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第一部
きな臭いのきな。うさんくさいのうさん。 って何だろう
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そんな聖域に、粗暴な声が罅を入れた。
「ああ……?逃がしたクソ猫を追っかけてきてみりゃ、なんだこりゃ?」
木々をかきわけて、ひとりの男が姿を見せた。
長身でささくれ立った髪、常に争いを求めるような、
抜き身の剣のようなぎらついた目が特徴的な男だった。
鍛え上げた体と粗暴な物腰がいかにも荒事を得意だと主張している。
「どうやら少し面倒なことになっているみたいだねぇ」
「なあに、子どもがふたりいるだけです。なんとでもなりますよ」
続いて男がふたり。
ひとりは長身痩躯、腰に長剣をぶら下げた剣士。
一見穏やかそうな佇まい。
だがその細い目の奥には黒く薄暗い感情が見てとれた。
そしてもう一人。ローブを着た商人風の男。まるで貼り付けたような笑顔。きな臭い。
剣呑な雰囲気を察してノエルがケットシーを抱えたまま立ち上がり、アルテアは足早に歩いて少女と男たちとの間に体を割り込ませた。
「どこのどなたか存じませんが、いったい俺たちに何の用でしょう?」
なるべく面倒事は避けておきたい。丁寧な言葉遣いを心がけ話しかける。それでも粗暴な男がいきり立って突っかかってこようとしたがローブの男が手でそれを抑えて会話に応じた。
「ふふ。用があるのはあなたたちではありませんよ。そこのお嬢さんが抱えている魔獣です。大人しく渡していただければ、何もしません」
ノエルはローブの男に指を差されて、咄嗟に隠すようにケットシーを抱き込んだ。少女たちを隠すように少し立ち位置をかえながら、アルテアが言う。
「渡さなければ何かすると、まるでそう脅されているように感じます」
「それは失礼……他意はないのですよ。ただ、渡してくれればいいのです。私たちは冒険者です。そしてそれは元々私たちが狙っていた魔獣。横取りはよくないと、そうは思いませんか?」
「横取り?それはおかしい。王国ではケットシーの積極的な狩猟は冒険者にも認められていませんよね。その許可が下りるのは、人を害する極めて凶悪な個体に討伐依頼が出されたときだけのはずです」
「ははは、賢い坊やですね」
男がにやにやと顔を歪ませて乾いた笑い声を出す。
「話は簡単です。そちらのお嬢さんが大事そうに抱えている、その魔獣。それが極めて凶悪な個体なのです」
薄々はわかっていたことだが、アルテアは確信する。この男は嘘をついている。おそらく冒険者などではなく、違法な手段で稼ぎを上げる闇商人のようなものだろう。
背後に控える男二人は冒険者崩れの傭兵といったところだろうか。
なんにせよ危険な連中だった。
大人しく渡せば殺して素材にするか、生け捕りにして闇取引で売り飛ばすかのどちらかだろう。
後ろで心配そうにするノエルの顔をちらりと見て、安心させるように彼女の頭をぽんと叩いた。
「嘘ですね。そんな話は聞いていません」
アルテアがぴしゃりとした声でそう告げると、
男がわずかに笑みを崩した。
「……何ですって?」
「そんな話は聞いていない、と言っています。俺は領主代行を務めるサンドロッド家の者です。そんなに凶悪な魔獣がいるなら我が家にも話がきます。けど俺はそんな話を聞いたことがない」
男の顔から笑みが消えた。
周囲の温度が下がった気がした。
アルテアは剣呑な雰囲気を感じ取り身構える。
ノエルも、絶対に渡さないと言うようにケットシーを腕に包んで庇い、三人の男を睨みつける。
「ガキ共。ぐだぐだ言ってねぇでそいつを渡せ」
粗暴な男が巨大な体躯で威圧しながらノエルに手を伸ばす。その手を横からアルテアが掴み取った。
「なんの真似だ、ガキ。痛い目にあいてぇか?」
「……その子たちに触れるな」
アルテアの口から低く黒い言葉が漏れた。子供とは思えぬ迫力、殺気。空気がちりちりと焦げていく。まさに一触即発。
すぐにでも戦闘が始まろうとしたとき。
「止めなよ、ケン。子ども相手にみっともない」
言いながら、細目の剣士がケンと呼ばれた男の肩をなだめる様に何度か叩いた。そして男に身を引かせ、膝を折ってアルテアたちに目線を合わせた。
「いやぁ……ツレが驚かせちゃったみたいで悪かったね。見た目がでかくていかついからさ、こいつ。
怖いよね。警戒するのも無理ないよ」
そういってにんまりと笑顔をつくる。だがどこか嘘くさい。
「それでその魔獣についてだけど……代行様の家に話が届いていないなら、もしかしたら僕たちの勘違いかもしれないね。他の魔獣だったのかも。そうだよね、ソルドーさん」
顔だけで振り返り後ろの商人風の男にそう声をかけた。すると商人風の男をそれに合わせて首肯する。
