8 / 30
鏡の中のありすには友達がいない
しおりを挟む
最近、学校内で行方不明になる生徒が多い。しかも、女子限定だ。一時的に行方不明になるのだが、本人はその時の記憶がない。
たとえば、朝学校に来てから、行方不明になり、放課後にはちゃんと戻っている。しかし、その間の記憶がないらしい。そんな不可思議なことが起こっている。これは、生徒の間でもかなり噂となっていて、あやかし相談所の掲示板に書き込みが数件あった。
学校の北側のろうかにある大きな鏡の近くで記憶をなくしたという書き込みが多かった。たしかに、あの鏡は独特で、今まで怖い何かを感じていた。鏡は基本、怖さをかもし出す。人間の裏、鏡のさかさの原理がそうさせるのか、不思議な世界に呼ばれるような気がする。右手をあげると自分が実際こちらを向いたら左手になるほうがあがる。一見、普通なことではあるが、実は不思議なことだったりする。
「鏡の中のありす――お前知っているか?」
妖牙君が私に話しかけてきた。
それって何? 童話かな?
「この町に伝わる鏡の中のありす。これが、いたずらしているに違いない」
「はじめてきいたよ、ありすなんて」
「ありすは友達が欲しい妖怪です。きっと、同性の女性ばかり狙っているに違いないですよ」
モフスケが解説する。
年寄りだけあって、物知りだ。
「おまえ、おとりとなってありすと遊んで来い」
「ちょっと、怖いよ、そんなの」
「じゃあ私が行きますわ」
アイドル系幽霊の優菜だ。最近はしょっちゅう妖牙君のそばにやってくる。まるで妖牙君が取り憑かれているようだ。
「タイジ君の相棒はわたくしだということを見せつけますわ」
「ちょっと、何出しゃばってるの?」
「私はこの学校のため、彼のために自らおとりになりますわ」
「それなら、私だってできるよ」
「ただの人間のくせに生意気ですわ」
「ただの幽霊のくせに!!」
ただの幽霊という表現もどうかと思うが。
「じゃあ、俺は何かあったらすぐに助けるから、二人で行けば心強いな」
勝手に結論づける妖牙君は、あいかわらずマイペースだ。
「幽霊でもありすは友達になってくれるのかな?」
私は素朴な疑問を妖牙君に投げかけた。
「大丈夫だ、あいつはさみしがり屋だというからな」
大きな鏡の前は普通ではない妖気が漂っていた。妖怪のにおいがする。
鏡のある場所は北側だけあって、日当たりも悪く、昼間でも薄暗くどこか肌寒い。むかえにある大きな時計も不気味に感じる。緊張しながら幽霊と一緒に鏡の前に立つ。
モフミが「大丈夫、わたしもいるよ」と励ましてくれた。心強い味方だ。
妖牙君は鏡から見えない場所から見守っていた。
お札もあるしなんとかなるよね。そう自分に言い聞かせた。
「おともだちになってください」
声がした。声の主はありすなのだろうか?
