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37話
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クラス全員の自宅が完成したので、俺も鍛冶屋を出てひとり暮らしを始めた。
儀保裕之との意味のない雑談がなくなり、暇な時間が増えた。
寂しくないと言えばウソになる。
それに、クラスメイトのプレイを観察するのもあきてきた。
ここらで新しい刺激が欲しいな。
えっ?
【恋愛対象】に指名した上別府衿花の文字が赤くなっている。
ネトラレの最中だとっ?!
まさか、あれから気仙修司との関係に進展があったのか?
応援している者としては確認せねばなるまい!
俺は姿を消し、足音の出ない特殊な靴で自宅を出る。
靴屋の嘉門剛平に特注で制作してもらった靴なのだ。
鍛冶屋の儀保裕之が武器に特殊効果を付与できるように、嘉門剛平も特殊効果を付与できるらしい。
星明りがうっすらと村を照らしていた。
ネトラレ気配のするほうへ向かう。
家の間隔は十分に開いているので、隣家の騒音に悩む心配はない。
言い換えれば、エッチな声が聞こえることはないのだ。
大男が窓から中を覗いている。
気仙修司だ。
そして、その家の住人は才原優斗。
あっ……。
俺はすぐに思いついてしまった。これは正真正銘のネトラレだ。
気仙修司は声を殺して涙を流している。
股間を膨らませて――。
「ひっ、ひっ、ひっ……」
それは快楽に溺れる喘ぎ声ではなかった。
苦痛に近い責め。
欲望のまま乱暴に腰を叩きつけられる、女子の悲鳴に似た呼吸だ。
この村にきて才原優斗と出水涼音が性交したのは一回ぐらいだ。
最近ではまったく行なわれていない。
二見朱里が巻き起こしたロマンティックフィーバーの影響だと思っていた。
さらに、遠征に出ていたり、事件に巻き込まれたり、二人は忙しかった。
まさか出水涼音が俺にキスしたのは別れたから?
あのとき、彼女はアイツについて何も言わなかった。
彼女が本気だとしても、俺は受ける気ないけどな。
アイツの態度も少し変だった。
出水涼音が殺されても取り乱したりしなかったのだ。
俺のスキルを知っているせいだと思っていた。
アレは失恋が原因かもしれないな。
そして新しくできた彼女が上別府衿花か……。
タイプが真逆だろう。
超絶高級な令嬢と、地味で素朴な一般市民。
モデル体型と幼児体型。
美女と幼女。
失恋の影響で前の彼女と違うタイプとつきあうと聞いたことがある。
「誰だっ!」
俺は、ぼ~っと考え事をしていた。
気仙修司が振り返り、慌てて逃げようと走り出す。
俺は避けることができず彼とぶつかってしまった。
俺と気仙修司は地面に転がった。
才原優斗が半開きだった窓を全開にした。
腰高窓なので裸の上半身が見える。
「気仙か、オマエが覗きをするなんてな。……泣いているのか?」
彼は倒れたまま下をむいている。
「気仙君?」
彼女の声を聴いた彼はバッと顔をあげた。
「そうか、上別府が好きなのか」
才原優斗が部屋のなかへ戻る。
「えっ、うそっ」
顔を出したのは上別府衿花だ。
才原優斗は彼女の背後にまわると両腕で窓枠を掴み、彼女を逃げられなくした。
星明りが彼女の裸体を冷たく照らす。
彼女は背が低いので壁に隠れて胸はギリギリ見えない。
「コイツがキミのこと好きなの知ってたか?」
彼女は答えなかった。
目を閉じて横をむいている。
恥ずかしいのだろう。耳まで真っ赤にしていた。
「答えないなら二度と抱かないぞ」
「告白、され、た」
「そうか、ご褒美をやろう」
「あっ!!」
甘く切ない声だった。
俺からは見えないが、たぶん挿入のだろう。
気仙修司は涙を流しながら彼女を見ている。
「告白されてどう思った?」
彼女は答えない。
「んっ!」
彼女の体が揺れた。
才原優斗が腰を振ったのだろう。
「動いて欲しいんだろ、答えるんだ」
「びっくりした、んっ!」
「なにをびっくりしたんだ?」
「いっしょに住もうって言われた、あっ!」
