その後の管理も任せてられるでしょう」

「あいわかった。細かい事は任せよう」

他力本願な神獣である。
やる気が有るのか?

移動日は白銀様に黒狼様の所へホワイティを送って貰った。
影に黒狼様を収納していざ出発。
と思いきや、ブラッディが見送りに来ておらずホワイティはショゲ狐になって居た。
期待して居たぶん反動が来たようで有る。
「浄化には来るのであろう?その時に埋め合わせして貰いなさい」
白銀様に喝を入れられて旅だったのである。

八つ当たり気味にルートを決めたホワイティは、獣道、橋渡り的な細い道、神域に入り近道などをして移動して行った。
お陰で待ち伏せは全て回避。影からの護衛も巻いて、1人旅になって居た。
白姉さんだけが遅れて着いている。
「ブラッディ様に忠告しとかないとダメね、誰も居ないじゃない クスクス」

狐の性質を継ぐホワイティは移動速度、距離も人のそれとは隔絶しているため予定よりも早く要石付近に居た。

ブラッディに判断を仰ぐ為通信を開く
「ブラッディ様」
「ホワイティ、声が聞けて嬉しいよ。どうしたんだい」
「到着しましたがどうしましょう?」
「予定変更出来るか見て見るからそのまま待って」
部下の元へ行き調整を始めた。
幸い移動しやすい事柄ばかりだった為大丈夫そうだ。
念のため翌日の予定も開けさせる。

「ホワイティは召還出来そうな場所に移動して待機。軍服で行くから、なるべく近くがよいな。直ぐに準備するから待っていて 」
「了解しました。ブラッディ様」

今度は僕の番だ。頑張ったホワイティを甘えさせたいから、とっとと終わらせるぞ。
軍服を着用し、念のための小物を持ち、召還をして貰った。
「ホワイティお疲れ様、おいで」
ハグポーズをして腕の中に誘いだす。

「ブラッディ様会いたかったです」
思いっきりダイブした。

ポスっと音がしたが、そのまま胸板で抱きしめ上げた。僕の気持ち届いたかな?
ホワイティは泣き出しそうな顔をして居た。
慰めないとダメだね。見送り出来なかった事も響いたよな。
首に抱きつかせ、抱っこして宥める。
これが一番落ち着く様なんだよね。
やはり泣き出した。
椅子になりそうな物を探して座り、暫く泣かせる事にする。溜め込むのは良くない。
僕もホワイティを堪能します。
腕の中に居るホワイティを感じ、ほっこりとし、匂いを嗅いで安堵した。
僕もホワイティ不足になって居た様だ。
頭を前から後ろの方へ耳ごと撫で回して居たら、ホワイティのクスクス笑う声が聞こえてきました。
落ち着いた様だな。


要石まで移動しよう。
眷属は直ぐに気付き、案内をして先導してくれた。
要石まで来た所で、黒狼様を影からだす。

キリッとした表情で石を見つめていた。
「これから浄化する。ブラッディ、サポートを頼む」
神力が強すぎて石が耐えれない為、ワンクッション挟んで注ぎ込みます。
なので、巫女役の方は魔力が多い方がやらないと受け取り切れないそうです。
特に黒狼様は繊細な調節が駄目らしい。。。


「ブラッディ様、要石に魔力を注ぎ込み
浄化魔法陣展開と唱えて下さい」
ブラッディ様の足元に魔法陣が展開しました。これで均一に注ぎ込めます。
「後は石に触れて、流れに任せてください」
黒狼様は魔法陣に入り神力を注ぎ込みました。
要石が神力切れを起こして居ただけの様です。
誰かさんがズボラな性ですよ。


その作業が終わると、防御結界を貼り直し、その場所の穢れを払われました。
疲れた顔の皆様も、終わる頃にはほっこり顔に変わって良かったです。

ブラッディ様には私の胸の中で回復妖力を受けて貰いました。悪戯されたのは言うまでもないですよね。。。


浄化の終わったその場所を眷属の方に託し、何か有ったら王太子に連絡する様に言い含めてその場を離れた。
黒狼様は浄化が終わり、神域が繋がった為其処からお帰り頂きました。
きっと白銀様か待ってますよ。


その日は宿に泊まり翌る日、転移で戻る事にしました。
宿に着き、直ぐに気付かれました。
「ホワイティ、僕切れを起こしてないかい?しかも、妖力が乱れてる」
穢れを受けて以来、彼国滞在中はブラッディ様に慰めて貰わないと妖力が乱れ、興奮状態になって居る様で、穢れを溜め混んでしまう様なのです。
出立のショボンからおかしい感じだったので、コクリと頷き、ベッドの端に座って居たブラッディ様を押し倒して抱きつきました。

「クスクス、かわいい僕のホワイティ」
「慰めてあげる。」

巫女姿だった為、前をはだけさし胸を露出させる、乳首に吸い付き、まだ柔らかい ちくびを擦り、むず痒い痺れを促す。
ビクビクと反応して、耐えている様だね。
もう片方は乳輪を擦り、硬くなった所で、咥えて吸い上げる、頂点を擦り上げると甘い奇声が上がる。
僕はぞくりとした興奮に包まれる。
乳房を揉みしだき、感じる地点を揺さぶった。甘やかな声。堪らない。

顔を覗き込むとキスをおねだりして来てしがみ付いて来る。
唇を塞ぐと、噛み付く様にホワイティにむしゃぶりつかれた。
様子がおかしい。やっぱり穢れを取り込んで居るのか?
黒狼様に神力を分けて貰ったので、今の僕は神力を帯びて居る。
僕からのキスで魔力に乗せて神力を送り込み様子を見る事にした。
興奮が落ち着いて来た様だね。僕の動きを受け止める様に動きが変わって来たね。
穢れ対策をもう少し考えないといけないなぁ。
「大好きだよホワイティ」
照れながら、笑ってくれた。かわいい。
興奮が治ったからなのか、妖力が整ったからなのか、トロンとして来てるホワイティ。
僕も思考が逸れたからなのか、満足して、性欲が何処かへ行ってしまった。
お互い疲れてるしこのまま寝るのも良いか。
「ホワイティ、このまま寝よう、お休み」
コクンと頷き、そのまま僕の胸の前に潜り混んで頭が顎の下にくるぐらいの位置で落ち着く。と思ったら僕の体にぴったりと寄り添い足を絡めて寝始めた。
何処まで僕の理性試すんだよ。
乱れたまま抱きついてるから、生の巨乳が当たってる!!
どっか行ってた性欲戻って来そう。
トホホ。


それでも、ホワイティを腕に抱きしめながら寝れる喜びは幸せを感じずには居られない。
愛しいホワイティありがとう。
共にある喜びをくれて。

もちろん、おはようのキスと共に、ホワイティを美味しくいただきました。
僕の性欲なめすぎです。

そして、忙しさで通信すら出来なくなり、すれ違い生活となった。
お互いにフラストレーションを溜め混んで婚約披露パーティーへ挑む事となる。

逢いたくて堪らないのに、切な過ぎる。
アオーン!
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