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第二十二話「舞亜鬼菜」
しおりを挟むそこには激しめの地雷メイクをした、見知らぬ金髪の女が立っていた。
「矢崎拓矢...麟蛇を助けて...。」
拓矢は女の発した言葉に一瞬固まった。
「あたいは麟蛇の女の舞亞鬼菜、麟蛇を救えるのは、もうあんた達しかいないの‼︎」
拓矢「あぁ⁉︎何で俺があの蛇野郎を助けなきゃいけねぇんだよ!それにお前ら大勢庭鳥連れてんだろうが!お前らで何とかしろ‼︎」
舞亞鬼菜「斬閤会は壊滅状態..華人どものせいで。」
拓矢「何だと⁉︎」
舞亞鬼菜「麟蛇は仲間を56された華人どもに、復讐をしに一人でフリーバイクで向かったわ。」
拓矢「何で奴らにやられた!?」
舞亞鬼菜「華人が半グレ集団の勢力が増していく事を懸念し、斬閤会を壊滅させるため、斬閤会の一部が華人に暴動を起こしたと見せかけ56し、頭の麟蛇を煽りセントラルパークに誘き出したの、鶏冠が斬閤会を裏で売ったのよ。」
拓矢「それがどうした⁉︎俺には今関係ねぇ‼︎」
舞亞鬼菜「麟蛇も私も元々あなたと同じ、旧日本人の血を持っている...華人の破壊兵器の実験に失敗し、麟蛇も私もキメラの身体になってしまったの、あなたも今同じ道を行こうとしてる。」
拓矢「...」
舞亞鬼菜「言わば麟蛇もあんた達と同じ旧日本人、身体は違っても心の底では人の感情がまだ宿ってるの。」
拓矢「人の感情。」
舞亞鬼菜「そう、だから麟蛇を助けてあげて、あなたの能力と麟蛇の力があれば、華人にだってきっと対抗できるわ。」
拓矢「残念ながら、華人王って奴には俺の能力は聞かない。」
舞亞鬼菜「ならなんで、戦うの...」
拓矢「守りたい女がいる、ただそれだけだ。」
舞亞鬼菜「守りたい女...」
拓矢「それに蛇男は罠と分かって一人突っ込みに行ったんだよ、俺には何となく分かる、漢のPRIDEって奴がな。」
舞亞鬼菜「あんた...」
拓矢「あっちで蛇男とあったら何とかしとくぜ、お前のアイツを想う気持ちと、俺の今の気持ちが一緒だからな!」
拓矢は親指を立て、CB-WX改は満月のでた夜の街を走り出した。
----decided
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