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陸、華と獄卒―其の弐―
梅澤は、若菜の華奢な体を抱き上げ、背面で自分の膝に座らせると、両足を抱え、ゆっくりと花弁に自分の魔羅をあてがい、挿入する。
「ひぃっ……んんっ♡♡」
普段なら、これほど何度も魔羅が勃起する事はないのだが、若菜を相手にしていると、自分の体の奥から欲望が湧き上がり、失われたはずの熱さが蘇ってくるようで、梅澤の瞳も熱にうかされていく。
「ふぁぁっ……♡ あっ、あんっ、やぁっ、あっ、あう、はぁっ……んぅ、あっあっ♡♡ 梅澤せんぱっ……んんぅ、も、もう……っ……やぁっ♡♡」
華奢な両足を抱え、そそり勃つ魔羅を若菜の膣内に打ちつけると、それは愛液を纏って光る。梅澤は荒い呼吸を乱しながら、これまで経験した事がない快楽に、飲まれていた。
若菜の膣内は、依存性が高く、猥雑に蠢く蜜壺に、夢中になって彼女の体を揺らし、快感を貪る。梅澤の魔羅は意外にも固くて長い。
若菜の狭い膣内を擦ると、全身が性感帯になったかのように感じ、ガクガクと震えた。
若菜は蜜色の瞳を涙で歪ませ、梅澤の魔羅に愛液を垂らすと、愛らしい嬌声を上げる。
「はあっ、んっ……んぁあ♡ あんっ、あっあっ♡ あはっ……んぁぁ、あぅ♡♡ やら、あんっ、はっ、だ、だめ、あんん♡ そこ、当たっ……~~~~ッッ♡♡ あっ、だめ、イッちゃた、やぁぁん♡♡」
若菜が可愛らしく喘ぐ度に、興奮した梅澤は、鍛えられた腕を彼女の両腿の裏へと回す。狭い膣内を激しく突き上げると、若菜の口端から銀糸が垂れ、彼女は快感で頭が真っ白になった。
「はぁっ……西園寺、はぁ、どうだ。いいだろっ……お前のっ、気持ちいいとこに、俺の魔羅の先が当たってるぞ。お前、こっちも好きだよなぁ?」
若菜の花芽に、数珠を押し当てると彼女は涙を弾き飛ばし、ぎゅうぎゅうと梅澤の魔羅を締め付ける。梅澤は、思わずあまりの気持ち良さに呻きながら、またしても先走りの液を彼女の膣内に放ってしまった。
油断をすると、若菜を煽るつもりが、自分自身がイキそうになってしまい、思わず舌打ちする。それを隠すように、梅澤の持っていた数珠を陰核に押しつけ、擦りながら、若菜の耳元で低く囁いた。
「なぁ、西園寺。この数珠を花芽に自分で当てろ。はぁっ……気持ちいいだろう、遠慮すんなよ。ご主人様のご褒美だ」
「あはっ、はぁ、いやぁ……♡ ひぃっ、くぅぅん♡ そっ、んな、やぁぁっ♡ これ、んんぅ♡♡ せんぱいっ……あっあっ、いや、いやっ♡ 振動くるっ、くるぅっ」
若菜にブゥンブゥンと振動する数珠を当てさせ、愛らしい声が漏れると、梅澤は彼女の膣内で、自分の魔羅が波打つのを感じた。ずちゅ、ずちゅ、と上下に擦り上げると、天井の粒に亀頭を擦られ、締め付けられ、梅澤は荒々しい吐息を漏らす。
復讐心は甘い快楽に飲まれて、梅澤は獣のように若菜を突き上げた。
「はぁ、西園寺イキそうか? すげぇヒクヒク膣内が痙攣してきたぞ」
「~~~~ッッッ♡♡」
若菜は自分の口を押さえながら俯くと、絶頂に達し、梅澤と繋がったまま潮吹きをする。性愛の女神として生まれ変わり、開花した若菜は、普通の女性よりも敏感な体に生まれた。
快楽に負けてしまう自分を恥じながら、涙を流す姿を見ると、梅澤はその愛らしさに胸が締め付けられる。
「はぁっ、はぁ……何度もイキたくないの、こんなの違う……私、私……はぁっ、あんんぅ、だめ、動かさないでっ♡♡」
「西園寺……本当にお前はチョロい女だな。だが、そういうのは嫌いじゃねぇぞ」
むしろ、それを可愛らしいとさえ思える。
