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第26話 変態サポーター登場
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一色冴。その名は以前から知っていた。
アビスのサポーターで、アビスより歳が1つ上。
黒髪黒目で色素の薄い肌をしている。アビスに負けず劣らずの美少女だ。サポーターではあるがその綺麗な見た目と、常にゴスロリ服を着ていることから良く目立つ。クールで無口で、そのミステリアスな雰囲気に惹かれた男性ファンが多くついており、噂ではファンクラブまであるらしい。シーカーでファンクラブを持つ人間は多くいるが、サポーターでファンクラブができるのはかなり珍しいことだ。
その能力は流石の1言である。
魔力量A 体術A 知力A。
A級サポーターの平均がオールCの点から見て、これはかなり優秀と言える。ステータスだけでなく魔法のラインナップもいい。
■二文字魔法
・蒼炎、看破、消気、探機、沼喰
■三文字魔法
・突竜鎖、月華雷、印加重、土流砂
■四文字魔法
・光点軌盾、飛燕爆葬、拘束釘弾
ちょっと俺の魔法構成に似てるんだよな。気が合いそうだ。
ただ俺よりも拘束系の魔法が多い。これはアビスとの連携を考えてだろうな。アビスはとにかくオーパーツの銃、罪の弾丸を相手に当てないと始まらない。罪の弾を当てさせるため、拘束系の魔法を多く覚えているのだろう。
1人は確定。さてもう1人。
オッドキャットにはA級シーカーが4人居て、そのそれぞれのサポーターが抜きん出た能力を持っている。
この4人のサポーターはほぼ同格。だが戦闘スタイルがそれぞれ違う。補助系の魔法は俺と一色で回せるから、最後の1人は単体でも戦える奴にしよう。
「この人かな」
数原凛空。魔力量C 体術S 知力C。
使える魔法は、
■二文字魔法
・風靴、鋼拳、快煙
■三文字魔法
・巨大拳、火炎拳、紅蓮弾、眩光弾
■四文字魔法
・万迦快煙
特殊技能の欄にボクシング・柔道・空手・中国拳法とある。格闘術を多く習っているみたいだ。
魔法の構成、ステータス、特殊技能を見るに間違いなくサポーター自身も前衛に出るタイプ。バリバリのインファイターだろうな。離れた敵への申し訳程度の対抗策として中距離系魔法の紅蓮弾と眩光弾を覚えた感じだな。
嬉しいのが習得難度の高い治癒系魔法を2つも覚えていること。前衛をこなせて治癒役もこなせる。ちょうどあと1枠で欲しい役割を担ってくれる。
決まりだ。
「《一色冴、数原凛空でお願いします》――送信っと」
アビスに希望するサポーター名を送る。
S級シーカーのサポーターに会うのは初めてだ。楽しみだな。ギルドデュエルの件抜きに色々と話を聞いてみたいところだ。
---
薄暗い、マンションの一室。
その部屋には大量の写真が飾られていた。
写真に写っているのはどれも同じ男子だ。黒い髪で、片腕がない、あるいは機械の腕をしている男子――葉村志吹である。
葉村の写真を見つめるのは黒の下着を着た少女。
「Sサポ……葉村志吹……」
少女は写真を見つめ、顔を紅潮させる。
「……ようやく、あなたと一緒のギルドになれた……」
少女は誰もいるはずがないにも関わらず周囲を確認する。
「よし……」
少女はそっと、写真に写る葉村の唇に、自身の唇を重ねた。
「んっ、んふふ……!」
少女は写真から口を離し、口を両手で隠して照れ笑いし、ベッドの上に転がり込んだ。
「し、しちゃった……キス……しちゃった……えへへ……」
そんな彼女のPCに、1通のメールが届く。
彼女はそのメールの内容を見て、涎を垂らした。
「……これが運命なんだね」
ボソッとそう呟き、少女はまたベッドに転がり込む。
―――――――
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アビスのサポーターで、アビスより歳が1つ上。
黒髪黒目で色素の薄い肌をしている。アビスに負けず劣らずの美少女だ。サポーターではあるがその綺麗な見た目と、常にゴスロリ服を着ていることから良く目立つ。クールで無口で、そのミステリアスな雰囲気に惹かれた男性ファンが多くついており、噂ではファンクラブまであるらしい。シーカーでファンクラブを持つ人間は多くいるが、サポーターでファンクラブができるのはかなり珍しいことだ。
その能力は流石の1言である。
魔力量A 体術A 知力A。
A級サポーターの平均がオールCの点から見て、これはかなり優秀と言える。ステータスだけでなく魔法のラインナップもいい。
■二文字魔法
・蒼炎、看破、消気、探機、沼喰
■三文字魔法
・突竜鎖、月華雷、印加重、土流砂
■四文字魔法
・光点軌盾、飛燕爆葬、拘束釘弾
ちょっと俺の魔法構成に似てるんだよな。気が合いそうだ。
ただ俺よりも拘束系の魔法が多い。これはアビスとの連携を考えてだろうな。アビスはとにかくオーパーツの銃、罪の弾丸を相手に当てないと始まらない。罪の弾を当てさせるため、拘束系の魔法を多く覚えているのだろう。
1人は確定。さてもう1人。
オッドキャットにはA級シーカーが4人居て、そのそれぞれのサポーターが抜きん出た能力を持っている。
この4人のサポーターはほぼ同格。だが戦闘スタイルがそれぞれ違う。補助系の魔法は俺と一色で回せるから、最後の1人は単体でも戦える奴にしよう。
「この人かな」
数原凛空。魔力量C 体術S 知力C。
使える魔法は、
■二文字魔法
・風靴、鋼拳、快煙
■三文字魔法
・巨大拳、火炎拳、紅蓮弾、眩光弾
■四文字魔法
・万迦快煙
特殊技能の欄にボクシング・柔道・空手・中国拳法とある。格闘術を多く習っているみたいだ。
魔法の構成、ステータス、特殊技能を見るに間違いなくサポーター自身も前衛に出るタイプ。バリバリのインファイターだろうな。離れた敵への申し訳程度の対抗策として中距離系魔法の紅蓮弾と眩光弾を覚えた感じだな。
嬉しいのが習得難度の高い治癒系魔法を2つも覚えていること。前衛をこなせて治癒役もこなせる。ちょうどあと1枠で欲しい役割を担ってくれる。
決まりだ。
「《一色冴、数原凛空でお願いします》――送信っと」
アビスに希望するサポーター名を送る。
S級シーカーのサポーターに会うのは初めてだ。楽しみだな。ギルドデュエルの件抜きに色々と話を聞いてみたいところだ。
---
薄暗い、マンションの一室。
その部屋には大量の写真が飾られていた。
写真に写っているのはどれも同じ男子だ。黒い髪で、片腕がない、あるいは機械の腕をしている男子――葉村志吹である。
葉村の写真を見つめるのは黒の下着を着た少女。
「Sサポ……葉村志吹……」
少女は写真を見つめ、顔を紅潮させる。
「……ようやく、あなたと一緒のギルドになれた……」
少女は誰もいるはずがないにも関わらず周囲を確認する。
「よし……」
少女はそっと、写真に写る葉村の唇に、自身の唇を重ねた。
「んっ、んふふ……!」
少女は写真から口を離し、口を両手で隠して照れ笑いし、ベッドの上に転がり込んだ。
「し、しちゃった……キス……しちゃった……えへへ……」
そんな彼女のPCに、1通のメールが届く。
彼女はそのメールの内容を見て、涎を垂らした。
「……これが運命なんだね」
ボソッとそう呟き、少女はまたベッドに転がり込む。
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