タンブルウィード

まさみ

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十二話

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礼拝堂には粛とした静寂が満ちていた。
ドギーにスワローの居場所を聞いたピジョンは、両開きの扉を用心深く開け、入口から真っ直ぐに延びる身廊を進む。
「スワロー、いるのか」
神父といえど一日中教会にこもっている訳ではない。
むしろ薬草畑の管理や洗濯、老朽化した屋根や雨樋の修理など、外仕事に出払ってる方が多い。
貧困や犯罪が蔓延し荒廃の一途を辿るボトム、しかもミュータントの子供たちを保護し白眼視されてるときて、わざわざ教会を訪れる物好きは少ない。
早朝の礼拝こそ修道女一同が参列して行われるが、それ以外の時間帯は閑散とし、どことなく敷居が高い近寄りがたさも漂いだす。
背後で厳かに扉が閉じ、残響が天井に吸い込まれていく。
美麗なステンドグラスが嵌め込まれた窓からは、天使の梯子に見立て艶やかに色づく光が射し、光の隧道の中を幻想的な埃が循環する。

礼拝堂に足を踏み入れるたび畏敬の念に打たれる。
ピジョンは信心深い方だ。
物心付いた時から母にならい食前の祈りは欠かさずにきたし、いかにスワローが嫌な顔をしようと長年続けてきた習慣を止める気はさらさらない。
「おーい、スワロー……」
小声で名前を呼ぶ。
心臓が変に高鳴る。
何を緊張してるのか、自分でも不思議だ。

たった数ヶ月、されど数ヶ月。
思えば生まれてこのかたこんなに長くスワローと離れていた試しがない。
どんな顔でなんて挨拶すればいいのか、自然体で振る舞えるか……

身廊の半ばまで来た時、それが目にとびこでんきた。
ピジョンの右手側、前から三列目の長椅子でスワローがうたた寝している。
腕枕に頭を敷き、気持ち良さそうに眠る弟の姿に一気に脱力。
「お前ね……」

上がりまくってたのが馬鹿みたいだ。

どうりで返事をしない訳だ。ドギーの話じゃ夜遅くまで飲んでたっていうしさもありなん。
足音を忍ばせ接近、スワローが横たわる長椅子の端に腰かける。
久しぶりに会うスワローは元気そうだ。
赤を基調にした燕のエンブレム入りのスタジャンもくたびれたスニーカーも、首元に絡まるドッグタグの鎖すら以前と何も変わってない。いや待て、ちょっと背が伸びたか?目の錯覚かもしれない。寝てたんじゃわからないか……
すぐ傍らで弟の寝顔を見守り、安らかなひとときを過ごす。
口を開けば下品な悪魔だが、寝ている時は天使だ。
あちこち跳ねたジンジャエールの色の髪、優雅な睫毛が縁取る瞼は完璧な弧を描き、整った鼻梁と唇がシャープな顔の輪郭の中にバランスよくおさまっている。

話したいことが沢山あったのに、いざスワローの寝顔を見た瞬間にみんな溶けて消えてしまった。

無垢でも純粋でもないのにあどけない寝顔を見詰めていると、黄金の泡沫めいた幸福感が胸で弾ける。
スワローの方へ身を乗り出し、なにげなく髪をかきあげる。
目が覚めてる時は絶対なでさせてくれないから、今がチャンスだ。

「聞いたぞ、また無茶やらかしたんだって?どうしてお前は一度突っ走ると止まらないんだ、やめろって言ってるのに……後からバンチ見てどれだけ肝冷やしたか」
髪の手触りに恍惚として。

「頑張ったな」
会ったらまず一番に褒めてやろうと決めていた。
俺なんかいたって足手まといだってうそぶくだろうけど、俺がいない間一人で頑張ったのは事実だから。

「お前はすごい。1人でも見事に手柄を上げて、コヨーテ・ダドリーを捕まえて。いや、ドギーさんも協力してくれたから厳密には1人じゃないか……ともかくすごいよくやった、鼻が高いよ。母さんもきっと喜ぶ」
実弟が手柄を上げた誇らしさと、おいていかれる寂しさとで胸が詰まる。
ピジョンが師のもとでコツコツ修行していた間、スワローは何人も賞金首を仕留め、莫大な報酬をせしめている。
倹約や節約の概念がないコイツの事だから、連日の夜遊びで使い果たしたろうけど。

