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第2章 《煌帝剣戟》煌華学園予選 編
第20話 不快感と健闘
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――煌華学園 第2アリーナ――
次の日、俺とアラムは早朝から剣術だけのウォーミングアップをしていた。能力を使っても良かったのだが、お互いに相手が氷でも炎でもないので勝手が違うと思い、結局封印している。
「はっ!」
アラムのナザロートが俺のミステインを弾き飛ばした。アラムの剣技は俺のそれを上回っているかもしれない。……あくまで剣技は。
「これで僕の―――」
「甘い!」
俺はバック転してアラムを足で牽制すると、ミステインをキャッチした。
「あぁー、おしい。」
「次の攻撃のタイミングをもう少し早くすれば致命傷を与えることは可能だと思うよ。
剣技は満点だな。体術の方を鍛えた方がもっと強くなれると思うぞ? リンシンに教わるのをオススメするよ。」
「スパシーバ。
でも相変わらず師匠口調だねリョーヤは。別に責めてるわけじゃないけどさ!」
「そーか? 意識はしてないんだけどな……。
てか、スパシーバって?」
「ロシア語でありがとうって意味さ。
さてと、じゃあ僕はそろそろ行くよ。応援よろしく!」
「おう、頑張れよ!」
アラムは手を振りながら召集所に向かって走って行った。
あいつ、一切不安を口にしなかったな。校内ランク2位なんて対峙するだけでも怖いだろうに……。
「やぁやぁ、昨日はよく眠れたかい?」
アラムと入れ替わりで現れたのはヒューム・スクィルだった。昨日の不快感が思い出されて舌打ちしてしまった。
「チッ」
「なんだい? 先輩に対して舌打ちかい? 偉いもんだね。」
「今度はなんですか? また喧嘩売りに来たんですか?」
ヒュームはわざとらしく肩を竦めた。やめてくれ、何だか分からないけど酷く不快だ。
「そんなことすると思っていたのかい? 心外だなぁー。」
「じゃあ何しに来たんですか?」
「ただのウォーミングアップさ、ウォーミングアップ。
ぼくもいくら上位ランカーとは言え、ぶっつけ本番は辛いからね。」
「あぁ、そうですか。それは失礼しました。
それじゃ俺は友人の試合を見るんで。」
俺はそれだけ言うと第1アリーナの召集所に向かって歩き出す。これ以上この人と同じ空間にはいたくない。
「へぇ、キミにも友達ができたんだー。
きっと一生できないだろうと思っていたのにね。」
……なんだ、今の言い方は? まるで俺を以前から知っているかのような口ぶりだ。
「それってどういう事ですか? 入学の時にお会いしましたっけ?」
「いいや。ぼくらはもっと前から知っているよ。
いや、ぼくは、と言うべきかな?」
「は? 一体―――」
さらに問い詰めようとすると、第3ブロック決勝戦の開始アナウンスが聞こえてきた。
『それでは第3ブロック決勝戦
試合開始!』
クソッ、もっと話を聞きたかったけど仕方ないか。
「ほらほら、お友達の試合が始まっちゃうよ?」
「分かってますよ。」
早歩きでその場を後にした。アラムの応援と俺とヒュームの関係、天秤にかけるまでもなくアラムの応援に行くべきだ。
「またフィールドで。」
「またね、贋造品くん。」
――煌華学園 第1アリーナ――
『強い! 強すぎる!
