魔王山田、誠実に異世界を征服する

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第二部《転生者VS転生者》編

第125話【魔王山田、天才少女に出会う】

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ライエル王国を発った山田は、急ぎ足で魔王国に帰還した。 サイリス、そして子ども達と水入らずの一夜を過ごした翌日。魔王工房には、大勢の魔族たちが集結していた。

工房を取り仕切るバルバロ・ヴァネッサ夫妻を筆頭に、魔王国の中核を成すメンバーが顔を揃える。壇上に立った山田は、一同を見渡して声を張り上げた。

「始めるぞ! 今回の技術は軍だけでなく、魔王国の将来にとって重要な内容だ。真剣に議論してくれ。セラ、頼む」

山田の指示を受け、魔法大臣のセラが前に進み出る。

「は、はい。親衛隊の皆さんの尽力により大型の青光鉱は試作と検証が終わりました。ヴァネッサさん、お願いします」

セラに促され、ヴァネッサとバルバロが多数の複雑な刻印が施された青光鉱を、それぞれ離れた位置に設置する。

ヴァネッサが文字に対応した刻印へ順番に魔力を流し込むと、呼応するようにバルバロの目の前にある青光鉱が次々と光を放った。その光景に、会場からは大きなどよめきが沸き起こる。

「マギアと工房の長距離でも検証しましたので、距離が伸びても恐らく問題ないかと思います」

「ありがとう、セラ。いつも仕事が早くて助かる。バルガス商会に依頼して順次こちらに運ばれてくると思うから量産を急いでくれ」

山田が労うと、禁軍司令のダリスが具体的な配備案を提示した。

「最優先はスノーランにいるネイ軍団長とファーレンのジーグ副軍団長ですね。次にライエル王国のガイア軍団長、ブルーネのヘラ総督、禁軍もお願いしたいです」

ダリスの言葉を聞いて、セラやヴァネッサが手元の資料にペンを走らせる。 山田は全員の顔を見回し、力強く宣言した。

「これで全体の情報伝達が劇的に向上するぞ。さて、次に小型の相談だ。セラ、進捗はどうだ?」

「すみません。魔王様がおっしゃっていた件ですが少し難航しています。もう少しお時間を頂けますか?」

恐縮するセラに対し、山田は頷くと全員に向き直った。

「今日は、軍や魔王城の部署に呼びかけて特に優秀な者に集まってもらった。今から内容を説明するから皆で議論して欲しい」

それから山田は、元の世界における”モールス符号”の仕組みについて説明を始めた。短点と長点の組み合わせ、文字間と単語間の単位といった概念に、集まった魔族たちは真剣な表情で聞き入る。

