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四、黄泉下り―其の四―
禍津日神は、ぐったりとした若菜を見つめながら指を抜くと、蜜壺から溢れた愛液を舐め取り、恍惚として微笑んだ。若菜の特殊な蜜は、何度でも口にしてしまうほど夢中になり、味わい深い。
自分の体内に、若菜の力が満ちていくようで、心なしか体力が漲り、精力がついたように感じられた。手首を拘束されたまま、乱れて呼吸を荒げる幼妻の若菜に興奮して、禍津日神の陰茎は勃起する。
「貴女を娶った、晴明殿はとても幸せ者ですねぇ。須佐之男殿が貴女を、ご所望するのも、良く分かりますよ。若菜殿、貴女は深淵に差し込む柔らかな木漏れ日のように、魅力的だ。男は貴女から放たれる母性や、少女のような優しさに包まれたくて、自分の手元に置きたくなるのです」
禍津日神は、首を傾げながら若菜の頬を撫でる。一時の間快感に、気を失っていた彼女は、蜜色の瞳をぼんやりと開いた。
禍津日神が、ゆるりと黒い神御衣を脱ぐ。
彼の青白く、綺麗な顔とは対照的に、均整の取れた上半身が姿を現した。彼の腕から胸、腹にかけて、墨で書かれた呪詛の文字のような物が浮かんでいる。
それは、禍々しくもあると同時に自分の生きる世界とは異なる、不思議な美しさをもっていた。
「そう言えば、貴女にお話しをしていない事があります。私と相対した女は全員驚くので最初から言っておきますね、私は二本持ちなんですよ」
「え……?」
ようやく、呼吸を整えた若菜は、彼が放った言葉の意味が分からず首を傾げた。禍津日神は、切れ長の金色の瞳をさらに細めると、片手を自分の下半身へ淫らに這わせて、それを取り出して見せた。
禍津日神の魔羅は、上下に二本生えており、そんな肉体を持つ異性と初めて巡り合った若菜は、驚いて目を見開く。
しかし、他の神々や天魔、妖魔にもないその特性を、まじまじと直視してしまっては、失礼にあたるかもしれないと思い、若菜は目を逸らす。それになにより異性の秘部を見るのは、やはり無礼で、恥ずかしい事だと思っているので、若菜は戸惑いながら頬を染めた。
「ご、ごめんなさい……、まじまじと見てしまって」
「若菜殿、そんな初心な反応も出来るのですか? 構いませんよ。私はこの二本持ちのお陰で、同衾生活を楽しんでおりますのでね。私の相手になった方々も、黄泉国に行く前に、死ぬほど気持ち良い経験をする事が出来たと、満足して頂けています」
まるで冗談を言うように、彼はおどけて見せる。
禍津日神は自分の指を舐め、さらに若菜の愛液を、潤滑油として絡めると、後孔に触れた。皺を伸ばすように指でそこを擽られた若菜は、腰を浮かせて反応した。
入口に指の第一関節まで挿入され、狭い場所を広げるように円を描かれると、若菜は小さく震える。
後孔は二人の夫に、代わる代わる愛された場所だ。そして、女性が陰間のようにそこで感じるのは、変態的だと思っていた若菜は、唇を噛んで快感を我慢する。
だが、若菜が与えられる快楽に耐え忍べば忍ぶほど、禍津日神は楽しそうに喜んだ。