鏡の中がゆがむ。色が光りだす。何かが鏡から出てきた。
ありすだ。そして、手を差し出す。
「今日のお友達はおふたりですね」
外国風のワンピースを着た女の子が手を差し出す。
フランス人形のように整った顔立ちだが、表情がない。人形みたいだから怖いのだ。でも、人間のように普通に動くという違和感のためか、よけい恐怖がおそってくる。
フランス人形に導かれて、私と優菜は鏡の世界へ案内された。
妖牙君がうしろにいることは何より心強かった。
「あなた、人間ではないわね」
ありすが聞いた。
「そう、元人間よ」
優菜は開き直ったように言った。
「私、いつも鏡の中にいるから、友達がいないの。だから、幽霊でも誰でもお友達になってくれるとうれしいな」
無表情のありすがささやく。
鏡の中は広くて、草原が広がっていていた。天気も良くて、とても楽しい気持ちになる、不思議な空間だった。
「外から遊びに来ることができるのなら、また来るのに」
私が提案する。
「無理よ。人間の力ではここには来られない。だから、私が誘っているのよ」
ありすの声は抑揚がない。
「でも、誘拐みたいなことはよくないと思うわ」
「そうね、だから、返却しているでしょ」
「人を本みたいに言わないでよ」
「だって、ここにいた記憶はなくなるから、誰も再度来ようとする者はいない」
「あなたは、間違っている。あなたが外に来るべきよ。人間の世界でともだちを作りなさいよ」
「私は、人間ではないから人間の世界に行くことができない。幽霊のあなたならここにいてもいいわよね?」
「私は外の世界が好きだわ」
優菜はその申し出を拒否した。
「あなたたち、ここを否定する気?」
ありすが怒った。自分の場所を否定されたのだから気分は悪いだろう。
「あなたたち二人は永遠に居残りしてもらうわよ」
ありすの瞳が変わった。目つきが鋭く光ったのだ。
「逃げよう」
私たち二人は逃げた。幽霊の優菜は元人間で特殊能力があるわけではないし、どうにかするならば、私のお札くらいだ。相手を消滅させても、ここから出られなくなったら困る。
ずいぶん走った。しかし、ありすは全然疲れてもいないし、追いかけて来る。鬼ごっこだと勘違いしているのかもしれない。私にとっては命をかけた鬼ごっこだ。息が切れる。優菜は幽霊だから息切れもしないし、死なない。しかし、私は、生身だから息苦しいし、死ぬリスクもある。転べば、けがもする。
「私に逆らうのならば、ここから一生出られなくしちゃうよ。命だって、保証はしない」ありすの瞳が怖い。まばたきがないのがよけい不気味なのかもしれない。
切り札のお札を出す。
「そんなもので、私は消滅しない」
機械のような口調でありすは言った。
だって、妖牙君はこれさえあればって言っていたのに。
「私は精霊。妖怪ではないから」
なによ、それ……。札って精霊には効かないってこと?? ありすがおそいかかってくる。ここは、1分時間をとめて、逃げるしかない? でも、出口がわからない、どうしよう。パニックが私をおそう。
急に私の肩が重くなる。
モフミの体が巨大化した。
「私のレイカをいじめるな」
いつもの声より太くて大きい声だった。
もはや、かわいい小動物ではない。
巨大化した妖怪だった。見た目はライオンを大きくしたモフモフだようだ。目つきも鋭く、牙もある。かなり強そうだ。
「おまえ、妖怪か」
ありすがにらむ。
「そうだ」
もはや私の知っているモフミではない。私たちの前に立って守ってくれる頼もしい存在だ。
「妖怪め、私を倒してもここから出られないぞ」
「おまえは重要なことに気づいていないな。もう一人の存在に」
「もう一人?」
「あれ、俺のことに気づいていないとは、鈍感なやつだな」
いつのまにか妖牙君がいる。
「おまえ、男なのか?」
「見ての通り男だけど」
するとありすがあとずさりをしながら、言い放つ。
「近づくな、私は男が嫌いだ」
「近づくなと言われると、近づきたくなるものだろ」
妖牙君が近づくと、ありすの体に鳥肌が立つ。
「私は、男子アレルギーなんだ。近づくな」
「もし俺がおまえの肩に触ったらどうなる? ここから出る方法を教えてくれたら触らないけれどな」
「男のにおいは苦手だ。わかった、出る方法を教える」