「ええ、ザーンの言う通りでしょう。私たちは何やら重大な思い違いをしていたようです。いやはや、申し訳ない」
またのっぺりとした笑顔を顔に貼り付けて商人風の男、ソルドーが
冗談っぽく自分の頭をぺしぺしと叩いた。芝居がかった言動にアルテアとノエルはうさん臭さを感じずにはいられない。
「そういうことだから、ケン。今日はもう帰ろう」
剣士ザーンが立ち上がってケンの肩をぽんと叩くとケンと呼ばれた巨躯の男が不満げに舌打ちして踵を返す。それと入れ替わるようにソルドーがアルテアたちに歩み寄り、膝を折って自分の懐に手を入れた。
「これはお詫びの印です。どうぞ受け取ってください」
そう言ってアルテアとノエルにそれぞれお菓子の包のようなものを手渡した。毒でも入っているんじゃないだろうか。そんな考えが頭をよぎった。
「……いりません」
「まあまあ。そう言わずに受け取ってくださいよ。私の気がすみませんから。別に毒など入っていませんよ」
アルテアの考えを呼んだようにソルドーがにやりとする。ここで押し問答をしても無駄、受け取ってさっさと帰ってもらったほうがいいと判断し、仕方なく包を受け取った。
アルテアがそうすると、ノエルもそれに倣って恐る恐る手を差し出して男から包を受け取る。
「おや、あなたは……」
ソルドーが何かに気づいたように、興味深そうにノエルを見た。
その視線に不気味なものを感じてノエルが隠れるようにアルテアの後ろに回る。
「あまり彼女に近づかないでください。人見知りなんです」
「いやはや、私としたことがこれは失礼」
言いながらソルドーが立ち上がり、貼り付けたような笑みを浮かべて一礼。
「では、ご縁があればまたお会いしましょう」
そう言って踵を返して森の中へと姿を消した。男たちが去ったあとも警戒を解かずに様子をうかがうこと数分、男たちが戻ってくる気配も何か罠が発動する気配もないことを確認し、大きく一息ついた。
ノエルも緊張を解いて、ケットシーを抱えたままへなへなと地べたに座り込んだ。
「はふぅ……なんだか怖い人たちだったね……」
「明らかに一般人ではなかったな。胡散臭いやつらだ」
アルテアは男たちの戻っていった道を見ながら吐き捨てるように言う。そしてノエルの方を振り向いて頭をぽんと叩いた。ノエルがびくりと体を震わせる。
「それにしても……あいつらの威圧によく耐えたな。ノエルもすっかり強くなったみたいだな」
「あぅ……アルくんが魔法を教えてくれたおかげだよ……」
顔をトマトのように真っ赤にさせて照れる少女から、先ほどのケットシーを治療したときのような雰囲気はすっかり消えていた。
そんな様子を見て、不思議な子だとアルテアは思うのだった。
「ああ……?逃がしたクソ猫を追っかけてきてみりゃ、なんだこりゃ?」
木々をかきわけて、ひとりの男が姿を見せた。
長身でささくれ立った髪、常に争いを求めるような、
抜き身の剣のようなぎらついた目が特徴的な男だった。
鍛え上げた体と粗暴な物腰がいかにも荒事を得意だと主張している。
「どうやら少し面倒なことになっているみたいだねぇ」
「なあに、子どもがふたりいるだけです。なんとでもなりますよ」
続いて男がふたり。
ひとりは長身痩躯、腰に長剣をぶら下げた剣士。
一見穏やかそうな佇まい。
だがその細い目の奥には黒く薄暗い感情が見てとれた。
そしてもう一人。ローブを着た商人風の男。まるで貼り付けたような笑顔。きな臭い。
剣呑な雰囲気を察してノエルがケットシーを抱えたまま立ち上がり、アルテアは足早に歩いて少女と男たちとの間に体を割り込ませた。
「どこのどなたか存じませんが、いったい俺たちに何の用でしょう?」
なるべく面倒事は避けておきたい。丁寧な言葉遣いを心がけ話しかける。それでも粗暴な男がいきり立って突っかかってこようとしたがローブの男が手でそれを抑えて会話に応じた。
「ふふ。用があるのはあなたたちではありませんよ。そこのお嬢さんが抱えている魔獣です。大人しく渡していただければ、何もしません」
ノエルはローブの男に指を差されて、咄嗟に隠すようにケットシーを抱き込んだ。少女たちを隠すように少し立ち位置をかえながら、アルテアが言う。
「渡さなければ何かすると、まるでそう脅されているように感じます」
「それは失礼……他意はないのですよ。ただ、渡してくれればいいのです。私たちは冒険者です。そしてそれは元々私たちが狙っていた魔獣。横取りはよくないと、そうは思いませんか?」
「横取り?それはおかしい。王国ではケットシーの積極的な狩猟は冒険者にも認められていませんよね。その許可が下りるのは、人を害する極めて凶悪な個体に討伐依頼が出されたときだけのはずです」
「ははは、賢い坊やですね」
男がにやにやと顔を歪ませて乾いた笑い声を出す。
「話は簡単です。そちらのお嬢さんが大事そうに抱えている、その魔獣。それが極めて凶悪な個体なのです」