「かなわないな」
悔しいが、大幅に出遅れたのは認めざるえない。
俺は何をやらせてもコイツに劣る、飛燕ラピッドスワローの後塵を拝すしかない宿命だ。

「……出遅れたのは認めるけど負けを認めた訳じゃないから、勘違いするなよ」

規則正しい寝息をたてるスワローに寄り添い、首元にチラ付く鎖をもてあそぶ。
ふと鼻腔に甘い体臭がもぐりこむ。

香水の匂いだ。
発生源はスワロー。
途端にピジョンは不機嫌になる。

「シャワー浴びてないのか」

女の移り香を落とさず会いに来たのか。
どんなあてつけだ。

スワローに香水を移した相手への嫉妬、それにもまして弟の無神経が度し難く、せっかく整えた自らの髪をひっかき回してめちゃくちゃにする。

「だよな、久しぶりに会うからって実の兄さん相手に緊張する訳ないか、そーゆー繊細さをお前に期待する方が馬鹿だった、昨日だってどうせ女と一緒だったんだろ、酒臭いし……サボらなかったのは褒めてやるけど、お前が孤児院で預かってほしいって頼んできたんだから、最後まで立ち会うのが筋じゃないのかよ。とっととバックレてドギーさんやあの子に悪いって思わないのか、思うわけないよな。せめて俺が来るまで待てよ、先生に紹介したかったのに。どこまで自分勝手なんだ全く」
渋い顔でぼやきまくり、寝ているスワローが無抵抗なのをいいことに、大胆に唇をめくってピンクの歯茎を剥きだす。
「禁煙もしてない」
スワローの歯はニコチンで黄ばんでいた。
香水とアルコールにまじってわかりにくいが、煙草の匂いも染み付いている。
約束を反故にした弟への意趣返しに、口端に指を引っかけ伸び縮み、くり返し開閉させる。まるで腹話術だ。
「お前の身体の為を思って言ってるんだぞ」
厳めしい面構えで覗き込む。
スワローはどうせ聞いてない。
だったら……

ステンドグラスから斜に注ぐ光が、端正な寝顔を浄める。
長椅子の背凭れを片手で掴んで前傾、一抹の背徳感と罪悪感を秘め、スワローの唇を掠めとる。

コイツの寝顔が綺麗すぎるから悪い。
スワローがピジョンの話に耳を傾けてくれるのは寝ている時だけだ。
起きている時はひたすら生意気で可愛げがないし、少し口答えしようものなら徹底的に罵られる。

ピジョンからキスさせてもらえるチャンスなんて、滅多にない。

「……Jesusジーザス

弟の寝込みを襲うなんて最低だ。

離れた直後に羞恥心が燃え上がる。
イエス様とマリア様が司る神聖な場所で、兄弟で男同士で、一体どれだけタブーを犯せば気が済む?

思わず自らの唇に触れ、耳たぶまで赤く染める。
煙草のほろ苦い後味をもらい、自分の行為に動転するピジョンの首ねっこが、突如としてぐっと掴まれる。

「んっ、む」
再び深く貪られる。
スワローの手が後ろに回り、ピジョンの頭を押さえこんだとみるや、次の瞬間には唇をこじ開けて舌が侵入。

過激で濃厚なディープキス。
歯列の表裏をこそぎ、舌の表面を這いずり、唾液をかきまぜる音も卑猥に口の粘膜をとことん蕩けさせる。

「っは、すわろーお前、起きてたのか」
「兄貴のキスで起こされた。責任とれよ」
「ここでかよ!?」
懐かしいスワローの声。懐かしいスワローのキス。懐かしいスワローの舌遣い。
長椅子を軋ませて抗い、どうにか弟をはねのけようと手を突っ張る。
「ストップスワロー、ストップ!起きたらよかった、これで話し合えるな」
「うるせえヤらせろ」
「久しぶりに会ったのにそれかよ、脳味噌に海綿体しか詰まってないのか!」
「お前が煽ったんだろ」
「ひとまず落ち着いて近況報告しろよ、俺がいない間にどんな事があったとかどんなヤツと知り合ったとか人として最低限のコミュニケーションすっとばすなよ」
「お前がいねえ間に起きたのなんてどれもろくでもねーことで、知り合ったのは女嫌いな童貞とヒトの尻嗅ぐのが趣味の犬男と記憶喪失のガキ。以上、オーケー?じゃあヤるぜ、とっとと服脱げ」
「礼拝堂でさかるヤツがいるか!」

ああ、またコレだ。
どうしてスワローといるとこうなんだ、ただ普通に話したいだけなのにそれさえ叶わぬ夢なのか。

「ヴィクを送り届けにきたくせに途中で放棄とか責任感なさすぎだ、どうせ先生ともマトモに挨拶しなかったんだろ、俺に恥をかかせて……そんな人でなしに育てた覚えないぞ」
「ヴィクは元々赤の他人、行きがかり上仕方なく届けたんで俺たァ関係ねェし、テメェが懐き倒してる神父サマに至っちゃそっちの師匠だろ。カネもよこさねー男に媚売る趣味さらさらねえよ」
「だからって」
「しっかし先生先生ってうるせーからどんなのか期待してみりゃ、冴えねー瓶底メガネの優男でゲンメツだな。カソックも衣装負けだし、アレが本当にすげー賞金稼ぎなのか?」
「そうだよ」
「えばんな。煙草喫いてから火ィ持ってっか聞いたらキャンドルならあります、だとさ。使えねー。挙句禁煙だって釘さしてきてクソムカツク」
「おまっ、なんてこと!」
「女子供をたらしこむのがうめぇだけじゃねーの」
品行と実力、どちらにも信用おく師へのあからさまな侮辱に脳裏が灼熱。
信念を宿した眸でスワローを睨み据え、きっぱり宣言する。
「キマイライーターは俺の英雄だけど、先生は目標だ」
「人として?賞金稼ぎとして?」
意地悪く挑発し、ピジョンの両手を長椅子に縫い止める。
「お前が言ってんのが人としてなら、クソ程の価値もねーぞ」
「ど、どっちもだ。子供たちだけじゃない修道女にも慕われて、孤児院と教会を取り仕切って、見た目は頼りないけどすごい物知りで、毎日貴重な時間を割いて手取り足取り狙撃の仕方を教えてくれてる。指導者としては間違いなく一流で憧れの先生だよ、俺と来る前に女と寝て香水プンプンさせるような誰かさんとは大違いだね、お前はナイフの扱い教えてくれた事さえないもんな」
刹那、スワローの顔が歯痒げに歪む。
必死に師を弁護するピジョンの鎖が強く引かれ、首が締まる苦痛に喘げば、スワローの手がシャツの狭間に滑り込む。
「こっちの気も知らねえで」
憎々しげに毒突き、はだけた胸板を性急にまさぐりだす。
「1人でシてたんだろ?こないだは随分興奮してたよな、声だけでイッちまって」
「お、お前がしろって言ったんじゃないか。シスターが通りかかってごまかすの大変だったんだぞ」
「はっ、なんもかんも俺のせいか!ヤなら断りゃいいだろその場にいねーんだし」
「あとで酷くするだろ」
「兄貴は酷くされるのが好きなんだと思ってた」
長椅子が軋む。
しめやかな衣擦れの音。
荒々しい二重の息遣い。
礼拝堂で犯されるのだけは嫌だ。
死に物狂いにもがくピジョンの顔をだしぬけに手挟み、赤錆の視線を真っ直ぐに抉りこむ。
「よく見せろ」
切羽詰まった声と眼差しにからめとられ一瞬抵抗がやむ。
再びの口付け。
右瞼に落ちた唇が左瞼に移り、鼻梁を辿って唇の輪郭をなぞりだす。

唇を使いピジョンの顔のパーツをかたどっていく動作には、離れていた間の分も兄を取り込もうとする、愛情よりもなお狂おしい独占欲が滾っていた。

死ぬほど会いたかったと、顔中に注がれる接吻がなにより切実に物語る。

「スワロー頼む、ここじゃ無理だ……先生や子どもたちが見に来たら」
「我慢できねえ」
「こらえろよ」
弱りきってなだめすかす兄にのしかかり、熱く猛った股間を押し付ける。
掴んだ手を力ずくで膨らみに導かれ、ピジョンが凍り付く。
「今すぐ抱きてェ」
ひたむきな懇願が次第に脅迫の威圧を帯びる。
押し問答を続けていると、外から軽い足音が馳せ参じる。
「!隠れろっ」
「は?」
咄嗟に叫び、困惑顔のスワローを道連れに長椅子から転げ落ちる。
そのまま胸ぐらを引っ掴み、縺れ合って一段高くなった祭壇の裏へと転がり込む。
「一体なに」
『しーー!』
片手でスワローの口を塞ぎ、もう一方の手の人さし指を立てる。
数秒後に巨大な扉が開け放たれ、子供たちの一群が元気に駆けこんでくる。
「今からかくれんぼねー」
チェシャの声だ。ボール投げに飽きて、別の遊びを始めたらしい。
間一髪祭壇の下に隠れるのに成功し安堵するも束の間、子供たちは入り口付近で盛り上がっている。
「鬼はヴィクね」
「いいよ」
「50数え終わったらさがしにくるのよ、ズルしちゃだめだからね。フィールドは教会とー、修道院とー、中庭とー、私たちのお部屋がある棟とー……全部!」
「新入りが初っ端鬼ってキツくないか、迷子になっちまうぞ」
「それもそっか」
ハリ―が反対意見を述べれば、仕切り屋だが決して自己本位ではないチェシャが考えこむ。
「しかたない、今回だけ特別にハンデ付けてあげる。ヴィクは最初の1人を見付けたらその子と鬼を交代していいわよ」
「えー」
「文句あるならアンタが今代わってもいいのよハリ―」
実に大雑把に決めるチェシャ。
シーハンも参加しているらしく「がんばって」とヴィクを応援する声が空気を伝ってくる。
子供は順応性が高いというが、初日からすっかり馴染んでいるヴィクの姿には驚かされるばかりだ。
「記憶がねェのがプラスに働いたな」
「え?」
「下手な偏見やくだらねー先入観もたねーですむ。加えてミュータントはアイツの恩人、条件さえそろってりゃ頭からっぽで入ってけるだろうさ」
祭壇下の空間で身を寄せ合ったスワローの言葉に、ピジョンは感極まる。

