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漆、冥宮の君主―其の弐―
梅澤から聞かされた、次代の第六天魔王の名に若菜は目を見開き、思わず体を硬直させた。若菜が『神の繭』だった頃の記憶が蘇り、無意識に体が震えてしまう。
光明という男は、若菜の最愛の義弟である朔を、小姓として自らの欲望のために犠牲にした。さらに若菜の処女を奪い、時には三人で交わって、徹底的に義姉弟に快楽を教え込んだ男である。
「光明……様……?」
本能的に、彼に従わねばならないということを、いやというほど体に刻まれてしまった若菜は、自分の声が震えているのに気づいた。苦々しい記憶とともに、三人の淫らな戯れが蘇る。彼は、男女問わず美しいものを好み、自らの周囲に侍らせておくのが好きな男だった。
「ああ。しかし、可愛がって貰えたお前にとっては朗報かもしれねぇな。陰陽寮の長まで登り詰めた男だ。御上とも幕府とも渡り合っていたような奴だからな、黄泉国でも狡猾に生き延びているんだろう。俺の後に夜見城に来たようだが、あっという間に、上手いこと八種様に交渉したようだぜ」
思えば、陰陽寮にいた頃から、光明は様々な立場の人間と交渉し、渡り歩いてきた。罪人であっても、それなりの地位を得られる黄泉国で、策略を使ってのし上がっていくのも不思議ではない。
まさか、悪知恵を働かせて伊邪那美に取り入るとは、思いもしなかった。
しかし、第六天魔王の地位を狙っているとなれば、天帝である朔の耳に入れなければならないだろうと、若菜は考え込む。
「朗報なんかじゃないよ。光明様は、陰陽寮の長でありながら、第六天魔王を信仰していたの。まさか、自分が王になることを選んでしまうだなんて」
若菜の言葉に、梅澤は思わず吹き出し、煙草の煙を吐いた。
自分が信仰していた第六天魔王に、自ら成り代わろうとしているのだから、ある意味、光明らしいと捉えたのかもしれない。
だが、光明は第六天魔王の力を借りて、自らの願いを叶えようとしたが、魔王に利用された挙句、殺されてしまった。
若菜には、光明がどのような感情で伊邪那美の話に乗ったのかは分からないが、嫌な予感がしていた。
「信じられねぇ話だが、光明は伊邪那美様に寵愛されているようだぞ。まぁ、あの面だから、気に入られてもおかしくねぇか。そのおかげで、お前が黄泉国に来ても、気にも留めねぇだろう。あいつは、お前が死んだことさえ気付いていない」
「…………」
確かに、新たな権力を手にした光明は、若菜に興味を示さないかもしれない。だが彼女は、彼の蛇のような執念深さを、嫌というほど知っている。
梅澤はそう言うと、ふと若菜の首輪で鳴る金の鈴を撫でた。
このまま、須佐之男がここに戻らず、光明が彼女の存在に気づかなければ、梅澤は下女として若菜を傍に置ける。
梅澤は、若菜に対してどうしようもない愛憎と執着心が芽生えていた。
✤✤✤
「ひっ……やぁ……んんっ……や、やめ……っ、こんな事されたら……あぅぅ♡」
若菜は扉の前に立ち、必死に手を口元に当てて、嬌声を我慢する。この部屋には獄卒長の梅澤を警護するために、二人の醜男達もいるというのに、お構いなしだ。
彼は胡座をかいて、若菜に尻を突き出させ、下から陰部に顔を埋めていた。
朝の配膳に駆り出される前に、梅澤に捕まってしまった若菜は、恥ずかしい命令を言い渡されてしまう。こうして、御主人様に秘部を曝け出し、柔らかく整った媚肉を舌で愛撫されながら、快感に耐えていた。
「はぁっ……あっ、ああっ……いやぁ、んっ……ふぅ……あっ、ああっ……あっ、んん~~~~♡♡」
梅澤の口がぴったりと花弁に押し当てられ、陰裂の筋を割いて、舌先で媚肉を掘り起こすように舐められると、若菜の足先がガクガクと震えて、思わず爪先立ちになってしまった。
