112 / 123
第二部
行ってきます
しおりを挟む
自分の部屋へと戻ったアルテアは旅装束に着替えを済まして出立の用意を整えた。部屋を出る前に鏡の前に立ち、おかしなところはないかと鏡の中の自分を見ながら上から順番に視線を移していく。
燃えるような赤毛に母譲りの柔らかく大きな目、そして蒼い瞳。もうすっかり見慣れた自分の顔だ。顔色は良く思考は明瞭で体調も万全だった。問題ない。 次いで視線を下げて服装に問題ないかを確認する。
赤と黒を基調とした旅装束はデザインこそシンプルだがどことなく高級感が漂っていた。 前世では服など検査着か戦闘服の二種類しか着たことのないセンスに疎いアルテアでもわかるくらいに質が良い。だからだろうか、どうしても服に着られていると感じてしまう。だがせっかく両親が新調してくれたのだ、着ないわけにはいかなかった。
アルテアは鏡の自分を見ながら、この服に見合う男にならなければと意気込み部屋を出た。
ーーーーーーー
階段を降りて玄関へ向かうと既に家族が待っていた。
アルゼイドはアルテアに気づくと彼に近寄り、屈んで床に膝をついて息子の肩に手を乗せて声をかけた。
「似合ってるじゃないか。まるでSランクの冒険者みたいだぞ」
大きな手だった。大きくて、剣の修練ばかりしているせいかゴツゴツしていてとても硬い。だけど優しくて力強い、大好きな手だ。自分も父のような人になりたい、とアルテアは思う。
「アル、お前は強く賢い子だ。だが決して自分の力を過信するなよ。危ない時は人を頼れ。寂しくなったらいつでも帰ってこい」
「ああ、わかったよ」
お互いに笑い合い、差し出した拳を軽くぶつけ合った。
「お兄ちゃん……」
涙でとぎれとぎれの声で言いながら、リーナは兄の腕にしがみつく。
アルテアは妹に向き直り、自分の服を掴んでいる震える小さな手を上から柔らかく包み込んだ。
リーナが生まれてからたくさんの幸せをもらった。もらうばかりで、この子に同じものを返すことが出来たとは思っていない。だからこそ、帰って来なければと強く思う。そしてもっとこの子を幸せにしてあげたい。
「……リーナ。父さんと母さんのこと、頼んだよ」
「うん……!パパとママはリーナに任せて!」
リーナは兄の首に腕を回してぎゅっと強く抱きしめた。
アルテアも妹の小さな背中に手を回して抱き返した。
兄妹のやりとりを見ていたティアが目元を抑えながら一瞬顔を伏せたあと、アルテアに向き直り、彼の体をがっしりと抱きしめた。
「母さん……」
アルテアもティアを抱きしめ返す。
母はいつでも自分の味方だった。だからつい、いつも母に甘えてしまっていた。
「母さんは平気だから……心配しないでね」
今日も母は、旅立つ息子の心労を増やすまいと気丈に振舞っている。
最後まで、自分は甘えっぱなしだ。
でも、それでいいのだと思えた。人を頼ってもいいのだと、そうしたいと、思えるようになった。母のおかげだった。
「アルちゃんの旅に、女神様の祝福を」
肩にぽつぽつとあたたかいものが流れ落ちて、湿っていくのを感じた。
少ししてからティアは抱擁を解いて、両手で彼の前髪をかき分けておでこに口付けをした。くすぐったさと少しの気恥しさとで、アルテアはわずかに頬を赤くしてはにかんだ。
気づけば手足がじんとあたたかくなっていた。
「ありがとう……」
額に残るあたたかな感触が心まであたためてくれている気がした。
「坊ちゃん」
「ターニャ」
そして最後にターニャと言葉を交わす。ターニャはいつもと変わらず、背筋をピンと伸ばして静かに佇んでいた。
思えば、彼女には随分と世話になった。この14年間、特に子供の頃の自分は無茶ばかりしていた。彼女がいなければ自分はきっとどこかで命を落としていただろう。
口数も少なくいつも壁をつくって接していた。そんな接しづらい子どもだった自分を、ずっと影で守ってくれていた。素晴らしい忠義だ。その忠義が自分ではなく父と母に向けられたものだとしても、彼女には深い尊敬の念を抱く。
たとえ彼女が人でなくとも、安心して家族を任せられる。
「頼んだ」
彼女の目を見て、短く言った。
「おや、私にはそれだけですか?」
涼しい顔を崩さずに、でも少し唇を尖らせて、からかうような声音で彼女は言った。いつも通りの軽口だ。最後まで彼女らしいなと思い、自然と口元が緩んだ。
「ああ。信頼してる」
笑いかけると、ターニャも笑った。
「そう言われては……何としてもご期待に応えるしかありませんね」
ターニャは柔らかい日差しのような微笑みで答えてから、わずかばかり互いに無言で見つめ合った。そしてまた彼女が言葉を続けた。
「最後にひとつ……ご無礼をお許し下さい」
「……ん?ああ、別にいまさら気にしないけどーー」
アルテアが答え終わるのを待たず、ターニャはアルテアに近寄ると、彼の前で腰を落として両手を伸ばして背中に回した。
アルテアは予想外の彼女の行動に狼狽する。
「た、ターニャ?」
声をかけるが返答はない。
彼女らしくない。いったいどうしたというのだろう。
「ターニャ、急にどうしたーー」
背中に回された彼女の手がわずかに震えているのに気づいて、アルテアは途中で言葉を飲み込んで、抱擁を返した。
「アルテア様。あなた様もまた、私の誇りです。どうか、その旅路に星々の輝きがあらんことを」
「今までずっとありがとな。お前も俺の……俺たちの誇りだよ」
そうしてアルテアは家族の全員と言葉を交わした。
「さ、そろそろ行かなきゃいけないわよ」
「……だね」
ティアの声に押されるようにアルテアは玄関へと歩いていき、扉の取っ手に手をかけたところでアルゼイドが声をかけた。
「アル。みんな応援してる。気をつけてな」
その言葉を聞いて扉の取っ手に手をかけたまま逡巡する。このまま何も伝えずに行ってもいいのだろうか。そう思った。
結局、扉を開くことなく取っ手から手を離して再び家族の方へ向き直った。
もちろん死ぬつもりはない。前世の世界へ行くにしろ、その前に家族の元へは必ず戻ってくるつもりだ。
だが、この先どんな困難や危機があるのかはわからない。だから伝えられることは伝えておこうと思った。
「……父さん、母さん。リーナにターニャも」
強く呼びかけたつもりが思ったよりずっと弱々しくて、声も少し震えていた。
「俺は……あなたたちの元へ生まれて幸せでした。俺はあなたたちにたくさんのものをもらいました」
目の奥が熱かった。喉がぴりぴりするし、胸の奥から何科が込み上げてきてうまく喋れなくなってくる。
視界がぼやけて皆の顔もよく見えない。
それでも前を見てアルテアは話し続けた。
「今まで、たくさんの幸せをくれてありがとう。たくさんの愛をくれてありがとう。今度は俺が、あなたたちにもらったものを返したい。その最初の相手が家族の皆でないのは……ごめんなさい。でも、いつか必ず……皆にも返すから。だから……行ってきます!」
晴れ渡る笑顔で告げたアルテアに、見送る四人もまた笑顔を返す。
「行ってらっしゃい」
そよ風に押されるように、四つの優しい声に見送られ、アルテアは屋敷の外へ踏み出した。
燃えるような赤毛に母譲りの柔らかく大きな目、そして蒼い瞳。もうすっかり見慣れた自分の顔だ。顔色は良く思考は明瞭で体調も万全だった。問題ない。 次いで視線を下げて服装に問題ないかを確認する。
赤と黒を基調とした旅装束はデザインこそシンプルだがどことなく高級感が漂っていた。 前世では服など検査着か戦闘服の二種類しか着たことのないセンスに疎いアルテアでもわかるくらいに質が良い。だからだろうか、どうしても服に着られていると感じてしまう。だがせっかく両親が新調してくれたのだ、着ないわけにはいかなかった。
アルテアは鏡の自分を見ながら、この服に見合う男にならなければと意気込み部屋を出た。
ーーーーーーー
階段を降りて玄関へ向かうと既に家族が待っていた。
アルゼイドはアルテアに気づくと彼に近寄り、屈んで床に膝をついて息子の肩に手を乗せて声をかけた。
「似合ってるじゃないか。まるでSランクの冒険者みたいだぞ」
大きな手だった。大きくて、剣の修練ばかりしているせいかゴツゴツしていてとても硬い。だけど優しくて力強い、大好きな手だ。自分も父のような人になりたい、とアルテアは思う。
「アル、お前は強く賢い子だ。だが決して自分の力を過信するなよ。危ない時は人を頼れ。寂しくなったらいつでも帰ってこい」
「ああ、わかったよ」
お互いに笑い合い、差し出した拳を軽くぶつけ合った。
「お兄ちゃん……」
涙でとぎれとぎれの声で言いながら、リーナは兄の腕にしがみつく。
アルテアは妹に向き直り、自分の服を掴んでいる震える小さな手を上から柔らかく包み込んだ。
リーナが生まれてからたくさんの幸せをもらった。もらうばかりで、この子に同じものを返すことが出来たとは思っていない。だからこそ、帰って来なければと強く思う。そしてもっとこの子を幸せにしてあげたい。
「……リーナ。父さんと母さんのこと、頼んだよ」
「うん……!パパとママはリーナに任せて!」
リーナは兄の首に腕を回してぎゅっと強く抱きしめた。
アルテアも妹の小さな背中に手を回して抱き返した。
兄妹のやりとりを見ていたティアが目元を抑えながら一瞬顔を伏せたあと、アルテアに向き直り、彼の体をがっしりと抱きしめた。
「母さん……」
アルテアもティアを抱きしめ返す。
母はいつでも自分の味方だった。だからつい、いつも母に甘えてしまっていた。
「母さんは平気だから……心配しないでね」
今日も母は、旅立つ息子の心労を増やすまいと気丈に振舞っている。
最後まで、自分は甘えっぱなしだ。
でも、それでいいのだと思えた。人を頼ってもいいのだと、そうしたいと、思えるようになった。母のおかげだった。
「アルちゃんの旅に、女神様の祝福を」
肩にぽつぽつとあたたかいものが流れ落ちて、湿っていくのを感じた。
少ししてからティアは抱擁を解いて、両手で彼の前髪をかき分けておでこに口付けをした。くすぐったさと少しの気恥しさとで、アルテアはわずかに頬を赤くしてはにかんだ。
気づけば手足がじんとあたたかくなっていた。
「ありがとう……」
額に残るあたたかな感触が心まであたためてくれている気がした。
「坊ちゃん」
「ターニャ」
そして最後にターニャと言葉を交わす。ターニャはいつもと変わらず、背筋をピンと伸ばして静かに佇んでいた。
思えば、彼女には随分と世話になった。この14年間、特に子供の頃の自分は無茶ばかりしていた。彼女がいなければ自分はきっとどこかで命を落としていただろう。
口数も少なくいつも壁をつくって接していた。そんな接しづらい子どもだった自分を、ずっと影で守ってくれていた。素晴らしい忠義だ。その忠義が自分ではなく父と母に向けられたものだとしても、彼女には深い尊敬の念を抱く。
たとえ彼女が人でなくとも、安心して家族を任せられる。
「頼んだ」
彼女の目を見て、短く言った。
「おや、私にはそれだけですか?」
涼しい顔を崩さずに、でも少し唇を尖らせて、からかうような声音で彼女は言った。いつも通りの軽口だ。最後まで彼女らしいなと思い、自然と口元が緩んだ。
「ああ。信頼してる」
笑いかけると、ターニャも笑った。
「そう言われては……何としてもご期待に応えるしかありませんね」
ターニャは柔らかい日差しのような微笑みで答えてから、わずかばかり互いに無言で見つめ合った。そしてまた彼女が言葉を続けた。
「最後にひとつ……ご無礼をお許し下さい」
「……ん?ああ、別にいまさら気にしないけどーー」
アルテアが答え終わるのを待たず、ターニャはアルテアに近寄ると、彼の前で腰を落として両手を伸ばして背中に回した。
アルテアは予想外の彼女の行動に狼狽する。
「た、ターニャ?」
声をかけるが返答はない。
彼女らしくない。いったいどうしたというのだろう。
「ターニャ、急にどうしたーー」
背中に回された彼女の手がわずかに震えているのに気づいて、アルテアは途中で言葉を飲み込んで、抱擁を返した。
「アルテア様。あなた様もまた、私の誇りです。どうか、その旅路に星々の輝きがあらんことを」
「今までずっとありがとな。お前も俺の……俺たちの誇りだよ」
そうしてアルテアは家族の全員と言葉を交わした。
「さ、そろそろ行かなきゃいけないわよ」
「……だね」
ティアの声に押されるようにアルテアは玄関へと歩いていき、扉の取っ手に手をかけたところでアルゼイドが声をかけた。
「アル。みんな応援してる。気をつけてな」
その言葉を聞いて扉の取っ手に手をかけたまま逡巡する。このまま何も伝えずに行ってもいいのだろうか。そう思った。
結局、扉を開くことなく取っ手から手を離して再び家族の方へ向き直った。
もちろん死ぬつもりはない。前世の世界へ行くにしろ、その前に家族の元へは必ず戻ってくるつもりだ。
だが、この先どんな困難や危機があるのかはわからない。だから伝えられることは伝えておこうと思った。
「……父さん、母さん。リーナにターニャも」
強く呼びかけたつもりが思ったよりずっと弱々しくて、声も少し震えていた。
「俺は……あなたたちの元へ生まれて幸せでした。俺はあなたたちにたくさんのものをもらいました」
目の奥が熱かった。喉がぴりぴりするし、胸の奥から何科が込み上げてきてうまく喋れなくなってくる。
視界がぼやけて皆の顔もよく見えない。
それでも前を見てアルテアは話し続けた。
「今まで、たくさんの幸せをくれてありがとう。たくさんの愛をくれてありがとう。今度は俺が、あなたたちにもらったものを返したい。その最初の相手が家族の皆でないのは……ごめんなさい。でも、いつか必ず……皆にも返すから。だから……行ってきます!」
晴れ渡る笑顔で告げたアルテアに、見送る四人もまた笑顔を返す。
「行ってらっしゃい」
そよ風に押されるように、四つの優しい声に見送られ、アルテアは屋敷の外へ踏み出した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
前世で薬漬けだったおっさん、エルフに転生して自由を得る
がい
ファンタジー
ある日突然世界的に流行した病気。
その治療薬『メシア』の副作用により薬漬けになってしまった森野宏人(35)は、療養として母方の祖父の家で暮らしいた。
爺ちゃんと山に狩りの手伝いに行く事が楽しみになった宏人だったが、田舎のコミュニティは狭く、宏人の良くない噂が広まってしまった。
爺ちゃんとの狩りに行けなくなった宏人は、勢いでピルケースに入っているメシアを全て口に放り込み、そのまま意識を失ってしまう。
『私の名前は女神メシア。貴方には二つ選択肢がございます。』
人として輪廻の輪に戻るか、別の世界に行くか悩む宏人だったが、女神様にエルフになれると言われ、新たな人生、いや、エルフ生を楽しむ事を決める宏人。
『せっかくエルフになれたんだ!自由に冒険や旅を楽しむぞ!』
諸事情により不定期更新になります。
完結まで頑張る!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる