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16・隠さない
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帰り支度を済ませた私は、挨拶をして行こうと編成広報局に足を向けた。他の部署も含めて、まだ誰の姿もない。どうしようかと考えているところに、土田がちょうど入ってきた。彼にこれで帰ると断りを入れる。再びロッカールームに戻って荷物をまとめ、時間を見計らって非常階段を使って階下に降りた。通用口手前の警備員室にも声をかけてから外に出る。少し待っていると、矢嶋が姿を現した。
「お待たせ。いったん俺のマンションまで行って、車で出かけようぜ。その方が小回りが利くからさ」
彼のマンションと聞いて躊躇した。しかし、駐車場まで行くだけだと、深読みしてしまった自分に心の中で苦笑した。
「そうすると、矢嶋さんはお酒を飲めませんよ。いいんですか?」
「そこまで酒が好きなわけじゃない。全然問題ないさ」
「それならいいですけど」
「じゃあ、ひとまず俺んちに向かうぞ」
矢嶋はにっと笑い、先に立って歩き出した。
ここからは歩いて十分ほどだったはず。もう少しで彼のマンションに着くという時、ザーッと音がして突然雨が降り出した。
「うわっ!」
「うそっ!」
どしゃ降りだった。見る見るうちにあちこちに水たまりができ、道路のくぼみや端の方の水位も上がって行く。
急いでバッグに手を突っ込み、折り畳み傘を取り出そうとしている私に、矢嶋が言った。
「もう少しで着く。走った方が早い」
「そ、そうですね!」
折り畳み傘を諦めて私は矢嶋の後を追いかけた。
彼のマンションが見えてほっとした時、道路を走る車が派手に水しぶきを上げていった。
「きゃっつ!」
「つめてえっ!」
矢嶋と二人して思いっきり水を浴びてしまった。
ようやく建物にたどり着き、私はハンカチを取り出した。頭からずぶぬれだったが、ひとまず先に足を拭く。ハンカチはすぐに水を含んでしまった。
「やっぱりハンカチじゃ、拭ききれないな」
ぼやいている私を見て、矢嶋は苦笑した。
「タオルがいるな。……夏貴、ちょっと待って」
「はい?」
矢嶋がジャケットを脱ぎ出した。どうするのかと思って見ていると、彼はそれを私の背中に着せ掛ける。
「冷たいと思うけど我慢しろ。誰にも会わないかもしれないけど、そのままなのはちょっとまずい」
「まずい?」
彼の言葉に首を傾げて、私は自分の体を見下ろした。下着が透けて見えていた。慌てて彼のジャケットで前を隠す。
「ひとまず俺の部屋まで行こう」
私から目を逸らしながら、矢嶋はぶっきらぼうに言った。
部屋に着くと、矢嶋は玄関先で靴下を脱ぎ、廊下に足を乗せる。
「タオル持ってくる」
そう言い残して、彼は脱衣場の方へ姿を消した。再び戻ってきた時には、タオルをどっさりと手にしていた。
タオルの山に驚いて私は笑った。
「何?」
「いえ、ずいぶんたくさんあるなと思って」
「焦って適当に持ってきたからな」
照れ臭そうに矢嶋は笑い、その中からバスタオルを取り上げて、私にかけていたジャケットと交換する。さらにもう一枚タオルを手に取り私の頭を拭き始めた。
その動作があまりにも自然すぎて、彼の手から逃げるタイミングを失う。他人に髪を拭いてもらうのは、子どもの頃を除けば美容室以外で初めてだ。どきどきしながら私はタオルの下から言う。
「自分でできますから。矢嶋さんこそ早く拭かないと」
「俺はこれくらい、なんてことないよ。夏貴の方がひどかった」
彼は水分を吸ったタオルを私の頭から自分の手に持ち替えた。
「今、風呂のお湯を溜めてる。こっちにおいで」
「え」
戸惑う私に矢嶋はくすっと笑った。
「風呂場に案内するだけだよ」
「いえ、あの、やっぱりお風呂を借りるのはちょっと……」
「風邪をひいてもいいのか?この前みたいに、俺の看病を受けたいのなら構わないけど?」
