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第三部 天界編
参、華の奴隷―其の弐―
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羅漢の隙を見て寝台から転がり落ちたとしても、床には奴隷たちが乱交し音楽に合わせて、妖しげな踊りを踊っている。
彼らの間を通り抜けて逃げ出すことは難しいだろう。
服を脱ぐと、羅漢の均整の取れた体があらわになり腕や胸板に、伝統的な花と蔓の細かい入墨が入っているのが見えた。
「いや、来ないで……だと? 咎人のお前が主人の俺にずいぶんと生意気な口をきくな。他の奴らより、少しばかり優遇されているからと言っても、お前の行動一つでその座から転がり落ちて、こいつらの慰み者になるだけだ」
「い、いや……それはいやっ」
若菜は頭を振った。快楽で正気を失った奴隷たちの玩具にされるのは、羅漢の相手をするよりも嫌だ。寝台の隅で小さくなっていた若菜の足首を掴むと、羅漢は乱暴に自分の元へと引き寄せ、若菜の両足を開いた。
「――――っ!」
若菜はシーツを握りしめ、ぎゅっと目を閉じた。目を閉じていれば、最愛の義弟の姿が頭に浮かぶ。触れられても全部、朔の愛撫だと考えれば怖くはない。
羅漢は形の良い豊かな乳房、薄桃色の乳輪と蕾、なだらかな腰に視線を向け、最後に慎ましい薄桃色の無毛の亀裂を見つめると、喉の奥で笑いを噛み殺した。
「まるで男を知らん処女のような反応だな。このまま、男根を挿入して犯し、お前の自慢の腟内を確認してやろうと思ったが、せっかくの第六天魔王の戦利品だ、ゆっくり確かめてやろう……。目を開けろ、若菜」
羅漢に顎を捕まれ、若菜は薄っすらと目を開けた。口を開けるように頬を指で押されると強引に口付けられる。舌を絡め口腔内を蹂躪されると、若菜は涙を浮かべてくぐもった声をあげた。
「んっ……んぅっ、はぁっ、んんっ、はぁっ……だ、めっ……」
「はぁっ……若菜、舌を出してみろ。こいつらに見えるようにな」
手首を捕まれ、上半身を起こされると、顎を掴まれたまま、恐る恐る舌を見せた。羅漢は他の奴隷に、若菜との口付けを見せつけるように舌を絡ませた。
彼は終始、乱暴な物言いだが表面をなぞって舌を絡ませる動きは巧みで、感じたくないのに吐息が漏れる。羅漢は、若菜の舌の表面に纏わり付く唾液を味わうようにして熱っぽい吐息を漏らした。
「んっ、んんっ……ふっ……」
「はぁっ……なるほどな。お前の唾液は上質の神酒と味が似ていてうまい、若菜。お前の分厚くて温かい舌は、男根奉仕に向いているぞ」
唇を離されると、ねっとりと銀の糸が後を引く。羅漢は、呼吸を乱す若菜をみるとニィっと口の端を釣り上げ、奴隷を見て目線で合図をした。美しい天界人の女と修羅族の男が楽しそうにして自分たちが使っていた、瓶を持ってきた。
羅漢は寝台の上でふんぞり返り、若菜はいったいこれから何が起こるのかと、不安そうに座って周りを見ていた。二人の奴隷が、瓶の中に入っていた、透明の液体を持つと若菜の裸体にかけていく。
「きゃっ! な、何をするの、や、やぁ、やめてください!」
男女は若菜の言葉を無視して、ドロドロとした透明の潤滑油を胸や背中にかけていく。若菜の体は淫らに怪しく濡れ光っていた。そして、それを体に馴染ませようと、若菜に触れようとした二人を羅漢が叱りつけた。
「やめろ、俺がやる。おい、若菜……。俺に体を擦りつけて肌に馴染ませろ。わかったな」
「…………」
「俺の言うことには素直に返事しろ。はい、ご主人さまとな」