陰陽寮で彼女を初めて見た時は、南蛮の血を引いている若菜を、物珍しく思っていたが、からかう気持ちはあっても、若菜の存在をおぞましいとは思わなかった。母親の不貞で生まれた彼女を蔑む者も多かったが、正直に言えば、あの頃から若菜に興味があったほだ。
陰陽師達に、鬼だと気味悪がられた若菜の稲穂の髪も、派手好きな梅澤にとっては、美しく感じられた。
周囲に蔑まれ、馬鹿にされながらも負けず、朗らかに笑う若菜の強さが、梅澤にとっては不思議に思え、他の女とは違う物を感じていた。
「はぁっ、西園寺。四つん這いになって尻を上げろ。これで今日は最後にしてやるからさ」
「んん、梅澤先輩、本当……これで、これで許してくれるの?」
「あ? ああ、今夜はな。早くしろよ」
乱暴な物言いの梅澤に怯え、若菜は四つん這いになると、雌猫のように尻を上げる。若菜を急かさねば、梅澤は挿れているだけで、何度も繰り返し絶頂に達して、射精しそうになるほどだった。
あくまで自分が主人だ、と若菜に対して、誇示したい梅澤は、強気な態度に出る。だが若菜が四つん這いになって、乱れた白衣から乳房が見えると背徳的なその光景に息を飲む。
その姿に興奮し、薄桃色の亀裂に先端を滑らせると、たっぷりと愛液を絡ませた。
そして、熱い息を吐きながら再び根元までゆっくりと自分の魔羅を挿入する。
「ひっ……あんんんっっ♡♡」
「くっ、はぁっ……あ、すげっ……ぇな、お前のマ●コ、はぁっ、このまま、天界までイキそうなくらい……っ、だ。気持ちいい、はぁっ……西園寺、悪いようにはしねぇから、俺だけに、抱かれてろよ、はぁっ……」
若菜の華奢な腰を抱いて、彼女の膣内を蹂躙すると、肌と肌がぶつかり合う、乾いた音が部屋に響き渡る。梅澤の魔羅が出入りする度に、若菜の媚肉が快感で甘く蠢いた。
彼女が蜜を垂れ流す度に、若菜の清らかな霊力と、魅了が梅澤の鼻腔を擽る。
「あっ、あんっ! やっ、やぁっ♡♡ んぁぁっ……あっあっあっ♡ んんっ♡♡ だめ、あっ、ああ、奥、そんな、に、激しく突かないでぇっ♡ イキたく、なぃっ……♡♡ きもちいいの、もう、やぁっ……♡」
じゅぽ、じゅぽ、と淫らな音が鳴り響き、梅澤の魔羅によって蜜が掘り起こされた。若菜の言葉によって、梅澤の烈情はさらに刺激され、沸き立つ欲望を破裂させると、白濁した液体を並々と彼女の膣内に放った。
だが、梅澤はそのまま抜く事もなく若菜の臀部に伸し掛かると、上から性感帯の奥に向けて、魔羅を突き立てる。子宮口付近の、敏感な個所に先端が擦られると、若菜は息が止まるほど快楽を感じ、ガクガクと震えた。
ぬちゅ、くぽ、じゅぷ、愛液が増えれば増えるほど、いやらしい音が大きくなる。根元と先端を、巾着のように締め付け、天井のザラザラとした粒に刺激され、若菜の感じる場所を断続的に擦ると、火花が散るような強烈な快感が走った。
「~~~~ッッッ♡♡ イッッ……てるからぁ、もぅ、やぁぁ♡♡」
「はぁっ、イキまくりじゃねぇか、はぁっ、くそ、お前のマ●コは底なしだな、はぁ、西園寺、はぁっ、もう限界だ、はぁ、くっ、そら、子宮に届けっ!」
激しく梅澤に突き上げられると、若菜の華奢な体が揺れ、畳に爪を立てる。ぎゅうぎゅうと媚肉が猥雑に蠢き、幾度目かの絶頂に達すると、若菜の太腿にいやらしい愛液がだらだらと溢れた。
梅澤の精液が膣内にたっぷり注がれると、若菜は恍惚とした表情で涙を流し、呼吸を乱す。梅澤は名残惜しそうに魔羅で膣内をかき混ぜ、慎ましい華からそれを抜くと、どろりと精液が流れ出た。
「はぁ……はぁ……。お前の尻も試してみたいが、さすがに今日はここまでだ。俺の魔羅がもたねぇ」
呼吸を乱す若菜に、梅澤は彼女の服を被せる。いつもならば、女と事が済めばとっとと帰るか、私室から追い出していた梅澤だが、今日は違った。
無言のまま起き上がり、なんとか息を整えながら俯いて、衣服を着る若菜を横目で見るとボソリと名前を呼ぶ。
「西園寺」
「は、はい」
「今日は朝まで俺の部屋にいろ。なにか欲しい物はあるか。黄泉国の酒は、娑婆の世界と変わらず美味いぞ。――――監獄にしてはな」
咳払いをして、梅澤は少し声を和らげる。彼の高圧的な態度が影を潜めると、若菜は少し安堵した。勿論、黄泉国の物は口にする事が出来ないので、若菜はドギマギしながら首を横に振った。
だが、下女や下男にあてがわれた部屋は、ボロボロの長屋のようで、ろくなものじゃないとカグヅチが言っていたので、ある意味ここで眠れる事は助かる。
梅澤の私室に出入りする事で、藍雅を脱出させ、ここを抜け出す方法が見つかりそうだ。
「この綺麗なお部屋で眠れるのなら、それで私は良いです。ありがとうございます」
「そうか。お前は変わった女だな。辱められたくせに礼を言うなんて。ふん、まぁいい」
若菜の態度に動揺した梅澤は、同じく着物を着込みながら、煙管に火をつける。そして若菜の腰を抱くと、やんわりと引き寄せた。
チリン、と可愛らしい鈴の音がする。梅澤は、煙草の香りがする唇を、若菜に寄せ口腔内に舌を這わせると、深く絡めた。
若菜は、まるで自分の愛人かのように接する梅澤に、戸惑いつつも彼に合わせる。
「んっ……んぅ……はぁっ」
「はぁ……そう言えば、西園寺。あの火之迦具土神様と共に、客人の配膳をしていたようだな。また、厄介なイロモノに目をつけられたもんだ」
「や、厄介なイロモノ?」
確かに『カグちゃん』は歌舞伎の女形のように、女装をした男性だが、厄介なイロモノとは、酷い言いようである。意外なのは、カグヅチは獄卒長に『様』つけをされているのに、下男がするような、配膳係りをしている事だ。
若菜の心の中に疑問が湧いたが、一旦それは隅に置いて、梅澤を遠慮がちに見上げると、質問をする。
「梅澤先輩。あの女性は、高貴な天魔みたいだけど、どうして黄泉国に囚われているの? 人質という事は、彼女は亡くなっていないんでしょう」
「あの女は、第六天魔王の王妃だ。伊邪那美様の命により、八種様が捕えた。第六天魔王は天魔の王だが、これはお前でも分かるな?」
若菜は頷く。
第六天魔王の退陣を要求する為の駒として、彼女が攫われたのだ。問題は、どうして伊邪那美が、そんな交渉を第六天魔王である、霧雨にしてきたのかである。若菜には表向き、天魔界への交渉であっても、その裏には八百万の神々への、牽制があるように思えてならなかった。
「伊邪那美様のご計画でな。今の穏便な第六天魔王を退け、別の男を玉座につかせたいようだ。西園寺、聞いて驚くなよ――――」
✤✤✤
黄泉の門を潜り、須佐之男は八種と共に冥宮へとやって来た。血の色のように真っ赤な川の上流を辿ると、青白い空に、虹色のカーテンが靡いている。
冥宮までの道は、青い炎に包まれた狼にソリを引かせていた。前に乗っている八種は、退屈そうに足を組みながら、自分の爪を弄っていた。
女のようにも見える、この隻眼の美少年八雷神は、伊邪那美がこの黄泉国で、一人で生み出した神である。須佐之男にしてみれば、子供の頃からまだ見ぬ母と、共に過ごせているというだけで、彼に対し嫉妬の感情が湧き出てしまう。
「ちょっと須佐之男ちゃん。そんなに見つめられたら、穴が開きそうなんだけど。こんなイケてる格好してるから、誤解されちゃうんだけどさ、俺男に興味ないんよね。あー、嘘、拷問は別腹」
そう言うと、八種は後ろを振り返って須佐之男を見つめ、二枚に割れた蛇のような舌を見せた。須佐之男はフンと鼻を鳴らすと、視線を逸らす。
「あーね。ガキの頃に、ママと触れ合いのない男って、拗らせるって言うじゃん。ごめんだけど、俺はママの愛情を一身に受けちゃってるからさぁ」
「黙れ。お前の事などどうでもいい」
須佐之男は冷たい目で八種を見下ろした。八種は下品な笑い声を上げて前を向くと、ようやく、冥宮の入り口まで辿りついて、おどけた様子でソリから降りる。
寒々しい王宮は、八百万の神々の住居とは異なり、氷で出来た要塞都市のような造形をしていた。かつて、八種が率いる黄泉軍が約束事を破った夫を、黄泉国の入り口まで追った事も、神話には書かれている。
――――こんな辱めを受けるのなら、貴方の国の人間を一日千人殺す。そんな事を口にしたという。
いつかの戦の為に、彼女は要塞を作ったんだろうか。
「じゃーん! どうよ、高天原とは違うだろ。須佐之男ちゃんの頭でも分かるように説明してやると、死の世界は、根っこで他の冥府と繋がってんの。だから、ママは良い文化をじゃんじゃん取り入れてるってわけ♡」
須佐之男の性格を知って、からかうような口調で話す八種を、背後から斬り捨てたくなる気持ちをぐっと抑えた。なにせ彼は黄泉国の住民なのだから、須佐之男が斬り捨てたところでなんの意味もない。
黄泉醜女と黄泉醜男の番人の間を抜け二人は、黄泉津大神と名を変えた、冥府の主君である母の元へと、向かう。
「――――ところで、この冥宮に半神は来なかったか? 陰陽を司る神だ」
本来ならどうでも良い事だが、須佐之男の頭に彼の存在がよぎった。
「そんな奴いたかなぁ。あ~~、そうだそういや一人、つまんねぇ半神がママの言葉で、闇落ちしてた気ぃする」
そう言うと、八種は美しい顔を歪ませて笑った。
「ひぃっ……んんっ♡♡」
普段なら、これほど何度も魔羅が勃起する事はないのだが、若菜を相手にしていると、自分の体の奥から欲望が湧き上がり、失われたはずの熱さが蘇ってくるようで、梅澤の瞳も熱にうかされていく。
「ふぁぁっ……♡ あっ、あんっ、やぁっ、あっ、あう、はぁっ……んぅ、あっあっ♡♡ 梅澤せんぱっ……んんぅ、も、もう……っ……やぁっ♡♡」
華奢な両足を抱え、そそり勃つ魔羅を若菜の膣内に打ちつけると、それは愛液を纏って光る。梅澤は荒い呼吸を乱しながら、これまで経験した事がない快楽に、飲まれていた。
若菜の膣内は、依存性が高く、猥雑に蠢く蜜壺に、夢中になって彼女の体を揺らし、快感を貪る。梅澤の魔羅は意外にも固くて長い。
若菜の狭い膣内を擦ると、全身が性感帯になったかのように感じ、ガクガクと震えた。
若菜は蜜色の瞳を涙で歪ませ、梅澤の魔羅に愛液を垂らすと、愛らしい嬌声を上げる。
「はあっ、んっ……んぁあ♡ あんっ、あっあっ♡ あはっ……んぁぁ、あぅ♡♡ やら、あんっ、はっ、だ、だめ、あんん♡ そこ、当たっ……~~~~ッッ♡♡ あっ、だめ、イッちゃた、やぁぁん♡♡」
若菜が可愛らしく喘ぐ度に、興奮した梅澤は、鍛えられた腕を彼女の両腿の裏へと回す。狭い膣内を激しく突き上げると、若菜の口端から銀糸が垂れ、彼女は快感で頭が真っ白になった。
「はぁっ……西園寺、はぁ、どうだ。いいだろっ……お前のっ、気持ちいいとこに、俺の魔羅の先が当たってるぞ。お前、こっちも好きだよなぁ?」
若菜の花芽に、数珠を押し当てると彼女は涙を弾き飛ばし、ぎゅうぎゅうと梅澤の魔羅を締め付ける。梅澤は、思わずあまりの気持ち良さに呻きながら、またしても先走りの液を彼女の膣内に放ってしまった。
