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メリーバッドエンド

②人前でなんてしたくないです※

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「んっ♡♡ふっ♡♡」

 壁に押し付けられた背中が悲鳴を上げるのに、与えられる快楽が痛みを麻痺させていく。気づけば自分から海斗の足にペニスを押し付けて腰を振っていた。

「可愛い、涼太……こっちにおしり向けよっか?」

 海斗が何かを囁くと、体が勝手にその通りに動いた。壁に手をついて海斗に尻を突き出すと、ペニスが期待に震えた。
 逃げなくてはいけなかったはずなのに、こうして海斗の言うことを聞いてしまう自分は何なのだろうか。海斗の言葉はまるで魔法のようにすんなりと涼太の中に入ってくるのだ。海斗もまたリセットボタンのような不思議なアイテムを持っていても不思議じゃない。

 制服のズボンを下着と一緒に下ろされ、地面に落とされる。上半身は制服のままなのに下半身には靴下と靴だけという間抜けな格好になってしまう。こんな所を誰かに見られたら、不味いのは涼太だ。

「んっ♡♡♡ああっ♡♡」
「こんなところで、誰かに見られちゃうかもって期待してるんだね。涼太は人前でするの好きだもんね」
「ちが、ぁっ♡♡」
「違わないよね。トロトロのアナル突き出して、ペニスからも涎垂らして。誰かに見て欲しいって顔してるよ」

 もし、また誰かに見られたら?きっと海斗は構わず涼太を犯すだろう。どんなに涼太が嫌がる素振りを見せたところでそれは第三者から見れば同意の、そういうプレイにしか見えないのかもしれない。

「俺はね、誰かに涼太を触らせる気は無いけど、涼太が俺のものって見せつけるのは好きなんだ」
「やっ♡♡あっ♡♡へんたいっ♡」
「ふふ、アナルが締まったよ?人前でセックスするの好きな変態は涼太もでしょ」

 人通りがないとはいえ、いつ誰が来るかわからない外で下半身を露出して指でアナルを弄られて。それなのにペニスは萎えることなく興奮して今にもイキそうになる。

「んぁっ♡♡あっ♡♡やっ♡♡」
「指だけじゃ足りないよね。すぐ入れてあげるね」
「やっ、だめっ♡♡」
「ここじゃ誰にも見てもらえないからダメ?じゃああっち行こうか」


 腕を引かれ、そのまま迷うことなく大通りに連れて行かれそうになる。慌てて足に力を込めるが腰が抜けそうになるばかりで踏ん張る力が残っていない。


「や、やだっ。海斗、そっちやだっ」
「でも涼太はここじゃ嫌なんだよね?」

 このままだと人前で挿入されてしまうかもしれない。三浦海斗とはそういう男だ。

「……こ、ここがいいから」

 海斗以外の人に見られたくないから、と小さく呟くと、海斗は満足したのか再び涼太を壁に向かせる。

「――あぁああっ♡♡♡」

 挿入された途端に涼太のペニスから精液が押し出され、壁を白く汚した。

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