自己啓発ROCK〜17クラブ

第二十七話「愛と憎しみ」

カバラ「久しぶりだね拓矢。」


拓矢「杉田...お前...」


カバラ「誇り高き華人族と旧日本人の中で生まれた最強の能力者、これが僕の本当の姿だ。」



拓矢「杉田...蛇野郎を離せ。」



カバラ「こいつはまだ息がある、これだけ撃たれて死なないなんてさすが化け物だ、僕が今すぐ楽にしてあげるよ。」



拓矢「そいつには待っている奴がいるから、俺が絶対連れて帰る。」


カバラ「なら君の得意な力強くで、僕から取り返して見ろよ。」



ポキポキ
ポキポキ


拓矢「上等だてめぇー覚悟しろよ‼︎」

カバラ「本気でかかって来い‼︎」



----愛と憎しみの破壊兵器




カバラ「Death reading戦車」


カバラが能力を覚醒し、コロシアムの決闘場のど真ん中に、突如戦車が現れ、拓矢に向け砲弾を撃ち放った。



ズドンズドドドドーン‼︎


拓矢「舐めんなぁぁ‼︎‼︎ウラァァ‼︎」


-絶対音覇感発動



ダダダダダダ‼︎
ダダダダダダ‼︎
ダダダダダダ‼︎



華人王「ぬおっ‼︎地震だ‼︎この鉄壁のコロシアムが揺れておる...これが奴の持つ能力か...」



ロノウェ「これはまさに思考と感情の戦争の始まり、面白くなってきました。」



----決闘場



カバラ「この戦車の装甲は無敵だ、拓矢‼︎お前の破壊の能力はそんな物じゃないだろ⁉︎」


拓矢「てめぇー‼︎」


ダダダダダダ‼︎
ダダダダダダ‼︎
ダダダダダダ‼︎


拓矢の破壊の能力はコロシアムを激しく揺らし、倒壊させるほどの勢いだった。


ガタガタガタン‼︎
ガタガタガタン‼︎


華人王「おい‼︎カバラ‼︎早く揺れを何とかしろ！コロシアムが壊れるぞ‼︎」




カバラ「分かったよパパ、Death reading塔」



すると華人王の特別席の目の前に、巨大に聳え立つ塔が出現した。



カバラ「パパ、この塔に登れば崩壊する事はないから、そこから戦いを見ててくれ。」



華人王「ぬぉぉぉぉん‼︎流石私の息子‼︎よし塔に登るぞ‼︎お前も来いKirala‼︎」


華人王は、Kiralaの腕を力強くで引っ張り、ロノウェと共に、塔へと向かった。



----決闘場




拓矢「Kiralaを離せ華人野郎ー‼︎」


カバラ「華人族こそ最強だ‼︎拓矢お前に勝ち目はない、真の破壊兵器はこの俺だ‼︎」


拓矢「てめぇーは一生その価値観で生きて行くのか⁉︎」


カバラ「どう言う意味だ...」



拓矢「兎猫出してた時のお前の方が、よっぽど賢いって俺は言ってんだよ‼︎」



カバラ「うっ...。」


カバラ「僕はこの最強の能力で破壊兵器になり、世界を襲いパパに認められる。」



拓矢「お前は間違ってるぞ‼︎俺は同じ境遇を持ってるのに誰も憎まず、俺に芸術や音楽、愛や夢を語ってくれた...あの夜お前と出会って、少しだけ変われた気がすんだ...」




カバラ「僕は旧日本人にも華人にもなれない哀れな人間だ...決して祝福されてこの世に生まれては来なかった。」



拓矢「てめぇの弱さをいつまでも生まれや環境のせいにすんじゃねぅ‼︎本当になりてぇ自分の思いを自由に描けよ馬鹿野郎‼」




カバラ「やめろぉぉ‼︎そんな物綺麗事だよクズ野郎‼︎誰も僕を認めてはくれない...この能力のせいで僕は、旧日本人の母も56し、旧日本人達を華人族のため大量虐殺して来たんだ...だからもう後戻りはできない...僕の邪魔をするものは全て56す‼︎例えそれが親友であってもな‼︎」


----allalone