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【白虎編】
私が貴方を幸せにします!②※イラスト有
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もちろん、鳴麗は戦場に出たことはなく兵士のような訓練も受けたことはない。蝶よ花よと育てられた彼女にとって、戦場は未知の体験だった。
不思議なことに、普段は見えない気流も黒龍になれば、その流れを感じることができ自分でも不思議なほど上手く飛ぶことができた。
「玄天上帝ではなく、この俺が黒龍の上に乗るとはそれだけでも歴史的な事だぞ、鳴麗」
『ふぁー、そんなことより私は、白虎様を振り落としてしまったらどうしようかと思って死ぬほどドキドキしていますっ』
大きな龍の姿になっても小さなことを気にする鳴麗に苦笑しつつ、魔物が湧き出しているという西の國の辺境までやってきた。
朱雀帝が統治する南の國の辺境側より発生していて、何故か迂回するように西を目指している。
何千年も彼らを討伐してきた白虎だったが、こんな風に目的があるかのように移動しているのはここ数十年前からで、奇妙に感じていた。
「もしかすると、あいつらは西を通って北を目指しているのかも知れんな。数年前は南と東の境界線で多く発生したと聞いている」
『北……! 玄武様のお城を目指しているのですか?』
「なかなか鋭いぞ、鳴麗。朱雀に討伐されて魔物どもも知恵をつけたのだろう。北の國は強い、お前たち黒龍族が玄天上帝に仕えているから、簡単に辿りつけない」
四神の中で最も強く、彼らを纏めるリーダーの軍事力を削ぎ落とすために、他の四神の國を食い尽くしながら目指しているのではないかと考えると不気味に思える。
國が滅び援軍が減れば物資は途絶え、玄天上帝の軍隊もその強さを維持できなくなってしまう。
しかし、知恵があるというのを微塵も感じさせないような魔物たちに、そんな高等な考えができるのかという疑問が残る。
「まぁ、その前にこの俺がすべて滅すれば良いだけのこと。狼族の兵士も良い運動になるだろう。ほら、見えてきたぞ鳴麗!」
鳴麗が下を見ると、なにかに導かれるように様々な魔物たちの集団が動いていた。その先にあるのは小さな村がある。
東西南北のどの國も、城下町は高い城壁に囲まれていて、万が一何か危険が迫っても民は守られるようになっていた。
その代わり物価は高い。貧しい者たちは生活ができず壁の外に村を作って住むより他なかった。
彼らは自分たちを護るために、手製の外壁を用意しているが、あれだけの魔物が押し寄せればひとたまりもないだろう。
『うっ………、ま、魔物がいっぱいで、こ、怖い、すっっごい怖い顔してますっっ!』
「まぁ、魔物だからな。愛嬌のある顔をしていても困るが。このまま行けば魔物の軍団たちは、あの村を飲み込むだろう。鳴麗……お前の力を見せてみろ」
恐ろしい形相の異形の者たちは見ているだけで鳴麗は震え上がり、涙が出そうなくらい怖いがあの魔物の軍団の先には村がある。
たとえ無事に逃げ出せても彼らは住むところを失ってしまうだろう。全ての西の民を護るために白虎帝はやってきたのだから、怯えている暇はない。
どうやって戦っていいか分からないが、本能がおもむくままに鳴麗は肺に大きく息を吸い込むと咆哮するように吐息を吐いた。
「おお! あれは噂にきく黒龍の氷の炎だ」
「見ろ、魔物どもが次々に凍っていく!」
鳴麗の口から溢れ出た青白い炎は、魔物たちを包み込み次々に凍らせて破壊していく。
兵士たちは感嘆の声を上げ、村の霊獣たちは黒龍の勇姿を見上げた。
玄武と同じく水の属性をもつ黒龍族が得意とする技だ。
その勇姿に続くように天馬に乗った兵士が魔物に襲いかかる。
地面すれすれに飛んだ鳴麗の体から降りた白虎帝が剣で斬り殺し、時には巨大な熊のような白虎になって魔物を切り裂く。
『うううう、魔物がいっぱいでてくる、気持ち悪いよぉ。そうだ、魔物が出てくる場所を封じれば……っ』
そんなことが出来るのか分からないが、鳴麗は氷の炎を吐きながら、魔物の軍団の上流を探すように飛ぶ。しばらく魔物たちの源を探すように高速で飛んでいると、森の中にある大きな穴のようなものを見つけた。