ありすの顔色が悪い。今にも吐きそうな顔だ。
「あの丘の木に出入り口がある。そこの男子、早くここから出ていけ」
「言われなくても出ていくけど、男子アレルギー、治してやろうか?」
妖牙が、にやっとしながら手をのばす。
「やめろ、触れるでない」
「わかったよ、モフミの背中に乗って移動するぞ」
私たち三人はモフミの体に乗り、丘の上の木に到着した。モフミのスピードは思ったより速い。ちゃんとそこには扉があり、出入りできるようになっていた。
「もう二度と誘拐するなよ。誘拐したら男子をたくさん連れて来るぞ」
「もうしない」
どこか寂しそうなありす。
「友達がほしかったら外の世界においで。あやかし相談所が待っているから」
私はありすに伝えた。
それ以来、二度と鏡の前で生徒が消える事件は無くなったのだった。
「妖牙君、このお札、精霊には効かないの?」
「精霊には試したことはないけど、多分、少しくらいは効くと思う」
「何それ、少しくらい? 多分?」
いい加減な妖牙君の対応にちょっと怒りがこみ上げた。
「いざとなったらモフミとモフスケが巨大化して守ってくれるからさ」
「それも説明されてなかったから、びっくりしたんだから」
私は妖牙君を信頼しているから、鏡の世界にも行けたのだろう。でも、命をかけた鬼ごっこは二度とごめんだ。
「ちょっと私のこと忘れてません?」
優菜が私たち二人の間に入ってきた。
「今回おまえにも助けられたよ、幽霊さん」
「ちょっと、幽霊だからって、もう少し大切に扱ってほしいわ」
モフミは元の大きさに戻り、何事もなかったかのように私の肩にとまっていた。
たとえば、朝学校に来てから、行方不明になり、放課後にはちゃんと戻っている。しかし、その間の記憶がないらしい。そんな不可思議なことが起こっている。これは、生徒の間でもかなり噂となっていて、あやかし相談所の掲示板に書き込みが数件あった。
学校の北側のろうかにある大きな鏡の近くで記憶をなくしたという書き込みが多かった。たしかに、あの鏡は独特で、今まで怖い何かを感じていた。鏡は基本、怖さをかもし出す。人間の裏、鏡のさかさの原理がそうさせるのか、不思議な世界に呼ばれるような気がする。右手をあげると自分が実際こちらを向いたら左手になるほうがあがる。一見、普通なことではあるが、実は不思議なことだったりする。
「鏡の中のありす――お前知っているか?」
妖牙君が私に話しかけてきた。
それって何? 童話かな?
「この町に伝わる鏡の中のありす。これが、いたずらしているに違いない」
「はじめてきいたよ、ありすなんて」
「ありすは友達が欲しい妖怪です。きっと、同性の女性ばかり狙っているに違いないですよ」
モフスケが解説する。
年寄りだけあって、物知りだ。
「おまえ、おとりとなってありすと遊んで来い」
「ちょっと、怖いよ、そんなの」
「じゃあ私が行きますわ」
アイドル系幽霊の優菜だ。最近はしょっちゅう妖牙君のそばにやってくる。まるで妖牙君が取り憑かれているようだ。
「タイジ君の相棒はわたくしだということを見せつけますわ」
「ちょっと、何出しゃばってるの?」
「私はこの学校のため、彼のために自らおとりになりますわ」
「それなら、私だってできるよ」
「ただの人間のくせに生意気ですわ」
「ただの幽霊のくせに!!」
ただの幽霊という表現もどうかと思うが。
「じゃあ、俺は何かあったらすぐに助けるから、二人で行けば心強いな」
勝手に結論づける妖牙君は、あいかわらずマイペースだ。
「幽霊でもありすは友達になってくれるのかな?」
私は素朴な疑問を妖牙君に投げかけた。
「大丈夫だ、あいつはさみしがり屋だというからな」
大きな鏡の前は普通ではない妖気が漂っていた。妖怪のにおいがする。
鏡のある場所は北側だけあって、日当たりも悪く、昼間でも薄暗くどこか肌寒い。むかえにある大きな時計も不気味に感じる。緊張しながら幽霊と一緒に鏡の前に立つ。
モフミが「大丈夫、わたしもいるよ」と励ましてくれた。心強い味方だ。
妖牙君は鏡から見えない場所から見守っていた。
お札もあるしなんとかなるよね。そう自分に言い聞かせた。
「おともだちになってください」
声がした。声の主はありすなのだろうか?