「んっ……んぅ……ふっ……はっ……はぁっ……やぁ、んっ……指、指は、だ、だめ、やぁ、まさか……お、お尻も……?」
「おや、貴女の後孔も私の指にきつく絡み付いてきますね。若菜殿、驚きましたよ……。まさか、清楚なお顔をしていて、こちらも調教済みとは思いもしなかった」
若菜は意地悪な禍津日神に囁かれると、顔を真っ赤にして涙ぐんだ。
調教済みである事を落胆する様子もなく、むしろ興奮したかのように、禍津日神は後孔に中指を挿入し、前後に動かしながら若菜の腸内を解した。禍津日神は、若菜の反応を楽しみ、その様子を伺いながら、二本目の指を挿入する。
淫らに指の関節を動かして解し、魔羅を受け入れられるように準備する。若菜は感じるまいと、強がってみせても、指でそこを慣らされる度に敏感に反応して、蜜を垂れ流してしまった。
「あっ……あっんっ、はぁっ、ぁあ、恥ずかしい、そ、そこで、か、感じたい訳じゃないのっ……あっ……あっあっ♡ はっ、はぁっ♡ ゃ、気持ちいいっ、んんっ……あっあっ♡ いゃあ、やめ、もうっ……」
「ああ、良いですね……その顔。後孔を弄られて、淫乱な蜜を垂れ流す可愛らしいお姫様。これから、指を咥えて待っている、可哀想な須佐之男殿と、貴女の愛しい夫には内緒で、姦通しましょうね」
ようやく指を引き抜くと、禍津日神は結上げた、綺麗な黒髪を肩に流し、杭に打ち付けられた若菜の両足を大きく開ける。
二本の魔羅は、若菜の花弁の表面を擦ると、膣口と後孔にゆっくりと挿入された。すると、若菜の爪先から頭の天辺まで凄まじい快楽が這い上がり、望まぬ甘い嬌声を漏らす。
「んぁぁっ! はっ……はぁ~~っ、はっ、はぁ~~~~っ♡ ぁぁ、同時に入っっ……はっ、はぁっ……やぁっ……んんっ、あっ、あぁ♡ ま、待ってそれ以上奥にっ……あっあっ♡ い、イクッ……♡♡♡」
「はっ………これ、は………なんという事だ……」
どちらの魔羅も根元まで挿入した禍津日神は、先程の余裕はなくなり、驚愕した表情で呻いた。床に両手を付きじっと動かぬまま、唇を噛み締めている。
散々、若菜を堕とすと煽っていた禍津日神だったが、彼女の事を完全に侮っていた。
優しく温かな内部は、彼をどんどん奥へと誘うように招き入れ、猥雑に蠢いて魔羅を弄ぶと、すぐにでも果ててしまいそうなほどの強烈な快感に包まれ、呼吸が一瞬止まった。禍津日神は動かさず、直ぐに達しないように、禍津日神は唇を噛んで体が慣れるのを待った。
「はぁっ……私は性愛の女神を侮っていたようですね。貴女は、私が同衾した女の中で最も最高の人……だ。はぁっ……こうして交わると……貴女の瑞々しい生命力が、私の中に流れ込んでいくようだ。痛みも優しさも強さも、全て。なんて素晴らしいのでしょう。貴女が、本当に想う相手は私には視えないが……。ふふふ、それでも構わない」
禍津日神はどこか恍惚として、遠くを見るように言葉を紡いでいたが、快楽を貪るために、再びゆっくりと腰を動かし始めた。
同時に魔羅が動く感覚は、同一人物なだけあって、ピッタリと息が合う。腸内と膣内を犯す快楽に、若菜は身動きが取れないまま、艶やかに喘いだ。膣内の花芽裏から、子宮付近まで擦られると、若菜は蜜色の瞳を潤ませ、その快感に体を反らした。