油断をすると、若菜を煽るつもりが、自分自身がイキそうになってしまい、思わず舌打ちする。それを隠すように、梅澤の持っていた数珠を陰核に押しつけ、擦りながら、若菜の耳元で低く囁いた。
「なぁ、西園寺。この数珠を花芽に自分で当てろ。はぁっ……気持ちいいだろう、遠慮すんなよ。ご主人様のご褒美だ」
「あはっ、はぁ、いやぁ……♡ ひぃっ、くぅぅん♡ そっ、んな、やぁぁっ♡ これ、んんぅ♡♡ せんぱいっ……あっあっ、いや、いやっ♡ 振動くるっ、くるぅっ」
若菜にブゥンブゥンと振動する数珠を当てさせ、愛らしい声が漏れると、梅澤は彼女の膣内で、自分の魔羅が波打つのを感じた。ずちゅ、ずちゅ、と上下に擦り上げると、天井の粒に亀頭を擦られ、締め付けられ、梅澤は荒々しい吐息を漏らす。
復讐心は甘い快楽に飲まれて、梅澤は獣のように若菜を突き上げた。
「はぁ、西園寺イキそうか? すげぇヒクヒク膣内が痙攣してきたぞ」
「~~~~ッッッ♡♡」
若菜は自分の口を押さえながら俯くと、絶頂に達し、梅澤と繋がったまま潮吹きをする。性愛の女神として生まれ変わり、開花した若菜は、普通の女性よりも敏感な体に生まれた。
快楽に負けてしまう自分を恥じながら、涙を流す姿を見ると、梅澤はその愛らしさに胸が締め付けられる。
「はぁっ、はぁ……何度もイキたくないの、こんなの違う……私、私……はぁっ、あんんぅ、だめ、動かさないでっ♡♡」
「西園寺……本当にお前はチョロい女だな。だが、そういうのは嫌いじゃねぇぞ」
むしろ、それを可愛らしいとさえ思える。
陰陽寮で彼女を初めて見た時は、南蛮の血を引いている若菜を、物珍しく思っていたが、からかう気持ちはあっても、若菜の存在をおぞましいとは思わなかった。母親の不貞で生まれた彼女を蔑む者も多かったが、正直に言えば、あの頃から若菜に興味があったほだ。
陰陽師達に、鬼だと気味悪がられた若菜の稲穂の髪も、派手好きな梅澤にとっては、美しく感じられた。
周囲に蔑まれ、馬鹿にされながらも負けず、朗らかに笑う若菜の強さが、梅澤にとっては不思議に思え、他の女とは違う物を感じていた。
「はぁっ、西園寺。四つん這いになって尻を上げろ。これで今日は最後にしてやるからさ」
「んん、梅澤先輩、本当……これで、これで許してくれるの?」
「あ? ああ、今夜はな。早くしろよ」
乱暴な物言いの梅澤に怯え、若菜は四つん這いになると、雌猫のように尻を上げる。若菜を急かさねば、梅澤は挿れているだけで、何度も繰り返し絶頂に達して、射精しそうになるほどだった。
あくまで自分が主人だ、と若菜に対して、誇示したい梅澤は、強気な態度に出る。だが若菜が四つん這いになって、乱れた白衣から乳房が見えると背徳的なその光景に息を飲む。
その姿に興奮し、薄桃色の亀裂に先端を滑らせると、たっぷりと愛液を絡ませた。
そして、熱い息を吐きながら再び根元までゆっくりと自分の魔羅を挿入する。
「ひっ……あんんんっっ♡♡」
「くっ、はぁっ……あ、すげっ……ぇな、お前のマ●コ、はぁっ、このまま、天界までイキそうなくらい……っ、だ。気持ちいい、はぁっ……西園寺、悪いようにはしねぇから、俺だけに、抱かれてろよ、はぁっ……」
若菜の華奢な腰を抱いて、彼女の膣内を蹂躙すると、肌と肌がぶつかり合う、乾いた音が部屋に響き渡る。梅澤の魔羅が出入りする度に、若菜の媚肉が快感で甘く蠢いた。
彼女が蜜を垂れ流す度に、若菜の清らかな霊力と、魅了が梅澤の鼻腔を擽る。