「は……い、ご主人さま」
若菜は目を伏せながら、控えめな抵抗をしていたが、入墨をした羅漢に凄まれると、能力を封じられた若菜は、彼に従うしかなかった。
それで羅漢が満足するなら、早く終わらせてしまう方がいい。
ふんぞり返る羅漢の股間に触れないように座ると、彼の両肩に手を置いて乳房を押し付け擦り始めた。豊かな乳房が、透明の潤滑油と胸板を擦りつけて、ぬちゅ、ぬちゅといやらしい音を立てる。
体を密着させるように動かすと、肌と肌が擦れ合う心地良さに反応しそうになって、若菜は吐息を殺した。
「不服そうだな、若菜。第六天魔王への健気な愛を貫き通すって顔してるぜ。だけど、阿修羅王と寝てよがってたんだろ……?」
「ひっ、あっっ!! やぁっ……ち、違う、あれはっ……や、やぁっん」
羅漢の頬を引っ叩きたくなるほど意地悪な囁きに抗議しようとすると、ぬるぬるとした液体を背中に塗付けられ、臀部の谷間から背中まで大きな掌で撫であげられて思わず甘い嬌声が上がった。
そして、手慣れた様子で潤滑油を脇腹や臀部にまんべんなく、溺れそうなほどドロドロに垂らされ、優しく撫でられるように馴染ませられると、どんなに嫌でも反応してしまう。
「ああ、すまんな。皐諦夫人と阿修羅王様に淫紋を刻まれて、前も後ろも犯されたんだっけ?」
「い、いやぁ、ひどい、言わないでっ、はぁっんっ……あっ、あっ……いやぁっ」
嗜虐的に笑う羅漢の手のひらが肩甲骨のあたりを弄る。
そして、背中の腰の窪みを重点的に撫でられると、荒い呼吸を繰り返しながら豊かな乳房を擦りつけるはめになった。
薄桃色の乳輪が、羅漢の胸板と擦り合わされ、若菜は蜜色の瞳を見開く。
ずちゅ、ぬちゅ、と淫らな音が密着部分からして恥ずかしい。
優しく触れるのも、若菜の頑な感情を溶かして、痴態を見せさせるための悪意だと思うと憎らしくなった。
「おい、真面目に奉仕しろ。ほら、お前のいやらしい体が潤滑油でドロドロだ。上半身から胸を擦りつけて、男根を挟んで擦れ。若菜、お前は奴隷の中でも胸の形が一番良い」
羅漢が寝転ぶと、若菜は羞恥と悔しさに切ない顔をしながら四つん這いになり、猫のように体を擦り付ける。
若菜の、柔らかな乳房の感触は心地よく、屈辱的な表情で瞳を潤ませる未熟な女神に興奮した。羅漢は双子の弟である羅刹が、異常に執着する様子を不思議に思っていたが、純粋さと、優しげな表情から想像できないほどの体から匂い立つ、淫靡な瑞々しい果実のような存在感はうまく言葉にできない。
清らかな霊力の香りに交じる、飲み込まれてしまいそうな魅了を感じて背中がゾクゾクとする。
胸板と豊かな乳房が擦れ、にゅるにゅると音を立てると、若菜の体は割れた腹筋へ落ち、ふと、羅漢は稲穂の髪を一房指に巻いた。
「んっ……はぁっ……んっ……ふっ、あっ……ん」
「俺は、己の剣術を過信した修羅族の女や、お高く止まった天界兵の男、敵の天魔の我儘な令嬢の誇りをへし折り奴隷にするのが何よりも楽しい。お前は、身は穢れても心は渡さないと思ってるだろ。大人しそうに見えて、芯が強い女を堕とすのは最高だろうなぁ」
「はぁっ、ん、知らないっ……」
何を言われても、挑発に乗ってはいけないとゆっくりと陰茎の場所までくると、胸に挟み込む。顔に似合わず、羅漢の太い陰茎をゆっくりと胸で擦ると、まるでそれが生き物のように、胸の間から先端が顔を出した。
言われずとも理解しているのか、絡み合っていた奴隷たちが、新たに若菜に潤滑油を垂らすと、くちゃ、くちゃと擦り合される音が大きくなっていく。