校内ランク2位のリサ選手、アラム選手の業火を暴風で吹き飛ばしていく!』
召集所にあったモニター越しに試合を見てみたが、試合が始まってまだ2、3分だというのに両者の優劣は明白だった。
―――アラムが劣勢だ。それも圧倒的に。
アラムの能力の長所は暴力的なまでの荒ぶる炎の熱だ。これを上手く使うことで、アラムは決勝戦まで上り詰めることができたと言っても過言ではない。
それほどまでに、アラムの業火は強力なのだ。
が、相手も暴力的な威力の風を操るなら話は別だ。
まるで木枯らしに吹かれる焚き火のごとく、アラムの業火は完全に………操られている。炎を操ることのできるアラムにではなく、風を操るリサ選手によって。
「はぁはぁはぁ―――
さすが……校内ランク2位の…リサ先輩。正直言って……予想以上の……強さですね。」
既にかなり激しく能力戦を繰り広げていたのだろう、アラムの息がかなり切れている。
「お褒めの言葉、ありがとうございます。貴方の業火も、離れていてもうぶ毛が焦げるのではないかと思うほどの熱気を感じます。
しかし! わたくしは先日の《希望の闇》襲撃で、戦果を何一つ得られませんでした。
なのでせめて、この予選くらいは優勝させていただきますわ!」
リサ選手はそう言い切ると、迫り来るアラムの業火を暴風で消し去った。なんて風圧だ! リンシンの風とは比較にすらならないだろう。
「わたくしの《創現武装》、ウィルストムでその身を貫いて差し上げましょう!」
「怖いこと言いますね……なら僕はこのナザロートで斬り捨ててみせます!」
リサ選手の剣型《創現武装》、ウィルストム。エメラルドグリーンの柄が風のイメージと合っている……のだが、あの暴風ではむしろ灰色の方が合っている気がする……。
って、こんなこと言ったら失礼か。
「参りますわ!」
銀髪のロングヘアをなびかせて、リサ選手が駆け出した。アラムも口元に笑みを浮かべながらリサ選手に向かっていく。
『熱い! 暑い! アツイ戦いだー!
全力を出して相手に挑むこの光景、まさに決勝戦に相応しい試合ですね。』
『はい、そうですね。僕も興奮し過ぎて、体温が炎のように熱くなってきているのを感じます。
観客席の方々も両者に黄色い声援を送っているようですし、この試合は今大会一番の盛り上がりを見せていること間違いないでしょう。』
アラムの剣技はやはりかなりの腕前だった。能力戦では引けを取っても、接近戦ではほぼ互角といったところだ。
が、互角であって決して優勢ではない。攻撃を仕掛けても受け流されるか防御され、逆に攻撃を仕掛けられてもヒットすることを許さない。
と、ここでようやく試合が進み出した。
『おおっとここでアラム選手のナザロートが、リサ選手のウィルストムを弾き飛ばしたぁー!
リサ選手絶体絶命かー!?』
「もらっ―――」
「いいえ、まだですわ!」
リサ選手は体操選手顔負けの身のこなしで襲いかかるアラムの剣を掻い潜り、ウィルストムをキャッチした。
『リサ選手、素晴らしい身のこなしで見事ウィルストムをキャッチしました!
ここからリサ選手、反撃に出るか!?』
リサ選手は距離をとってから大きく剣を横に振り、小さな竜巻を2つ生成した。が、小さくとも竜巻は竜巻、フィールドに凄まじい空気の流れが発生した。
「こ、これは―――!?」
と、アラムが頭を抑えだした。どうやらアラム付近の空気が薄くなったことで頭痛が起きたのだろう。あれではまともに動けないだろう。
「そろそろ終わらせますわ!」
風に乗るようにリサ選手が勢いをつけてアラムへと接近する。対するアラムは―――頭痛の影響でうまく動けないようだ。
「〈終末を告げる鎌鼬〉!」
目で追うのも困難なスピードでリサ選手が風に乗って飛び回り、アラムに切創を刻みつけていく。
「あ゛ぁぁぁぁぁぁ!」
頭痛と刻まれていく傷の痛みで、アラムが苦痛の叫びを上げる。アラムには悪いが……これはもう決まったな。
リサ選手がアラムの腹をウィルストムで突き刺し、フィニッシュを決めた。背中に貫通した剣先からは鮮血が滴り落ちている。これはもう戦闘不能だろう。
「僕の……負けです。」
「貴方の炎は、今後確実にさらに成長するでしょう。
その時にまた手合わせしましょう?」
アラムが敗北を認めたことで試合が終了した。
『試合終了!
勝者、《終末の暴風》ことリサ・テルミン選手ー!
アラム選手、健闘むなしく敗北しましたね。 しかし! 白熱した戦いを見せてくれた両者に、今一度大きな拍手を!』
会場からこの上ない拍手の嵐が鳴り響いた。いいなぁ、駆け引きなしのガチンコ勝負。憧れるけど、俺の戦い方には合わないかな。
アラムは担架に乗せられてフィールドを後にした。しばらく安静にして例の点滴を打っておけば、夕方には復活するだろう。
『この後の第4ブロック決勝戦は10分後に行います!
それでは一旦休憩を挟みますー。』
さて、いよいよ俺の番だ。行くぞミステイン!
次の日、俺とアラムは早朝から剣術だけのウォーミングアップをしていた。能力を使っても良かったのだが、お互いに相手が氷でも炎でもないので勝手が違うと思い、結局封印している。
「はっ!」
アラムのナザロートが俺のミステインを弾き飛ばした。アラムの剣技は俺のそれを上回っているかもしれない。……あくまで剣技は。
「これで僕の―――」
「甘い!」
俺はバック転してアラムを足で牽制すると、ミステインをキャッチした。
「あぁー、おしい。」
「次の攻撃のタイミングをもう少し早くすれば致命傷を与えることは可能だと思うよ。
剣技は満点だな。体術の方を鍛えた方がもっと強くなれると思うぞ? リンシンに教わるのをオススメするよ。」
「スパシーバ。
でも相変わらず師匠口調だねリョーヤは。別に責めてるわけじゃないけどさ!」
「そーか? 意識はしてないんだけどな……。
てか、スパシーバって?」
「ロシア語でありがとうって意味さ。
さてと、じゃあ僕はそろそろ行くよ。応援よろしく!」
「おう、頑張れよ!」
アラムは手を振りながら召集所に向かって走って行った。
あいつ、一切不安を口にしなかったな。校内ランク2位なんて対峙するだけでも怖いだろうに……。
「やぁやぁ、昨日はよく眠れたかい?」
アラムと入れ替わりで現れたのはヒューム・スクィルだった。昨日の不快感が思い出されて舌打ちしてしまった。
「チッ」
「なんだい? 先輩に対して舌打ちかい? 偉いもんだね。」
「今度はなんですか? また喧嘩売りに来たんですか?」
ヒュームはわざとらしく肩を竦めた。やめてくれ、何だか分からないけど酷く不快だ。
「そんなことすると思っていたのかい? 心外だなぁー。」
「じゃあ何しに来たんですか?」
「ただのウォーミングアップさ、ウォーミングアップ。
ぼくもいくら上位ランカーとは言え、ぶっつけ本番は辛いからね。」
「あぁ、そうですか。それは失礼しました。
それじゃ俺は友人の試合を見るんで。」
俺はそれだけ言うと第1アリーナの召集所に向かって歩き出す。これ以上この人と同じ空間にはいたくない。
「へぇ、キミにも友達ができたんだー。
きっと一生できないだろうと思っていたのにね。」
……なんだ、今の言い方は? まるで俺を以前から知っているかのような口ぶりだ。
「それってどういう事ですか? 入学の時にお会いしましたっけ?」
「いいや。ぼくらはもっと前から知っているよ。
いや、ぼくは、と言うべきかな?」
「は? 一体―――」
さらに問い詰めようとすると、第3ブロック決勝戦の開始アナウンスが聞こえてきた。
『それでは第3ブロック決勝戦
試合開始!』
クソッ、もっと話を聞きたかったけど仕方ないか。
「ほらほら、お友達の試合が始まっちゃうよ?」
「分かってますよ。」
早歩きでその場を後にした。アラムの応援と俺とヒュームの関係、天秤にかけるまでもなくアラムの応援に行くべきだ。
「またフィールドで。」
「またね、贋造品くん。」
――煌華学園 第1アリーナ――
『強い! 強すぎる!
校内ランク2位のリサ選手、アラム選手の業火を暴風で吹き飛ばしていく!』
召集所にあったモニター越しに試合を見てみたが、試合が始まってまだ2、3分だというのに両者の優劣は明白だった。
―――アラムが劣勢だ。それも圧倒的に。
アラムの能力の長所は暴力的なまでの荒ぶる炎の熱だ。これを上手く使うことで、アラムは決勝戦まで上り詰めることができたと言っても過言ではない。
それほどまでに、アラムの業火は強力なのだ。
が、相手も暴力的な威力の風を操るなら話は別だ。
まるで木枯らしに吹かれる焚き火のごとく、アラムの業火は完全に………操られている。炎を操ることのできるアラムにではなく、風を操るリサ選手によって。
「はぁはぁはぁ―――
さすが……校内ランク2位の…リサ先輩。正直言って……予想以上の……強さですね。」
既にかなり激しく能力戦を繰り広げていたのだろう、アラムの息がかなり切れている。
「お褒めの言葉、ありがとうございます。貴方の業火も、離れていてもうぶ毛が焦げるのではないかと思うほどの熱気を感じます。
しかし! わたくしは先日の《希望の闇》襲撃で、戦果を何一つ得られませんでした。
なのでせめて、この予選くらいは優勝させていただきますわ!」
リサ選手はそう言い切ると、迫り来るアラムの業火を暴風で消し去った。なんて風圧だ! リンシンの風とは比較にすらならないだろう。
「わたくしの《創現武装》、ウィルストムでその身を貫いて差し上げましょう!」
「怖いこと言いますね……なら僕はこのナザロートで斬り捨ててみせます!」
リサ選手の剣型《創現武装》、ウィルストム。エメラルドグリーンの柄が風のイメージと合っている……のだが、あの暴風ではむしろ灰色の方が合っている気がする……。
って、こんなこと言ったら失礼か。
「参りますわ!」
銀髪のロングヘアをなびかせて、リサ選手が駆け出した。アラムも口元に笑みを浮かべながらリサ選手に向かっていく。
『熱い! 暑い! アツイ戦いだー!
全力を出して相手に挑むこの光景、まさに決勝戦に相応しい試合ですね。』
『はい、そうですね。僕も興奮し過ぎて、体温が炎のように熱くなってきているのを感じます。
観客席の方々も両者に黄色い声援を送っているようですし、この試合は今大会一番の盛り上がりを見せていること間違いないでしょう。』
アラムの剣技はやはりかなりの腕前だった。能力戦では引けを取っても、接近戦ではほぼ互角といったところだ。
が、互角であって決して優勢ではない。攻撃を仕掛けても受け流されるか防御され、逆に攻撃を仕掛けられてもヒットすることを許さない。
と、ここでようやく試合が進み出した。
『おおっとここでアラム選手のナザロートが、リサ選手のウィルストムを弾き飛ばしたぁー!
リサ選手絶体絶命かー!?』
「もらっ―――」
「いいえ、まだですわ!」
リサ選手は体操選手顔負けの身のこなしで襲いかかるアラムの剣を掻い潜り、ウィルストムをキャッチした。
『リサ選手、素晴らしい身のこなしで見事ウィルストムをキャッチしました!
ここからリサ選手、反撃に出るか!?』
リサ選手は距離をとってから大きく剣を横に振り、小さな竜巻を2つ生成した。が、小さくとも竜巻は竜巻、フィールドに凄まじい空気の流れが発生した。
「こ、これは―――!?」
と、アラムが頭を抑えだした。どうやらアラム付近の空気が薄くなったことで頭痛が起きたのだろう。あれではまともに動けないだろう。
「そろそろ終わらせますわ!」
風に乗るようにリサ選手が勢いをつけてアラムへと接近する。対するアラムは―――頭痛の影響でうまく動けないようだ。
「〈終末を告げる鎌鼬〉!」
目で追うのも困難なスピードでリサ選手が風に乗って飛び回り、アラムに切創を刻みつけていく。
「あ゛ぁぁぁぁぁぁ!」
頭痛と刻まれていく傷の痛みで、アラムが苦痛の叫びを上げる。アラムには悪いが……これはもう決まったな。
リサ選手がアラムの腹をウィルストムで突き刺し、フィニッシュを決めた。背中に貫通した剣先からは鮮血が滴り落ちている。これはもう戦闘不能だろう。
「僕の……負けです。」
「貴方の炎は、今後確実にさらに成長するでしょう。
その時にまた手合わせしましょう?」
アラムが敗北を認めたことで試合が終了した。
『試合終了!
勝者、《終末の暴風》ことリサ・テルミン選手ー!
アラム選手、健闘むなしく敗北しましたね。 しかし! 白熱した戦いを見せてくれた両者に、今一度大きな拍手を!』
会場からこの上ない拍手の嵐が鳴り響いた。いいなぁ、駆け引きなしのガチンコ勝負。憧れるけど、俺の戦い方には合わないかな。
アラムは担架に乗せられてフィールドを後にした。しばらく安静にして例の点滴を打っておけば、夕方には復活するだろう。
『この後の第4ブロック決勝戦は10分後に行います!
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