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騎士と魔女の初心だけど満足度100の初夜
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この扉の向こうに、妻となったアリスがいる。エバンは逸る気持ちをおさえながらゆっくりと部屋へ入った。
彼女はつい最近まで森の奥でひとりきりの生活をしてきた魔女だ。一般的な世間の習慣などにはとことん疎い。だから、今夜彼女にそういうつもりがなければ、がっついたりせず穏やかに過ごせばいい。
「エバンさま! あの、ええと……こんばんは」
アリスは、ベッドの上でもじもじとしながらエバンを迎えた。首元から袖口まできっちりと詰まった清楚な印象のネグリジェは、彼女の純朴さを引き立てていた。ゆるやかなウェーブをたたえた黒髪は、ゆるくまとめて背中へ垂らしている。初夜を迎える新妻にしては、質素・禁欲的だった。どうやらメイドが余計な気を回したりはしなかったようで、エバンは安堵と同時にどこか残念に思ってしまう。
「今日は疲れただろう。ゆっくり休むといい」
「えっ」
「え?」
エバンの労いに、アリスはその金色の瞳を見開いた。同じベッドの端と端に位置した二人は、しばし無言でみつめあう。
「おつとめはしないんですか?」
「知ってたのか!?」
まるで自分がとぼけていたように見えるじゃないか、とエバンは焦る。あれだけ焦がれて口説き落とした目の前の妻に、興味がないかのように映ってしまうのも問題だ。
「夫婦になったら子をつくるというのは、さすがに知ってますよ」
やや拗ねたように言い募るアリスは、とてもこれから男女の営みをするような雰囲気がない。しかし、言い出したのは彼女のほうだ。エバンはいわゆる堅物人間だが、これを素通りする不能でもなかった。
「……嫌だったり、体がつらかったらすぐ言ってくれ」
そっと頬に手のひらを添えられ、アリスは夫となった騎士をみつめる。出会ってから今日まで、いつも優しくアリスを見守ってくれた綺麗な紫の瞳が、今夜は一段と濃く感じる。そのまま、自然と顔を寄せ合い、二人ははじめてくちびるを重ねた。
はじめは躊躇いがちに表面をなぞっていたエバンの舌が、わずかな呼吸の隙にアリスの中に差し込まれる。アリスはどうすればいいのか戸惑っていたが、気づけば舌を絡めとられていた。
酸欠と、どちらのものか分からなくなる粘膜の触れ合いに意識がぼんやりとしてきた頃、エバンはゆっくりアリスの体を横たえる。潤んだアリスの瞳に、はじめて彼女の中の情欲を感じてこくりと喉が鳴る。
胸元のリボンをしゅるりと引き、ネグリジェの前を寛げる。真っ白な肌に、控えめだが張りのあるふくらみ。
「恥ずかしいです……ひゃあっ」
「す、すまない」
隠そうとするアリスの手を阻止しようと伸ばしたエバンの指先が、ふくらみの先端にかすった。反射的に声をあげてしまい、アリスは頬を一層赤らめる。その初々しい反応は確かに可愛らしかったが、この調子では埒が明かない。
エバンは罪悪感を一旦心の隅へおいやって、やや乱暴に胸を掴んだ。片手でやわやわと揉みしだきながら、もう片方を舌先でなぞる。ぶるり、と小さくアリスの体が震え、肌が粟立つのが分かる。
「んんっ……」
くぐもった声に顔をあげると、アリスは両手で口元を覆って堪え忍んでいた。エバンはその手を優しく取ってシーツへ縫い付けるように抑え、先ほどより激しく口づける。合間に顔へかかる吐息は、もうずいぶん熱い。
エバンは羽織ったままだったガウンを脱ぎ、アリスに覆いかぶさった。触れる素肌はお互い敏感になっており、ぞわぞわとした感覚があちこちに走る。唾液に濡れた胸をまさぐると、その先端はぷっくりと存在を主張していた。指の間で挟み、こりこりと転がすようにして楽しみながら、まだ乾いている片方を同じように舌で濡らしていく。そしてそのもう一方の先端を口に含み、ちろちろと刺激してみる。
