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第2章 《煌帝剣戟》煌華学園予選 編
第16話 深海の竜と必中の聖矢
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――煌華学園 第1アリーナ――
『会場の皆さま、並びにテレビをご覧の方々。
ついにこの日がやって来ました。
《煌帝剣戟》煌華学園予選の決勝戦がこのフィールドで行われようとしています!
解説のウィルさん、この一連の試合の見どころはどこだと思いますか?』
『そうですね。
第1ブロックの最上位戦は見応えあると思いますね。
何てったって校内ランク1位のアッシュ選手と5位の卯月選手の戦いですから、きっと想像を絶する戦いになると思います。』
『ですが話によると、ウィルさんにはもう一つ気になる試合があるとか?』
『はい。第4ブロックの坂宮選手とスクィル選手の試合です。
先日の《希望の闇》の襲撃では、坂宮選手は真技を使って《爆砕の災厄》を見事倒したらしいですね。
一方のスクィル選手はあの襲撃で主だった活躍は無いものの、去年の《煌帝剣戟》の出場者と決闘し勝利したという記録があります。
試合が全く読めないという点において、この試合もまた注目すべきでしょう。』
『なるほどなるほど。
それでは時間になりました! 《煌帝剣戟》の決勝戦の開幕です!』
わっと会場が熱狂に包まれた。いつも以上に人が集まっている気がするな。きっとヒースネス中から決勝戦を見ようと、このアリーナに訪れているのだろう。
それはさておき、やっと試合が始まるのか。アッシュさんの戦い方をしっかり見ておこう。
「……リョーヤ。目が血走ってる。」
「だって興奮するだろ?」
って、この会話は前にユリとしたような気がする……。今回はリンシンだけど、俺ってそんなに血走った目をしてるのか? まぁいっか。
ちなみに今日試合があるユリは、既に第1アリーナでウォームアップを終えている頃だろう。
『3年武術A組、《深海の竜》ことアッシュ・ストラード選手
並びに3年武術B組、《必中の聖矢》こと卯月 誠選手の入場だぁー!』
大音量の歓声と共に2人がフィールドに入場する。その手には既に《創現武装》があった。
『さて、ここで両選手の《創現武装》の紹介に参ります。
まずはアッシュ選手の持つ槍型の《創現武装》、ハーテイルです。』
『海のように真っ青な槍ですね。
優美な装飾があるわけでもないのに自然と観客の目を引くその色は、やはり美しいという言葉がよく似合います。』
『アッシュ選手はハーテイルの長いリーチを生かした戦いを今回も見せてくれるのかー?
対する卯月選手は弓型の《創現武装》、明星を手にしています。』
『これまでの試合、あの弓で狙われた選手は全員、あの弓から放たれた矢の餌食になっています。
高速で追尾してくる矢を落とすか、ヒットを食らうかのどちらかしか攻略法は無いようですね。
さすが必中と言ったところでしょうか。』
でもアッシュさんは以前、銃型相手に余裕で勝利していたからな。今回も楽に勝つんじゃないのか? なんてフラグは立てないでおこう。
『両選手、準備が整ったようです。
それでは第1ブロック決勝戦
試合……開始!』
第1ブロック決勝戦開幕のブザーが鳴り響いた。
と、先に仕掛けてきたのは意外にもアッシュさんだった。ハーテイルの刃先を前方に向けて突進していく。
『おおっと開幕速攻をかけたのは、なんとこれまで後手で戦ってきたアッシュ選手!
予想外の事態に会場も驚きに包まれているようだー!』
対する卯月選手はゆっくりと矢をつがえると、限界まで引き絞ってから放った。
矢は真っ直ぐアッシュさんに飛んでいった―――が、当たることはなかった。まるで実体が無いかのように矢はアッシュさんをすり抜けていった。
『これはどういうことでしょうか!
