覚醒者の集い

イソベーコン

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1章

重臣会議

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 私は冬野原アイス。この冬野原の国の第1王女だ。歳は、16。今、重臣会議に出席している。

「どうしたらいいんだ......」

 頭を抱えながらつぶやく青年は私の兄で、現在 冬野原の国の王、ヒョウだ。歳は、18。つい先日、国に裏切り者出て国の、4分の3を失い王、すなわち父までもが討ち取られた。

「う~ん」

 兄に同調して唸っているのは、妹の雪だ。歳は、14。なんか、優しい感じの妹で嬉しい。

「私は父上の敵を討ちたいです」

 私は主張した。しかし

「今の、兵力で勝てるのかね」

 古い重臣たちは、反対してくる。しかし、それも事実だ。昔は兵力30000以上の大国だったのに、今は1500ぐらいの存在しているのが、おかしいぐらいの小さい国になってしまった。

「そこをやるのが、我々の仕事でしょう」

「なにを言うか!お前みたいに我々はつよくないのだ」

「新入りは、黙っていたまえ」

 今、他の重臣から、よりもよってたたかれているのは、私が誘った1番新しい重臣、ラスカだ。歳は、私と同じで、16才。女の子なのに、剣がめっぽう立ち、腕はこの国1打と思う。そして、私の1番の親友だ。

「なら、あなたたちは、どうすればいいとお考えですか」

「それは......」

 ラスカと重臣の、口論がはじまった。毎度のことだ。その間、私達兄弟は、大将のくせに一言も口を挟めない......。

「ヒョウ様は、どうすればいいとおかんがえですか?」

「なっ、逃げたな!重臣ども!」

「......」

ヒョウは突然、判断を迫られたので、おどおどしながら、こっちを向いてくる。助けてくれ、とでも言いたいのか。

しかし、私は兄を無視した。
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