強欲のマルズーク

まさみ

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四話

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さらに数年後。マルズークは立派な若者に成長し、貴方たちの武勇伝は広く砂漠に知れ渡ります。
「お待ちしておりました、無双剣士マルズーク様と白き舞い手の精霊様ですね。大したおもてなしもできませんが、どうか寛いでいってください」
ある村では盛大な宴が開かれ。
「おお、砂漠に名高い無双剣士マルズーク様と白き舞い手の精霊様!お目にかかれて光栄です、ぜひとも人食い獅子退治を頼みたいのですが……」
ある村では美女に酌をされ。
「無双剣士マルズーク様と白き舞い手の精霊様、何卒我々の頼みをお聞き届けください。マフディ山の盗賊が夜な夜な近隣の集落を襲い、女子供を攫っていくのです。報酬は十分な額お支払いします、どうか皆を取り戻してください」
ある村では祭り上げられ。

勇猛果敢な無双剣士マルズーク、および白き舞い手の精霊のご活躍はとどまるところをしりません。

「納得いかないな」
「あん?」
「どうして君が先なのさ」
ある時訪れた村にて、山羊乳の発酵酒をちびちび飲みながら貴方はぼやきました。隣で胡坐をかいたマルズークは大口を開け、子羊の肉にかぶり付いています。
「無双剣士マルズークと白き舞い手の精霊の並びは不満か?」
「白き舞い手と無双剣士マルズークに訂正してほしい」
「こまけえこと気にすんだな」
「無双剣士を自称するふてぶてしさには及ばないよ」
「自称じゃねえよ失礼な」
「強欲のマルズークに改めなよ。成り上がりの野望、諦めてないんだろ」
「当たり前だ。修行の旅が終わったら門を叩くんだ。東の大国、ジャイラの名前を聞いた事は?」
「以前立ち寄った事があった、かもしれない」
なにぶん百年近く前の事なので断言できません。
「ジャイラの軍隊は精強で鳴らす実力主義。俺みてえな石工の倅の奴隷上がりも、剣の腕さえ優れてりゃ出世できるって評判さ」
「下調べは万全?」
「聞いて喜べ、べっぴんの第一王女様がいる。逆玉に王手がかかった」
「ジャイラに着いた時が旅の終わりだね。僕たちはお別れだ」
ごくごく酒を飲みます。なんだか酔っ払ってきました。
人間と精霊は寿命の長さが異なります。マルズークが立身出世を夢見ているなら、いずれ訪れる別れは避けられません。
貴方がジブリールと袂を分かって独り立ちしたように、マルズークもいずれは別の道を行くのです。
「勝手に終わりにすんなよ参謀殿」
「え?」
肉汁滴る腿肉を食いちぎり、よく咀嚼して飲み下し、マルズークが豪快に笑います。
「ずっと一緒に旅してきたじゃねえか。目的地に着いた途端にハイ終わり、なんてツレねえこというなよ」
「でも」
「五大元素を使いこなす精霊さまが隣にいりゃ、俺の王座も末永く安泰だ」
強欲なマルズーク。
「君は……一生僕を手放す気がないんだね」
頬が火照っているのは、お酒のせいばかりじゃありません。腿肉を咥えたマルズークが、貴方の俯き顔を覗き込んでからかいます。
「精霊様も酔っ払うのか?」
「……僕たちは人と違って飲み食いしなくても生きていける。酒や果実は単なる嗜好品。それに」
一呼吸おき、宴の盛り上がりを眺めます。
「せっかく催してくれた宴の席で、素面でいるのは失礼じゃないか」
「へえ~」
「何だい」
「そういうの気が回るようになったんだな」
「長く人間と一緒にいればね」
マルズークと共に旅する中で、数々の出会いと別れを経験し、貴方の心は変化しました。
狼や盗賊を倒し凱旋した貴方たちを、村人たちは大喜びで出迎え、祝宴を開いてくれました。娘たちは泣いて感謝し、親たちは泣いて喜び、村の恩人である貴方とマルズークの杯に尽きせぬ酒を注いで、夜通し愉快に飲み食いして騒ぎます。
「今も人間は愚かに見えるか」
「見える。けど、それ以上に面白い」
マルズークは「そっか」と微笑し、皿に骨を放って腰浮かしました。
「どこ行くの?」
「稽古」
宴の最中もマルズークはシャムシールを手放しません。常に腰に佩いています。本当の彼は途轍もない努力家で、相棒の魔法の加護に甘えるのを是とせず、鍛錬と研鑽に勤しんでいました。
牢内で孤独に素振りを続けていたあの頃のままに。
貴方もまた戸口をくぐる背中を追い、美女の酌を断って腰を上げました。
「付き合うよ」
邸の裏手に回った貴方はマルズークと対峙し、彼に魔法を放ちました。雷で編まれた虎が、炎よりいでし不死鳥が、水で形作られた鰐が、土を固めた獅子が、それぞれに空気と鼓膜を震わす咆哮を上げ、マルズークにとびかかりました。
鋭い呼気を吐いてシャムシールを一閃、銀弧の軌跡が闇を切り裂きます。
電光弾ける虎の突撃を紙一重で回避、次に迫る獅子の跳躍を見切り前転。
股下を素早く抜けたのち、水で出来た鰐のあぎとをシャムシールで断ち割り、走る勢いに乗せ、不死鳥に刃を叩き付けます。水に相殺された炎が蒸発し、大量の白い霧が立ち込め、虎から散った火花が大気を介して獅子を直撃。
見る間に三匹が脱落し、残る一匹となった虎がマルズークに肉薄します。
「破ッ!!」
マルズークはそれを予期し、シャムシールを地面に突き刺しました。
地中に逃げた衝撃に地面が亀裂を生じ、雷の虎は陥没に巻き込まれ、奈落に封じ込まれました。
「お見事」
貴方は手を叩きました。マルズークはシャムシールを鞘に納め、会心の笑顔を浮かべます。
「褒美をくれ」
「喜んで」
マルズークが再び剣を抜き、それを投げてよこします。貴方はシャムシールを受け取り、構え、青い月の下で剣舞を演じます。
窓辺に顔を連ねた村人たちは、手にした杯を口に運ぶのを忘れ、白き精霊の舞に見とれました。