卯月選手の放った矢はアッシュ選手を捉えたはず! なのにアッシュ選手にはかすり傷一つ無いようだ!』
「リョーヤは分かってるんだろう? あのカラクリの正体を。」
アラムがニヤッとしながら訊いてきた。そんなこと訊かなくても、予想がついていることくらい分かってるくせに。そう思うと俺も少しニヤけてしまった。
「ああ、大方の予想はついてるさ。
卯月選手のあの矢、きっとカレンさんと似たようなものだと思う。飛んできたように見えたのはおそらく幻影だ。」
「やっぱりね。ま、僕も同じ予想をしていたけど。」
「ただ、カレンさんが俺に使ったのは静止画の幻影だ。
卯月選手みたいに動画として幻影を作り出すのは、多分簡単な事じゃないだろうね。」
カメラやビデオは動画などを大量の静止画として記録している。再生する時は、それら静止画を繋げることで一つの動画にしているのだ。
もしそれと同じことを卯月選手がしているのであれば、カレンさんを遥かに上回る能力の持ち主だ。大量の静止画幻影の生成と消去を繰り返していることになるのだから。
「でも不思議に思わなかったかい? 飛んでいったはずの本物の矢は、一体どこに行ったと思う?」
「……そもそも矢を射てない。」
「え?」
「……あの人、矢をつがえてすらない。」
なるほど、リンシンは風を操る能力を持っているから空気の流れを読むことができる。だから卯月選手が矢を射てないことはお見通しなわけだ。
……ん? そう考えると、水を操る能力の持ち主であるアッシュさんは幻影を見抜いたんだよな?
「やっぱりすごいな、アッシュさん。」
ハーテイルのリーチに卯月選手が入ると、アッシュさんは薙ぎ払うように槍を振った。が、俺たちが見ていた卯月選手自体も幻影だった。
『なんと! 卯月選手だと思っていたものは幻影だった!
本人はどこにいるんだ!?』
「……観客席からも見えない。」
「だな。となると透明化しているのか。」
光を操る能力、やはりそれくらいは簡単にできるのだろう。
すると―――
「っ!?」
アッシュさんが急に防御体勢をとると、その身体が何かにぶつかったように大きく後ろに後退した。
アッシュさんは倒れないようにこらえると、今度は槍を振り回し始めた。あれは……何かから自分を守っているのか?
『卯月選手、やはり強い!
校内ランク1位を相手に、完全に一方的な攻撃を仕掛けているー!』
『やはり透明化と幻影のコンボは、さすがのアッシュ選手でも苦戦を強いられているようですね。』
アッシュさんの動きがだんだんと鈍くなってきた。このタイミングでスタミナが尽きてきたのか?
ついにその膝が地についた。ひどい息切れをしているようだ。
「はぁはぁはぁ―――」
見計らったかのように、卯月選手がアッシュさんの背後に姿を現した。手に持っている明星には、既に新たな矢をつがえている。
「いやぁアッシュ。ボクがキミをスタミナ切れにさせたのは実に何年ぶりだろうね。
……いや、違うか。スタミナ切れと見せかけるその戦法を見せつけられるのは、かな?」
「ははは……そう言われるのは心外だなー……。これでもかなり疲れているんだけどね。」
「なら潔く諦めて欲しいね。
ボクは今年こそ代表にならなきゃいけないんだからさ。」
「いや、僕もまだ諦めきれないよ。彼を倒すって目標はね。」
彼って誰のことだ? アッシュさんが目標にしている人……?
「……そうだよな。アッシュ、お前ならそう言うと分かっていたよ。
……はぁ、仕方ないか。」
卯月選手はそう言いって後方に跳び、弓をぐっと引き絞る。するとつがえていた矢が光りだした。その光は段々と強くなってきている。これはまさか―――
『おっとこれは!
卯月選手、どうやらここで真技を使うようです!』
『疲労しているアッシュ選手に、卯月選手の真技に耐えるだけの余力は残っていないでしょう。
これは意外にも早々に決着がつきそうですね。』
「解説の言う通り、少し早いけどボクたちの決勝戦はこれでお開きにしよう。
このまま長話して、ボクの気づかない間に罠を仕掛けられたり、体力の回復をされちゃ困るからね。」
矢がまるで太陽のように眩い光を放ち始めると、卯月選手は息を止めて真っ直ぐアッシュさんに狙いを定めた。そして―――
「〈悪鬼穿つ天弓の聖矢〉!」
卯月選手はついに矢を放った。たった1本の光る矢だが、それはアッシュさんの胸を貫通し、背後のフィールドの壁に穴を開けた。なんて威力だ!
『き、決まったー! 卯月選手の―――ってあれ? おかしいですね。
あれほどの攻撃が胸に命中したはずなのに、試合の強制終了がされておりません!』
決闘試合やこの予選は、システムがそれ以上の試合続行が選手の生命に関わると判断すると、強制的に試合を終了される。
アッシュさんのあの傷は致命傷、いやそれ以上に死んでもおかしくない。なのになぜ終了しないんだ……?
「そりゃそうだ。僕はまだ戦えるからね。」
胸に穴が空いたアッシュさんが立ち上がったと思うと、その身体が揺らいで消えていく。代わりに現れたのは傷一つないアッシュさんだった。
『会場の皆さま、並びにテレビをご覧の方々。
ついにこの日がやって来ました。
《煌帝剣戟》煌華学園予選の決勝戦がこのフィールドで行われようとしています!
解説のウィルさん、この一連の試合の見どころはどこだと思いますか?』
『そうですね。
第1ブロックの最上位戦は見応えあると思いますね。
何てったって校内ランク1位のアッシュ選手と5位の卯月選手の戦いですから、きっと想像を絶する戦いになると思います。』
『ですが話によると、ウィルさんにはもう一つ気になる試合があるとか?』
『はい。第4ブロックの坂宮選手とスクィル選手の試合です。
先日の《希望の闇》の襲撃では、坂宮選手は真技を使って《爆砕の災厄》を見事倒したらしいですね。
一方のスクィル選手はあの襲撃で主だった活躍は無いものの、去年の《煌帝剣戟》の出場者と決闘し勝利したという記録があります。
試合が全く読めないという点において、この試合もまた注目すべきでしょう。』
『なるほどなるほど。
それでは時間になりました! 《煌帝剣戟》の決勝戦の開幕です!』
わっと会場が熱狂に包まれた。いつも以上に人が集まっている気がするな。きっとヒースネス中から決勝戦を見ようと、このアリーナに訪れているのだろう。
それはさておき、やっと試合が始まるのか。アッシュさんの戦い方をしっかり見ておこう。
「……リョーヤ。目が血走ってる。」
「だって興奮するだろ?」
って、この会話は前にユリとしたような気がする……。今回はリンシンだけど、俺ってそんなに血走った目をしてるのか? まぁいっか。
ちなみに今日試合があるユリは、既に第1アリーナでウォームアップを終えている頃だろう。
『3年武術A組、《深海の竜》ことアッシュ・ストラード選手
並びに3年武術B組、《必中の聖矢》こと卯月 誠選手の入場だぁー!』
大音量の歓声と共に2人がフィールドに入場する。その手には既に《創現武装》があった。
『さて、ここで両選手の《創現武装》の紹介に参ります。
まずはアッシュ選手の持つ槍型の《創現武装》、ハーテイルです。』
『海のように真っ青な槍ですね。
優美な装飾があるわけでもないのに自然と観客の目を引くその色は、やはり美しいという言葉がよく似合います。』
『アッシュ選手はハーテイルの長いリーチを生かした戦いを今回も見せてくれるのかー?
対する卯月選手は弓型の《創現武装》、明星を手にしています。』
『これまでの試合、あの弓で狙われた選手は全員、あの弓から放たれた矢の餌食になっています。
高速で追尾してくる矢を落とすか、ヒットを食らうかのどちらかしか攻略法は無いようですね。
さすが必中と言ったところでしょうか。』
でもアッシュさんは以前、銃型相手に余裕で勝利していたからな。今回も楽に勝つんじゃないのか? なんてフラグは立てないでおこう。
『両選手、準備が整ったようです。
それでは第1ブロック決勝戦
試合……開始!』
第1ブロック決勝戦開幕のブザーが鳴り響いた。
と、先に仕掛けてきたのは意外にもアッシュさんだった。ハーテイルの刃先を前方に向けて突進していく。
『おおっと開幕速攻をかけたのは、なんとこれまで後手で戦ってきたアッシュ選手!
予想外の事態に会場も驚きに包まれているようだー!』
対する卯月選手はゆっくりと矢をつがえると、限界まで引き絞ってから放った。
矢は真っ直ぐアッシュさんに飛んでいった―――が、当たることはなかった。まるで実体が無いかのように矢はアッシュさんをすり抜けていった。
『これはどういうことでしょうか!
卯月選手の放った矢はアッシュ選手を捉えたはず! なのにアッシュ選手にはかすり傷一つ無いようだ!』
「リョーヤは分かってるんだろう? あのカラクリの正体を。」
アラムがニヤッとしながら訊いてきた。そんなこと訊かなくても、予想がついていることくらい分かってるくせに。そう思うと俺も少しニヤけてしまった。
「ああ、大方の予想はついてるさ。
卯月選手のあの矢、きっとカレンさんと似たようなものだと思う。飛んできたように見えたのはおそらく幻影だ。」
「やっぱりね。ま、僕も同じ予想をしていたけど。」
「ただ、カレンさんが俺に使ったのは静止画の幻影だ。
卯月選手みたいに動画として幻影を作り出すのは、多分簡単な事じゃないだろうね。」
カメラやビデオは動画などを大量の静止画として記録している。再生する時は、それら静止画を繋げることで一つの動画にしているのだ。
もしそれと同じことを卯月選手がしているのであれば、カレンさんを遥かに上回る能力の持ち主だ。大量の静止画幻影の生成と消去を繰り返していることになるのだから。
「でも不思議に思わなかったかい? 飛んでいったはずの本物の矢は、一体どこに行ったと思う?」
「……そもそも矢を射てない。」
「え?」
「……あの人、矢をつがえてすらない。」
なるほど、リンシンは風を操る能力を持っているから空気の流れを読むことができる。だから卯月選手が矢を射てないことはお見通しなわけだ。
……ん? そう考えると、水を操る能力の持ち主であるアッシュさんは幻影を見抜いたんだよな?
「やっぱりすごいな、アッシュさん。」
ハーテイルのリーチに卯月選手が入ると、アッシュさんは薙ぎ払うように槍を振った。が、俺たちが見ていた卯月選手自体も幻影だった。
『なんと! 卯月選手だと思っていたものは幻影だった!
本人はどこにいるんだ!?』
「……観客席からも見えない。」
「だな。となると透明化しているのか。」
光を操る能力、やはりそれくらいは簡単にできるのだろう。
すると―――
「っ!?」
アッシュさんが急に防御体勢をとると、その身体が何かにぶつかったように大きく後ろに後退した。
アッシュさんは倒れないようにこらえると、今度は槍を振り回し始めた。あれは……何かから自分を守っているのか?
『卯月選手、やはり強い!
校内ランク1位を相手に、完全に一方的な攻撃を仕掛けているー!』
『やはり透明化と幻影のコンボは、さすがのアッシュ選手でも苦戦を強いられているようですね。』
アッシュさんの動きがだんだんと鈍くなってきた。このタイミングでスタミナが尽きてきたのか?
ついにその膝が地についた。ひどい息切れをしているようだ。
「はぁはぁはぁ―――」
見計らったかのように、卯月選手がアッシュさんの背後に姿を現した。手に持っている明星には、既に新たな矢をつがえている。
「いやぁアッシュ。ボクがキミをスタミナ切れにさせたのは実に何年ぶりだろうね。
……いや、違うか。スタミナ切れと見せかけるその戦法を見せつけられるのは、かな?」
「ははは……そう言われるのは心外だなー……。これでもかなり疲れているんだけどね。」
「なら潔く諦めて欲しいね。
ボクは今年こそ代表にならなきゃいけないんだからさ。」
「いや、僕もまだ諦めきれないよ。彼を倒すって目標はね。」
彼って誰のことだ? アッシュさんが目標にしている人……?
「……そうだよな。アッシュ、お前ならそう言うと分かっていたよ。
……はぁ、仕方ないか。」
卯月選手はそう言いって後方に跳び、弓をぐっと引き絞る。するとつがえていた矢が光りだした。その光は段々と強くなってきている。これはまさか―――
『おっとこれは!
卯月選手、どうやらここで真技を使うようです!』
『疲労しているアッシュ選手に、卯月選手の真技に耐えるだけの余力は残っていないでしょう。
これは意外にも早々に決着がつきそうですね。』
「解説の言う通り、少し早いけどボクたちの決勝戦はこれでお開きにしよう。
このまま長話して、ボクの気づかない間に罠を仕掛けられたり、体力の回復をされちゃ困るからね。」
矢がまるで太陽のように眩い光を放ち始めると、卯月選手は息を止めて真っ直ぐアッシュさんに狙いを定めた。そして―――
「〈悪鬼穿つ天弓の聖矢〉!」
卯月選手はついに矢を放った。たった1本の光る矢だが、それはアッシュさんの胸を貫通し、背後のフィールドの壁に穴を開けた。なんて威力だ!
『き、決まったー! 卯月選手の―――ってあれ? おかしいですね。
あれほどの攻撃が胸に命中したはずなのに、試合の強制終了がされておりません!』
決闘試合やこの予選は、システムがそれ以上の試合続行が選手の生命に関わると判断すると、強制的に試合を終了される。
アッシュさんのあの傷は致命傷、いやそれ以上に死んでもおかしくない。なのになぜ終了しないんだ……?
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