無垢な若菜の花弁からは、清浄な華の香りが漂う。じわじわと溢れた、朝露のような蜜を、喉を潤すように梅澤は啜った。
「はぁ……うめぇな。なんだか、お前の愛液を口にしてから、何を飲んでも乾きが癒されねぇんだ。ほら、もっと舐めてやるから、いやらしい愛液を垂らせ」
「あんんぅ……はぁっ、ゃ、そ、そこはっ……んぅ、んっ……だめ、だめ、先輩、はぁっ……配膳遅れちゃう……からぁ、んんっ! ~~~~ッッ♡♡」
梅澤が、若菜の臀部に触れながら花芽から陰裂まで、丁寧に舌でいたぶると、彼女の太腿が震えた。ぬぶ、ぬぶと自分の腟内に挿入された舌先が、蛇のように腟内をうねる。
金の鈴を鳴らしながら若菜は悶絶し、絶頂に達した。
ようやく、淡桃色の膣口から梅澤の舌が抜かれると、若菜はほうっと一息をつく。
「西園寺、イッたな」
「はぁ……はぁ、もう、配膳に行きます」
「待てよ。配膳をする前にお前には特別な仕事があるだろ」
若菜が扉を開けようとすると、梅澤がそれを手で制し、耳元で囁く。ぐっと腰を抱かれ引き寄せられると、梅澤のパンパンに固くなった魔羅を、濡れた膣口に押し付けられた。
「やっ……! ま、待って、ふぁぁぁっ♡♡」
抵抗する間もなく、濡れた天上の華に梅澤の陰茎が挿入される。耳元で、若菜の腟内に酔いしれる梅澤の吐息が吐き出された。
昨日の出来事があってから、梅澤は再会した時ほど、暴言を吐いたりする事はしなくなった。
今朝に至っては、配膳も最低一人出来れば良いと、やんわりと申し付けるだけ。
刺々しい態度が軟化すると、まともに話が出来るようになり、若菜も少しは恐怖が薄れてきたが、代わりに性処理の役割を担わされてしまって、困惑するばかりだ。
「あっ、んぁぁっ♡ はっ、はぁ、せんぱっ、お仕事っ、あるのっ、あっ♡あっ♡あっ♡ はぁっ、んっ、んぅぅーーッッ♡」
「はぁ、これからは、まず朝の一発から始まるって覚えとけ、はぁっ……はっ、お前はっ、俺専用の、下女なんだからな。はっ、はぁ……」
梅澤は、若菜の肩と腰に手を起き、背中を反らせるようにして立ったまま、後方から突き上げた。魔羅を深くまで挿入され、子宮付近を擦られると彼女の体は正直に反応して、締め付ける。
その快感に、太腿を愛液が伝うと、若菜は涙を流して、ぷるぷると体を震わせ悶えた。
「~~~~ッッッ♡ 深ぁいっ、はぁっ、ゃだっ、あ、ああっ♡ ぐりっ、ぐり、だめ、んんっ、きちゃう、はっ、やぁぁ♡♡」
パン、パンと乾いた音が響き、梅澤の肉棒が腟内に撃ちつけられると、若菜は我慢できず甘い声を上げる。快楽に支配される、性愛の女神の肉体は、男の精を搾り取るように、梅澤の魔羅に吸い付いた。
淫らな蜜壺は蠢きながら魔羅を締め付けると、梅澤は、快楽に夢中になって、腰の動きを速めた。
「はぁ、西園寺、体はっ、正直だよな。はっ、やべぇ、こいつっ、マジでっ……はっ、はぁ、気持ちよすぎるっ、はぁっ」
「ひっ……! ~~~~ッッ♡♡ あっ、ああっ、だめ、だめ、きちゃうっ! ~~~~ッッッ♡♡♡」
若菜の両腕を掴み、梅澤が怒涛のピストン運動を繰り返す。若菜は鈴の音を鳴らしながら快感に攻め立てられ、絶頂に達し、梅澤の白濁した欲望が注がれた。
起きたての梅澤の魔羅は持続力はなく、直ぐに萎んでしまった。名残り推しそうに、若菜の穢された薄桃色の膣口から、媚肉の余韻と共に魔羅は押し出されてしまう。
羞恥心に嗚咽しながら、扉の間で項垂れる、汗ばんだ臀部を晒した若菜を見ると、梅澤はぞくぞくと体が震えた。
「はぁ……はぁ……先輩、酷いです。腟内に出すだなんて。も、もう行きます」
「はぁ……はぁ……悪ぃ」
襖を開けようとして若菜を、梅澤が背後から抱きしめた。腰に手を回し、肩を抱かれた若菜は戸惑うように硬直する。
自分と同じように、呼吸を整えようとする梅澤の唇が、首元に触れるか否かの感触に、思わず震えた。抱き締められたまま、身動きが出来ない。
太腿に当たる梅澤の魔羅は、勃起している様子もなく、恐らくもうこれで打ち止めなんだと、疎い若菜でも理解した。
「……? あ、あの、先輩。まだ何か……」
「……っ……違ぇよ。さっさと行って努めを果たしてこい。寄り道せず早めに帰れよ」
舌打ちされ、突然ぶっきらぼうに体を離された若菜は、おずおずと肩越しに梅澤を振り返る。行為の余韻で濡れた蜜色の瞳や、ほんのりと上気した頬を見ると、梅澤はごくりと喉を鳴らして、目を逸らした。
情けないことに、やはり梅澤は若菜に魅了されている。憎らしいはずの女だったが、青臭い感情を抱いてしまい、視線が合っただけで顔が熱い。
自分の軟弱な精神に喝を入れるように、梅澤は若菜に対して、そっけない態度を取った。
若菜はびくりと肩を震わせ、着物の裾を下ろすと、襖を開けようとしまたしても彼に制される。
「きゃっ」
不意に腕を取られ、若菜は振り返った。梅澤は、いつものニヤついた嫌な笑顔を浮かべながら言う。
「いいか、俺の子種は吐き出さずに歩きな。罪人共に見られたら恥ずかしいよなぁ? まあ、あいつらは女に飢えているし、匂いで分かるかもしれねぇけど」
「っ……」
若菜は涙ぐんで真っ赤になると、下女としての務めを果たすべく配膳場所へと向かう。梅澤が熟睡している間に彼の部屋を物色してみたが、牢屋の鍵というものは見つからなかった。
だが、この夜見城の監獄見取り図は見つけたので、藍雅を連れて逃げるための経路は記憶できた。あとは、実際にその経路を歩き、確認をしなければならない。
他の下男下女に怪しまれないように、配膳をしながらそこまで辿りつかなければと思うと、緊張で体が硬くなる。少しでも、自分が逃げ出すそぶりを見せれば、梅澤に折檻されてしまうかもしれない。
「若菜、おはよー♡ んもう、あんたってば下女たちの部屋にもいないんだから、アタシ探し回っちゃったわよ!」
配膳場所で盆を受け取った瞬間に背後から突然声を掛けられ、若菜は驚いて体を震わせた。
自分の周りに大勢の人がいたせいもあるが、若菜は背後に立ったカグヅチの気配に一切気づかず、目を丸くして彼を見上げる。
「カグちゃん、びっくりしちゃった!」
「あら、アタシってば神出鬼没なのよねぇ。驚かせてごめんなさい、若菜。さっ、今日もアタシが配膳一緒に行ってあげるから、油売ってないでバリバリ頑張るわよ」
若菜は、器用にお盆を片手に持ったカグヅチに、ぐいぐい背中を押され、例の階段の前までやってきた。ふと、若菜は自分を見下ろすカグヅチの視線に気づき、小首を傾げて見る。
「な、なあに?」
「んーー。なんかねぇ、アンタから獄卒長の匂いがすんのよ。それから……女の甘い香り」
カグヅチは紅で濡れた唇に人差し指を当て、若菜と同じように妖艶に首を傾げる。カグヅチは直接的な言葉では言わないものの、若菜と梅澤の間で夜伽があったことを遠回しに指摘し、若菜は動揺した。
「そ、そうかな。早朝に呼び出されて身の回りの世話を頼まれたの。だから、かな」
「ふぅん? あら、そうなの。それにしてもアンタってさ、不思議な子よねぇ。黄泉国にいる女とは思えないくらい、透明感があるっていうか。たまに若菜を見てるとゾクゾクしちゃうのよ。つーか、どういう薫物《たきもの》使ってんのよ? アタシにも教えて欲しいわ、若菜。イイ男捕まえたーい」
カグヅチの質問に、若菜はどぎまぎする。 彼は、黄泉国で出会った中で善人だと思う。けれども陽気な性格とは裏腹に、掴みどころのなさや、持ち前の勘の鋭さのおかげで、若菜は生きた心地がしなかった。彼の視線から逃れるように、階段を登っていく。
「も、もしかしたらこのお着物に染みついた香りかもしれないよっ……うん。獄卒長の使ってる薫物かも」
「あら、そーお?」
「ね、ねぇカグちゃん。この牢屋って不思議だよね。鍵が普通じゃないもん。一生開けられないようになっているのかな」