胸の間を通るだけなのに、なんだか変な感覚がする。
「はぁ……っ、んっ……はぁっ……はぁっ、なに……胸の間を通るだけなのに、ふわふわする……はぁっ」
「はぁっ、その潤滑油には神酒が微量に入ってるからな、ラリっちまうんだぜ。はぁっ……お前の間を行き来する男根がいやらしいな。はぁっ……ぎこちないが、もっと胸を動かせるだろ」
神酒というものがなんなのかわからないが、お酒を飲んだ時のような浮遊感がある。羅漢が果ててくれれば、とりあえず満足してくれるかもしれないと思って、若菜は言われるがままに胸を動かし、擦る。
柔らかい乳房と滑らかな美しい肌の感触に羅漢は息を乱しながら楽しげに笑った。
「はぁっ、お願い、もう、気をやってくださいっ、はぁっ、んんっ、体がおかしいのっ、はぁっ恥ずかしい、いやっ……!」
「はぁっ、そうそう。神酒の成分は肌から染み込んでくるぜ。摂取すると俺に嘘がつけなくなる。だんまりはつまらないだろ、若菜っ」
「きゃうっ……!」
予告もなく羅漢の陰茎から白濁した欲望が飛び散ると、若菜は小さく悲鳴をあげて顔に飛び散った液体を取った。だが、羅漢の太い陰茎はすぐに勃起する。
「上に乗ってお前の女陰で擦りつけてみろ。それが上手くいけば愛撫してやる。ところでお前は、素股をやったことがあるのか? こうして貝合わせのようにする」
「そ、それは……したことがあります。擦られたこ、ことは」
こんなにも恥ずかしい事を、告白しなければいけないなんて嫌なのに、若菜は躊躇なく答えてしまう。羅漢に鼻で笑われると、娼婦のように上に跨がり擦りつけろと命令された。
戸惑いながら、若菜は羅漢の陰茎に跨がると、奴隷たちの楽しげな話し声や視線、喘ぎ声で視界がぐるぐると周り、妙な高揚感を覚えてまるで夢の中にでもいるようだった。
「腕で胸を隠すな。どうやるか知ってるな? いいか、こうして擦り合わせろ」
「ぅ、は、はい……」
羅漢は指を卑猥な動きをさせて羞恥を煽るので、項垂れてしまう。花弁を押し当てるとぱっくりと若菜の亀裂が開いて羅漢の脈打つ陰茎を包む。
若菜の両手を取ると手を組むようにして支えた。ゆっくりと腰を動かすと、潤滑油が二人の間に染み込み、ぬち、ぬち、という淫らな音が響き渡った。
「はぁっ、あっ……あんっ、あっ……はぁっ、ふぁっあっ、あっ、はぁっ……こゎっ……い、あっ、動かしたくないのに、ひやぁっ……!」
「はぁっ……どうだかな。俺の男根に擦られて気持ちがいいんだろう? っはぁ、もっと垂らせ、はぁ、俺を興奮させろ」
くすくす笑う奴隷たちが、口々に『いやらしい』『もっと胸にも女陰にもかけてあげて』『お尻がとても綺麗だ、ねじ込みたい』という声が笑い声と異国の音楽の間に聞こえる。
また、追加して潤滑油をかけられると、桃色の蕾が固くなり臍のあたりまで垂れてくる。捲れ上がった若菜の亀裂と陰茎の間はもうすでに潤滑油で溢れかえっていた。
若菜の可憐な亀裂が糸を引き、亀頭から付け根まで擦りつけるように動かすとだんだんと甘い声が響く。
「はぁっん、いやぁ、もう、あっ、したくない、したくないのに、動いちゃっ、はぁっ、んっ……いやぁ、あんっ」
「はぁっ、おらおら、もっとこうやって淫らに腰を動かせ、若菜。晴明と魔王に見せつけると思ってなっ!」
若菜の動きに痺れを切らした羅漢は、上半身を起こすと若菜の臀部を両手で掴み、花芯に当るように腰を動かして、耳たぶを甘嚙みした。
潤滑油と愛液が混じった甘い音がリズムを刻む。
「ひっ、あ、ああっ、やぁっ、あっあっあっ、だめ、あっ、んんっ! はぁっ、や、やめ、いやぁ、擦れて、やだ、きもちいい、いや、いきたくない、いやなの、――――ッッ!!」