「いっしょに? そうか、あの大きな家は二人で住むつもりで建てたんだな。そこまで好きだったのか。告白の返事は?」
「断った、んっ!」
「へぇ~っ、大きな家に住めるのに? なぜ?」
「初めて話した、んっ、いっしょに住めないよ、あっ!」
「はぁ? つきあってたわけじゃないのか、気仙それは無理だろう」
好きな子を抱いている男にダメ出しされる。
いったいどんな心境なんだろう。
「気仙はいいヤツだと思うよ。付き合ってみれば?」
「顔が、んっ、タイプじゃな、いっ!」
「そうか、顔か、ならしかたないな。俺は容姿なんて偶然与えられたモノだと思うけどな」
「あっ、あっ、あっ――」
「加護みたいなものさ。俺の護衛よりも気仙の建設のほうが遥かに村の役に立っている」
「あっ、あっ、あっ――」
「俺の容姿なんて霞むくらいの性能だ。もし俺が女なら迷わず気仙を選んでるね」
「あっ、あっ、あっ――」
「キミが好きなのを知って、見せつけるような行為をする、俺みたいなゲス野郎を選ぶなんて間違えているぞ」
「あっ、あっ、あっ――」
「キミは見る目がない。目を開いて彼を見ろよ、まだキミのことが好きだと訴えているぞ」
彼女が目を開くと二人の視線は交わったようだ。
才原優斗が腰を止めると、彼女の呼吸もおちついた。
「気仙君ごめん、わたしルッキズムなんだ、性格破綻者でも顔が良ければいいの」
「性格破綻者って俺のこと?」
「うん」
「酷いなあ。でも間違えていないよ。俺は二つの仮面をもっている。優等生を演じる昼の顔、愚劣を極める夜の顔」
「どっちの顔もイケメンだから好き」
「キミはブレないね」
「あっ、あっ、あっ――」
「上別府はこんな子だよ。控え目で、おとなしくて、素朴で、花が好きな園芸部で、ルッキストだ」
「あっ、あっ、あっ――」
「気仙は彼女の何を見てた? どこが好きなんだ?」
才原優斗は腰を止めて返事をまっている。
「話せないか……」
「小さいところ」
「え?」
「体の小さいところ。ボクはロリコンなんだ」
「へぇ~っ」
「上別府さんは合法ロリなんだ! 高校二年生なのにランドセルがとても似合う幼女なんだよ!」
「ほぅほぅ」
「ボクは運命を感じたね。彼女こそボクにふさわしい子だって確信した」
「なるほど。キミらは二人とも相手の内面を見ていない、外見だけだ! お似合いだよ!!」
才原優斗はとても愉快そうに笑っている。
「おい気仙、入ってこいよ、いっしょに楽しもうぜ」
「えっ? 嫌よ」
「キミは顔さえ良ければいいんだろ」
「うん」
「さあ入ってこい」
気仙修司は言われるがまま玄関から家に入っていった。
俺は窓から見学させてもらおう。
光のない薄暗い室内。
けれど星明りが差し込んでいるので体の輪郭と表情は見える。
「ほら、キミは俺を見ながら咥えるんだ。気仙は後ろからヤルといい」
気仙修司が裸になる。
筋肉の鎧を着ているかのような鍛え上げられた肉体。
暗闇で優しい顔が見えないと、その生き物はまさに熊だった。
肉棒は、はち切れそうなほど充血していた。
据え膳をずっとガマンしていたんだ。そうなるよな。
熊は彼女の腰を掴むと無遠慮に侵入する。
「ああああああっ!!! おっきいぃっ!」
歓喜の喘ぎ。
そう、熊は肉棒は体のサイズにマッチして、とても巨大なのだ。
才原優斗のが子供サイズに見えるほどに。
いや、彼は小さいのかもしれない。
「ああっ!! ああっ!! ああっ!!――」
明らかに感じかたが才原優斗のときとは違う。
「凄いっ!! あっ!!! あっ!!! ゴリッってするっ!」
「こっちを見ろよ」
「あっ、あっ、イケメンっ! あっ、凄っ――」
彼女の両足は宙に浮いている。
熊は軽々と彼女の腰を掴み、固定している。
激しく腰を振るたびに、彼女の足が操り人形のようにプランプランと揺れた。
才原優斗は彼女の二の腕を掴み落ちないように支えている。
そして股間に彼女のクチを誘導した。
「ん゛、ん゛、ん゛、ん゛――」
熊が腰を振るたびに、彼女は前後し、才原優斗の肉棒をクチで刺激する。
【経験値】の増加速度がもの凄い速くなっている。
たぶん三倍だろう。3Pだからな!
彼女はとろんとした表情で才原優斗を見上げている。
熊の存在は忘れているようだ。
しかし、体は熊の動きに反応する。
「ん゛、ん゛、ん゛、ん゛――」
「これは凄いな、動いていないのに、気持ちいいぞ」
才原優斗の呼吸も早くなっている。
「ボク、もう、イキそう」
「なんだよ早いな。まさか童貞だったのか」
「そうだよ」
「ハッハッハ! 忘れられない経験だな。上別府も限界だしイッていいぞ」
「いっ、いっ、いくっ!!」
「うっ!」
「ん゛~~~~っ……」
三人は同時に果てたようだ
いやぁ~凄いものを見させてもらった。
「ふぅ~っ」
才原優斗は彼女のクチから肉棒を抜いた。
ドロリと白濁液が零れ落ちる。
ガクンと頭はうなだれた。
どうやら失神しているようだ。
「気を失ったのか」
彼女の腕がぶらりと下がる。
熊が腰を掴んだままなので、彼女の体はへの字に曲がっている。
ふたたび熊が腰を振り始めた。
「おいおい、休憩なしか」
才原優斗は疲れたようで、その場に腰を下ろした。
二度目なのでさっきより持続している。
「うっ!」
まだ熊は腰を振っている。
抜かずに三回目か?
さすが柔道部、体力が有り余っているな。
「おい上別府の様子がおかしいぞ」
才原優斗の声に気づかず、熊は腰を振りつづけている。
まるで壊れたロボットだ。
「おい!」
才原優斗が熊にビンタした。
「あ?」
気仙修司が正気を取り戻したようだ。
「上別府の様子がおかしい、下ろせ」
彼女は床に寝かされ、仰向けになる。
目とクチが半開きで意識がない。
才原優斗が手首を掴み、脈を測る。
「脈がない……」
彼は彼女の胸を押さえ、心臓マッサージを始めた。
「ぼ、ボクどうしたら」
「人工呼吸できるか?」
「やったことない」
「なら心臓マッサージを交代してくれ、見てただろ、同じようにやればいい」
「わかった」
才原優斗は彼女の呼吸を確認する。
鼻とクチは彼の精液で塞がっていた。
彼は鼻にクチをつけると勢いよく吸い出す。
「ぷっ――」
吸い出した精液を床に吐き出す。
次はクチから精液を吸い出し、床に吐き出した。
しかし呼吸は戻らない。
あごクイして気道を確保。鼻をつまみ、クチから息を吹き込む。
人工呼吸をつづけるが彼女は意識を取り戻さない。
俺がいて良かったな。オマエら感謝しろよ。
足音に注意しながら玄関から家のなかへ入る。
蘇生するため彼女の足にそっと触れた。
「ゲホッ、ゲホッ、ゲホッ」
「やった! 息を吹き返したぞ!!」
ちがうぞ才原優斗、生き返ったんだ。
「よかったぁ~」
「凄かった、これがイクって感覚なのね」
ちがうぞ上別府衿花、キミは逝ったんだ。
「気仙君、まだわたしのことが好きなら、お昼の告白、受けていいかな?」
えっ? 死んだ影響で混乱してるのか?
「でもキミは才原が好きなんだろ?」
「わたし、ルッキズムやめた! 今からサイズクイーンになるね!」
「サイズクイーン?」
「アレが大きい人を好きになる女性よ」
へぇ~っ、初めて聞いた。
上別府衿花は下ネタ好きなんだな。
「ボクの大きいの?」
「とってもステキ」
気仙修司はまるで満開の花が咲いたような笑顔になった。
「じゃ、じゃあ、ランドセル背負ってくれる?」
「もちろん!」
二人は抱き合うと熱いキスを交わした。
そんな二人を愕然と才原優斗が見ている。
これぞ、まさしくネトラレ。
あえて言わせてもらおう、ざまぁ、と――。
儀保裕之との意味のない雑談がなくなり、暇な時間が増えた。
寂しくないと言えばウソになる。
それに、クラスメイトのプレイを観察するのもあきてきた。
ここらで新しい刺激が欲しいな。
えっ?