確かにこのままでは風邪を引くかもしれないし、帰るにしてもこのままの状態で交通機関を利用するというのも恥ずかしい。何か代わりの服でも借りられればいいのだが、などと考えていると、矢嶋がくしゃみをした。
「大丈夫ですか?私なんかよりも矢嶋さんが先に温まった方がいいです。私の代わりはいるけど、矢嶋さんの代わりはいないんですから」
言いながら、私は足下に置かれたままだったタオルを取り上げて、彼の頭を拭こうと手を伸ばした。
「俺は大丈夫だから」
私の手から逃れようとする矢嶋にかまわず、私は背伸びをしてさらに手を伸ばした。弾みで肩からバスタオルが床に落ちる。
「ひとまず拭かないと」
「っ……」
矢嶋が唇を噛んだのが目に入った次の瞬間、私は矢嶋に抱き締められていた。
びっくりして言葉もなく固まっている私に、彼は苦しそうな声で言った。
「お前、無防備すぎる。そんな姿を晒したまま俺に触れるなんて。……なぁ、俺の気持ち、まだ受け入れてくれないの?」
密着している部分に感じる彼の体の凹凸が意識されて、急にどきどきし始めた。
「少し前にさ、俺が水沢さんと一緒にいるのを見た時の、夏貴の顔が忘れられないんだ」
「私の、顔……?」
「あの時のお前は、彼女に嫉妬してるっていう顔をしてた。少なくとも俺にはそう見えた。違う?」
言われて私は思い出す。矢嶋と水沢の仲が良さそうな場面を見て、苛立ったことがあった。それが実は嫉妬であることを、私はあの時はっきりと自覚した。彼の気持ちに応えることになるのも時間の問題だろうと感じたその時が、今、やって来たのだと思った。
彼は私の答えを待っている。
私はごくりと生唾を飲み、唇を湿らせた。
「本当は……」
私の細い声に気づいた矢嶋は身じろぎし、その腕を緩めた。
振り仰いで見た彼は緊張した面持ちで、私を見つめている。
その目を見つめ返した私の脳裏に、彼とのこれまでのことが次々と浮かび上がってきた。その中でたくさんのことに気づく。
彼との思い出は腹立たしいものが多かったけれど、そのいずれの時にも、彼はいつも私の近くにいた。
集まりの席に彼が来ていないと知った時の私は、物足りなさと寂しさを感じていた。
意地悪な言葉を口にしていても、私を見る彼の目はいつだって優しかった。
高熱で彼に看病してもらうことになったあの日、彼の隣はとても心地よかった。
簡単になびきたくはないとただ意地を張っていただけ。本当はもっと早い段階で、私は自分の気持ちを知っていた。嫉妬心を抱いた時にはすでに、私の心は矢嶋にあって、あとは素直に認めるだけの状態だったのだ。
だからもう、私は自分の気持ちを隠さない。彼を苦手に思っていたことが嘘のようだと思いながら、短い二文字に想いのすべてを込める。
「好き」
私の背に回したままだった矢嶋の腕に力が込められた。
それに応えるように、私もまた彼の背に腕を回す。彼の胸に当たった耳から、どきどきと少し早い鼓動が聞こえてきた。
「矢嶋さんの心臓の音、うるさい」
「嬉しくて仕方ないからに決まってるだろ。やっと夏貴の口から俺を好きだっていう言葉が聞けたんだ。……今の夏貴の顔、俺に見せて」
私はゆっくりと顔を上げた。間近にある優しい眼差しを受けて、苦しくなるほどの彼への想いでいっぱいになる。昔捨てたはずの恋心だ。それが何年かを経て、こうして再び彼が私の「好きな人」になった。これが本当のことかどうかを確かめたくて、私は彼の頬に手を伸ばした。
その手を捕らえた彼は、もう逃がさないとでもいうように私の手に指を絡ませた。
「やっと捕まえた」
矢嶋は満足そうに言い、私の唇を塞いだ。
その柔らかい感触と熱を、私は目を閉じて受け入れた。
互いの体をぎゅっと抱き締め合い、舌を絡ませ合う。
溶けてしまいそう――。
彼との初めての口づけにうっとりした。このままもっとキスしてほしいと思った時、鼻が急にむずむずし始めた。まずいと思い、急いで彼から顔を背けた途端にくしゃみが出た。こんな時なのにと恥ずかしくてたまらない。
頭の上で、明らかに笑いをこらえているのが分かる矢嶋の声が聞こえた。