「ああっ、はぁぁぁっ♡ やぁっ♡ やっや、んぁあっ♡ やぁぁんっ♡ 同時にっ、動いてるのっ、ああっ、あっあっ♡♡ いやぁ、だめ、だめ、儀式なのにっ、こんなのっ、こんないやらしい事っ……まで!あ、~~~~ッッッ♡♡♡」
「ああ、凄いな……っ 私の方がっ……魂ごと持っていかれてしまいそうだ……! このような女陰を知ってしまえば、誰とやっても、満足できなくなる……。はっ……はぁっ……。ふふふ、若菜殿、花芽を膨らませて気持ち良さそうですね。お可哀想に、心と体は別ですか」
禍津日神の指で花芽を擦られると、他人より敏感な肉体は、全身を震わせて絶頂に達し、膣内を収縮させた。
その快感に思わず、先走りの白濁液を漏らしてしまった禍津日神は、それを潤滑油に、じゅぽ、じゅぽと二本の魔羅を動かす。
絶頂に達した余韻を引き摺ったまま、魔羅を動かされ、若菜は咽び泣きながら悶えた。小さく膨らんで勃起した、愛液塗れの花芽をにゅるにゅると弄られると、若菜は愛らしい声で懇願する。
「ひっ……! あ~~~~ッッッ♡ あっ♡あっ♡あっ♡ ひっぐぅ、や、やめ、それ、おかしくなっちゃう♡♡ 花芽弄られたらっ……あっ♡ あぁっ、前も後も同時に擦れてっ……ひぅぅぅ♡♡ や、ら、イクッ、~~~~ッッ♡♡」
若菜の快楽に蕩けた顔と、心地の良い二つの花に、禍津日神は我を忘れるほど耽った。追い立てるように激しく腰を動かすと、愛液が飛び散り周囲に甘い芳香が漂う。
軽口を叩く余裕もなくなった彼は、荒い呼吸を吐き出しながら、若菜の快楽を感じる場所を擦る。彼女は幾度となく絶頂に達して、男の性を絞り取るように、極上の名器で撫で回し締め付けた。
「はぁっ、っ、もう駄目だ、はぁっ、射精しっ……ますよ!」
禍津日神はそう言うと、若菜の膣内と腸内に、どくどくと白濁液を注ぎ込む。体に禍津日神の放った熱い液体が流れ込んで来ると、若菜の白い裸身に禍津日神と同じく、墨の呪詛文字が浮かび上がってくる。
体の中に、おぞましい死の穢れが、満ちていくような不快な感覚に襲われると、刻まれた文字は一瞬にして消えていく。
これが仮初の死、いや『死の偽装』が出来たという事なのだろうか。
ゆっくりと若菜の内部から魔羅を抜く。杭と拘束具が外されると、ようやく、開放されるのだと若菜は安堵した。
「あの、禍津日神様。も、もう……、儀式は終わったの?」
「いえ。最後の仕上げをしましょう。さぁ、こちらに可愛らしいお尻を向けて、社の前で手を付いて下さい」
禍津日神は若菜を抱き上げると、目を細めて微笑む。先程、精を注がれた事により呪詛が完了し、体に特殊な変化があったような気がするのだが。若菜は半信半疑のまま立ち上がると、恐る恐る、祭壇に手をつく。
すると、若菜が瞬きした瞬間に祭壇の上に安置してあった、小さな黒い社の中に、体が飲み込まれると、木の格子を掴んで佇んでいた。格子戸から、さきほどまで自分と、禍津日神が夜伽をしていた生々しい場所が見える。
あまりの一瞬の出来事に、若菜の頭は混乱してしまい、不安そうに背後に立つ彼を見る。
「きゃっ……こ、これは……なぁに?」
自分の体が小さくなったのだろうか?
