冬月シバの事件簿

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報告

　久しぶりに帆奈が部署にやってきた。今は事務に異動させられて不服だと笑いながら愚痴をこぼしていた。
　俺がそこに来ると彼女は目を合わせず他のものと会話を続けている。
　が、久しぶりに俺らしかわからない暗号を出してきた。……ふと目が合い、俺はうなずいた。

　仕事終わりにいつものラブホの近くに集合して一緒に入った。
　バディの頃はよくここで愛を交わしていた。だが、なかなか会話が続かない。

「茜部かよ」
「可愛いわよ、育て甲斐があって。まずキスから、レベルだったわ。彼、童貞くんだったの、ふふふ」
　……そんなこと聞いてないが帆奈のよく見せる小悪魔顔。てか妊婦が、新妻がここにいていいのかよ。

「ウブな子もいいけど、やっぱシバが一番……今日はこれで我慢して」　
「身体は大丈夫かよ」　
「大丈夫じゃないわよ。……今すぐあなたに抱かれたい、激しく犯されたいくらい疼いている」

　そっちかー！！！


茜部、すまん。