気付けば、静かに息を荒くしたアリスが両足をじれったそうにこすり合わせていた。エバンは再度、アリスへくちづけを落としながらその下腹部に手を伸ばした。薄い生地の下着を引き下げ、手探りで割れ目をかきわける。じっとりと湿った秘所へ、ほんの少しだけ指先を挿した。
「あっ、だめ、です」
「ちゃんとほぐすから」
つぷり、と様子見で入れた指先は、抵抗なく進んでいく。中でぐるりと小さく円を描いてから、もう一本、指を増やして軽く押し込む。
「あっ、はあ……っ」
痛みはなさそうだと判断し、エバンはしばらくアリスの蜜壺をかきまぜた。ぷつぷつとした内壁が指に絡みついてくるのが、この先の行為を待ちわびているようで興奮をもたらす。スムーズとは言え、まだ指の二本だ。
「ひゃあんっ」
エバンはふと自身のものを確認したくなって、一度体を離す。急に引き抜いた指にはぬらぬらとした愛液が絡み、刺激を受けたアリスの秘所は真っ赤に充血している。白く清い彼女の体の中で、そこだけが匂いたっているようだった。
「エバン……さま……?」
はじめての圧迫感と快感かも分からない刺激に翻弄されていたアリスは、ぼんやりとエバンの姿をとらえる。いつも冷静で、時には冷たい印象をあたえる整った顔に、ほつれた銀色の前髪がすこしかかっていて魅力的だと思った。
その引き締まった体も、当然だが素肌を見るのは初めてで――
「アリス、本当に大丈夫だろうか」
少し困ったように問いかけてくるエバンの剛直は、ほとんど知識のないアリスにもそれが大きいのだということは分かった。
「だい……じょうぶ……だといいです」
エバンは特別大柄というわけではないが、アリスは森での食生活が粗末だったからか年齢を考えると小柄だ。王子の病を治すという名目で城へ連れてこられ、充実した食事をしてはじめて、月のものが来たくらいだった。
正直に言えば恐怖はあったが、アリスも愛する人と一つになる喜びを今更我慢したくなかった。張りつめて、腹につくほど反り返ったエバンの陰茎から目がそらせないまま、アリスは身を起こす。
そもそも、自分の秘所は今どうなっているのかしら、と膝をたててのぞきこむと、エバンが息をのむ気配がした。
「アリス、その恰好は、なんというか。煽情的すぎる」
「え! ごめんなさい、はしたない真似を」
「いや、俺しか見ないからいいんだが……」
つぶやくと、エバンはベッドへ寝そべるようにして、アリスの足の間に顔を埋めた。指でかきまぜられた入口からは蜜が垂れているが、これではまだ足りない。指でそっと花びらを押し広げ、隠れていた花芯を露わにする。
「ここを触ったことは?」
「どこです……ひっ!?」
「ああ、ないんだな。少し刺激が強いかもしれないが、アリスのためだから」
「あ、あっ、だめ……ふう……っ」
最初は指の腹で、次第に捏ねるように、アリスの花芯を責めていく。ひくひくと痙攣するようにアリスの腰が揺れ始めた。エバンは秘所の蜜を舌で舐めあげて、花芯に塗りこめながら尚も快感を与えていく。
指がふやけそうになったところで、エバンはわざとじゅるじゅると音を立てるようにしてアリスの花芯を吸った。最初はほんの小さな突起だったそこは、赤く、ぷっくりと膨らんでいる。舌で捏ね、吸い、指で弾く。そのたびにアリスの吐息が荒くなっていき、愛液はとめどなくあふれてくる。とどめとばかりに、エバンは早い動きで花芯をこすりあげた。
「いやっ、あっ、あっ、うぁ、むり……」
言葉を紡げなくなったアリスの腰がかくかくと震え、ぎゅっと力が入る。しばらくそのまま緊張していた肢体が、ふいに脱力して投げ出された。
「はあ……は……っ」
「達した……か?」
「あ、あたま、まっしろになって……」
「そうか、よかった」
未知の快感に放心状態のアリスへ、エバンは優しく声をかけると、その白い小さな手を自身の剛直へ誘導する。ずいぶん前から、その先端からは透明な液がぬるぬると染み出していた。ちょん、と触れた指先にさえも、大きく反応してしまう。
