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第15話 王都への帰還とざわめき
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王の謁見を終えた晩、その夜の王都は騒がしい熱を帯びていた。
宮廷の一角では宰相や貴族たちが噂を交わしながら酒を酌み交わしている。
「あのグラシア公爵、実に見事だったな」
「まさかあの公然の場で、あれほど堂々と王太子に物を言うとは……」
「だが彼の“婚約者”は誰だ? あんな美しい女、記憶にない。」
「ああ、例の“破棄された元令嬢”らしいぞ。」
そのささやきは夜風に混じり、王都全体へと広がっていった。
アリアはその頃、王城に隣接する特別宿舎に用意された部屋で静かに眠れずにいた。
窓の外に見える明かりは、十年前に夢見た都の光。
けれど、それは幼い頃に思い描いた華やかさではなく、どこか冷たい現実の輝きに見えた。
「……こんなはずじゃなかったのに。」
アリアは手を胸に当てて、息を殺す。
今日一日、心は感情の波に翻弄された。
レオンハルトの堂々たる姿。
ユリウス王太子の失言にすら屈しない、静かな気高さ。
誰もが彼を恐れ、尊敬した。
その誇りの隣に、自分の存在が並べられたことが、嘘のように信じられない。
けれど胸の奥には小さな棘が残っていた。
誇りであると言われたその瞬間の熱が、夢のようで信じられなかったのだ。
「私は……本当に、あの人にふさわしいの?」
扉を軽く叩く音が響いた。
「アリア、起きているか。」
静かな声。レオンハルトだ。
アリアは慌てて立ち上がり、外套を羽織った。
「どうぞ。」
扉が開き、灯された燭台の明かりを背負ったレオンハルトが静かに現れる。
もう鎧は脱いでおり、ただ黒い軍服の上着を羽織っているだけだ。
薄闇の中、その存在は驚くほど近くて、同時に遠く思えた。
「様子を見に来ただけだ。」
「お疲れでしょうに、わざわざありがとうございます。」
「疲れたのは事実だが……お前の顔を見たら、少し楽になる。」
彼は淡々とそう言って、窓際に歩み寄った。
窓から見下ろせば、王都の街明かりが金の帯のように広がっている。
「この景色を見ても、懐かしいとは思わないのか。」
問われて、アリアは首を横に振った。
「ここにいた頃、私には居場所がありませんでした。だから、懐かしいというより、少し怖いです。」
「……そうか。」
レオンハルトは窓辺に立ったまま、腕を組んで夜風を受け止めている。
冷たい光がその横顔を照らし、思わずアリアの胸が締めつけられた。
「王の前での発言、あれは……」
「本心だ。」
彼の即答に、息が詰まる。
「俺が王家の命令を無視してまでこの地位を保っているのは、領民のためでもあり、お前のためでもある。」
「私の……?」
「お前を貶めようとする輩を、決して許さない。その覚悟が、俺にとっての“誇り”だ。」
アリアは何も答えられなかった。
代わりに胸の奥で、じんとした熱が広がっていく。
「お前はここに来たとき、自分を失っていた。それなのに今は違う。王の前でも怯まなかった。」
「レオンハルトがそばにいたからです。」
「違う。お前自身が強くなった。」
その言葉に、アリアの目から知らぬうちに涙が溢れた。
堰を切ったように頬を伝い落ちる。
「……泣くな。」
レオンハルトが静かに近づく。
手の甲で涙を拭い、控えめにその髪を撫でた。
「今日の晩餐会は、俺にとっても最初の“勝利”だった。だが、それ以上にお前が笑っていることが、俺の救いだ。」
その穏やかな口調に、アリアはただ瞳を伏せた。
「あなたは、どうしてそんなに強くいられるんですか。」
「強くない。」
「でも……」
「俺はかつて守るものを間違えた。だから今はただ、二度と同じ過ちを繰り返さないようにしているだけだ。」
アリアはその言葉の意味を尋ねたくなった。
けれど、彼の瞳に宿る影を見て、何も言えなかった。
「アリア。」
名を呼ばれる。
その響きが、まるで優しい鎖のように心を結う。
「お前を屋敷に戻すのは明日だ。俺はまだ王都で片付けねばならないことがある。」
「また……離れてしまうんですね。」
「少しだけだ。」
「……わかりました。でも……気をつけてくださいね。」
「不安か?」
「ええ、とても。」
「なら約束しよう。」
レオンハルトはアリアの右手を取った。
その掌に、冷たい金属が触れる。
見ると、彼は小さな指輪を差し出していた。
「これは?」
「かつて弟に贈られたものだ。彼は“帰るべき場所”の証にこの指輪を持っていた。」
「そんな大切なものを……」
「持っていろ。俺が戻る道を見失いそうになったら、それが導きになる。」
アリアは震える指でその指輪を受け取り、胸の前で握り締めた。
冷たさが、やがて手のひらに温かく馴染んでいく。
「必ず、戻ってきてください。」
「……ああ。」
それ以上、言葉は出なかった。
***
翌日、レオンハルトは早朝に王都を発った。
アリアは屋敷へ続く馬車の中で、彼の姿が見えなくなるまで窓から目を離せなかった。
街を離れるにつれて、昨日までの光が遠ざかっていく。
あの宮廷のざわめきも、王たちの声も、もう聞こえない。
しかし、ひとつだけ確かなものが胸に残っていた。
それは、自分の名を呼んだ彼の声。
屋敷の窓から見える遠い空に向かって、アリアは小さく微笑んだ。
「……レオンハルト。」
低く囁いた声が、風に溶けていく。
彼が戻るその日まで、この想いを守り続けよう。
そう静かに誓いながら、アリアは再び、彼の残した温もりを胸に抱いた。
王都がざわめきに包まれ、国中が新しい噂で満ちていようと。
二人を繋ぐ誇りの約束だけは、誰にも壊せはしなかった。
(第15話 終)
宮廷の一角では宰相や貴族たちが噂を交わしながら酒を酌み交わしている。
「あのグラシア公爵、実に見事だったな」
「まさかあの公然の場で、あれほど堂々と王太子に物を言うとは……」
「だが彼の“婚約者”は誰だ? あんな美しい女、記憶にない。」
「ああ、例の“破棄された元令嬢”らしいぞ。」
そのささやきは夜風に混じり、王都全体へと広がっていった。
アリアはその頃、王城に隣接する特別宿舎に用意された部屋で静かに眠れずにいた。
窓の外に見える明かりは、十年前に夢見た都の光。
けれど、それは幼い頃に思い描いた華やかさではなく、どこか冷たい現実の輝きに見えた。
「……こんなはずじゃなかったのに。」
アリアは手を胸に当てて、息を殺す。
今日一日、心は感情の波に翻弄された。
レオンハルトの堂々たる姿。
ユリウス王太子の失言にすら屈しない、静かな気高さ。
誰もが彼を恐れ、尊敬した。
その誇りの隣に、自分の存在が並べられたことが、嘘のように信じられない。
けれど胸の奥には小さな棘が残っていた。
誇りであると言われたその瞬間の熱が、夢のようで信じられなかったのだ。
「私は……本当に、あの人にふさわしいの?」
扉を軽く叩く音が響いた。
「アリア、起きているか。」
静かな声。レオンハルトだ。
アリアは慌てて立ち上がり、外套を羽織った。
「どうぞ。」
扉が開き、灯された燭台の明かりを背負ったレオンハルトが静かに現れる。
もう鎧は脱いでおり、ただ黒い軍服の上着を羽織っているだけだ。
薄闇の中、その存在は驚くほど近くて、同時に遠く思えた。
「様子を見に来ただけだ。」
「お疲れでしょうに、わざわざありがとうございます。」
「疲れたのは事実だが……お前の顔を見たら、少し楽になる。」
彼は淡々とそう言って、窓際に歩み寄った。
窓から見下ろせば、王都の街明かりが金の帯のように広がっている。
「この景色を見ても、懐かしいとは思わないのか。」
問われて、アリアは首を横に振った。
「ここにいた頃、私には居場所がありませんでした。だから、懐かしいというより、少し怖いです。」
「……そうか。」
レオンハルトは窓辺に立ったまま、腕を組んで夜風を受け止めている。
冷たい光がその横顔を照らし、思わずアリアの胸が締めつけられた。
「王の前での発言、あれは……」
「本心だ。」
彼の即答に、息が詰まる。
「俺が王家の命令を無視してまでこの地位を保っているのは、領民のためでもあり、お前のためでもある。」
「私の……?」
「お前を貶めようとする輩を、決して許さない。その覚悟が、俺にとっての“誇り”だ。」
アリアは何も答えられなかった。
代わりに胸の奥で、じんとした熱が広がっていく。
「お前はここに来たとき、自分を失っていた。それなのに今は違う。王の前でも怯まなかった。」
「レオンハルトがそばにいたからです。」
「違う。お前自身が強くなった。」
その言葉に、アリアの目から知らぬうちに涙が溢れた。
堰を切ったように頬を伝い落ちる。
「……泣くな。」
レオンハルトが静かに近づく。
手の甲で涙を拭い、控えめにその髪を撫でた。
「今日の晩餐会は、俺にとっても最初の“勝利”だった。だが、それ以上にお前が笑っていることが、俺の救いだ。」
その穏やかな口調に、アリアはただ瞳を伏せた。
「あなたは、どうしてそんなに強くいられるんですか。」
「強くない。」
「でも……」
「俺はかつて守るものを間違えた。だから今はただ、二度と同じ過ちを繰り返さないようにしているだけだ。」
アリアはその言葉の意味を尋ねたくなった。
けれど、彼の瞳に宿る影を見て、何も言えなかった。
「アリア。」
名を呼ばれる。
その響きが、まるで優しい鎖のように心を結う。
「お前を屋敷に戻すのは明日だ。俺はまだ王都で片付けねばならないことがある。」
「また……離れてしまうんですね。」
「少しだけだ。」
「……わかりました。でも……気をつけてくださいね。」
「不安か?」
「ええ、とても。」
「なら約束しよう。」
レオンハルトはアリアの右手を取った。
その掌に、冷たい金属が触れる。
見ると、彼は小さな指輪を差し出していた。
「これは?」
「かつて弟に贈られたものだ。彼は“帰るべき場所”の証にこの指輪を持っていた。」
「そんな大切なものを……」
「持っていろ。俺が戻る道を見失いそうになったら、それが導きになる。」
アリアは震える指でその指輪を受け取り、胸の前で握り締めた。
冷たさが、やがて手のひらに温かく馴染んでいく。
「必ず、戻ってきてください。」
「……ああ。」
それ以上、言葉は出なかった。
***
翌日、レオンハルトは早朝に王都を発った。
アリアは屋敷へ続く馬車の中で、彼の姿が見えなくなるまで窓から目を離せなかった。
街を離れるにつれて、昨日までの光が遠ざかっていく。
あの宮廷のざわめきも、王たちの声も、もう聞こえない。
しかし、ひとつだけ確かなものが胸に残っていた。
それは、自分の名を呼んだ彼の声。
屋敷の窓から見える遠い空に向かって、アリアは小さく微笑んだ。
「……レオンハルト。」
低く囁いた声が、風に溶けていく。
彼が戻るその日まで、この想いを守り続けよう。
そう静かに誓いながら、アリアは再び、彼の残した温もりを胸に抱いた。
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