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【龍月編】
突然の告白
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「す、水狼も何か飲む? たぶん今日も、龍月兄さんは帰ってこないと思うから、娘娘の包子でパーティーしない!? 誰もいないから枕投げもやり放題だよっ」
「ん……。俺、鳴麗の家に行ってもいいのか?」
鳴麗は気を取り直して、ピンと耳をあげると尻尾をパタパタと振って、水狼を誘ってみた。今、娘娘の包子は期間限定でお肉増量な上に、お安くなっている。
幼馴染の水狼は、幼獣の時に『包子大食い大会』で優勝したことがあるくらい、大好きだった。だから『お泊り包子パーティー枕投げ競技つき』ならば、喜んで参加してくれるだろうと鳴麗は考えていた。
水狼は溜息をつき、頭を掻くと、カルマが去った後に座る。店員に花茶を注文すると、身を乗り出して言った。
「龍月さんが、あいつと『友達』なのはまぁいいよ。西の國でも狗族と『親しく』する奴はいるし……。だけど、俺はやっぱり鳴麗には仲良くして欲しくない。だいたいあいつになんの相談してたんだよ」
水狼が、こんなふうに相手を悪く言うなんて今まで無かったので、鳴麗は軽くショックを受けた。
もしかして、彼は機嫌が悪いのだろうか。
けれど明るくて元気で、みんなの人気者の水狼が、人前でイライラする事なんて、鳴麗の記憶を辿ってみても無い。
「あのね、その……。私ようやく『月の印』が出たの。それで……ちょっと、まさかの龍月兄さんの時期が重なっちゃって……! うん。でも、龍月兄さんのことはすっごく憧れてて大好きだったから、後悔とかなくて、いやいや、絶対後悔とかないから! だって、私、龍月兄さんのこと大好きで幼獣の頃から番になりたかったし! でも龍月兄さんは後悔してて、避けられてる気がして、それでいろいろ聞いて貰ってたんだよ。でもカルマと恋仲じゃないってのも聞けたからっっ、ひとまずちょっと前向きになれた!」
鳴麗は早口でまくしたてるように言った。水狼にはなかなか言えなかったが、今頃になって鳴麗は、一番の親友にきちんと恋の相談をすべきだったなと後悔する。
だけど、あの時水狼に口付けられてから、なんとなく二人の間には気まずさが漂っていた。
水狼は、目を大きく見開くと複雑そうな表情をして目を伏せる。
最近、彼女がカラ元気を見せていたのは、そのせいなのかとうつむく。
「なんだよ。最近、鳴麗が元気無かったのはそのせいなのか? 俺とギクシャクしてるからだと思ってたんだけど。まさか……堅物で真面目な龍月さんに先を越されるなんて、思わなかったな」
「え?」
「龍月さんと鳴麗は、血の繋がりはなくても兄妹だろ。理性をなくして義妹と一線を越えるなんて、龍月さんはどうかしてる。兄妹で交尾するのも、番になるのもおかしいよ」
「そ、そう……かな。血が繋がってなくてもやっぱりいけないこと?」
水狼は真剣な眼差しで鳴麗に言った。
応援してくれるとばかり思っていたが、面と向かって大の親友に『おかしい』と言われると、傷ついて泣きそうになり、鳴麗の尻尾が椅子の下に縮こまって隠れる。
水狼が不意に、幼獣の時より大きくなった手を鳴麗の手に重ねると言った。
「俺、鳴麗の事が本気で好きなんだ。友達とか幼馴染だからとかじゃなくて……、俺と番になって欲しい。鳴麗を絶対に幸せにできる自信があるから」
「えっ……え、ええっ!」
――――突然の告白。
親友や、幼馴染の意味じゃない求愛の意味での好き。
それに動揺して鳴麗は頬を赤らめる。
あの時に口付けされてから『もしかして、そうかもしれない』という考えに、鳴麗はずっと蓋をしてきた。仲の良い友人だと思っていたから、その気持ちに気付いて、彼を失ってしまうのが怖かったから。
「で、でも……っ、水狼のことは親友だと思ってるし、番とかっ!」
「ちゃんと考えて……鳴麗。龍月さんが鳴麗を好きだったとしても、義妹に手を出して避けてるんなら、駄目だって理解してるんだろ。今すぐじゃなくていいから、答えを聞かせてほしい」
「う……うん」
水狼は真剣な口調で言うと、ゆっくりと手を離して今日の包子パーティーは、また今度改めてしようと告げると、机に銭を置いて立ち去る。