だが、外の様子は変わっていないので、禍津日神の力によって、あの禍々しい黒い社が大きくなり、若菜の体が取り込まれたのではないか。
背後に立っていた禍津日神が、若菜の腰を抱くと、そっと耳元で甘く囁く。
「この大禍の社に囚われながら、愛でられるのも良いでしょう? 黄泉下りをすれば、この先貴女は確実に辛い体験を致しますよ。それに貴女が、無事に戻って来られる保証もない。ここにいれば、生と死の狭間で私と快楽に酔いしれていられる」
「~~~~ッッッ♡♡」
禍津日神は、さらにそう囁くと、二本の魔羅を若菜の可憐な蜜壺と、後孔に挿入する。まるで牢のような格子戸を掴みながら、若菜は切なく眉を下げると唇を噛んで、涙を流した。
パン、パンと乾いた音を立てながら禍津日神が腰を動かすと、また激しい快楽が打ち寄せてきて、蕩けた嬌声を漏らす。
「んんんっ……♡♡ それ、はっ、それはだめっ、あっ♡あっ♡あっ♡ んん、やぁっ♡ あっ、黄泉国にっ……ゃ、ん~~~~ッッッ♡♡ やらぁ、おくっ、気持ちいいの、だめっ、~~~~~ッッッ♡♡♡」
腰を回して、肉壁を擦る禍津日神は息を乱しながら、若菜の片方の乳房を揉む。須佐之男が言っていたように、彼は悪神で凶神だ。このままでは、朔との約束を果たせず、晴明や藍雅を助ける事すら出来ない。
快楽に責め立てられながら、若菜は逃げようと格子戸を伝って、出口を探そうとしたが、ズンズンと突き上げられて阻止される。
「駄目ですよ、若菜殿。逃げようとしたって膣内はっ……こんなにいやらしく、蠢いている。私の魔羅は……お気に召しましたか? はぁっ……それはそうと、本当に私は心配しているのですよ」
二本の魔羅が花弁と菊座を出入りすると、若菜は格子戸をぎゅっと掴みガクガクと足を震わせた。禍津日神の長い黒髪は闇に溶け、鍛えられた胸板に汗が流れる。
そして、二人の結合部から愛液が溢れ、若菜の太腿を伝った。両方から突き上げられる度に、頭の中で火花が散り、わなわなと華奢な体が震え、甘い声で幾度目かの絶頂に達した。
「ひっ……あぁんっ♡ いかなくちゃっ……さくちゃんに、約束っ、やぁぁんっ♡♡ あっ、あ、はぁっ、だめ、奥で擦れっっ……あっ、きもち、いいところッばっかり、あっあっ♡ ゆるして、あ、あぁっ♡♡ ~~~~ッッッ♡♡」
若菜は快楽に翻弄されながら、禍津日神の大禍に取り込まれないように必死に頭を振った。若菜の腹部を掌で撫で、きゅうきゅうと締め付ける膣内に向けて、リズミカルに突き上げると、欲望の白濁液を注ぎ込む。
そして、桃色に熟れた後孔にもたっぷりと、白濁液を流し込んだ。
「~~~~ッッッ♡♡ も、もう、な、中に出さないでっ……禍津日神さまっ、はっ、ああんっ、い、いかなくちゃ、わたし、わたしっ……晴明様とっ、藍雅ちゃんを、助けなくちゃ、やぁぁっ♡♡」
ぬぷ、ぬぷと三度目のピストン運動をしながら、禍津日神はくすりと笑った。若菜の蜜壺を余す事なく堪能するように、じゅぽじゅぽと抜き差ししながら、名残惜しそうに溜息をつく。
「やれやれ、仕方ありませんね。それではっ……解放してあげましょう。その代わりっ……はぁ、私は気まぐれなので、貴女を助ける事がっ……この先、あるかもしれません。その時は、貴女の体で、お支払いして頂ければ結構です」