「このままじゃ、二人して本当に風邪をひいてしまうな。風呂、一緒に入ってあったまろう」
顔があっという間に熱くなったのが分かった。気持ちを通じ合わせたばかりなのに、と躊躇する。
「夏貴、おいで」
けれど、矢嶋の甘い声と甘い微笑みに負けた。差し出された彼の手を取り、私は彼の前に歩を進めた。
「お待たせ。いったん俺のマンションまで行って、車で出かけようぜ。その方が小回りが利くからさ」
彼のマンションと聞いて躊躇した。しかし、駐車場まで行くだけだと、深読みしてしまった自分に心の中で苦笑した。
「そうすると、矢嶋さんはお酒を飲めませんよ。いいんですか?」
「そこまで酒が好きなわけじゃない。全然問題ないさ」
「それならいいですけど」
「じゃあ、ひとまず俺んちに向かうぞ」
矢嶋はにっと笑い、先に立って歩き出した。
ここからは歩いて十分ほどだったはず。もう少しで彼のマンションに着くという時、ザーッと音がして突然雨が降り出した。
「うわっ!」
「うそっ!」
どしゃ降りだった。見る見るうちにあちこちに水たまりができ、道路のくぼみや端の方の水位も上がって行く。
急いでバッグに手を突っ込み、折り畳み傘を取り出そうとしている私に、矢嶋が言った。
「もう少しで着く。走った方が早い」
「そ、そうですね!」
折り畳み傘を諦めて私は矢嶋の後を追いかけた。
彼のマンションが見えてほっとした時、道路を走る車が派手に水しぶきを上げていった。
「きゃっつ!」
「つめてえっ!」
矢嶋と二人して思いっきり水を浴びてしまった。
ようやく建物にたどり着き、私はハンカチを取り出した。頭からずぶぬれだったが、ひとまず先に足を拭く。ハンカチはすぐに水を含んでしまった。
「やっぱりハンカチじゃ、拭ききれないな」
ぼやいている私を見て、矢嶋は苦笑した。
「タオルがいるな。……夏貴、ちょっと待って」
「はい?」
矢嶋がジャケットを脱ぎ出した。どうするのかと思って見ていると、彼はそれを私の背中に着せ掛ける。
「冷たいと思うけど我慢しろ。誰にも会わないかもしれないけど、そのままなのはちょっとまずい」
「まずい?」
彼の言葉に首を傾げて、私は自分の体を見下ろした。下着が透けて見えていた。慌てて彼のジャケットで前を隠す。
「ひとまず俺の部屋まで行こう」
私から目を逸らしながら、矢嶋はぶっきらぼうに言った。
部屋に着くと、矢嶋は玄関先で靴下を脱ぎ、廊下に足を乗せる。
「タオル持ってくる」
そう言い残して、彼は脱衣場の方へ姿を消した。再び戻ってきた時には、タオルをどっさりと手にしていた。
タオルの山に驚いて私は笑った。
「何?」
「いえ、ずいぶんたくさんあるなと思って」
「焦って適当に持ってきたからな」
照れ臭そうに矢嶋は笑い、その中からバスタオルを取り上げて、私にかけていたジャケットと交換する。さらにもう一枚タオルを手に取り私の頭を拭き始めた。
その動作があまりにも自然すぎて、彼の手から逃げるタイミングを失う。他人に髪を拭いてもらうのは、子どもの頃を除けば美容室以外で初めてだ。どきどきしながら私はタオルの下から言う。
「自分でできますから。矢嶋さんこそ早く拭かないと」
「俺はこれくらい、なんてことないよ。夏貴の方がひどかった」
彼は水分を吸ったタオルを私の頭から自分の手に持ち替えた。
「今、風呂のお湯を溜めてる。こっちにおいで」
「え」
戸惑う私に矢嶋はくすっと笑った。
「風呂場に案内するだけだよ」
「いえ、あの、やっぱりお風呂を借りるのはちょっと……」
「風邪をひいてもいいのか?この前みたいに、俺の看病を受けたいのなら構わないけど?」
確かにこのままでは風邪を引くかもしれないし、帰るにしてもこのままの状態で交通機関を利用するというのも恥ずかしい。何か代わりの服でも借りられればいいのだが、などと考えていると、矢嶋がくしゃみをした。
「大丈夫ですか?私なんかよりも矢嶋さんが先に温まった方がいいです。私の代わりはいるけど、矢嶋さんの代わりはいないんですから」