【恋愛対象】に指名した上別府衿花の文字が赤くなっている。
ネトラレの最中だとっ?!
まさか、あれから気仙修司との関係に進展があったのか?
応援している者としては確認せねばなるまい!
俺は姿を消し、足音の出ない特殊な靴で自宅を出る。
靴屋の嘉門剛平に特注で制作してもらった靴なのだ。
鍛冶屋の儀保裕之が武器に特殊効果を付与できるように、嘉門剛平も特殊効果を付与できるらしい。
星明りがうっすらと村を照らしていた。
ネトラレ気配のするほうへ向かう。
家の間隔は十分に開いているので、隣家の騒音に悩む心配はない。
言い換えれば、エッチな声が聞こえることはないのだ。
大男が窓から中を覗いている。
気仙修司だ。
そして、その家の住人は才原優斗。
あっ……。
俺はすぐに思いついてしまった。これは正真正銘のネトラレだ。
気仙修司は声を殺して涙を流している。
股間を膨らませて――。
「ひっ、ひっ、ひっ……」
それは快楽に溺れる喘ぎ声ではなかった。
苦痛に近い責め。
欲望のまま乱暴に腰を叩きつけられる、女子の悲鳴に似た呼吸だ。
この村にきて才原優斗と出水涼音が性交したのは一回ぐらいだ。
最近ではまったく行なわれていない。
二見朱里が巻き起こしたロマンティックフィーバーの影響だと思っていた。
さらに、遠征に出ていたり、事件に巻き込まれたり、二人は忙しかった。
まさか出水涼音が俺にキスしたのは別れたから?
あのとき、彼女はアイツについて何も言わなかった。
彼女が本気だとしても、俺は受ける気ないけどな。
アイツの態度も少し変だった。
出水涼音が殺されても取り乱したりしなかったのだ。
俺のスキルを知っているせいだと思っていた。
アレは失恋が原因かもしれないな。
そして新しくできた彼女が上別府衿花か……。
タイプが真逆だろう。
超絶高級な令嬢と、地味で素朴な一般市民。
モデル体型と幼児体型。
美女と幼女。
失恋の影響で前の彼女と違うタイプとつきあうと聞いたことがある。
「誰だっ!」
俺は、ぼ~っと考え事をしていた。
気仙修司が振り返り、慌てて逃げようと走り出す。
俺は避けることができず彼とぶつかってしまった。
俺と気仙修司は地面に転がった。
才原優斗が半開きだった窓を全開にした。
腰高窓なので裸の上半身が見える。
「気仙か、オマエが覗きをするなんてな。……泣いているのか?」
彼は倒れたまま下をむいている。
「気仙君?」
彼女の声を聴いた彼はバッと顔をあげた。
「そうか、上別府が好きなのか」
才原優斗が部屋のなかへ戻る。
「えっ、うそっ」
顔を出したのは上別府衿花だ。
才原優斗は彼女の背後にまわると両腕で窓枠を掴み、彼女を逃げられなくした。
星明りが彼女の裸体を冷たく照らす。
彼女は背が低いので壁に隠れて胸はギリギリ見えない。
「コイツがキミのこと好きなの知ってたか?」
彼女は答えなかった。
目を閉じて横をむいている。
恥ずかしいのだろう。耳まで真っ赤にしていた。
「答えないなら二度と抱かないぞ」
「告白、され、た」
「そうか、ご褒美をやろう」
「あっ!!」
甘く切ない声だった。
俺からは見えないが、たぶん挿入のだろう。
気仙修司は涙を流しながら彼女を見ている。
「告白されてどう思った?」
彼女は答えない。
「んっ!」
彼女の体が揺れた。
才原優斗が腰を振ったのだろう。
「動いて欲しいんだろ、答えるんだ」
「びっくりした、んっ!」
「なにをびっくりしたんだ?」
「いっしょに住もうって言われた、あっ!」
「いっしょに? そうか、あの大きな家は二人で住むつもりで建てたんだな。そこまで好きだったのか。告白の返事は?」
「断った、んっ!」
「へぇ~っ、大きな家に住めるのに? なぜ?」
「初めて話した、んっ、いっしょに住めないよ、あっ!」
「はぁ? つきあってたわけじゃないのか、気仙それは無理だろう」
好きな子を抱いている男にダメ出しされる。
いったいどんな心境なんだろう。
「気仙はいいヤツだと思うよ。付き合ってみれば?」
「顔が、んっ、タイプじゃな、いっ!」
「そうか、顔か、ならしかたないな。俺は容姿なんて偶然与えられたモノだと思うけどな」
「あっ、あっ、あっ――」
「加護みたいなものさ。俺の護衛よりも気仙の建設のほうが遥かに村の役に立っている」
「あっ、あっ、あっ――」
「俺の容姿なんて霞むくらいの性能だ。もし俺が女なら迷わず気仙を選んでるね」
「あっ、あっ、あっ――」
「キミが好きなのを知って、見せつけるような行為をする、俺みたいなゲス野郎を選ぶなんて間違えているぞ」
「あっ、あっ、あっ――」
「キミは見る目がない。目を開いて彼を見ろよ、まだキミのことが好きだと訴えているぞ」
彼女が目を開くと二人の視線は交わったようだ。
才原優斗が腰を止めると、彼女の呼吸もおちついた。
「気仙君ごめん、わたしルッキズムなんだ、性格破綻者でも顔が良ければいいの」
「性格破綻者って俺のこと?」
「うん」
「酷いなあ。でも間違えていないよ。俺は二つの仮面をもっている。優等生を演じる昼の顔、愚劣を極める夜の顔」
「どっちの顔もイケメンだから好き」
「キミはブレないね」
「あっ、あっ、あっ――」
「上別府はこんな子だよ。控え目で、おとなしくて、素朴で、花が好きな園芸部で、ルッキストだ」
「あっ、あっ、あっ――」
「気仙は彼女の何を見てた? どこが好きなんだ?」
才原優斗は腰を止めて返事をまっている。
「話せないか……」
「小さいところ」
「え?」
「体の小さいところ。ボクはロリコンなんだ」
「へぇ~っ」
「上別府さんは合法ロリなんだ! 高校二年生なのにランドセルがとても似合う幼女なんだよ!」
「ほぅほぅ」
「ボクは運命を感じたね。彼女こそボクにふさわしい子だって確信した」
「なるほど。キミらは二人とも相手の内面を見ていない、外見だけだ! お似合いだよ!!」
才原優斗はとても愉快そうに笑っている。
「おい気仙、入ってこいよ、いっしょに楽しもうぜ」
「えっ? 嫌よ」
「キミは顔さえ良ければいいんだろ」
「うん」
「さあ入ってこい」
気仙修司は言われるがまま玄関から家に入っていった。
俺は窓から見学させてもらおう。
光のない薄暗い室内。
けれど星明りが差し込んでいるので体の輪郭と表情は見える。
「ほら、キミは俺を見ながら咥えるんだ。気仙は後ろからヤルといい」
気仙修司が裸になる。
筋肉の鎧を着ているかのような鍛え上げられた肉体。
暗闇で優しい顔が見えないと、その生き物はまさに熊だった。
肉棒は、はち切れそうなほど充血していた。
据え膳をずっとガマンしていたんだ。そうなるよな。
熊は彼女の腰を掴むと無遠慮に侵入する。
「ああああああっ!!! おっきいぃっ!」
歓喜の喘ぎ。
そう、熊は肉棒は体のサイズにマッチして、とても巨大なのだ。
才原優斗のが子供サイズに見えるほどに。
いや、彼は小さいのかもしれない。
「ああっ!! ああっ!! ああっ!!――」
明らかに感じかたが才原優斗のときとは違う。
「凄いっ!! あっ!!! あっ!!! ゴリッってするっ!」
「こっちを見ろよ」
「あっ、あっ、イケメンっ! あっ、凄っ――」
彼女の両足は宙に浮いている。
熊は軽々と彼女の腰を掴み、固定している。
激しく腰を振るたびに、彼女の足が操り人形のようにプランプランと揺れた。
才原優斗は彼女の二の腕を掴み落ちないように支えている。
そして股間に彼女のクチを誘導した。
「ん゛、ん゛、ん゛、ん゛――」
熊が腰を振るたびに、彼女は前後し、才原優斗の肉棒をクチで刺激する。
【経験値】の増加速度がもの凄い速くなっている。
たぶん三倍だろう。3Pだからな!
彼女はとろんとした表情で才原優斗を見上げている。
熊の存在は忘れているようだ。
しかし、体は熊の動きに反応する。
「ん゛、ん゛、ん゛、ん゛――」
「これは凄いな、動いていないのに、気持ちいいぞ」
才原優斗の呼吸も早くなっている。
「ボク、もう、イキそう」
「なんだよ早いな。まさか童貞だったのか」
「そうだよ」
「ハッハッハ! 忘れられない経験だな。上別府も限界だしイッていいぞ」
「いっ、いっ、いくっ!!」
「うっ!」
「ん゛~~~~っ……」
三人は同時に果てたようだ
いやぁ~凄いものを見させてもらった。
「ふぅ~っ」
才原優斗は彼女のクチから肉棒を抜いた。
ドロリと白濁液が零れ落ちる。
ガクンと頭はうなだれた。
どうやら失神しているようだ。
「気を失ったのか」
彼女の腕がぶらりと下がる。
熊が腰を掴んだままなので、彼女の体はへの字に曲がっている。
ふたたび熊が腰を振り始めた。
「おいおい、休憩なしか」
才原優斗は疲れたようで、その場に腰を下ろした。
二度目なのでさっきより持続している。
「うっ!」
まだ熊は腰を振っている。
抜かずに三回目か?
さすが柔道部、体力が有り余っているな。
「おい上別府の様子がおかしいぞ」
才原優斗の声に気づかず、熊は腰を振りつづけている。
まるで壊れたロボットだ。
「おい!」
才原優斗が熊にビンタした。
「あ?」
気仙修司が正気を取り戻したようだ。
「上別府の様子がおかしい、下ろせ」
彼女は床に寝かされ、仰向けになる。
目とクチが半開きで意識がない。
才原優斗が手首を掴み、脈を測る。
「脈がない……」
彼は彼女の胸を押さえ、心臓マッサージを始めた。
「ぼ、ボクどうしたら」
「人工呼吸できるか?」
「やったことない」
「なら心臓マッサージを交代してくれ、見てただろ、同じようにやればいい」
「わかった」
才原優斗は彼女の呼吸を確認する。
鼻とクチは彼の精液で塞がっていた。
彼は鼻にクチをつけると勢いよく吸い出す。
「ぷっ――」
吸い出した精液を床に吐き出す。
次はクチから精液を吸い出し、床に吐き出した。
しかし呼吸は戻らない。
あごクイして気道を確保。鼻をつまみ、クチから息を吹き込む。
人工呼吸をつづけるが彼女は意識を取り戻さない。
俺がいて良かったな。オマエら感謝しろよ。
足音に注意しながら玄関から家のなかへ入る。
蘇生するため彼女の足にそっと触れた。
「ゲホッ、ゲホッ、ゲホッ」
「やった! 息を吹き返したぞ!!」
ちがうぞ才原優斗、生き返ったんだ。
「よかったぁ~」
「凄かった、これがイクって感覚なのね」
ちがうぞ上別府衿花、キミは逝ったんだ。
「気仙君、まだわたしのことが好きなら、お昼の告白、受けていいかな?」
えっ? 死んだ影響で混乱してるのか?
「でもキミは才原が好きなんだろ?」
「わたし、ルッキズムやめた! 今からサイズクイーンになるね!」
「サイズクイーン?」
「アレが大きい人を好きになる女性よ」
へぇ~っ、初めて聞いた。
上別府衿花は下ネタ好きなんだな。
「ボクの大きいの?」
「とってもステキ」
気仙修司はまるで満開の花が咲いたような笑顔になった。
「じゃ、じゃあ、ランドセル背負ってくれる?」
「もちろん!」
二人は抱き合うと熱いキスを交わした。
そんな二人を愕然と才原優斗が見ている。
これぞ、まさしくネトラレ。
あえて言わせてもらおう、ざまぁ、と――。
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