遠くの彼女からのバレンタイン~引っ越してからも続く幼馴染のバレンタインプレゼント~

倉橋敦司

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高校三年のバレンタインプレゼント⓵

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 家に帰ってしばらくしてチャイムが鳴った。
 毎年恒例のゆかりからのチョコレートケーキに違いない。
 玄関に出ると、郵便配達の人が紙袋を持っていた。
 昨年までとは違う。
 今年はあんまり大きくない。
 よかった・・・
 差出人は昨年までと同じ。

 「簡易書留です。すみませんが印鑑を・・・」

 チョコなのに手続き厳しい。
 配達員が帰ってから部屋で紙包みを開ける。
 十センチ四方の小さな箱。
 金色の包装紙に銀のリボン。
 包装紙はずすと白い箱。
 箱を開けたら・・・

 チョコだって思ってた。

 そこにチョコはなかった。
 ダイヤモンドの指輪が入ってた。
 僕、宝石のことってよく分からない。
 でも高い値段だって思う。これ・・・
 宝石店の鑑定書が入ってた。
 すぐ宝石店に電話。
 
 「葛城ゆかりさんから三年前に予約を受けました。本日、渡すようにしてほしいと・・・
 料金も受け取ってます」

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