よくよく目を凝らしてみると、どうやらそこから這い上がってきているような様子が見えて全身に鳥肌が立った。
『ひぇっ、あそこからうじゃうじゃ来てる! ゆっくり移動して西の國までたどり着いてるんだ。よしっ……!』
鳴麗は、空中でとぐろを巻きながら停止すると思いっきり酸素を吸い込んで、冷たい氷の炎の吐息を吐き出した。二度、三度、絶対零度の氷で分厚い扉を作るように氷の炎を吐いた。
溢れ出た魔物は凍って砕け、徐々に穴を閉じるように氷の分厚い壁が出来上がる。
ここは南の國の中心ほど温暖な気候ではないので、すぐに溶けるようなことはない。
自然の気候も手伝いみるみるうちにその場は凍らされ魔物たちの動きは停止した。
『定期的にここを封鎖したら、なんとか大丈夫そう。あとは白虎様をお守りするだけ! よーーしっ』
魔物のことはとてつもなく恐ろしかったけれど、こうして戦っているうちに自分も白虎と共に戦えるのだという自信が湧いてきた。
黒龍族の雌にしては小柄な体で、朱雀帝のように強い力を持ち合わせていないけれど、番として白虎と一緒に國の危機に立ち向かえる、それがとても嬉しく誇りに思えた。
「鳴麗!」
戦う白虎帝を援護するように鳴麗は空から氷の炎を吐き、尻尾で苦戦する兵士を援護するように魔物を蹴散らすとようやく全ての魔物を討伐することができた。白虎帝は魔物から剣を抜き、鳴麗の元へと駆け寄り彼女の鼻頭を撫でて口付けた。
「よくぞ西の民を護ってくれた。怪我は無いか?」
『はい、白虎様もお怪我はありませんか?』
すりすりと龍の頬を擦り付ける鳴麗に、白虎は笑いつつその撫でてやる。
魔物をたちを討伐した狼族の兵士達が二人のもとに集まると、深々と頭を下げて拱手した。
「私たちは貴女様を誤解しておりました。西の國のために黒龍となり敵を追い払った。また官女たちより貴女様の普段の様子も聞いております。貴女様は花琳とは違う」
熟練の狼族の老兵がそう言うと、他の兵士たちも信頼の眼差しを向けた。
それは彼らが正式に黒龍族の鳴麗を仲間として、白虎帝の伴侶としてふさわしいと認めた証でもある。
✤✤✤
異色さんより企画で頂いた白虎様のイラストです。
不思議なことに、普段は見えない気流も黒龍になれば、その流れを感じることができ自分でも不思議なほど上手く飛ぶことができた。
「玄天上帝ではなく、この俺が黒龍の上に乗るとはそれだけでも歴史的な事だぞ、鳴麗」
『ふぁー、そんなことより私は、白虎様を振り落としてしまったらどうしようかと思って死ぬほどドキドキしていますっ』
大きな龍の姿になっても小さなことを気にする鳴麗に苦笑しつつ、魔物が湧き出しているという西の國の辺境までやってきた。
朱雀帝が統治する南の國の辺境側より発生していて、何故か迂回するように西を目指している。
何千年も彼らを討伐してきた白虎だったが、こんな風に目的があるかのように移動しているのはここ数十年前からで、奇妙に感じていた。
「もしかすると、あいつらは西を通って北を目指しているのかも知れんな。数年前は南と東の境界線で多く発生したと聞いている」
『北……! 玄武様のお城を目指しているのですか?』
「なかなか鋭いぞ、鳴麗。朱雀に討伐されて魔物どもも知恵をつけたのだろう。北の國は強い、お前たち黒龍族が玄天上帝に仕えているから、簡単に辿りつけない」
四神の中で最も強く、彼らを纏めるリーダーの軍事力を削ぎ落とすために、他の四神の國を食い尽くしながら目指しているのではないかと考えると不気味に思える。
國が滅び援軍が減れば物資は途絶え、玄天上帝の軍隊もその強さを維持できなくなってしまう。
しかし、知恵があるというのを微塵も感じさせないような魔物たちに、そんな高等な考えができるのかという疑問が残る。
「まぁ、その前にこの俺がすべて滅すれば良いだけのこと。狼族の兵士も良い運動になるだろう。ほら、見えてきたぞ鳴麗!」
鳴麗が下を見ると、なにかに導かれるように様々な魔物たちの集団が動いていた。その先にあるのは小さな村がある。
東西南北のどの國も、城下町は高い城壁に囲まれていて、万が一何か危険が迫っても民は守られるようになっていた。
その代わり物価は高い。貧しい者たちは生活ができず壁の外に村を作って住むより他なかった。
彼らは自分たちを護るために、手製の外壁を用意しているが、あれだけの魔物が押し寄せればひとたまりもないだろう。
『うっ………、ま、魔物がいっぱいで、こ、怖い、すっっごい怖い顔してますっっ!』
「まぁ、魔物だからな。愛嬌のある顔をしていても困るが。このまま行けば魔物の軍団たちは、あの村を飲み込むだろう。鳴麗……お前の力を見せてみろ」
恐ろしい形相の異形の者たちは見ているだけで鳴麗は震え上がり、涙が出そうなくらい怖いがあの魔物の軍団の先には村がある。
たとえ無事に逃げ出せても彼らは住むところを失ってしまうだろう。全ての西の民を護るために白虎帝はやってきたのだから、怯えている暇はない。
どうやって戦っていいか分からないが、本能がおもむくままに鳴麗は肺に大きく息を吸い込むと咆哮するように吐息を吐いた。
「おお! あれは噂にきく黒龍の氷の炎だ」
「見ろ、魔物どもが次々に凍っていく!」
鳴麗の口から溢れ出た青白い炎は、魔物たちを包み込み次々に凍らせて破壊していく。
兵士たちは感嘆の声を上げ、村の霊獣たちは黒龍の勇姿を見上げた。
玄武と同じく水の属性をもつ黒龍族が得意とする技だ。
その勇姿に続くように天馬に乗った兵士が魔物に襲いかかる。
地面すれすれに飛んだ鳴麗の体から降りた白虎帝が剣で斬り殺し、時には巨大な熊のような白虎になって魔物を切り裂く。
『うううう、魔物がいっぱいでてくる、気持ち悪いよぉ。そうだ、魔物が出てくる場所を封じれば……っ』
そんなことが出来るのか分からないが、鳴麗は氷の炎を吐きながら、魔物の軍団の上流を探すように飛ぶ。しばらく魔物たちの源を探すように高速で飛んでいると、森の中にある大きな穴のようなものを見つけた。
よくよく目を凝らしてみると、どうやらそこから這い上がってきているような様子が見えて全身に鳥肌が立った。
『ひぇっ、あそこからうじゃうじゃ来てる! ゆっくり移動して西の國までたどり着いてるんだ。よしっ……!』
鳴麗は、空中でとぐろを巻きながら停止すると思いっきり酸素を吸い込んで、冷たい氷の炎の吐息を吐き出した。二度、三度、絶対零度の氷で分厚い扉を作るように氷の炎を吐いた。
溢れ出た魔物は凍って砕け、徐々に穴を閉じるように氷の分厚い壁が出来上がる。
ここは南の國の中心ほど温暖な気候ではないので、すぐに溶けるようなことはない。
自然の気候も手伝いみるみるうちにその場は凍らされ魔物たちの動きは停止した。
『定期的にここを封鎖したら、なんとか大丈夫そう。あとは白虎様をお守りするだけ! よーーしっ』
魔物のことはとてつもなく恐ろしかったけれど、こうして戦っているうちに自分も白虎と共に戦えるのだという自信が湧いてきた。
黒龍族の雌にしては小柄な体で、朱雀帝のように強い力を持ち合わせていないけれど、番として白虎と一緒に國の危機に立ち向かえる、それがとても嬉しく誇りに思えた。
「鳴麗!」
戦う白虎帝を援護するように鳴麗は空から氷の炎を吐き、尻尾で苦戦する兵士を援護するように魔物を蹴散らすとようやく全ての魔物を討伐することができた。白虎帝は魔物から剣を抜き、鳴麗の元へと駆け寄り彼女の鼻頭を撫でて口付けた。
「よくぞ西の民を護ってくれた。怪我は無いか?」
『はい、白虎様もお怪我はありませんか?』
すりすりと龍の頬を擦り付ける鳴麗に、白虎は笑いつつその撫でてやる。
魔物をたちを討伐した狼族の兵士達が二人のもとに集まると、深々と頭を下げて拱手した。
「私たちは貴女様を誤解しておりました。西の國のために黒龍となり敵を追い払った。また官女たちより貴女様の普段の様子も聞いております。貴女様は花琳とは違う」
熟練の狼族の老兵がそう言うと、他の兵士たちも信頼の眼差しを向けた。
それは彼らが正式に黒龍族の鳴麗を仲間として、白虎帝の伴侶としてふさわしいと認めた証でもある。
✤✤✤
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