薄々はわかっていたことだが、アルテアは確信する。この男は嘘をついている。おそらく冒険者などではなく、違法な手段で稼ぎを上げる闇商人のようなものだろう。
背後に控える男二人は冒険者崩れの傭兵といったところだろうか。
なんにせよ危険な連中だった。
大人しく渡せば殺して素材にするか、生け捕りにして闇取引で売り飛ばすかのどちらかだろう。
後ろで心配そうにするノエルの顔をちらりと見て、安心させるように彼女の頭をぽんと叩いた。
「嘘ですね。そんな話は聞いていません」
アルテアがぴしゃりとした声でそう告げると、
男がわずかに笑みを崩した。
「……何ですって?」
「そんな話は聞いていない、と言っています。俺は領主代行を務めるサンドロッド家の者です。そんなに凶悪な魔獣がいるなら我が家にも話がきます。けど俺はそんな話を聞いたことがない」
男の顔から笑みが消えた。
周囲の温度が下がった気がした。
アルテアは剣呑な雰囲気を感じ取り身構える。
ノエルも、絶対に渡さないと言うようにケットシーを腕に包んで庇い、三人の男を睨みつける。
「ガキ共。ぐだぐだ言ってねぇでそいつを渡せ」
粗暴な男が巨大な体躯で威圧しながらノエルに手を伸ばす。その手を横からアルテアが掴み取った。
「なんの真似だ、ガキ。痛い目にあいてぇか?」
「……その子たちに触れるな」
アルテアの口から低く黒い言葉が漏れた。子供とは思えぬ迫力、殺気。空気がちりちりと焦げていく。まさに一触即発。
すぐにでも戦闘が始まろうとしたとき。
「止めなよ、ケン。子ども相手にみっともない」
言いながら、細目の剣士がケンと呼ばれた男の肩をなだめる様に何度か叩いた。そして男に身を引かせ、膝を折ってアルテアたちに目線を合わせた。
「いやぁ……ツレが驚かせちゃったみたいで悪かったね。見た目がでかくていかついからさ、こいつ。
怖いよね。警戒するのも無理ないよ」
そういってにんまりと笑顔をつくる。だがどこか嘘くさい。
「それでその魔獣についてだけど……代行様の家に話が届いていないなら、もしかしたら僕たちの勘違いかもしれないね。他の魔獣だったのかも。そうだよね、ソルドーさん」
顔だけで振り返り後ろの商人風の男にそう声をかけた。すると商人風の男をそれに合わせて首肯する。
「ええ、ザーンの言う通りでしょう。私たちは何やら重大な思い違いをしていたようです。いやはや、申し訳ない」
またのっぺりとした笑顔を顔に貼り付けて商人風の男、ソルドーが
冗談っぽく自分の頭をぺしぺしと叩いた。芝居がかった言動にアルテアとノエルはうさん臭さを感じずにはいられない。
「そういうことだから、ケン。今日はもう帰ろう」
剣士ザーンが立ち上がってケンの肩をぽんと叩くとケンと呼ばれた巨躯の男が不満げに舌打ちして踵を返す。それと入れ替わるようにソルドーがアルテアたちに歩み寄り、膝を折って自分の懐に手を入れた。
「これはお詫びの印です。どうぞ受け取ってください」
そう言ってアルテアとノエルにそれぞれお菓子の包のようなものを手渡した。毒でも入っているんじゃないだろうか。そんな考えが頭をよぎった。
「……いりません」
「まあまあ。そう言わずに受け取ってくださいよ。私の気がすみませんから。別に毒など入っていませんよ」
アルテアの考えを呼んだようにソルドーがにやりとする。ここで押し問答をしても無駄、受け取ってさっさと帰ってもらったほうがいいと判断し、仕方なく包を受け取った。
アルテアがそうすると、ノエルもそれに倣って恐る恐る手を差し出して男から包を受け取る。
「おや、あなたは……」
ソルドーが何かに気づいたように、興味深そうにノエルを見た。
その視線に不気味なものを感じてノエルが隠れるようにアルテアの後ろに回る。
「あまり彼女に近づかないでください。人見知りなんです」
「いやはや、私としたことがこれは失礼」
言いながらソルドーが立ち上がり、貼り付けたような笑みを浮かべて一礼。
「では、ご縁があればまたお会いしましょう」
そう言って踵を返して森の中へと姿を消した。男たちが去ったあとも警戒を解かずに様子をうかがうこと数分、男たちが戻ってくる気配も何か罠が発動する気配もないことを確認し、大きく一息ついた。
ノエルも緊張を解いて、ケットシーを抱えたままへなへなと地べたに座り込んだ。
「はふぅ……なんだか怖い人たちだったね……」
「明らかに一般人ではなかったな。胡散臭いやつらだ」
アルテアは男たちの戻っていった道を見ながら吐き捨てるように言う。そしてノエルの方を振り向いて頭をぽんと叩いた。ノエルがびくりと体を震わせる。
「それにしても……あいつらの威圧によく耐えたな。ノエルもすっかり強くなったみたいだな」
「あぅ……アルくんが魔法を教えてくれたおかげだよ……」
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