「まずベースになる文字の対応表を作って欲しいんだ。頻出の文字や命令形は簡潔にして軍にも普及させたいと思ってる。それじゃ早速始めてくれ」

号令とともに、テーブルを囲んだ参加者たちが活発に意見を交わし始めた。

 * * *

熱気を帯びた会場内の各テーブルを山田が回っていると、見知った顔が目に入った。サイリスと共に歩み寄り、アカデミーの校長を務めるジーンに声を掛ける。

「ジーンさんも来てたんだ。今日はよろしくお願いします」

「こちらこそお願いします。私は引率として来ていまして、セラ様に無理を言ってこの2人を連れてきたんです」

ジーンの紹介で、少年と少女が進み出た。少年のベックが元気良く挨拶をする。

「こんにちは! 魔王様、サイリス様。本日はよろしくお願いします!」

「ベックじゃないか。久しぶりだな」

「生徒会長になったって聞いたわ、頑張っているみたいね」

サイリスが微笑むと、ベックは嬉しそうに笑顔を見せた。

「ありがとうございます! 今日はこちらのシャーロットの見張りとして同行しました」

「見張り?」

山田が首を傾げると、シャーロットと呼ばれた魔族の少女が不服そうに唇を尖らせた。

「見張りってなによ! まったく。えっと、アンタが魔王なの? シャーロットよ、よろしく」

あまりに砕けた自己紹介に、ジーンが慌ててたしなめる。

「ちゃんと挨拶しなさい。魔王様、でしょ」

「はぁい。初めまして、魔王様。これでいい?」

不貞腐れたような態度に山田が苦笑いしていると、サイリスがシャーロットの前に広げられた紙に目を留めた。

「山田様、見てください。これは……先ほどの……」

促されて山田が覗き込む。

「え……ん? あれ? なんか半分ぐらい出来上がってる? 嘘だろ……」

驚愕に目を見開く山田を見て、シャーロットは勝ち誇ったように言った。

「こんなの簡単じゃない。こっちにあるのがよく使う文字ね。あと1時間もあれば残りも完成よ」

「は……? マジ……?」

「アンタ、魔王のくせに大したことないのね」

ショックで固まる山田をフォローするように、ジーンが説明を加える。

「いつもこんな調子ですが、アカデミーではずば抜けて賢いんです。それで今日も連れてきてみたんですが。好きに研究させたりすると正直なところ私達も理解できない内容が多いです」

「まったくだらしない教師ばかりね。でも自由にやらせてくれる校長には感謝してるわ」

「君の後始末はいつも先生方がしてるんだよ、シャーロット。そんなことばかり言うからみんな距離を取っていつもひとりぼっちじゃないか」

「誰がひとりぼっちよ! 失礼ね!」

ベックとシャーロットの口論を横目に、山田はサイリスと顔を見合わせると、会場に響く大声を上げた。

「セラ! ヴァネッサ達もちょっときてくれ!」

何事かとセラ達が慌てて駆け寄ってくると、つられるようにテーブルの周囲に人だかりができる。シャーロットが書いた資料を見たセラは、山田と同じように目を見開いた。

「え……これをこの子が……この短時間で?」

「そうみたいだ。一緒に詰めてみてくれ」

大人たちが一様に驚く顔を見て、シャーロットは満足気に口元を緩めながら、更に筆を進めていった。

 * * *

―――30分後。

「できたわ」

シャーロットがペンを置くと、全員がその紙を食い入るように見つめ、感嘆のどよめきが満ちた。

「マジかー……本気で凄いな。ありがとう、シャーロット。本当に助かった。みんなで確認して、問題がなければ軍と連携して進めてくれ」

山田の指示で、全員が資料を書き写したり議論を始めたりと、慌ただしく動き始める。 その様子を眺めながら、ジーンが安堵の息をついた。

「お役に立てたみたいで良かったです」

「驚いたよ。ところで、さっき言ってたこの子の研究っていうの気になるな」

山田が興味を示すと、サイリスも同意するように頷く。それを聞いたシャーロットは、得意げに胸を張った。

「ふふん、そんなに気になるの? 仕方ないわね、特別に見せてあげてもいいわ」

 * * *

その日の午後、山田達は首都マギアにあるアカデミーへと足を運んだ。

山田と王妃のサイリス、更には全生徒が憧れる親衛隊の面々が入っていくと、アカデミーの中は蜂の巣をつついたような大騒ぎになった。

校長のジーンが先導し、やがて一行は扉が黒く焦げ付いた部屋の前へと辿り着く。

「魔王様、ここがシャーロットの研究室です」

「専用の部屋を与えるなんてジーンさんも思い切ったことするね。なんか焦げてるけど」

呆れたように山田が指摘すると、ベックが説明を加えた。

「この前、魔法の実験中に爆発して火事になったんです」

「そんなことはどうでもいいじゃない。入ったらきっと驚くわ!」

シャーロットが勢いよく扉を開け放つ。部屋の中は、床に正体不明の部品が散乱し、本や資料が山のように積まれていた。壁や天井に至るまで、爆発の名残で煤けて黒く変色している。