若菜は話を変えるように、肩越しにカグヅチを振り返った。
光明という男は、若菜の最愛の義弟である朔を、小姓として自らの欲望のために犠牲にした。さらに若菜の処女を奪い、時には三人で交わって、徹底的に義姉弟に快楽を教え込んだ男である。
「光明……様……?」
本能的に、彼に従わねばならないということを、いやというほど体に刻まれてしまった若菜は、自分の声が震えているのに気づいた。苦々しい記憶とともに、三人の淫らな戯れが蘇る。彼は、男女問わず美しいものを好み、自らの周囲に侍らせておくのが好きな男だった。
「ああ。しかし、可愛がって貰えたお前にとっては朗報かもしれねぇな。陰陽寮の長まで登り詰めた男だ。御上とも幕府とも渡り合っていたような奴だからな、黄泉国でも狡猾に生き延びているんだろう。俺の後に夜見城に来たようだが、あっという間に、上手いこと八種様に交渉したようだぜ」
思えば、陰陽寮にいた頃から、光明は様々な立場の人間と交渉し、渡り歩いてきた。罪人であっても、それなりの地位を得られる黄泉国で、策略を使ってのし上がっていくのも不思議ではない。
まさか、悪知恵を働かせて伊邪那美に取り入るとは、思いもしなかった。
しかし、第六天魔王の地位を狙っているとなれば、天帝である朔の耳に入れなければならないだろうと、若菜は考え込む。
「朗報なんかじゃないよ。光明様は、陰陽寮の長でありながら、第六天魔王を信仰していたの。まさか、自分が王になることを選んでしまうだなんて」
若菜の言葉に、梅澤は思わず吹き出し、煙草の煙を吐いた。
自分が信仰していた第六天魔王に、自ら成り代わろうとしているのだから、ある意味、光明らしいと捉えたのかもしれない。
だが、光明は第六天魔王の力を借りて、自らの願いを叶えようとしたが、魔王に利用された挙句、殺されてしまった。
若菜には、光明がどのような感情で伊邪那美の話に乗ったのかは分からないが、嫌な予感がしていた。
「信じられねぇ話だが、光明は伊邪那美様に寵愛されているようだぞ。まぁ、あの面だから、気に入られてもおかしくねぇか。そのおかげで、お前が黄泉国に来ても、気にも留めねぇだろう。あいつは、お前が死んだことさえ気付いていない」
「…………」
確かに、新たな権力を手にした光明は、若菜に興味を示さないかもしれない。だが彼女は、彼の蛇のような執念深さを、嫌というほど知っている。
梅澤はそう言うと、ふと若菜の首輪で鳴る金の鈴を撫でた。
このまま、須佐之男がここに戻らず、光明が彼女の存在に気づかなければ、梅澤は下女として若菜を傍に置ける。
梅澤は、若菜に対してどうしようもない愛憎と執着心が芽生えていた。
✤✤✤
「ひっ……やぁ……んんっ……や、やめ……っ、こんな事されたら……あぅぅ♡」
若菜は扉の前に立ち、必死に手を口元に当てて、嬌声を我慢する。この部屋には獄卒長の梅澤を警護するために、二人の醜男達もいるというのに、お構いなしだ。
彼は胡座をかいて、若菜に尻を突き出させ、下から陰部に顔を埋めていた。
朝の配膳に駆り出される前に、梅澤に捕まってしまった若菜は、恥ずかしい命令を言い渡されてしまう。こうして、御主人様に秘部を曝け出し、柔らかく整った媚肉を舌で愛撫されながら、快感に耐えていた。
「はぁっ……あっ、ああっ……いやぁ、んっ……ふぅ……あっ、ああっ……あっ、んん~~~~♡♡」
梅澤の口がぴったりと花弁に押し当てられ、陰裂の筋を割いて、舌先で媚肉を掘り起こすように舐められると、若菜の足先がガクガクと震えて、思わず爪先立ちになってしまった。
無垢な若菜の花弁からは、清浄な華の香りが漂う。じわじわと溢れた、朝露のような蜜を、喉を潤すように梅澤は啜った。
「はぁ……うめぇな。なんだか、お前の愛液を口にしてから、何を飲んでも乾きが癒されねぇんだ。ほら、もっと舐めてやるから、いやらしい愛液を垂らせ」