スワローはヴィクを『赤の他人』と吐き捨てたが、彼の事を語る口調には、そうとも言いきれない感情が滲んでいた。
離れていた間の弟の成長を感じ、なんだか無性に嬉しくなる。

「スワロー……」
「だからやめろって『大きくなったなあ』って目で見んの」
とぼけたやりとりをしている間もかくれんぼは進行し、礼拝堂の柱に顔を伏せたヴィクが、大きな声で数を数え始める。
「いーち、にーい、さーん」

まずい。

「じっとしてろよ」
「なんで隠れんだよ」
「お互い服はだけて、この状況なんて説明するんだよ。お前の股間がお座りシッダウンしないうちは絶対出てかないからな、いたいけな子供の視界に猥褻物を入れたくない」
「俺が猥褻物大でお前が小ってか」
「サイズの話は今してないだろ」
カウントが始まるや子供たちはバラバラに散っていく。
チェシャは猫科特有のすばしっこさで礼拝堂の外へ飛び出し、身体の小さいシーハンは最後列の長椅子の下にもぐりこみ、ハリ―はしっぽを逆立て孤児院の方へ駆け去る。

刻々と五十に近付く中、「チャンス」とピジョンは囁く。

「ヴィクは後ろ向きでシーハンは長椅子の下。誰も見てない」

スタジャンの袖を引っ張り退散を企てる。
ピジョンの思惑は大いに裏切られた。

「―――――――――――――――――――っ!?」
骨ばった手がズボンごと下着を引き下げ、委縮しきったペニスを外気に曝す。

抗議を上げかけた口を片手で封じ、ピジョンに後ろから抱き付いたスワローが、その尻へ剛直を擦り付けてくる。

「とっととおっぱじめようぜ」
正気か?

首をねじって弟を見れば、スワローは乗り気の笑みで自分のズボンを寛げていた。

「準備がいいことにケツに塗る香油もある」
「額に塗るんだよ馬鹿、終油の秘蹟への冒涜だぞ!」
たぐいまれな手癖の悪さを発揮し祭壇の上の小皿をくすねたスワローは、とろりと鈍い光沢帯びた香油を指ですくって伸ばしていく。
「本当に駄目だ、教会で、子供がいるんだぞ……」
「離れてるからわかりゃしねーよ、バレるのが怖ェなら死ぬ気で声ガマンしな」

シーハンは最後列の長椅子の下に伏せ、ヴィクは顔を両手で覆い隠し、遠くの円柱に凭れている。
「よんじゅーく、ごーじゅ……」
鬼が真っ先にやってくるのは、いかにも怪しい祭壇の下じゃないか。

「罰あたりめ、恥を知れ」
「萎えることばっか言ってっとお仕置きするぜ」
祭壇の下は暴れる隙間もない。少し動けば台が揺れて注意を招く。
ピジョンの弱みに付け込んで後ろから抱きすくめたスワローは、兄の首からタグを奪い、小粒の鎖を萎えたペニスに回していく。

慄然と目を瞠る。

スワローがピジョンのドッグタグを、スワローとペアのあのタグを持ち、華奢な鎖で二重三重にペニスを括っていく……

「!?ッあぐっ、」
鎖が食いこむ圧迫感に戦慄けば、先端にぶらさがるタグもカチカチ鳴る。
「すあっろ、やめ、痛ッぐ外っせ、ィたずらじゃすまないっぞ」
限りない恥辱と絶望に声が震え、心と身体が同時に打ちのめされる。
スワローの理不尽すぎる仕打ちも自分がされている事も信じられない信じたくない、幼い自分が真心こめて手がけたドッグタグが、スワローがおそろいがいいとせがむから仕方なく作ってやったドッグタグが、まさかこんな使われ方をするなんて……
脳髄が焼き切れそうな羞恥で沸騰し、ジンと熱を帯びた瞼が震えて涙が滲む。暴かれた胸板では乳首がいやらしく尖り、鎖の締め付けがまた一段と強まる。
「ァろーっ、はなせっ」
香油を塗した指がくぷりとアナルをこじ開け、前立腺を刺激しはじめた。
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