「あっ、また、イクッ、はぁっ、だめ……!! イク、もうむり、むりだからっ、だめ、あ、あぁぁあぁ♡♡」
若菜は、それに応える事が出来ないほど快楽に飲まれ、禍津日神は三度目の白濁液を両方に注ぐと、ゆっくりと糸を引きながら抜いた。
彼女の淡桃色の花弁を指で広げると、溜まった快楽の残滓がどろりと地面に零れ落ちる。その様子を、大変満足したように眺めていた禍津日神は、ぐったりとする彼女を抱えて、座り込んだ。
「酷いです、禍津日神様……」
「少しやり過ぎましたかねぇ。ともかくこれで約束通り、若菜殿は生きながら『人間の死者』として偽装する事ができました。けれど、上位の者には気付かれないように。さて、そろそろ須佐之男殿が暴れ出すかもしれないので、行きましょうか……可愛い人」
自分の体内に、若菜の力が満ちていくようで、心なしか体力が漲り、精力がついたように感じられた。手首を拘束されたまま、乱れて呼吸を荒げる幼妻の若菜に興奮して、禍津日神の陰茎は勃起する。
「貴女を娶った、晴明殿はとても幸せ者ですねぇ。須佐之男殿が貴女を、ご所望するのも、良く分かりますよ。若菜殿、貴女は深淵に差し込む柔らかな木漏れ日のように、魅力的だ。男は貴女から放たれる母性や、少女のような優しさに包まれたくて、自分の手元に置きたくなるのです」
禍津日神は、首を傾げながら若菜の頬を撫でる。一時の間快感に、気を失っていた彼女は、蜜色の瞳をぼんやりと開いた。
禍津日神が、ゆるりと黒い神御衣を脱ぐ。
彼の青白く、綺麗な顔とは対照的に、均整の取れた上半身が姿を現した。彼の腕から胸、腹にかけて、墨で書かれた呪詛の文字のような物が浮かんでいる。
それは、禍々しくもあると同時に自分の生きる世界とは異なる、不思議な美しさをもっていた。
「そう言えば、貴女にお話しをしていない事があります。私と相対した女は全員驚くので最初から言っておきますね、私は二本持ちなんですよ」
「え……?」
ようやく、呼吸を整えた若菜は、彼が放った言葉の意味が分からず首を傾げた。禍津日神は、切れ長の金色の瞳をさらに細めると、片手を自分の下半身へ淫らに這わせて、それを取り出して見せた。
禍津日神の魔羅は、上下に二本生えており、そんな肉体を持つ異性と初めて巡り合った若菜は、驚いて目を見開く。
しかし、他の神々や天魔、妖魔にもないその特性を、まじまじと直視してしまっては、失礼にあたるかもしれないと思い、若菜は目を逸らす。それになにより異性の秘部を見るのは、やはり無礼で、恥ずかしい事だと思っているので、若菜は戸惑いながら頬を染めた。
「ご、ごめんなさい……、まじまじと見てしまって」
「若菜殿、そんな初心な反応も出来るのですか? 構いませんよ。私はこの二本持ちのお陰で、同衾生活を楽しんでおりますのでね。私の相手になった方々も、黄泉国に行く前に、死ぬほど気持ち良い経験をする事が出来たと、満足して頂けています」
まるで冗談を言うように、彼はおどけて見せる。
禍津日神は自分の指を舐め、さらに若菜の愛液を、潤滑油として絡めると、後孔に触れた。皺を伸ばすように指でそこを擽られた若菜は、腰を浮かせて反応した。
入口に指の第一関節まで挿入され、狭い場所を広げるように円を描かれると、若菜は小さく震える。