つい先日まで釣りをしたり、古劇を観に行ったり、幼い雄が好むような虫取りなどに付き合わされていたのに、今日の水狼は成獣の雄だった。
もしかして、幼獣として扱われていたけど、今の彼はもう立派な成獣なのか。
「はぁ~~~~~~! 胃が痛い」
鳴麗はぺしょりと机に頬をつけて目を閉じた。そして彼が帰ったあとに出てきた注文の花茶をズビズビと飲む。
✤✤✤
結局、鳴麗は包子を買う気にもなれず、晩ごはんに薬膳粥を食べてすませると、食卓でお茶を飲みながら本を読んでいた。
水狼に告白されてから、鳴麗の心はなんだか落ち着かない。
いつもの就寝時間になっても眠れず、時間だけが過ぎていく。明日の仕事に支障が出ない範囲で、今日はギリギリまで起きているつもりだった。
もしかすると、義兄が帰ってきてくれるかもしれないと、鳴麗は僅かな希望を抱いていた。
「あっ……!」
鳴麗の耳がピクリと動き、聞き慣れた足音がすると、飛び上がって玄関のまで走り、開いた瞬間に龍月に抱きついた。
驚いた義兄が、彼女を受け止める。
ぎゅっと抱きついて胸板に顔を埋める鳴麗に戸惑いつつも、尻尾が揺れている様子を見ると、よほど嬉しかったのだろうと龍月は察した。自分を待っていたのかと思うと、義妹への愛しさが募る。
「龍月兄さん、おかえりなさいっ」
「鳴麗、まだ起きていたのか。もう夜更けだ、明日の仕事に響くから二階に行って、寝なさい」
龍月は、久しぶりに会う義妹のぬくもりを感じて思わず優しく頭と背中を撫でてやる。
玄武から家に帰るように命令され、鳴麗が寝静まった頃にでも、家路につこうと思ったが、まさか出迎えられるとは思ってもみなかった。
「あのね、お昼間に水狼に番になって欲しいって求愛されたんだ。だけど、私、やっぱり龍月兄さん意外の雄と、番になれないよ。私、雌として龍月兄さんが好きだしっ、お母さんとお父さんに土下座して、結婚を許してもらうっっ!」
「――――鳴麗っ、少しおち……」
鳴麗をなだめるように龍月が体を離すと、潤んだ瞳でつま先立ちになって義兄に強引に口付ける。その瞬間に鳴麗の体に『月の印』の症状が出て熱くなるのを感じた。
龍月がはっきりしないならば、こちらからぐいぐい押してしまえ、とヤケになる。
「……龍月お兄ちゃん……」
「鳴……麗」
「ん……。俺、鳴麗の家に行ってもいいのか?」
鳴麗は気を取り直して、ピンと耳をあげると尻尾をパタパタと振って、水狼を誘ってみた。今、娘娘の包子は期間限定でお肉増量な上に、お安くなっている。
幼馴染の水狼は、幼獣の時に『包子大食い大会』で優勝したことがあるくらい、大好きだった。だから『お泊り包子パーティー枕投げ競技つき』ならば、喜んで参加してくれるだろうと鳴麗は考えていた。
水狼は溜息をつき、頭を掻くと、カルマが去った後に座る。店員に花茶を注文すると、身を乗り出して言った。
「龍月さんが、あいつと『友達』なのはまぁいいよ。西の國でも狗族と『親しく』する奴はいるし……。だけど、俺はやっぱり鳴麗には仲良くして欲しくない。だいたいあいつになんの相談してたんだよ」
水狼が、こんなふうに相手を悪く言うなんて今まで無かったので、鳴麗は軽くショックを受けた。
もしかして、彼は機嫌が悪いのだろうか。
けれど明るくて元気で、みんなの人気者の水狼が、人前でイライラする事なんて、鳴麗の記憶を辿ってみても無い。
「あのね、その……。私ようやく『月の印』が出たの。それで……ちょっと、まさかの龍月兄さんの時期が重なっちゃって……! うん。でも、龍月兄さんのことはすっごく憧れてて大好きだったから、後悔とかなくて、いやいや、絶対後悔とかないから! だって、私、龍月兄さんのこと大好きで幼獣の頃から番になりたかったし! でも龍月兄さんは後悔してて、避けられてる気がして、それでいろいろ聞いて貰ってたんだよ。でもカルマと恋仲じゃないってのも聞けたからっっ、ひとまずちょっと前向きになれた!」
鳴麗は早口でまくしたてるように言った。水狼にはなかなか言えなかったが、今頃になって鳴麗は、一番の親友にきちんと恋の相談をすべきだったなと後悔する。
だけど、あの時水狼に口付けられてから、なんとなく二人の間には気まずさが漂っていた。
水狼は、目を大きく見開くと複雑そうな表情をして目を伏せる。