言いながら、私は足下に置かれたままだったタオルを取り上げて、彼の頭を拭こうと手を伸ばした。
「俺は大丈夫だから」
私の手から逃れようとする矢嶋にかまわず、私は背伸びをしてさらに手を伸ばした。弾みで肩からバスタオルが床に落ちる。
「ひとまず拭かないと」
「っ……」
矢嶋が唇を噛んだのが目に入った次の瞬間、私は矢嶋に抱き締められていた。
びっくりして言葉もなく固まっている私に、彼は苦しそうな声で言った。
「お前、無防備すぎる。そんな姿を晒したまま俺に触れるなんて。……なぁ、俺の気持ち、まだ受け入れてくれないの?」
密着している部分に感じる彼の体の凹凸が意識されて、急にどきどきし始めた。
「少し前にさ、俺が水沢さんと一緒にいるのを見た時の、夏貴の顔が忘れられないんだ」
「私の、顔……?」
「あの時のお前は、彼女に嫉妬してるっていう顔をしてた。少なくとも俺にはそう見えた。違う?」
言われて私は思い出す。矢嶋と水沢の仲が良さそうな場面を見て、苛立ったことがあった。それが実は嫉妬であることを、私はあの時はっきりと自覚した。彼の気持ちに応えることになるのも時間の問題だろうと感じたその時が、今、やって来たのだと思った。
彼は私の答えを待っている。
私はごくりと生唾を飲み、唇を湿らせた。
「本当は……」
私の細い声に気づいた矢嶋は身じろぎし、その腕を緩めた。
振り仰いで見た彼は緊張した面持ちで、私を見つめている。
その目を見つめ返した私の脳裏に、彼とのこれまでのことが次々と浮かび上がってきた。その中でたくさんのことに気づく。
彼との思い出は腹立たしいものが多かったけれど、そのいずれの時にも、彼はいつも私の近くにいた。
集まりの席に彼が来ていないと知った時の私は、物足りなさと寂しさを感じていた。
意地悪な言葉を口にしていても、私を見る彼の目はいつだって優しかった。
高熱で彼に看病してもらうことになったあの日、彼の隣はとても心地よかった。
簡単になびきたくはないとただ意地を張っていただけ。本当はもっと早い段階で、私は自分の気持ちを知っていた。嫉妬心を抱いた時にはすでに、私の心は矢嶋にあって、あとは素直に認めるだけの状態だったのだ。
だからもう、私は自分の気持ちを隠さない。彼を苦手に思っていたことが嘘のようだと思いながら、短い二文字に想いのすべてを込める。
「好き」
私の背に回したままだった矢嶋の腕に力が込められた。
それに応えるように、私もまた彼の背に腕を回す。彼の胸に当たった耳から、どきどきと少し早い鼓動が聞こえてきた。
「矢嶋さんの心臓の音、うるさい」
「嬉しくて仕方ないからに決まってるだろ。やっと夏貴の口から俺を好きだっていう言葉が聞けたんだ。……今の夏貴の顔、俺に見せて」
私はゆっくりと顔を上げた。間近にある優しい眼差しを受けて、苦しくなるほどの彼への想いでいっぱいになる。昔捨てたはずの恋心だ。それが何年かを経て、こうして再び彼が私の「好きな人」になった。これが本当のことかどうかを確かめたくて、私は彼の頬に手を伸ばした。
その手を捕らえた彼は、もう逃がさないとでもいうように私の手に指を絡ませた。
「やっと捕まえた」
矢嶋は満足そうに言い、私の唇を塞いだ。
その柔らかい感触と熱を、私は目を閉じて受け入れた。
互いの体をぎゅっと抱き締め合い、舌を絡ませ合う。
溶けてしまいそう――。
彼との初めての口づけにうっとりした。このままもっとキスしてほしいと思った時、鼻が急にむずむずし始めた。まずいと思い、急いで彼から顔を背けた途端にくしゃみが出た。こんな時なのにと恥ずかしくてたまらない。
頭の上で、明らかに笑いをこらえているのが分かる矢嶋の声が聞こえた。
「このままじゃ、二人して本当に風邪をひいてしまうな。風呂、一緒に入ってあったまろう」
顔があっという間に熱くなったのが分かった。気持ちを通じ合わせたばかりなのに、と躊躇する。
「夏貴、おいで」
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