「きったねぇ……驚いた」

山田が思わず本音を漏らすと、シャーロットが憤慨して叫んだ。

「どこ見てるのよ! 数々の発明品を見なさい!」

同行していたセラやヴァネッサは、雑多に置かれた品々に目を留め、感嘆の声を漏らしている。親衛隊長のアイラが、一足の靴を手に取ってじっくりと観察していた。

「さすが親衛隊長、お目が高いわね。それは《アクセル》の効果を何倍にも高める魔導靴よ。加速しすぎて誰も履けないんだけど……」

「加速……履いてみていいですか?」

シャーロットが頷くのを確認すると、アイラは靴を履き、廊下へと出る。魔力を込めた瞬間、彼女は目にも止まらぬ速度で疾走し―――盛大に転倒した。

恥ずかしそうに顔を赤らめながら、アイラが戻ってくる。

「これ、借りてもいいですか?」

「あげるわ。ふふん、これで親衛隊長に貸しができたわね」

皆が思い思いに部屋の中を見ていると、サイリスがある箱の前で足を止めた。

「この箱はなにかしら? 魔導具?」


「王妃様もさすがね。それは先週出来たばかりの最新の発明品よ。魔力の測定ができるの」


部屋に一瞬、静寂が訪れる。

「え?」

「は? 今なんて言った?」

山田とサイリスの声が綺麗に重なった。ジーンも初耳だったようで、驚愕の表情を浮かべる。

「あなた、そんな物を作ってたの?! なんで早く言わなかったの!」

「なんでって、毎回報告なんてしてないじゃない」

「ちょ、ちょっと……魔王様、これって……」

慌てふためくジーンを見て、山田が真剣な表情でシャーロットに向き直った。

「この子、本当に規格外だな。あのね、魔力を正確に測定する方法なんて存在しないんだ」

「そうなの? さすが私ね。ベック、この前みたいに入ってみて」

シャーロットに促され、ベックが渋々箱の中に入る。すると、魔力のゲージと思しき光の帯が少し伸びた。

「まぁまぁね。生徒会長を任されるだけあって他の生徒よりは多そうだけど」

ベックがムッとする横で、サイリスが興味深そうに尋ねる。

「私が試してみてもいいかしら?」

「いいわよ」

そこで山田が制止した。

「待ってくれ。俺がやってもいいか?」

(もし本当に計測できるなら、魔王の魔力の総量だけでなく魔力譲渡の量や回復量も検証できるようになるはず)

「もちろんよ。魔王の魔力量を測定してあげるわ」

許可を得て、山田がゆっくりと箱の中に足を踏み入れる。

その瞬間、ゲージが一瞬で限界まで振り切れ、箱全体が異常な熱を帯びた。直後、破砕音と共に煙が立ち上る。どう見ても壊れていた。

「あああああ!!!!! ちょっとおおおお!!!!」

シャーロットが絶叫しながら駆け寄り、無惨な姿になった発明品の前で項垂れた。

「嘘でしょ……どれだけ魔力があったらこんなことになるのよ……」

「本当に悪い。というか貴重すぎる魔導具なのに完全にやらかしたな」

山田が本気で反省していると、シャーロットが涙目で睨みつけた。

「こんなものいくらでも作れるわよ! いつかアンタの魔力をきっちり測ってやるんだから!」

「え、量産できるの? もうワケがわからない。サイリス、ちょっと用途が多すぎて頭が追いつかないレベルなんだけどどう思う?」

「同感です。軍に入る時の適性検査や訓練結果の確認、魔法の検証、いくらあっても足りないぐらいです」

山田は同意し、腕を組んで考え込む。

「どうしよう……未成年を軍に入れるわけにも……でもここで遊ばせておくのもなぁ……よし、決めた」

考えがまとまったのか、山田が顔を上げた。

「シャーロット、卒業までの単位は基本的に免除だ。ジーンさん、いいかな?」

「は、はい……事態が事態ですので」

「週に3回、魔王工房に出向いて欲しい。移動中は親衛隊に護衛させる。ヴァネッサ、工房で面倒を見てもらえるか?」

「わかりました。私も楽しみです」

「あまり軍のように強制させたくないんだ。必要なら俺が両親と直接相談する」

山田の方針に、ジーンも深く頷く。

「そしてベック。生徒会が中心となってシャーロットの研究会をアカデミー内に立ち上げてくれ。周囲の生徒も勉強になるはずだ」

「研究会……わかりました!」

「ぼっちみたいだけど魔王のお墨付きがあればみんな参加するだろ。せっかくのアカデミーなんだからぼっちではなく楽しくやってほしいんだ」

「ぼっちぼっちって言うな!!」

シャーロットの叫び声に、その場にいた全員が笑い声を上げた。

「というわけで、シャーロット。早速これの修理から始めてもらっていいか?」

山田が言うと、シャーロットは自信満々に胸を張った。

「わかったわ! 私に任せなさい!」


こうして魔王国の魔法技術は急速に発展を遂げようとしていた。


【Invocation Protocol: ARIA/Target:YAMADA】
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