後孔は二人の夫に、代わる代わる愛された場所だ。そして、女性が陰間のようにそこで感じるのは、変態的だと思っていた若菜は、唇を噛んで快感を我慢する。
だが、若菜が与えられる快楽に耐え忍べば忍ぶほど、禍津日神は楽しそうに喜んだ。
「んっ……んぅ……ふっ……はっ……はぁっ……やぁ、んっ……指、指は、だ、だめ、やぁ、まさか……お、お尻も……?」
「おや、貴女の後孔も私の指にきつく絡み付いてきますね。若菜殿、驚きましたよ……。まさか、清楚なお顔をしていて、こちらも調教済みとは思いもしなかった」
若菜は意地悪な禍津日神に囁かれると、顔を真っ赤にして涙ぐんだ。
調教済みである事を落胆する様子もなく、むしろ興奮したかのように、禍津日神は後孔に中指を挿入し、前後に動かしながら若菜の腸内を解した。禍津日神は、若菜の反応を楽しみ、その様子を伺いながら、二本目の指を挿入する。
淫らに指の関節を動かして解し、魔羅を受け入れられるように準備する。若菜は感じるまいと、強がってみせても、指でそこを慣らされる度に敏感に反応して、蜜を垂れ流してしまった。
「あっ……あっんっ、はぁっ、ぁあ、恥ずかしい、そ、そこで、か、感じたい訳じゃないのっ……あっ……あっあっ♡ はっ、はぁっ♡ ゃ、気持ちいいっ、んんっ……あっあっ♡ いゃあ、やめ、もうっ……」
「ああ、良いですね……その顔。後孔を弄られて、淫乱な蜜を垂れ流す可愛らしいお姫様。これから、指を咥えて待っている、可哀想な須佐之男殿と、貴女の愛しい夫には内緒で、姦通しましょうね」
ようやく指を引き抜くと、禍津日神は結上げた、綺麗な黒髪を肩に流し、杭に打ち付けられた若菜の両足を大きく開ける。
二本の魔羅は、若菜の花弁の表面を擦ると、膣口と後孔にゆっくりと挿入された。すると、若菜の爪先から頭の天辺まで凄まじい快楽が這い上がり、望まぬ甘い嬌声を漏らす。
「んぁぁっ! はっ……はぁ~~っ、はっ、はぁ~~~~っ♡ ぁぁ、同時に入っっ……はっ、はぁっ……やぁっ……んんっ、あっ、あぁ♡ ま、待ってそれ以上奥にっ……あっあっ♡ い、イクッ……♡♡♡」
「はっ………これ、は………なんという事だ……」
どちらの魔羅も根元まで挿入した禍津日神は、先程の余裕はなくなり、驚愕した表情で呻いた。床に両手を付きじっと動かぬまま、唇を噛み締めている。
散々、若菜を堕とすと煽っていた禍津日神だったが、彼女の事を完全に侮っていた。
優しく温かな内部は、彼をどんどん奥へと誘うように招き入れ、猥雑に蠢いて魔羅を弄ぶと、すぐにでも果ててしまいそうなほどの強烈な快感に包まれ、呼吸が一瞬止まった。禍津日神は動かさず、直ぐに達しないように、禍津日神は唇を噛んで体が慣れるのを待った。
「はぁっ……私は性愛の女神を侮っていたようですね。貴女は、私が同衾した女の中で最も最高の人……だ。はぁっ……こうして交わると……貴女の瑞々しい生命力が、私の中に流れ込んでいくようだ。痛みも優しさも強さも、全て。なんて素晴らしいのでしょう。貴女が、本当に想う相手は私には視えないが……。ふふふ、それでも構わない」
禍津日神はどこか恍惚として、遠くを見るように言葉を紡いでいたが、快楽を貪るために、再びゆっくりと腰を動かし始めた。
同時に魔羅が動く感覚は、同一人物なだけあって、ピッタリと息が合う。腸内と膣内を犯す快楽に、若菜は身動きが取れないまま、艶やかに喘いだ。膣内の花芽裏から、子宮付近まで擦られると、若菜は蜜色の瞳を潤ませ、その快感に体を反らした。
「ああっ、はぁぁぁっ♡ やぁっ♡ やっや、んぁあっ♡ やぁぁんっ♡ 同時にっ、動いてるのっ、ああっ、あっあっ♡♡ いやぁ、だめ、だめ、儀式なのにっ、こんなのっ、こんないやらしい事っ……まで!あ、~~~~ッッッ♡♡♡」
「ああ、凄いな……っ 私の方がっ……魂ごと持っていかれてしまいそうだ……! このような女陰を知ってしまえば、誰とやっても、満足できなくなる……。はっ……はぁっ……。ふふふ、若菜殿、花芽を膨らませて気持ち良さそうですね。お可哀想に、心と体は別ですか」
禍津日神の指で花芽を擦られると、他人より敏感な肉体は、全身を震わせて絶頂に達し、膣内を収縮させた。
その快感に思わず、先走りの白濁液を漏らしてしまった禍津日神は、それを潤滑油に、じゅぽ、じゅぽと二本の魔羅を動かす。
絶頂に達した余韻を引き摺ったまま、魔羅を動かされ、若菜は咽び泣きながら悶えた。小さく膨らんで勃起した、愛液塗れの花芽をにゅるにゅると弄られると、若菜は愛らしい声で懇願する。
「ひっ……! あ~~~~ッッッ♡ あっ♡あっ♡あっ♡ ひっぐぅ、や、やめ、それ、おかしくなっちゃう♡♡ 花芽弄られたらっ……あっ♡ あぁっ、前も後も同時に擦れてっ……ひぅぅぅ♡♡ や、ら、イクッ、~~~~ッッ♡♡」
若菜の快楽に蕩けた顔と、心地の良い二つの花に、禍津日神は我を忘れるほど耽った。追い立てるように激しく腰を動かすと、愛液が飛び散り周囲に甘い芳香が漂う。
軽口を叩く余裕もなくなった彼は、荒い呼吸を吐き出しながら、若菜の快楽を感じる場所を擦る。彼女は幾度となく絶頂に達して、男の性を絞り取るように、極上の名器で撫で回し締め付けた。
「はぁっ、っ、もう駄目だ、はぁっ、射精しっ……ますよ!」
禍津日神はそう言うと、若菜の膣内と腸内に、どくどくと白濁液を注ぎ込む。体に禍津日神の放った熱い液体が流れ込んで来ると、若菜の白い裸身に禍津日神と同じく、墨の呪詛文字が浮かび上がってくる。
体の中に、おぞましい死の穢れが、満ちていくような不快な感覚に襲われると、刻まれた文字は一瞬にして消えていく。
これが仮初の死、いや『死の偽装』が出来たという事なのだろうか。
ゆっくりと若菜の内部から魔羅を抜く。杭と拘束具が外されると、ようやく、開放されるのだと若菜は安堵した。
「あの、禍津日神様。も、もう……、儀式は終わったの?」
「いえ。最後の仕上げをしましょう。さぁ、こちらに可愛らしいお尻を向けて、社の前で手を付いて下さい」
禍津日神は若菜を抱き上げると、目を細めて微笑む。先程、精を注がれた事により呪詛が完了し、体に特殊な変化があったような気がするのだが。若菜は半信半疑のまま立ち上がると、恐る恐る、祭壇に手をつく。
すると、若菜が瞬きした瞬間に祭壇の上に安置してあった、小さな黒い社の中に、体が飲み込まれると、木の格子を掴んで佇んでいた。格子戸から、さきほどまで自分と、禍津日神が夜伽をしていた生々しい場所が見える。
あまりの一瞬の出来事に、若菜の頭は混乱してしまい、不安そうに背後に立つ彼を見る。
「きゃっ……こ、これは……なぁに?」
自分の体が小さくなったのだろうか?