貴方は虎に喰われる運命だった青年に天賦の剣才を見出し、魔法の力でそれを鍛え上げました。
マルズークは貴方が与えたシャムシールを振るい、人食い獅子や虎を倒し、盗賊を鏖殺します。
貴方はシャムシールに魔法の加護を付与し、時に水や炎や雷を纏わせ、威力を底上げしました。
それは戦闘中のみならず、稽古中もシャムシールに負荷をかけ、倍した重力でマルズークの筋肉を育てます。
無双剣士マルズークと白き舞い手の旅は続きます。ある村では赤子の名付け親になってほしいと乞われ、二人して頭を捻り、ある村では長老の娘の婚礼に招かれ、若い夫婦を祝福しました。


幸せな旅でした。
転機が訪れたのは五年後。


「また廃墟だ」
「最近多いね」
マルズークと貴方が訪れた先には、無残に焼け落ちた家々が佇んでいました。
井戸は涸れ、草木は萎れ、人間と家畜の死骸があたり一面に転がっています。
「前の村の連中が言ってたな、悪い病気が流行ってるって」
「天候もおかしい。雨がちっとも降らない」
殺気。
即座にマルズークが剣を抜き、大音声で誰何します。
「出てこい!」
それを合図に廃墟の中から兵士が殺到し、貴方たちを包囲します。
「っ、」
「待ってマルズーク、様子が変だ」
兵隊たちの列から進み出た将軍が、すかさず駱駝から下り、丁寧に挨拶しました。
「無双剣士マルズーク様、ならびに白き舞い手の精霊様ですね。お噂はかねがね」
「誰だお前は」
「ジャイラの将ムスタファと申します。我が王の命を受け、お二人をお迎えに上がりました」