「今から、これをアリスの中へ入れたい」
「エバンさま……」
うっとりしたようにも見える顔をしたアリスが、ぎこちない動作でエバンの陰茎をぐるりと一周撫で、自らベッドへ横たわる。両手でそれぞれの膝をかかえて、達したばかりでまだびくびくと痙攣している秘所を広げるように固定した。
「私も、エバンさまとひとつになりたい、です。愛してください……」
「だから、煽情的すぎるって言ってるだろう……っ」
「ひっ……あ、ああっ!」
無知で無意識なアリスの、あまりに淫靡な誘いにエバンの理性は焼き切れた。ゆっくり慣らしながらと考えていたはずが、はち切れんばかりの剛直を無慈悲にアリスの秘所へ一気に突き刺す。とは言えその全ては入らなかったが、溶けそうに熱いアリスの膣内をエバンの陰茎が踏み荒らす。
「あっ、すご……いぃっ」
「き、つ……」
歯止めのきかなくなったエバンは、もはや事前に伝えた気づかいの言葉も忘れて夢中で腰を振った。何度も抜き差しし、徐々に根元までずっぽりとはめていく。
「ひぅんっ、ああ、あっ、あっ、やら、くるし……っ……ああっ」
「アリス、アリス……!」
アリスの蜜壺も、次第にエバンの形にしたがって絡め取るようにうごめいた。そして、ひときわ奥へとエバンの陰茎が届いた瞬間、アリスの膣は離すことを拒むようにきつく締め付け、大きく収縮した。
「あああああ、あっ……!!」
「っ、くっ……!」
火傷しそうなほどに熱い精液が、アリスの中へ注がれる。自分の体内にたっぷりとエバンの子種が溜まってゆくのを感じながら、アリスは二度目の絶頂に達した。
「……すまなかった」
「何がですか! 私、その……すごくよかったです。こんなに良いものなんですね」
二人そろってしばし呆然としたのち、我に返ったエバンは慌ててアリスの体の無事を確かめた。肉棒を引き抜かれた花びらはその入口をぱっくりとあけていて、受け止めきれなかった白濁と共に赤いしるしが混ざってあふれ出ている。
アリスは愛おしそうに下腹部を撫で、エバンと視線を絡ませて微笑んだ。
「次は全部飲み込んでみせますね」
「だからそういうのはやめてくれ……!」
彼女はつい最近まで森の奥でひとりきりの生活をしてきた魔女だ。一般的な世間の習慣などにはとことん疎い。だから、今夜彼女にそういうつもりがなければ、がっついたりせず穏やかに過ごせばいい。
「エバンさま! あの、ええと……こんばんは」
アリスは、ベッドの上でもじもじとしながらエバンを迎えた。首元から袖口まできっちりと詰まった清楚な印象のネグリジェは、彼女の純朴さを引き立てていた。ゆるやかなウェーブをたたえた黒髪は、ゆるくまとめて背中へ垂らしている。初夜を迎える新妻にしては、質素・禁欲的だった。どうやらメイドが余計な気を回したりはしなかったようで、エバンは安堵と同時にどこか残念に思ってしまう。
「今日は疲れただろう。ゆっくり休むといい」
「えっ」
「え?」
エバンの労いに、アリスはその金色の瞳を見開いた。同じベッドの端と端に位置した二人は、しばし無言でみつめあう。
「おつとめはしないんですか?」
「知ってたのか!?」
まるで自分がとぼけていたように見えるじゃないか、とエバンは焦る。あれだけ焦がれて口説き落とした目の前の妻に、興味がないかのように映ってしまうのも問題だ。
「夫婦になったら子をつくるというのは、さすがに知ってますよ」
やや拗ねたように言い募るアリスは、とてもこれから男女の営みをするような雰囲気がない。しかし、言い出したのは彼女のほうだ。エバンはいわゆる堅物人間だが、これを素通りする不能でもなかった。
「……嫌だったり、体がつらかったらすぐ言ってくれ」
そっと頬に手のひらを添えられ、アリスは夫となった騎士をみつめる。出会ってから今日まで、いつも優しくアリスを見守ってくれた綺麗な紫の瞳が、今夜は一段と濃く感じる。そのまま、自然と顔を寄せ合い、二人ははじめてくちびるを重ねた。
はじめは躊躇いがちに表面をなぞっていたエバンの舌が、わずかな呼吸の隙にアリスの中に差し込まれる。アリスはどうすればいいのか戸惑っていたが、気づけば舌を絡めとられていた。
酸欠と、どちらのものか分からなくなる粘膜の触れ合いに意識がぼんやりとしてきた頃、エバンはゆっくりアリスの体を横たえる。潤んだアリスの瞳に、はじめて彼女の中の情欲を感じてこくりと喉が鳴る。
胸元のリボンをしゅるりと引き、ネグリジェの前を寛げる。真っ白な肌に、控えめだが張りのあるふくらみ。
「恥ずかしいです……ひゃあっ」
「す、すまない」
隠そうとするアリスの手を阻止しようと伸ばしたエバンの指先が、ふくらみの先端にかすった。反射的に声をあげてしまい、アリスは頬を一層赤らめる。その初々しい反応は確かに可愛らしかったが、この調子では埒が明かない。
エバンは罪悪感を一旦心の隅へおいやって、やや乱暴に胸を掴んだ。片手でやわやわと揉みしだきながら、もう片方を舌先でなぞる。ぶるり、と小さくアリスの体が震え、肌が粟立つのが分かる。
「んんっ……」
くぐもった声に顔をあげると、アリスは両手で口元を覆って堪え忍んでいた。エバンはその手を優しく取ってシーツへ縫い付けるように抑え、先ほどより激しく口づける。合間に顔へかかる吐息は、もうずいぶん熱い。
エバンは羽織ったままだったガウンを脱ぎ、アリスに覆いかぶさった。触れる素肌はお互い敏感になっており、ぞわぞわとした感覚があちこちに走る。唾液に濡れた胸をまさぐると、その先端はぷっくりと存在を主張していた。指の間で挟み、こりこりと転がすようにして楽しみながら、まだ乾いている片方を同じように舌で濡らしていく。そしてそのもう一方の先端を口に含み、ちろちろと刺激してみる。
気付けば、静かに息を荒くしたアリスが両足をじれったそうにこすり合わせていた。エバンは再度、アリスへくちづけを落としながらその下腹部に手を伸ばした。薄い生地の下着を引き下げ、手探りで割れ目をかきわける。じっとりと湿った秘所へ、ほんの少しだけ指先を挿した。
「あっ、だめ、です」
「ちゃんとほぐすから」
つぷり、と様子見で入れた指先は、抵抗なく進んでいく。中でぐるりと小さく円を描いてから、もう一本、指を増やして軽く押し込む。
「あっ、はあ……っ」
痛みはなさそうだと判断し、エバンはしばらくアリスの蜜壺をかきまぜた。ぷつぷつとした内壁が指に絡みついてくるのが、この先の行為を待ちわびているようで興奮をもたらす。スムーズとは言え、まだ指の二本だ。
「ひゃあんっ」
エバンはふと自身のものを確認したくなって、一度体を離す。急に引き抜いた指にはぬらぬらとした愛液が絡み、刺激を受けたアリスの秘所は真っ赤に充血している。白く清い彼女の体の中で、そこだけが匂いたっているようだった。
「エバン……さま……?」
はじめての圧迫感と快感かも分からない刺激に翻弄されていたアリスは、ぼんやりとエバンの姿をとらえる。いつも冷静で、時には冷たい印象をあたえる整った顔に、ほつれた銀色の前髪がすこしかかっていて魅力的だと思った。
その引き締まった体も、当然だが素肌を見るのは初めてで――
「アリス、本当に大丈夫だろうか」
少し困ったように問いかけてくるエバンの剛直は、ほとんど知識のないアリスにもそれが大きいのだということは分かった。
「だい……じょうぶ……だといいです」
エバンは特別大柄というわけではないが、アリスは森での食生活が粗末だったからか年齢を考えると小柄だ。王子の病を治すという名目で城へ連れてこられ、充実した食事をしてはじめて、月のものが来たくらいだった。
正直に言えば恐怖はあったが、アリスも愛する人と一つになる喜びを今更我慢したくなかった。張りつめて、腹につくほど反り返ったエバンの陰茎から目がそらせないまま、アリスは身を起こす。
そもそも、自分の秘所は今どうなっているのかしら、と膝をたててのぞきこむと、エバンが息をのむ気配がした。
「アリス、その恰好は、なんというか。煽情的すぎる」
「え! ごめんなさい、はしたない真似を」
「いや、俺しか見ないからいいんだが……」
つぶやくと、エバンはベッドへ寝そべるようにして、アリスの足の間に顔を埋めた。指でかきまぜられた入口からは蜜が垂れているが、これではまだ足りない。指でそっと花びらを押し広げ、隠れていた花芯を露わにする。
「ここを触ったことは?」
「どこです……ひっ!?」
「ああ、ないんだな。少し刺激が強いかもしれないが、アリスのためだから」
「あ、あっ、だめ……ふう……っ」
最初は指の腹で、次第に捏ねるように、アリスの花芯を責めていく。ひくひくと痙攣するようにアリスの腰が揺れ始めた。エバンは秘所の蜜を舌で舐めあげて、花芯に塗りこめながら尚も快感を与えていく。
指がふやけそうになったところで、エバンはわざとじゅるじゅると音を立てるようにしてアリスの花芯を吸った。最初はほんの小さな突起だったそこは、赤く、ぷっくりと膨らんでいる。舌で捏ね、吸い、指で弾く。そのたびにアリスの吐息が荒くなっていき、愛液はとめどなくあふれてくる。とどめとばかりに、エバンは早い動きで花芯をこすりあげた。
「いやっ、あっ、あっ、うぁ、むり……」
言葉を紡げなくなったアリスの腰がかくかくと震え、ぎゅっと力が入る。しばらくそのまま緊張していた肢体が、ふいに脱力して投げ出された。
「はあ……は……っ」
「達した……か?」
「あ、あたま、まっしろになって……」
「そうか、よかった」
未知の快感に放心状態のアリスへ、エバンは優しく声をかけると、その白い小さな手を自身の剛直へ誘導する。ずいぶん前から、その先端からは透明な液がぬるぬると染み出していた。ちょん、と触れた指先にさえも、大きく反応してしまう。
「今から、これをアリスの中へ入れたい」
「エバンさま……」
うっとりしたようにも見える顔をしたアリスが、ぎこちない動作でエバンの陰茎をぐるりと一周撫で、自らベッドへ横たわる。両手でそれぞれの膝をかかえて、達したばかりでまだびくびくと痙攣している秘所を広げるように固定した。
「私も、エバンさまとひとつになりたい、です。愛してください……」
「だから、煽情的すぎるって言ってるだろう……っ」
「ひっ……あ、ああっ!」
無知で無意識なアリスの、あまりに淫靡な誘いにエバンの理性は焼き切れた。ゆっくり慣らしながらと考えていたはずが、はち切れんばかりの剛直を無慈悲にアリスの秘所へ一気に突き刺す。とは言えその全ては入らなかったが、溶けそうに熱いアリスの膣内をエバンの陰茎が踏み荒らす。
「あっ、すご……いぃっ」
「き、つ……」
歯止めのきかなくなったエバンは、もはや事前に伝えた気づかいの言葉も忘れて夢中で腰を振った。何度も抜き差しし、徐々に根元までずっぽりとはめていく。
「ひぅんっ、ああ、あっ、あっ、やら、くるし……っ……ああっ」
「アリス、アリス……!」
アリスの蜜壺も、次第にエバンの形にしたがって絡め取るようにうごめいた。そして、ひときわ奥へとエバンの陰茎が届いた瞬間、アリスの膣は離すことを拒むようにきつく締め付け、大きく収縮した。
「あああああ、あっ……!!」
「っ、くっ……!」
火傷しそうなほどに熱い精液が、アリスの中へ注がれる。自分の体内にたっぷりとエバンの子種が溜まってゆくのを感じながら、アリスは二度目の絶頂に達した。
「……すまなかった」
「何がですか! 私、その……すごくよかったです。こんなに良いものなんですね」
二人そろってしばし呆然としたのち、我に返ったエバンは慌ててアリスの体の無事を確かめた。肉棒を引き抜かれた花びらはその入口をぱっくりとあけていて、受け止めきれなかった白濁と共に赤いしるしが混ざってあふれ出ている。
アリスは愛おしそうに下腹部を撫で、エバンと視線を絡ませて微笑んだ。
「次は全部飲み込んでみせますね」
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