最近、彼女がカラ元気を見せていたのは、そのせいなのかとうつむく。
「なんだよ。最近、鳴麗が元気無かったのはそのせいなのか? 俺とギクシャクしてるからだと思ってたんだけど。まさか……堅物で真面目な龍月さんに先を越されるなんて、思わなかったな」
「え?」
「龍月さんと鳴麗は、血の繋がりはなくても兄妹だろ。理性をなくして義妹と一線を越えるなんて、龍月さんはどうかしてる。兄妹で交尾するのも、番になるのもおかしいよ」
「そ、そう……かな。血が繋がってなくてもやっぱりいけないこと?」
水狼は真剣な眼差しで鳴麗に言った。
応援してくれるとばかり思っていたが、面と向かって大の親友に『おかしい』と言われると、傷ついて泣きそうになり、鳴麗の尻尾が椅子の下に縮こまって隠れる。
水狼が不意に、幼獣の時より大きくなった手を鳴麗の手に重ねると言った。
「俺、鳴麗の事が本気で好きなんだ。友達とか幼馴染だからとかじゃなくて……、俺と番になって欲しい。鳴麗を絶対に幸せにできる自信があるから」
「えっ……え、ええっ!」
――――突然の告白。
親友や、幼馴染の意味じゃない求愛の意味での好き。
それに動揺して鳴麗は頬を赤らめる。
あの時に口付けされてから『もしかして、そうかもしれない』という考えに、鳴麗はずっと蓋をしてきた。仲の良い友人だと思っていたから、その気持ちに気付いて、彼を失ってしまうのが怖かったから。
「で、でも……っ、水狼のことは親友だと思ってるし、番とかっ!」
「ちゃんと考えて……鳴麗。龍月さんが鳴麗を好きだったとしても、義妹に手を出して避けてるんなら、駄目だって理解してるんだろ。今すぐじゃなくていいから、答えを聞かせてほしい」
「う……うん」
水狼は真剣な口調で言うと、ゆっくりと手を離して今日の包子パーティーは、また今度改めてしようと告げると、机に銭を置いて立ち去る。
つい先日まで釣りをしたり、古劇を観に行ったり、幼い雄が好むような虫取りなどに付き合わされていたのに、今日の水狼は成獣の雄だった。
もしかして、幼獣として扱われていたけど、今の彼はもう立派な成獣なのか。
「はぁ~~~~~~! 胃が痛い」
鳴麗はぺしょりと机に頬をつけて目を閉じた。そして彼が帰ったあとに出てきた注文の花茶をズビズビと飲む。
✤✤✤
結局、鳴麗は包子を買う気にもなれず、晩ごはんに薬膳粥を食べてすませると、食卓でお茶を飲みながら本を読んでいた。
水狼に告白されてから、鳴麗の心はなんだか落ち着かない。
いつもの就寝時間になっても眠れず、時間だけが過ぎていく。明日の仕事に支障が出ない範囲で、今日はギリギリまで起きているつもりだった。
もしかすると、義兄が帰ってきてくれるかもしれないと、鳴麗は僅かな希望を抱いていた。
「あっ……!」
鳴麗の耳がピクリと動き、聞き慣れた足音がすると、飛び上がって玄関のまで走り、開いた瞬間に龍月に抱きついた。
驚いた義兄が、彼女を受け止める。
ぎゅっと抱きついて胸板に顔を埋める鳴麗に戸惑いつつも、尻尾が揺れている様子を見ると、よほど嬉しかったのだろうと龍月は察した。自分を待っていたのかと思うと、義妹への愛しさが募る。
「龍月兄さん、おかえりなさいっ」
「鳴麗、まだ起きていたのか。もう夜更けだ、明日の仕事に響くから二階に行って、寝なさい」
龍月は、久しぶりに会う義妹のぬくもりを感じて思わず優しく頭と背中を撫でてやる。
玄武から家に帰るように命令され、鳴麗が寝静まった頃にでも、家路につこうと思ったが、まさか出迎えられるとは思ってもみなかった。
「あのね、お昼間に水狼に番になって欲しいって求愛されたんだ。だけど、私、やっぱり龍月兄さん意外の雄と、番になれないよ。私、雌として龍月兄さんが好きだしっ、お母さんとお父さんに土下座して、結婚を許してもらうっっ!」
「――――鳴麗っ、少しおち……」
鳴麗をなだめるように龍月が体を離すと、潤んだ瞳でつま先立ちになって義兄に強引に口付ける。その瞬間に鳴麗の体に『月の印』の症状が出て熱くなるのを感じた。
龍月がはっきりしないならば、こちらからぐいぐい押してしまえ、とヤケになる。
「……龍月お兄ちゃん……」
「鳴……麗」
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