「あっ、あんっ! やっ、やぁっ♡♡ んぁぁっ……あっあっあっ♡ んんっ♡♡ だめ、あっ、ああ、奥、そんな、に、激しく突かないでぇっ♡ イキたく、なぃっ……♡♡ きもちいいの、もう、やぁっ……♡」
じゅぽ、じゅぽ、と淫らな音が鳴り響き、梅澤の魔羅によって蜜が掘り起こされた。若菜の言葉によって、梅澤の烈情はさらに刺激され、沸き立つ欲望を破裂させると、白濁した液体を並々と彼女の膣内に放った。
だが、梅澤はそのまま抜く事もなく若菜の臀部に伸し掛かると、上から性感帯の奥に向けて、魔羅を突き立てる。子宮口付近の、敏感な個所に先端が擦られると、若菜は息が止まるほど快楽を感じ、ガクガクと震えた。
ぬちゅ、くぽ、じゅぷ、愛液が増えれば増えるほど、いやらしい音が大きくなる。根元と先端を、巾着のように締め付け、天井のザラザラとした粒に刺激され、若菜の感じる場所を断続的に擦ると、火花が散るような強烈な快感が走った。
「~~~~ッッッ♡♡ イッッ……てるからぁ、もぅ、やぁぁ♡♡」
「はぁっ、イキまくりじゃねぇか、はぁっ、くそ、お前のマ●コは底なしだな、はぁ、西園寺、はぁっ、もう限界だ、はぁ、くっ、そら、子宮に届けっ!」
激しく梅澤に突き上げられると、若菜の華奢な体が揺れ、畳に爪を立てる。ぎゅうぎゅうと媚肉が猥雑に蠢き、幾度目かの絶頂に達すると、若菜の太腿にいやらしい愛液がだらだらと溢れた。
梅澤の精液が膣内にたっぷり注がれると、若菜は恍惚とした表情で涙を流し、呼吸を乱す。梅澤は名残惜しそうに魔羅で膣内をかき混ぜ、慎ましい華からそれを抜くと、どろりと精液が流れ出た。
「はぁ……はぁ……。お前の尻も試してみたいが、さすがに今日はここまでだ。俺の魔羅がもたねぇ」
呼吸を乱す若菜に、梅澤は彼女の服を被せる。いつもならば、女と事が済めばとっとと帰るか、私室から追い出していた梅澤だが、今日は違った。
無言のまま起き上がり、なんとか息を整えながら俯いて、衣服を着る若菜を横目で見るとボソリと名前を呼ぶ。
「西園寺」
「は、はい」
「今日は朝まで俺の部屋にいろ。なにか欲しい物はあるか。黄泉国の酒は、娑婆の世界と変わらず美味いぞ。――――監獄にしてはな」
咳払いをして、梅澤は少し声を和らげる。彼の高圧的な態度が影を潜めると、若菜は少し安堵した。勿論、黄泉国の物は口にする事が出来ないので、若菜はドギマギしながら首を横に振った。
だが、下女や下男にあてがわれた部屋は、ボロボロの長屋のようで、ろくなものじゃないとカグヅチが言っていたので、ある意味ここで眠れる事は助かる。
梅澤の私室に出入りする事で、藍雅を脱出させ、ここを抜け出す方法が見つかりそうだ。
「この綺麗なお部屋で眠れるのなら、それで私は良いです。ありがとうございます」
「そうか。お前は変わった女だな。辱められたくせに礼を言うなんて。ふん、まぁいい」
若菜の態度に動揺した梅澤は、同じく着物を着込みながら、煙管に火をつける。そして若菜の腰を抱くと、やんわりと引き寄せた。
チリン、と可愛らしい鈴の音がする。梅澤は、煙草の香りがする唇を、若菜に寄せ口腔内に舌を這わせると、深く絡めた。
若菜は、まるで自分の愛人かのように接する梅澤に、戸惑いつつも彼に合わせる。
「んっ……んぅ……はぁっ」
「はぁ……そう言えば、西園寺。あの火之迦具土神様と共に、客人の配膳をしていたようだな。また、厄介なイロモノに目をつけられたもんだ」
「や、厄介なイロモノ?」
確かに『カグちゃん』は歌舞伎の女形のように、女装をした男性だが、厄介なイロモノとは、酷い言いようである。意外なのは、カグヅチは獄卒長に『様』つけをされているのに、下男がするような、配膳係りをしている事だ。
若菜の心の中に疑問が湧いたが、一旦それは隅に置いて、梅澤を遠慮がちに見上げると、質問をする。
「梅澤先輩。あの女性は、高貴な天魔みたいだけど、どうして黄泉国に囚われているの? 人質という事は、彼女は亡くなっていないんでしょう」
「あの女は、第六天魔王の王妃だ。伊邪那美様の命により、八種様が捕えた。第六天魔王は天魔の王だが、これはお前でも分かるな?」
若菜は頷く。
第六天魔王の退陣を要求する為の駒として、彼女が攫われたのだ。問題は、どうして伊邪那美が、そんな交渉を第六天魔王である、霧雨にしてきたのかである。若菜には表向き、天魔界への交渉であっても、その裏には八百万の神々への、牽制があるように思えてならなかった。
「伊邪那美様のご計画でな。今の穏便な第六天魔王を退け、別の男を玉座につかせたいようだ。西園寺、聞いて驚くなよ――――」
✤✤✤
黄泉の門を潜り、須佐之男は八種と共に冥宮へとやって来た。血の色のように真っ赤な川の上流を辿ると、青白い空に、虹色のカーテンが靡いている。
冥宮までの道は、青い炎に包まれた狼にソリを引かせていた。前に乗っている八種は、退屈そうに足を組みながら、自分の爪を弄っていた。
女のようにも見える、この隻眼の美少年八雷神は、伊邪那美がこの黄泉国で、一人で生み出した神である。須佐之男にしてみれば、子供の頃からまだ見ぬ母と、共に過ごせているというだけで、彼に対し嫉妬の感情が湧き出てしまう。
「ちょっと須佐之男ちゃん。そんなに見つめられたら、穴が開きそうなんだけど。こんなイケてる格好してるから、誤解されちゃうんだけどさ、俺男に興味ないんよね。あー、嘘、拷問は別腹」
そう言うと、八種は後ろを振り返って須佐之男を見つめ、二枚に割れた蛇のような舌を見せた。須佐之男はフンと鼻を鳴らすと、視線を逸らす。
「あーね。ガキの頃に、ママと触れ合いのない男って、拗らせるって言うじゃん。ごめんだけど、俺はママの愛情を一身に受けちゃってるからさぁ」
「黙れ。お前の事などどうでもいい」
須佐之男は冷たい目で八種を見下ろした。八種は下品な笑い声を上げて前を向くと、ようやく、冥宮の入り口まで辿りついて、おどけた様子でソリから降りる。
寒々しい王宮は、八百万の神々の住居とは異なり、氷で出来た要塞都市のような造形をしていた。かつて、八種が率いる黄泉軍が約束事を破った夫を、黄泉国の入り口まで追った事も、神話には書かれている。
――――こんな辱めを受けるのなら、貴方の国の人間を一日千人殺す。そんな事を口にしたという。
いつかの戦の為に、彼女は要塞を作ったんだろうか。
「じゃーん! どうよ、高天原とは違うだろ。須佐之男ちゃんの頭でも分かるように説明してやると、死の世界は、根っこで他の冥府と繋がってんの。だから、ママは良い文化をじゃんじゃん取り入れてるってわけ♡」
須佐之男の性格を知って、からかうような口調で話す八種を、背後から斬り捨てたくなる気持ちをぐっと抑えた。なにせ彼は黄泉国の住民なのだから、須佐之男が斬り捨てたところでなんの意味もない。
黄泉醜女と黄泉醜男の番人の間を抜け二人は、黄泉津大神と名を変えた、冥府の主君である母の元へと、向かう。
「――――ところで、この冥宮に半神は来なかったか? 陰陽を司る神だ」
本来ならどうでも良い事だが、須佐之男の頭に彼の存在がよぎった。
「そんな奴いたかなぁ。あ~~、そうだそういや一人、つまんねぇ半神がママの言葉で、闇落ちしてた気ぃする」
そう言うと、八種は美しい顔を歪ませて笑った。
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