ジャイラ。
武者修行の最終目的地。

「話が見えない。ジャイラの王が何の用だ」
マルズークは露骨に怪しみます。
「ここ数か月、貴方がたを尾行して実力の程を測らせていただきました。いやはや素晴らしい!マルズーク様の超絶の剣技と精霊様の超常の魔法、両者が合わさればまさに無敵。お二人の才を見込んで、ぜひお願いしたい事があるのです」
「……聞くだけなら」
どのみち拒否権はありません。魔法を用いた離脱は簡単ですが、ジャイラは強大な国家。人海戦術で先回りされては同じ事の繰り返しです。
いえ、詭弁ですね。土台好奇心のかたまりの貴方が、王の使いの申し出にそそられないはずないのです。
ムスタファに監視……もとい警護されて王宮に参じた貴方がたを待ち受けていたのは、玉座に踏ん反り返った矮躯の老人でした。傍らに控えた美姫は娘でしょうか。
「よくぞ来た。儂は偉大なるジャイラ王、隣におるのがアマル姫じゃ」
「お初にお目にかかります。ジャイラの第一王女アマルです」
予感が当たりました。アマルは貴方とマルズークを見比べ、ベールの向こうで楚々と頬を染めます。
「流浪の剣士マルズークと申します。拝謁の栄誉を賜り誠に光栄です。こちらは連れの……」
マルズークは王の前に跪き、貴方は立ったまま口を開きます。
「僕たちに用があると聞きました」
「話が早いな」
ジャイラ王が苦しげに咳き込み、大儀そうに水煙管を吹かします。落ち窪んだ眼窩の奥、猜疑心に満ちた狷介な瞳がゆっくり瞬きます。
「時にマルズークよ。此度の天変地異をどうおもうか」
「異常気象と流行り病の事ですか?」
「だけじゃない。人心の荒廃も深刻じゃ。宮殿に来る途中、貧民街を抜けてきたのではないか」
「はあ……」
曖昧に言い淀むマルズークに代わり、貴方が答えます。
「大勢の人が死んでいました。市街では略奪と放火が横行し、番兵が対処に追われています。人も犬も……まるで気が触れたように走り回っていました」
「黒い風のせいじゃ。アレが瘴気と災いを運んできたんじゃ」
「黒い風?」
不吉な予感に胸が騒ぎます。王は水煙管を深く吸い、煙の輪を吐きました。
「ここより十里ほど南に巨大な地下迷宮がある。もとは古代の王墓じゃが……その奥津城に邪悪な精霊が巣食った。黒き奈落のジブリールと称すマーリドが」
ジブリール。
「都に広まる病と狂気は黒き奈落のジブリールの仕業じゃ。儂の国だけじゃない、おぬしたちも道中滅んだ村や町を目撃したはずじゃ、アレは全てジブリールの呪いなのじゃ」
「嘘だ」
呆然と繰り返す貴方の横顔を、マルズークが訝しげに見上げます。
「ジブリールを知っておるのか?」
「僕の同胞はらからです。この世界に生まれた時から一緒だった、魂の片割れともいえる存在です」
「ならば何故行動を別に?」
王の瞳が針の光を孕み、貴方を刺し貫きます。
「ジブリールは人間を憎んでおる。この世の人間全てを遍く滅ぼさねば気がすまなんだ」
「そんな!」
咄嗟に抗弁するも、ジブリールならやりかねないと本能で理解します。
ジブリールは貴方の視界を遮った罪だと言い、隊商を惨殺しました。蟻地獄の観察を妨げた罪と称し、隊商を惨殺しました。貴方に美しい宝石やシャムシールを貢ぐ為、繰り返し隊商を襲い、積み荷を略奪してきました。
肘掛けを掴んだ老王の手はぶるぶる震えています。
「黒き奈落のジブリールを野放しにしておけば人も家畜も死に絶え国が滅ぶ、ジャイラだけじゃないぞ、この砂漠にある全ての都市が砂に埋もれて消えるのじゃ!」
「父上、お鎮まりを」
父を労り背中をなでるアマルの言葉も届かず、王は天を仰いで恐懼し、頭を抱えてまた突っ伏し、侍女が持った水煙管を蹴散らしました。
貴方は何も言えません。言い返せません。ジブリールが狂ったのは、貴方が黙って消えたせいです。

「僕、は。外の世界を知りたくて」
ジブリールの束縛が苦痛だった。
「人を知りたくて」
自由を欲した。

言えば追いかけてくると思った。
故に黙って消えた。片割れを失ったジブリールが数百年どんな思いで耐え、何をしているかなど考えもせず、マルズークと過ごす日々を楽しんでいた。

なんて愚かな精霊だ。

「あ……」
無知で独りよがりな貴方のわがままがジブリールを狂わせ、数多の国を滅ぼした。
老王が肩で息をしながら王座に沈み、軋むほど肘掛けを握り締めます。
「先日、儂の前にジブリールの幻が現れた。彼奴の望みは片割れの身柄」
皺ばんだ指がまっすぐ貴方を指します。
「おぬしと対話が叶えば、黒き風がもたらす災厄は止む」
「ッ、それは」
腰を浮かすマルズークを衛兵の槍が制します。貴方は静かに肯い、一歩前に進み出ます。
「ジブリールと話してみます」
「承諾恩に着るぞ。助力は押しまん、道中の警護はジャイラの兵にまかせてほしい」
「ありがとうございます」
あるいは最初からこの為に、貴方とマルズークを連れてきたのでしょうか。
王と謁見後、貴方とマルズークは王宮内を自由に歩く特権を与えられました。
巨大な円柱が支える回廊を歩いてる時、後ろから靴音が近付き、むんずと肩を掴まれました。
「詳しく話せ」
振り向けばマルズークがいました。
「ジブリールってのはお前のきょうだいなのか。んなこと一言も」
言えるわけがありません。ジブリールは人の命など歯牙にもかけず、隊商を虐殺したのです。
「……ごめん」
「なんで話してくれなかった」
幻滅されるのが怖かった。
「大した理由じゃない。僕たち精霊と人間は時間の尺度が違うから、いずれは話そうと」
心の底ではずっと人に憧れていた、人と交わり暮らしたかった。マルズークと出会い、旅を共にし、その気持ちはますます強くなった。
「嘘を吐くな!」
気付けばマルズークに惹かれ、王になった彼の傍らにいたいと願ってしまった。
マルズークの厚い手が華奢な肩を掴み、貴方を壁際に押さえ込みます。
「俺の目を見ろ」
「すまない」
「お前の片割れってのは、そんな極悪非道なヤツだったのか」
「ジブリールは……」
唇を噛みます。
「ちがうんだ。彼は僕の為に」
「は?」
「僕の為に。僕のせいで。ジブリールは僕を笑顔にしたくて、僕に喜んでもらいたくて、ただそれだけの理由で何度も何度も繰り返し隊商を襲ったんだ。そして綺麗な宝石や服を奪った。あの頃の僕はなにも知らなくて、彼の言うことが絶対だと信じて、止めようともしなかった」
止められたのに。
「僕も同じだよマルズーク、何も変わらない。ジブリールが積み荷から盗んだ耳盛りを付けて、何の感慨も覚えず、隊商の骸の横を素通りしたんだ」
「隊商殺したのはお前じゃねえだろ、片割れのやらかしまで責任感じる義務ねえよ!」
「なんと言おうと僕は行く。ジブリールと決着を付けに」
元はといえば貴方の選択が招いた結果。ジブリールを放っておけば、世界は終焉を迎える。
「彼を止められるのは僕だけだ」
「待てよ」
「サフィーヤ……僕と君が名付けた赤子を死なせたくない」
それはマルズークの末の妹の名前と同じでした。
ジブリールに挑む決意を固め、マルズークの腕を振りほどこうとし、壁際に押さえ込まれました。
「!っ、ぐ」
熱い唇で唇を塞がれ、必死に身悶えます。
「何、を」
「一人じゃ行かせねえ。俺も行く」
「マルズーク」
「罪のねえ隊商見殺しにしたって悔やんでっけど、直接手を下したわけじゃねえんだろ」
貴方の顔を手挟み、マルズークがひたと目を覗き込みます。
「あの時……お前が牢に来なかったら、俺は何者でもねえガキのまんまおっ死んでた。家族の弔いもできずじまいで、次の日にゃくたばってたんだ」
逞しい腕が貴方を抱き締め、愛しいぬくもりが包みます。
「俺が無双剣士になれたのは、白き舞い手が導いてくれたおかげだ」
そのぬくもりに抗えず、マルズークの部屋に連れ込まれ、天蓋付きの豪奢な寝台に押し倒されます。
「ジブリールは強くて恐ろしい。無傷じゃ帰れないぞ」
「覚悟の上だ」
マルズークの唇が仰け反る首筋を辿り、生白い肌に忍び、可憐な乳首を吸い転がします。貴方は音楽のように甘美な声で啼き、シーツを蹴って悶え、最愛の青年に抱き付きます。
「お前は俺が守る」
「僕の加護は君に」
先端から滴る蜜を手指に塗し、後ろの蕾をよくほぐし、窄めた舌を出し入れします。マルズークがいざ服を脱ぎ、鍛え上げた裸身をさらし、貴方を破瓜しました。
「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ!」
抽送の律動にはしたなく腰を振り、互いを求め貪る快楽に溺れ、何度も何度も契ります。
「あっ、ぁっ、ああっ」
「愛してる」
「僕、も。マルズーク」
貴方は生まれて初めて嬉し涙を流し、マルズークは幸せそうに笑んでそれをなめとります。
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