「はぁっ、おい、俺を満足させる前にお前がイッてどうする? はぁ、お前の愛液が混じってきてるぜ、若菜。これはやべぇな……それにっ、はぁ、表面が吸い付いて、んっ……」
羅漢の呼吸が荒くなり、女陰の谷間を擦る動きが早くなると、若菜はむせび泣くような甘い声を上げ両手を胸板に添えて喘いだ。
しばらくして男根が震え、射精すると若菜の体を寝具に寝かせる。
荒い呼吸を繰り返し液体まみれの体で横たわる若菜の様子を見ると、羅漢は満足そうに笑った。
「おい、乗ってきたぞ。もっと陽気な曲をやれ」
「はぁっ、んっ……?」
羅漢の一声で異国の音楽は、リズムの早い曲へと変わっていく。奴隷たちが部屋の明かりを遮断すると、様々な色を放つ淡い炎が照明代わりに宿った。
奴隷たちの興奮は最高潮に達して、踊りをやめた者も乱交に加わった。
呼吸を乱しながら、ぼんやりとそれを見ていた若菜に向かい、水パイプを一口吸った羅漢が言う。
「今のところはまぁ、合格基準だな。口奉仕のほうは最後の掃除にとっておいてやる。さぁ、ご褒美の時間だ、若菜」
「ゃ、もうっ……! さっきので合格基準なら、今日は許してっ……! このままじゃ、逃げられなくなっちゃう! 朔ちゃんと晴明様を探さなくちゃ、みんなも、みんなも心配なの。こんなこと、してる場合じゃ」
心の声が自分の意志に反して、口走ってしまい、若菜は青褪める。神酒を摂取すると嘘をつけなくなるといっていたが、心の声も全て話してしまうことになるとは思わず、若菜は震えた。
羅漢は瓶からとった潤滑油を、とろとろと若菜の体に垂らすと嗜虐的に笑う。液体に反応するように、ビクビクと若菜の体が跳ねて涙が飛び散った。
「言ったろ、ご褒美の時間だ。お前が逃げ出せないくらいイキ狂いさせてやるよ。屈辱の中でお前が誰に飼われるべきか教えてやろう、若菜」
彼らの間を通り抜けて逃げ出すことは難しいだろう。
服を脱ぐと、羅漢の均整の取れた体があらわになり腕や胸板に、伝統的な花と蔓の細かい入墨が入っているのが見えた。
「いや、来ないで……だと? 咎人のお前が主人の俺にずいぶんと生意気な口をきくな。他の奴らより、少しばかり優遇されているからと言っても、お前の行動一つでその座から転がり落ちて、こいつらの慰み者になるだけだ」
「い、いや……それはいやっ」
若菜は頭を振った。快楽で正気を失った奴隷たちの玩具にされるのは、羅漢の相手をするよりも嫌だ。寝台の隅で小さくなっていた若菜の足首を掴むと、羅漢は乱暴に自分の元へと引き寄せ、若菜の両足を開いた。
「――――っ!」
若菜はシーツを握りしめ、ぎゅっと目を閉じた。目を閉じていれば、最愛の義弟の姿が頭に浮かぶ。触れられても全部、朔の愛撫だと考えれば怖くはない。
羅漢は形の良い豊かな乳房、薄桃色の乳輪と蕾、なだらかな腰に視線を向け、最後に慎ましい薄桃色の無毛の亀裂を見つめると、喉の奥で笑いを噛み殺した。
「まるで男を知らん処女のような反応だな。このまま、男根を挿入して犯し、お前の自慢の腟内を確認してやろうと思ったが、せっかくの第六天魔王の戦利品だ、ゆっくり確かめてやろう……。目を開けろ、若菜」
羅漢に顎を捕まれ、若菜は薄っすらと目を開けた。口を開けるように頬を指で押されると強引に口付けられる。舌を絡め口腔内を蹂躪されると、若菜は涙を浮かべてくぐもった声をあげた。
「んっ……んぅっ、はぁっ、んんっ、はぁっ……だ、めっ……」
「はぁっ……若菜、舌を出してみろ。こいつらに見えるようにな」
手首を捕まれ、上半身を起こされると、顎を掴まれたまま、恐る恐る舌を見せた。羅漢は他の奴隷に、若菜との口付けを見せつけるように舌を絡ませた。
彼は終始、乱暴な物言いだが表面をなぞって舌を絡ませる動きは巧みで、感じたくないのに吐息が漏れる。羅漢は、若菜の舌の表面に纏わり付く唾液を味わうようにして熱っぽい吐息を漏らした。
「んっ、んんっ……ふっ……」
「はぁっ……なるほどな。お前の唾液は上質の神酒と味が似ていてうまい、若菜。お前の分厚くて温かい舌は、男根奉仕に向いているぞ」
唇を離されると、ねっとりと銀の糸が後を引く。羅漢は、呼吸を乱す若菜をみるとニィっと口の端を釣り上げ、奴隷を見て目線で合図をした。美しい天界人の女と修羅族の男が楽しそうにして自分たちが使っていた、瓶を持ってきた。
羅漢は寝台の上でふんぞり返り、若菜はいったいこれから何が起こるのかと、不安そうに座って周りを見ていた。二人の奴隷が、瓶の中に入っていた、透明の液体を持つと若菜の裸体にかけていく。
「きゃっ! な、何をするの、や、やぁ、やめてください!」
男女は若菜の言葉を無視して、ドロドロとした透明の潤滑油を胸や背中にかけていく。若菜の体は淫らに怪しく濡れ光っていた。そして、それを体に馴染ませようと、若菜に触れようとした二人を羅漢が叱りつけた。
「やめろ、俺がやる。おい、若菜……。俺に体を擦りつけて肌に馴染ませろ。わかったな」
「…………」
「俺の言うことには素直に返事しろ。はい、ご主人さまとな」
「は……い、ご主人さま」
若菜は目を伏せながら、控えめな抵抗をしていたが、入墨をした羅漢に凄まれると、能力を封じられた若菜は、彼に従うしかなかった。
それで羅漢が満足するなら、早く終わらせてしまう方がいい。
ふんぞり返る羅漢の股間に触れないように座ると、彼の両肩に手を置いて乳房を押し付け擦り始めた。豊かな乳房が、透明の潤滑油と胸板を擦りつけて、ぬちゅ、ぬちゅといやらしい音を立てる。
体を密着させるように動かすと、肌と肌が擦れ合う心地良さに反応しそうになって、若菜は吐息を殺した。
「不服そうだな、若菜。第六天魔王への健気な愛を貫き通すって顔してるぜ。だけど、阿修羅王と寝てよがってたんだろ……?」
「ひっ、あっっ!! やぁっ……ち、違う、あれはっ……や、やぁっん」
羅漢の頬を引っ叩きたくなるほど意地悪な囁きに抗議しようとすると、ぬるぬるとした液体を背中に塗付けられ、臀部の谷間から背中まで大きな掌で撫であげられて思わず甘い嬌声が上がった。
そして、手慣れた様子で潤滑油を脇腹や臀部にまんべんなく、溺れそうなほどドロドロに垂らされ、優しく撫でられるように馴染ませられると、どんなに嫌でも反応してしまう。
「ああ、すまんな。皐諦夫人と阿修羅王様に淫紋を刻まれて、前も後ろも犯されたんだっけ?」
「い、いやぁ、ひどい、言わないでっ、はぁっんっ……あっ、あっ……いやぁっ」
嗜虐的に笑う羅漢の手のひらが肩甲骨のあたりを弄る。
そして、背中の腰の窪みを重点的に撫でられると、荒い呼吸を繰り返しながら豊かな乳房を擦りつけるはめになった。
薄桃色の乳輪が、羅漢の胸板と擦り合わされ、若菜は蜜色の瞳を見開く。
ずちゅ、ぬちゅ、と淫らな音が密着部分からして恥ずかしい。
優しく触れるのも、若菜の頑な感情を溶かして、痴態を見せさせるための悪意だと思うと憎らしくなった。
「おい、真面目に奉仕しろ。ほら、お前のいやらしい体が潤滑油でドロドロだ。上半身から胸を擦りつけて、男根を挟んで擦れ。若菜、お前は奴隷の中でも胸の形が一番良い」
羅漢が寝転ぶと、若菜は羞恥と悔しさに切ない顔をしながら四つん這いになり、猫のように体を擦り付ける。
若菜の、柔らかな乳房の感触は心地よく、屈辱的な表情で瞳を潤ませる未熟な女神に興奮した。羅漢は双子の弟である羅刹が、異常に執着する様子を不思議に思っていたが、純粋さと、優しげな表情から想像できないほどの体から匂い立つ、淫靡な瑞々しい果実のような存在感はうまく言葉にできない。
清らかな霊力の香りに交じる、飲み込まれてしまいそうな魅了を感じて背中がゾクゾクとする。
胸板と豊かな乳房が擦れ、にゅるにゅると音を立てると、若菜の体は割れた腹筋へ落ち、ふと、羅漢は稲穂の髪を一房指に巻いた。
「んっ……はぁっ……んっ……ふっ、あっ……ん」
「俺は、己の剣術を過信した修羅族の女や、お高く止まった天界兵の男、敵の天魔の我儘な令嬢の誇りをへし折り奴隷にするのが何よりも楽しい。お前は、身は穢れても心は渡さないと思ってるだろ。大人しそうに見えて、芯が強い女を堕とすのは最高だろうなぁ」
「はぁっ、ん、知らないっ……」
何を言われても、挑発に乗ってはいけないとゆっくりと陰茎の場所までくると、胸に挟み込む。顔に似合わず、羅漢の太い陰茎をゆっくりと胸で擦ると、まるでそれが生き物のように、胸の間から先端が顔を出した。
言われずとも理解しているのか、絡み合っていた奴隷たちが、新たに若菜に潤滑油を垂らすと、くちゃ、くちゃと擦り合される音が大きくなっていく。
胸の間を通るだけなのに、なんだか変な感覚がする。
「はぁ……っ、んっ……はぁっ……はぁっ、なに……胸の間を通るだけなのに、ふわふわする……はぁっ」
「はぁっ、その潤滑油には神酒が微量に入ってるからな、ラリっちまうんだぜ。はぁっ……お前の間を行き来する男根がいやらしいな。はぁっ……ぎこちないが、もっと胸を動かせるだろ」
神酒というものがなんなのかわからないが、お酒を飲んだ時のような浮遊感がある。羅漢が果ててくれれば、とりあえず満足してくれるかもしれないと思って、若菜は言われるがままに胸を動かし、擦る。
柔らかい乳房と滑らかな美しい肌の感触に羅漢は息を乱しながら楽しげに笑った。
「はぁっ、お願い、もう、気をやってくださいっ、はぁっ、んんっ、体がおかしいのっ、はぁっ恥ずかしい、いやっ……!」
「はぁっ、そうそう。神酒の成分は肌から染み込んでくるぜ。摂取すると俺に嘘がつけなくなる。だんまりはつまらないだろ、若菜っ」
「きゃうっ……!」
予告もなく羅漢の陰茎から白濁した欲望が飛び散ると、若菜は小さく悲鳴をあげて顔に飛び散った液体を取った。だが、羅漢の太い陰茎はすぐに勃起する。
「上に乗ってお前の女陰で擦りつけてみろ。それが上手くいけば愛撫してやる。ところでお前は、素股をやったことがあるのか? こうして貝合わせのようにする」
「そ、それは……したことがあります。擦られたこ、ことは」
こんなにも恥ずかしい事を、告白しなければいけないなんて嫌なのに、若菜は躊躇なく答えてしまう。羅漢に鼻で笑われると、娼婦のように上に跨がり擦りつけろと命令された。
戸惑いながら、若菜は羅漢の陰茎に跨がると、奴隷たちの楽しげな話し声や視線、喘ぎ声で視界がぐるぐると周り、妙な高揚感を覚えてまるで夢の中にでもいるようだった。
「腕で胸を隠すな。どうやるか知ってるな? いいか、こうして擦り合わせろ」
「ぅ、は、はい……」
羅漢は指を卑猥な動きをさせて羞恥を煽るので、項垂れてしまう。花弁を押し当てるとぱっくりと若菜の亀裂が開いて羅漢の脈打つ陰茎を包む。