鏡の中がゆがむ。色が光りだす。何かが鏡から出てきた。
ありすだ。そして、手を差し出す。
「今日のお友達はおふたりですね」
外国風のワンピースを着た女の子が手を差し出す。
フランス人形のように整った顔立ちだが、表情がない。人形みたいだから怖いのだ。でも、人間のように普通に動くという違和感のためか、よけい恐怖がおそってくる。
フランス人形に導かれて、私と優菜は鏡の世界へ案内された。
妖牙君がうしろにいることは何より心強かった。
「あなた、人間ではないわね」
ありすが聞いた。
「そう、元人間よ」
優菜は開き直ったように言った。
「私、いつも鏡の中にいるから、友達がいないの。だから、幽霊でも誰でもお友達になってくれるとうれしいな」
無表情のありすがささやく。
鏡の中は広くて、草原が広がっていていた。天気も良くて、とても楽しい気持ちになる、不思議な空間だった。
「外から遊びに来ることができるのなら、また来るのに」
私が提案する。
「無理よ。人間の力ではここには来られない。だから、私が誘っているのよ」
ありすの声は抑揚がない。
「でも、誘拐みたいなことはよくないと思うわ」
「そうね、だから、返却しているでしょ」
「人を本みたいに言わないでよ」
「だって、ここにいた記憶はなくなるから、誰も再度来ようとする者はいない」
「あなたは、間違っている。あなたが外に来るべきよ。人間の世界でともだちを作りなさいよ」
「私は、人間ではないから人間の世界に行くことができない。幽霊のあなたならここにいてもいいわよね?」
「私は外の世界が好きだわ」
優菜はその申し出を拒否した。
「あなたたち、ここを否定する気?」
ありすが怒った。自分の場所を否定されたのだから気分は悪いだろう。
「あなたたち二人は永遠に居残りしてもらうわよ」
ありすの瞳が変わった。目つきが鋭く光ったのだ。
「逃げよう」
私たち二人は逃げた。幽霊の優菜は元人間で特殊能力があるわけではないし、どうにかするならば、私のお札くらいだ。相手を消滅させても、ここから出られなくなったら困る。
ずいぶん走った。しかし、ありすは全然疲れてもいないし、追いかけて来る。鬼ごっこだと勘違いしているのかもしれない。私にとっては命をかけた鬼ごっこだ。息が切れる。優菜は幽霊だから息切れもしないし、死なない。しかし、私は、生身だから息苦しいし、死ぬリスクもある。転べば、けがもする。
「私に逆らうのならば、ここから一生出られなくしちゃうよ。命だって、保証はしない」ありすの瞳が怖い。まばたきがないのがよけい不気味なのかもしれない。
切り札のお札を出す。
「そんなもので、私は消滅しない」
機械のような口調でありすは言った。
だって、妖牙君はこれさえあればって言っていたのに。
「私は精霊。妖怪ではないから」
なによ、それ……。札って精霊には効かないってこと?? ありすがおそいかかってくる。ここは、1分時間をとめて、逃げるしかない? でも、出口がわからない、どうしよう。パニックが私をおそう。
急に私の肩が重くなる。
モフミの体が巨大化した。
「私のレイカをいじめるな」
いつもの声より太くて大きい声だった。
もはや、かわいい小動物ではない。
巨大化した妖怪だった。見た目はライオンを大きくしたモフモフだようだ。目つきも鋭く、牙もある。かなり強そうだ。
「おまえ、妖怪か」
ありすがにらむ。
「そうだ」
もはや私の知っているモフミではない。私たちの前に立って守ってくれる頼もしい存在だ。
「妖怪め、私を倒してもここから出られないぞ」
「おまえは重要なことに気づいていないな。もう一人の存在に」
「もう一人?」
「あれ、俺のことに気づいていないとは、鈍感なやつだな」