だが、外の様子は変わっていないので、禍津日神の力によって、あの禍々しい黒い社が大きくなり、若菜の体が取り込まれたのではないか。
背後に立っていた禍津日神が、若菜の腰を抱くと、そっと耳元で甘く囁く。
「この大禍の社に囚われながら、愛でられるのも良いでしょう? 黄泉下りをすれば、この先貴女は確実に辛い体験を致しますよ。それに貴女が、無事に戻って来られる保証もない。ここにいれば、生と死の狭間で私と快楽に酔いしれていられる」
「~~~~ッッッ♡♡」
禍津日神は、さらにそう囁くと、二本の魔羅を若菜の可憐な蜜壺と、後孔に挿入する。まるで牢のような格子戸を掴みながら、若菜は切なく眉を下げると唇を噛んで、涙を流した。
パン、パンと乾いた音を立てながら禍津日神が腰を動かすと、また激しい快楽が打ち寄せてきて、蕩けた嬌声を漏らす。
「んんんっ……♡♡ それ、はっ、それはだめっ、あっ♡あっ♡あっ♡ んん、やぁっ♡ あっ、黄泉国にっ……ゃ、ん~~~~ッッッ♡♡ やらぁ、おくっ、気持ちいいの、だめっ、~~~~~ッッッ♡♡♡」
腰を回して、肉壁を擦る禍津日神は息を乱しながら、若菜の片方の乳房を揉む。須佐之男が言っていたように、彼は悪神で凶神だ。このままでは、朔との約束を果たせず、晴明や藍雅を助ける事すら出来ない。
快楽に責め立てられながら、若菜は逃げようと格子戸を伝って、出口を探そうとしたが、ズンズンと突き上げられて阻止される。
「駄目ですよ、若菜殿。逃げようとしたって膣内はっ……こんなにいやらしく、蠢いている。私の魔羅は……お気に召しましたか? はぁっ……それはそうと、本当に私は心配しているのですよ」
二本の魔羅が花弁と菊座を出入りすると、若菜は格子戸をぎゅっと掴みガクガクと足を震わせた。禍津日神の長い黒髪は闇に溶け、鍛えられた胸板に汗が流れる。
そして、二人の結合部から愛液が溢れ、若菜の太腿を伝った。両方から突き上げられる度に、頭の中で火花が散り、わなわなと華奢な体が震え、甘い声で幾度目かの絶頂に達した。
「ひっ……あぁんっ♡ いかなくちゃっ……さくちゃんに、約束っ、やぁぁんっ♡♡ あっ、あ、はぁっ、だめ、奥で擦れっっ……あっ、きもち、いいところッばっかり、あっあっ♡ ゆるして、あ、あぁっ♡♡ ~~~~ッッッ♡♡」
若菜は快楽に翻弄されながら、禍津日神の大禍に取り込まれないように必死に頭を振った。若菜の腹部を掌で撫で、きゅうきゅうと締め付ける膣内に向けて、リズミカルに突き上げると、欲望の白濁液を注ぎ込む。
そして、桃色に熟れた後孔にもたっぷりと、白濁液を流し込んだ。
「~~~~ッッッ♡♡ も、もう、な、中に出さないでっ……禍津日神さまっ、はっ、ああんっ、い、いかなくちゃ、わたし、わたしっ……晴明様とっ、藍雅ちゃんを、助けなくちゃ、やぁぁっ♡♡」
ぬぷ、ぬぷと三度目のピストン運動をしながら、禍津日神はくすりと笑った。若菜の蜜壺を余す事なく堪能するように、じゅぽじゅぽと抜き差ししながら、名残惜しそうに溜息をつく。
「やれやれ、仕方ありませんね。それではっ……解放してあげましょう。その代わりっ……はぁ、私は気まぐれなので、貴女を助ける事がっ……この先、あるかもしれません。その時は、貴女の体で、お支払いして頂ければ結構です」
「あっ、また、イクッ、はぁっ、だめ……!! イク、もうむり、むりだからっ、だめ、あ、あぁぁあぁ♡♡」
若菜は、それに応える事が出来ないほど快楽に飲まれ、禍津日神は三度目の白濁液を両方に注ぐと、ゆっくりと糸を引きながら抜いた。
彼女の淡桃色の花弁を指で広げると、溜まった快楽の残滓がどろりと地面に零れ落ちる。その様子を、大変満足したように眺めていた禍津日神は、ぐったりとする彼女を抱えて、座り込んだ。
「酷いです、禍津日神様……」
「少しやり過ぎましたかねぇ。ともかくこれで約束通り、若菜殿は生きながら『人間の死者』として偽装する事ができました。けれど、上位の者には気付かれないように。さて、そろそろ須佐之男殿が暴れ出すかもしれないので、行きましょうか……可愛い人」
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