若菜の両手を取ると手を組むようにして支えた。ゆっくりと腰を動かすと、潤滑油が二人の間に染み込み、ぬち、ぬち、という淫らな音が響き渡った。
「はぁっ、あっ……あんっ、あっ……はぁっ、ふぁっあっ、あっ、はぁっ……こゎっ……い、あっ、動かしたくないのに、ひやぁっ……!」
「はぁっ……どうだかな。俺の男根に擦られて気持ちがいいんだろう? っはぁ、もっと垂らせ、はぁ、俺を興奮させろ」
くすくす笑う奴隷たちが、口々に『いやらしい』『もっと胸にも女陰にもかけてあげて』『お尻がとても綺麗だ、ねじ込みたい』という声が笑い声と異国の音楽の間に聞こえる。
また、追加して潤滑油をかけられると、桃色の蕾が固くなり臍のあたりまで垂れてくる。捲れ上がった若菜の亀裂と陰茎の間はもうすでに潤滑油で溢れかえっていた。
若菜の可憐な亀裂が糸を引き、亀頭から付け根まで擦りつけるように動かすとだんだんと甘い声が響く。
「はぁっん、いやぁ、もう、あっ、したくない、したくないのに、動いちゃっ、はぁっ、んっ……いやぁ、あんっ」
「はぁっ、おらおら、もっとこうやって淫らに腰を動かせ、若菜。晴明と魔王に見せつけると思ってなっ!」
若菜の動きに痺れを切らした羅漢は、上半身を起こすと若菜の臀部を両手で掴み、花芯に当るように腰を動かして、耳たぶを甘嚙みした。
潤滑油と愛液が混じった甘い音がリズムを刻む。
「ひっ、あ、ああっ、やぁっ、あっあっあっ、だめ、あっ、んんっ! はぁっ、や、やめ、いやぁ、擦れて、やだ、きもちいい、いや、いきたくない、いやなの、――――ッッ!!」
「はぁっ、おい、俺を満足させる前にお前がイッてどうする? はぁ、お前の愛液が混じってきてるぜ、若菜。これはやべぇな……それにっ、はぁ、表面が吸い付いて、んっ……」
羅漢の呼吸が荒くなり、女陰の谷間を擦る動きが早くなると、若菜はむせび泣くような甘い声を上げ両手を胸板に添えて喘いだ。
しばらくして男根が震え、射精すると若菜の体を寝具に寝かせる。
荒い呼吸を繰り返し液体まみれの体で横たわる若菜の様子を見ると、羅漢は満足そうに笑った。
「おい、乗ってきたぞ。もっと陽気な曲をやれ」
「はぁっ、んっ……?」
羅漢の一声で異国の音楽は、リズムの早い曲へと変わっていく。奴隷たちが部屋の明かりを遮断すると、様々な色を放つ淡い炎が照明代わりに宿った。
奴隷たちの興奮は最高潮に達して、踊りをやめた者も乱交に加わった。
呼吸を乱しながら、ぼんやりとそれを見ていた若菜に向かい、水パイプを一口吸った羅漢が言う。
「今のところはまぁ、合格基準だな。口奉仕のほうは最後の掃除にとっておいてやる。さぁ、ご褒美の時間だ、若菜」
「ゃ、もうっ……! さっきので合格基準なら、今日は許してっ……! このままじゃ、逃げられなくなっちゃう! 朔ちゃんと晴明様を探さなくちゃ、みんなも、みんなも心配なの。こんなこと、してる場合じゃ」
心の声が自分の意志に反して、口走ってしまい、若菜は青褪める。神酒を摂取すると嘘をつけなくなるといっていたが、心の声も全て話してしまうことになるとは思わず、若菜は震えた。
羅漢は瓶からとった潤滑油を、とろとろと若菜の体に垂らすと嗜虐的に笑う。液体に反応するように、ビクビクと若菜の体が跳ねて涙が飛び散った。
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高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
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