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マホ先生が登場
イケメンとイケメンに挟まれた俺
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「あいよ、兄ちゃんたち!おまけしといたから」
店主が焼きあがった焼き鳥を穂高くんに手渡してお金を払っていると、俺の横に玲央さんがくっついてきた。
「時間的に二軒目ですか?」
「はい、そうみたいです」
「二軒目行くのに、テイクアウトするんですか?」
「――あれ、ほんとですね?持ち込みオッケーの居酒屋とかあるんですかね?」
そんなお店あるのかなと首を捻る俺と、お金を払い終えた穂高くんを玲央さんは何度か見比べて、微笑んだ。
「自分も二次会参加して良いです?」
「えっ――?そ、それは――」
「渚さん、自分と飲むの嫌ですか?――LINE、返事くれないですもんね」
目の前のイケメンがしょんぼりしている。その原因を作ったのは紛れもない俺だ。
玲央さんの家から帰る時、しっかりと連絡先を交換したのは良いけれど、いざやりとりしようとすると緊張してしまい、つい先延ばしにしたままの今日――なのである。
「そんな事無いです!連絡貰っているのに返事出来なくてすみません、なんか俺浮かれちゃって――嫌われない文章考えてたら、わかんなくなってきて、放置みたいになってホントすみません」
「じゃあ、お詫びって事で連れてってくださいよ」
「そっ……それは穂高くんに聞かないと――っ」
そもそも今日は玲央さんがヤバい人かもという話をする飲み会だったはずだ。なのにその本人を招いてしまって良いものだろうか。酔いが回って頭が回らない。
「オレがなに?」
「ほ、穂高くんっ」
穂高くんは、俺の腕を引っ張って腕を絡ませてきた。
「じゃあLeo先生、絵の更新楽しみにしてますね。いこ、渚くん」
そのまま暖簾を押し上げた穂高にひっぱられ、俺の体は半分店外へ出た。すると逆の手を玲央さんが掴んだ。
「待ってください。二次会自分も参加していいって渚さんが言いました」
「――言ったの?」
「い、言ったような……?」
優しい顔しかしらない穂高くんの綺麗な顔に睨まれるのはちょっと怖い。俺は目線を泳がせた。
「――ていうか、間宮さんでしたっけ?」
「はい、間宮ですが、なんですか?」
「二次会なのにテイクアウトってどういうつもりですか?あと、多分あっちから歩いてきたって事はこっちに行くんですよね?」
「――ぐっ」
目線で方向を示す玲央さんに、穂高くんは苦虫を噛み潰したような表情を見せる。
「多分、間宮さんと自分の目的近いと思うんで、ご一緒させてください。じゃないと……」
「わかった!わかりました!!背に腹は変えられないからね!――くそっ……よりによってヤリチン絵師なんかと……っ」
「あー、良い夜になりそうですね!」
ぶつぶつ文句を言う穂高くんと、何故かテンションが上がった玲央さんに挟まれて、俺は一層暗い方へと歩かされた。
遠くに、ネオンが光るのが見えた。
店主が焼きあがった焼き鳥を穂高くんに手渡してお金を払っていると、俺の横に玲央さんがくっついてきた。
「時間的に二軒目ですか?」
「はい、そうみたいです」
「二軒目行くのに、テイクアウトするんですか?」
「――あれ、ほんとですね?持ち込みオッケーの居酒屋とかあるんですかね?」
そんなお店あるのかなと首を捻る俺と、お金を払い終えた穂高くんを玲央さんは何度か見比べて、微笑んだ。
「自分も二次会参加して良いです?」
「えっ――?そ、それは――」
「渚さん、自分と飲むの嫌ですか?――LINE、返事くれないですもんね」
目の前のイケメンがしょんぼりしている。その原因を作ったのは紛れもない俺だ。
玲央さんの家から帰る時、しっかりと連絡先を交換したのは良いけれど、いざやりとりしようとすると緊張してしまい、つい先延ばしにしたままの今日――なのである。
「そんな事無いです!連絡貰っているのに返事出来なくてすみません、なんか俺浮かれちゃって――嫌われない文章考えてたら、わかんなくなってきて、放置みたいになってホントすみません」
「じゃあ、お詫びって事で連れてってくださいよ」
「そっ……それは穂高くんに聞かないと――っ」
そもそも今日は玲央さんがヤバい人かもという話をする飲み会だったはずだ。なのにその本人を招いてしまって良いものだろうか。酔いが回って頭が回らない。
「オレがなに?」
「ほ、穂高くんっ」
穂高くんは、俺の腕を引っ張って腕を絡ませてきた。
「じゃあLeo先生、絵の更新楽しみにしてますね。いこ、渚くん」
そのまま暖簾を押し上げた穂高にひっぱられ、俺の体は半分店外へ出た。すると逆の手を玲央さんが掴んだ。
「待ってください。二次会自分も参加していいって渚さんが言いました」
「――言ったの?」
「い、言ったような……?」
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「――ていうか、間宮さんでしたっけ?」
「はい、間宮ですが、なんですか?」
「二次会なのにテイクアウトってどういうつもりですか?あと、多分あっちから歩いてきたって事はこっちに行くんですよね?」
「――ぐっ」
目線で方向を示す玲央さんに、穂高くんは苦虫を噛み潰したような表情を見せる。
「多分、間宮さんと自分の目的近いと思うんで、ご一緒させてください。じゃないと……」
「わかった!わかりました!!背に腹は変えられないからね!――くそっ……よりによってヤリチン絵師なんかと……っ」
「あー、良い夜になりそうですね!」
ぶつぶつ文句を言う穂高くんと、何故かテンションが上がった玲央さんに挟まれて、俺は一層暗い方へと歩かされた。
遠くに、ネオンが光るのが見えた。
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