「あんんぅ……はぁっ、ゃ、そ、そこはっ……んぅ、んっ……だめ、だめ、先輩、はぁっ……配膳遅れちゃう……からぁ、んんっ! ~~~~ッッ♡♡」
梅澤が、若菜の臀部に触れながら花芽から陰裂まで、丁寧に舌でいたぶると、彼女の太腿が震えた。ぬぶ、ぬぶと自分の腟内に挿入された舌先が、蛇のように腟内をうねる。
金の鈴を鳴らしながら若菜は悶絶し、絶頂に達した。
ようやく、淡桃色の膣口から梅澤の舌が抜かれると、若菜はほうっと一息をつく。
「西園寺、イッたな」
「はぁ……はぁ、もう、配膳に行きます」
「待てよ。配膳をする前にお前には特別な仕事があるだろ」
若菜が扉を開けようとすると、梅澤がそれを手で制し、耳元で囁く。ぐっと腰を抱かれ引き寄せられると、梅澤のパンパンに固くなった魔羅を、濡れた膣口に押し付けられた。
「やっ……! ま、待って、ふぁぁぁっ♡♡」
抵抗する間もなく、濡れた天上の華に梅澤の陰茎が挿入される。耳元で、若菜の腟内に酔いしれる梅澤の吐息が吐き出された。
昨日の出来事があってから、梅澤は再会した時ほど、暴言を吐いたりする事はしなくなった。
今朝に至っては、配膳も最低一人出来れば良いと、やんわりと申し付けるだけ。
刺々しい態度が軟化すると、まともに話が出来るようになり、若菜も少しは恐怖が薄れてきたが、代わりに性処理の役割を担わされてしまって、困惑するばかりだ。
「あっ、んぁぁっ♡ はっ、はぁ、せんぱっ、お仕事っ、あるのっ、あっ♡あっ♡あっ♡ はぁっ、んっ、んぅぅーーッッ♡」
「はぁ、これからは、まず朝の一発から始まるって覚えとけ、はぁっ……はっ、お前はっ、俺専用の、下女なんだからな。はっ、はぁ……」
梅澤は、若菜の肩と腰に手を起き、背中を反らせるようにして立ったまま、後方から突き上げた。魔羅を深くまで挿入され、子宮付近を擦られると彼女の体は正直に反応して、締め付ける。
その快感に、太腿を愛液が伝うと、若菜は涙を流して、ぷるぷると体を震わせ悶えた。
「~~~~ッッッ♡ 深ぁいっ、はぁっ、ゃだっ、あ、ああっ♡ ぐりっ、ぐり、だめ、んんっ、きちゃう、はっ、やぁぁ♡♡」
パン、パンと乾いた音が響き、梅澤の肉棒が腟内に撃ちつけられると、若菜は我慢できず甘い声を上げる。快楽に支配される、性愛の女神の肉体は、男の精を搾り取るように、梅澤の魔羅に吸い付いた。
淫らな蜜壺は蠢きながら魔羅を締め付けると、梅澤は、快楽に夢中になって、腰の動きを速めた。
「はぁ、西園寺、体はっ、正直だよな。はっ、やべぇ、こいつっ、マジでっ……はっ、はぁ、気持ちよすぎるっ、はぁっ」
「ひっ……! ~~~~ッッ♡♡ あっ、ああっ、だめ、だめ、きちゃうっ! ~~~~ッッッ♡♡♡」
若菜の両腕を掴み、梅澤が怒涛のピストン運動を繰り返す。若菜は鈴の音を鳴らしながら快感に攻め立てられ、絶頂に達し、梅澤の白濁した欲望が注がれた。
起きたての梅澤の魔羅は持続力はなく、直ぐに萎んでしまった。名残り推しそうに、若菜の穢された薄桃色の膣口から、媚肉の余韻と共に魔羅は押し出されてしまう。
羞恥心に嗚咽しながら、扉の間で項垂れる、汗ばんだ臀部を晒した若菜を見ると、梅澤はぞくぞくと体が震えた。
「はぁ……はぁ……先輩、酷いです。腟内に出すだなんて。も、もう行きます」
「はぁ……はぁ……悪ぃ」
襖を開けようとして若菜を、梅澤が背後から抱きしめた。腰に手を回し、肩を抱かれた若菜は戸惑うように硬直する。
自分と同じように、呼吸を整えようとする梅澤の唇が、首元に触れるか否かの感触に、思わず震えた。抱き締められたまま、身動きが出来ない。
太腿に当たる梅澤の魔羅は、勃起している様子もなく、恐らくもうこれで打ち止めなんだと、疎い若菜でも理解した。
「……? あ、あの、先輩。まだ何か……」
「……っ……違ぇよ。さっさと行って努めを果たしてこい。寄り道せず早めに帰れよ」
舌打ちされ、突然ぶっきらぼうに体を離された若菜は、おずおずと肩越しに梅澤を振り返る。行為の余韻で濡れた蜜色の瞳や、ほんのりと上気した頬を見ると、梅澤はごくりと喉を鳴らして、目を逸らした。
情けないことに、やはり梅澤は若菜に魅了されている。憎らしいはずの女だったが、青臭い感情を抱いてしまい、視線が合っただけで顔が熱い。
自分の軟弱な精神に喝を入れるように、梅澤は若菜に対して、そっけない態度を取った。
若菜はびくりと肩を震わせ、着物の裾を下ろすと、襖を開けようとしまたしても彼に制される。
「きゃっ」
不意に腕を取られ、若菜は振り返った。梅澤は、いつものニヤついた嫌な笑顔を浮かべながら言う。
「いいか、俺の子種は吐き出さずに歩きな。罪人共に見られたら恥ずかしいよなぁ? まあ、あいつらは女に飢えているし、匂いで分かるかもしれねぇけど」
「っ……」
若菜は涙ぐんで真っ赤になると、下女としての務めを果たすべく配膳場所へと向かう。梅澤が熟睡している間に彼の部屋を物色してみたが、牢屋の鍵というものは見つからなかった。
だが、この夜見城の監獄見取り図は見つけたので、藍雅を連れて逃げるための経路は記憶できた。あとは、実際にその経路を歩き、確認をしなければならない。
他の下男下女に怪しまれないように、配膳をしながらそこまで辿りつかなければと思うと、緊張で体が硬くなる。少しでも、自分が逃げ出すそぶりを見せれば、梅澤に折檻されてしまうかもしれない。
「若菜、おはよー♡ んもう、あんたってば下女たちの部屋にもいないんだから、アタシ探し回っちゃったわよ!」
配膳場所で盆を受け取った瞬間に背後から突然声を掛けられ、若菜は驚いて体を震わせた。
自分の周りに大勢の人がいたせいもあるが、若菜は背後に立ったカグヅチの気配に一切気づかず、目を丸くして彼を見上げる。
「カグちゃん、びっくりしちゃった!」
「あら、アタシってば神出鬼没なのよねぇ。驚かせてごめんなさい、若菜。さっ、今日もアタシが配膳一緒に行ってあげるから、油売ってないでバリバリ頑張るわよ」
若菜は、器用にお盆を片手に持ったカグヅチに、ぐいぐい背中を押され、例の階段の前までやってきた。ふと、若菜は自分を見下ろすカグヅチの視線に気づき、小首を傾げて見る。
「な、なあに?」
「んーー。なんかねぇ、アンタから獄卒長の匂いがすんのよ。それから……女の甘い香り」
カグヅチは紅で濡れた唇に人差し指を当て、若菜と同じように妖艶に首を傾げる。カグヅチは直接的な言葉では言わないものの、若菜と梅澤の間で夜伽があったことを遠回しに指摘し、若菜は動揺した。
「そ、そうかな。早朝に呼び出されて身の回りの世話を頼まれたの。だから、かな」
「ふぅん? あら、そうなの。それにしてもアンタってさ、不思議な子よねぇ。黄泉国にいる女とは思えないくらい、透明感があるっていうか。たまに若菜を見てるとゾクゾクしちゃうのよ。つーか、どういう薫物《たきもの》使ってんのよ? アタシにも教えて欲しいわ、若菜。イイ男捕まえたーい」
カグヅチの質問に、若菜はどぎまぎする。 彼は、黄泉国で出会った中で善人だと思う。けれども陽気な性格とは裏腹に、掴みどころのなさや、持ち前の勘の鋭さのおかげで、若菜は生きた心地がしなかった。彼の視線から逃れるように、階段を登っていく。
「も、もしかしたらこのお着物に染みついた香りかもしれないよっ……うん。獄卒長の使ってる薫物かも」
「あら、そーお?」
「ね、ねぇカグちゃん。この牢屋って不思議だよね。鍵が普通じゃないもん。一生開けられないようになっているのかな」
若菜は話を変えるように、肩越しにカグヅチを振り返った。
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