いつのまにか妖牙君がいる。
「おまえ、男なのか?」
「見ての通り男だけど」
するとありすがあとずさりをしながら、言い放つ。
「近づくな、私は男が嫌いだ」
「近づくなと言われると、近づきたくなるものだろ」
妖牙君が近づくと、ありすの体に鳥肌が立つ。
「私は、男子アレルギーなんだ。近づくな」
「もし俺がおまえの肩に触ったらどうなる? ここから出る方法を教えてくれたら触らないけれどな」
「男のにおいは苦手だ。わかった、出る方法を教える」
ありすの顔色が悪い。今にも吐きそうな顔だ。
「あの丘の木に出入り口がある。そこの男子、早くここから出ていけ」
「言われなくても出ていくけど、男子アレルギー、治してやろうか?」
妖牙が、にやっとしながら手をのばす。
「やめろ、触れるでない」
「わかったよ、モフミの背中に乗って移動するぞ」
私たち三人はモフミの体に乗り、丘の上の木に到着した。モフミのスピードは思ったより速い。ちゃんとそこには扉があり、出入りできるようになっていた。
「もう二度と誘拐するなよ。誘拐したら男子をたくさん連れて来るぞ」
「もうしない」
どこか寂しそうなありす。
「友達がほしかったら外の世界においで。あやかし相談所が待っているから」
私はありすに伝えた。
それ以来、二度と鏡の前で生徒が消える事件は無くなったのだった。
「妖牙君、このお札、精霊には効かないの?」
「精霊には試したことはないけど、多分、少しくらいは効くと思う」
「何それ、少しくらい? 多分?」
いい加減な妖牙君の対応にちょっと怒りがこみ上げた。
「いざとなったらモフミとモフスケが巨大化して守ってくれるからさ」
「それも説明されてなかったから、びっくりしたんだから」
私は妖牙君を信頼しているから、鏡の世界にも行けたのだろう。でも、命をかけた鬼ごっこは二度とごめんだ。
「ちょっと私のこと忘れてません?」
優菜が私たち二人の間に入ってきた。
「今回おまえにも助けられたよ、幽霊さん」
「ちょっと、幽霊だからって、もう少し大切に扱ってほしいわ」
モフミは元の大きさに戻り、何事もなかったかのように私の肩にとまっていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
『冷徹社長の秘書をしていたら、いつの間にか専属の妻に選ばれました』
鍛高譚
恋愛
秘書課に異動してきた相沢結衣は、
仕事一筋で冷徹と噂される社長・西園寺蓮の専属秘書を務めることになる。
厳しい指示、膨大な業務、容赦のない会議――
最初はただ必死に食らいつくだけの日々だった。
だが、誰よりも真剣に仕事と向き合う蓮の姿に触れるうち、
結衣は秘書としての誇りを胸に、確かな成長を遂げていく。
そして、蓮もまた陰で彼女を支える姿勢と誠実な仕事ぶりに心を動かされ、
次第に結衣は“ただの秘書”ではなく、唯一無二の存在になっていく。
同期の嫉妬による妨害、ライバル会社の不正、社内の疑惑。
数々の試練が二人を襲うが――
蓮は揺るがない意志で結衣を守り抜き、
結衣もまた社長としてではなく、一人の男性として蓮を信じ続けた。
そしてある夜、蓮がようやく口にした言葉は、
秘書と社長の関係を静かに越えていく。
「これからの人生も、そばで支えてほしい。」
それは、彼が初めて見せた弱さであり、
結衣だけに向けた真剣な想いだった。
秘書として。
一人の女性として。
結衣は蓮の差し伸べた未来を、涙と共に受け取る――。
仕事も恋も全力で駆け抜ける、
“冷徹社長×秘書”のじれ甘オフィスラブストーリー、ここに完結。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる