14 / 42
第14話 小鳥遊カナンは見ていた。
しおりを挟む
※
デートの終わりを告げて、俺は駅まで竜胆を送って行く。
最悪、またあの不良共と出くわす可能性もあるから……念の為の用心だ。
それに、竜胆がデートだと思ってくれているなら、駅くらいまで送ってくのがマナーだろう。
「もう少しで駅まで着いちゃうね……」
竜胆は名残惜しそうに口を開く。
どちらが最初に意識したのかはわからないが、二人の歩く速度が少しずつ遅くなっていくのを感じていた。
「……服、買ってこれなかったの残念だったな。
折角、皆友くんが選んでくれたのに……」
俺が服を渡した時、竜胆は本当に嬉しそうだった。
心から幸せそうに笑ってくれていた。
「また一緒に、あのお店に行ってくれる?」
「それは……」
「ダメ?」
「……ダメというわけじゃないが、あの不良たちと遭遇する可能性を考えたら避けるべきだとは思う」
そんな偶然、何度も重なるわけがない。
だが、軽率な行動を取ることで竜胆が危険な目に合わせたくなかった。
「……あたしのこと、本当に心配してくれてるんだ」
「当たり前だろ」
「それはどうして?」
「ど、どうしてって……」
見つめられて俺は竜胆から目を逸らす。
今日は随分と攻めてくる。
もしかしたらこれは、竜胆なりのちょっとした意地悪だろうか?
俺が求められて答えをはぐらかしたことへの。
「言ってくれたら、あたし……絶対受け入れるよ?」
「なっ――!?」
優しくてとても甘い言葉、頑(かたく)なな俺の心を解いていく。
「約束するから。
だから、皆友くんの想い……聞かせてほしいの」
竜胆は攻め手を止めない。
ここぞとばかりに俺を畳み掛けてくる。
「あたしはキミにとって――特別、かな?」
熱を帯びる瞳。
震える声音。
竜胆の緊張が伝わってきた。
俺はそんな彼女にどんな言葉を伝えられるだろうか?
真剣に考えを巡らせる。
「……少なくとも、こうして俺と話す同級生は、お前しかいないだろ」
「だから、特別?」
「三年間できる限り……傍にいるなんて約束する相手が、特別じゃないと思うか?」
自分にできる精一杯を伝えて、俺は先に歩き出した。
少し遅れて竜胆も足を進め隣に並ぶ。
「……欲しかった答えとは違うけど、今はそれで納得しとく。
でも、大切な言葉……いつか、ちゃんと聞かせてね」
少し不満そうではあったけど、竜胆にとっても及第点のようだ。
欲しかった答え。
大切な言葉。
二人の関係を進める為に言わなければならない一言。
今後、俺がその言葉を口にすることはできないかもしれない。
だからせめて、その言葉以外の形で、彼女を喜ばせる為に何かしてあげたいと、俺は心からそう思った。
「……竜胆」
「どしたん?」
「……選んだ服……後で俺が買っておくから」
「え? プレゼントしてくれるってこと?」
「いや色々と選んだのに何も買わないんじゃ、お店にも悪いからな」
歩調が自然に速まる。
照れ隠しするみたいに。
そんな俺の隣まで竜胆は並んで、服の裾をぎゅっと掴んだ。
「すっごく嬉しい……お礼、いっぱいするから。
皆友くんのしてほしいこと、全部……いいよ?」
「――っ……」
お礼――と聞いただけで、胸が震えた。
それは期待、なのだと思う。
「ちょっとだけなら、エッチなのでも、いいから」
「お、おまえっ――」
耳元でこっそりと言われる。
頭がクラッとしてしまって、冷静な思考が奪われていく。
ぼんやりとした思考のまま俺は駅まで向かい、なんとか竜胆を改札まで送り届けたのだった。
※
駅を降りて小鳥遊カナンは映画館に向かっていた。
友達と過ごすわけじゃない。
たった一人、のんびりと自由に過ごす休日も、彼女は嫌いではなかった。
「あれ?」
それは駅の近くの通り道。
「竜胆……?」
カナンは反対側の通路を歩く、竜胆凛華の姿を見つけた。
(……それにあれって、同じクラスの男の子?)
少し離れた位置だったけど、おそらく間違いない。
(……凛華とあの男の子って、やっぱり付き合ってるの?)
二人は隠しているつもりだったのかもしれないけど、休み時間に視線を交わしていたり、授業中にイチャイチャしたり……カナンは二人が付き合っているのではないか? と思っていた。
勿論、それを確認するつもりもない。
カナンは竜胆から話してくれるのを待っていた。
「ぁ――」
様子を窺っていると、二人はまた歩き出した。
恋をする女の子の顔で、竜胆凛華は男の子を見つめていた。
傍(はた)から見ていても胸焼けするくらい甘い。
それこそ『友人』であるカナンが『嫉妬』してしまうほどに。
「はぁ……」
カナンの口から溜息が漏れた。
それは友人の――恋という強い感情を秘めた竜胆があまりにも綺麗だったからだ。
私には向けられることのない激しい熱情。
特別な感情を向けられているあの男の子が、カナンは羨ましかった。
いつか自分も、そんな感情を向けられる『男の子』に出会えるのだろうか?
カナンはそんなことを考えながら、映画館に向かって歩き出す。
(……これは、見なかったことにしよう)
もし二人の関係が公になれば、クラスでちょっとした騒ぎが起こるだろう。
小鳥遊カナンはこっそりと、二人の中を見守ろうと思うのだった。
デートの終わりを告げて、俺は駅まで竜胆を送って行く。
最悪、またあの不良共と出くわす可能性もあるから……念の為の用心だ。
それに、竜胆がデートだと思ってくれているなら、駅くらいまで送ってくのがマナーだろう。
「もう少しで駅まで着いちゃうね……」
竜胆は名残惜しそうに口を開く。
どちらが最初に意識したのかはわからないが、二人の歩く速度が少しずつ遅くなっていくのを感じていた。
「……服、買ってこれなかったの残念だったな。
折角、皆友くんが選んでくれたのに……」
俺が服を渡した時、竜胆は本当に嬉しそうだった。
心から幸せそうに笑ってくれていた。
「また一緒に、あのお店に行ってくれる?」
「それは……」
「ダメ?」
「……ダメというわけじゃないが、あの不良たちと遭遇する可能性を考えたら避けるべきだとは思う」
そんな偶然、何度も重なるわけがない。
だが、軽率な行動を取ることで竜胆が危険な目に合わせたくなかった。
「……あたしのこと、本当に心配してくれてるんだ」
「当たり前だろ」
「それはどうして?」
「ど、どうしてって……」
見つめられて俺は竜胆から目を逸らす。
今日は随分と攻めてくる。
もしかしたらこれは、竜胆なりのちょっとした意地悪だろうか?
俺が求められて答えをはぐらかしたことへの。
「言ってくれたら、あたし……絶対受け入れるよ?」
「なっ――!?」
優しくてとても甘い言葉、頑(かたく)なな俺の心を解いていく。
「約束するから。
だから、皆友くんの想い……聞かせてほしいの」
竜胆は攻め手を止めない。
ここぞとばかりに俺を畳み掛けてくる。
「あたしはキミにとって――特別、かな?」
熱を帯びる瞳。
震える声音。
竜胆の緊張が伝わってきた。
俺はそんな彼女にどんな言葉を伝えられるだろうか?
真剣に考えを巡らせる。
「……少なくとも、こうして俺と話す同級生は、お前しかいないだろ」
「だから、特別?」
「三年間できる限り……傍にいるなんて約束する相手が、特別じゃないと思うか?」
自分にできる精一杯を伝えて、俺は先に歩き出した。
少し遅れて竜胆も足を進め隣に並ぶ。
「……欲しかった答えとは違うけど、今はそれで納得しとく。
でも、大切な言葉……いつか、ちゃんと聞かせてね」
少し不満そうではあったけど、竜胆にとっても及第点のようだ。
欲しかった答え。
大切な言葉。
二人の関係を進める為に言わなければならない一言。
今後、俺がその言葉を口にすることはできないかもしれない。
だからせめて、その言葉以外の形で、彼女を喜ばせる為に何かしてあげたいと、俺は心からそう思った。
「……竜胆」
「どしたん?」
「……選んだ服……後で俺が買っておくから」
「え? プレゼントしてくれるってこと?」
「いや色々と選んだのに何も買わないんじゃ、お店にも悪いからな」
歩調が自然に速まる。
照れ隠しするみたいに。
そんな俺の隣まで竜胆は並んで、服の裾をぎゅっと掴んだ。
「すっごく嬉しい……お礼、いっぱいするから。
皆友くんのしてほしいこと、全部……いいよ?」
「――っ……」
お礼――と聞いただけで、胸が震えた。
それは期待、なのだと思う。
「ちょっとだけなら、エッチなのでも、いいから」
「お、おまえっ――」
耳元でこっそりと言われる。
頭がクラッとしてしまって、冷静な思考が奪われていく。
ぼんやりとした思考のまま俺は駅まで向かい、なんとか竜胆を改札まで送り届けたのだった。
※
駅を降りて小鳥遊カナンは映画館に向かっていた。
友達と過ごすわけじゃない。
たった一人、のんびりと自由に過ごす休日も、彼女は嫌いではなかった。
「あれ?」
それは駅の近くの通り道。
「竜胆……?」
カナンは反対側の通路を歩く、竜胆凛華の姿を見つけた。
(……それにあれって、同じクラスの男の子?)
少し離れた位置だったけど、おそらく間違いない。
(……凛華とあの男の子って、やっぱり付き合ってるの?)
二人は隠しているつもりだったのかもしれないけど、休み時間に視線を交わしていたり、授業中にイチャイチャしたり……カナンは二人が付き合っているのではないか? と思っていた。
勿論、それを確認するつもりもない。
カナンは竜胆から話してくれるのを待っていた。
「ぁ――」
様子を窺っていると、二人はまた歩き出した。
恋をする女の子の顔で、竜胆凛華は男の子を見つめていた。
傍(はた)から見ていても胸焼けするくらい甘い。
それこそ『友人』であるカナンが『嫉妬』してしまうほどに。
「はぁ……」
カナンの口から溜息が漏れた。
それは友人の――恋という強い感情を秘めた竜胆があまりにも綺麗だったからだ。
私には向けられることのない激しい熱情。
特別な感情を向けられているあの男の子が、カナンは羨ましかった。
いつか自分も、そんな感情を向けられる『男の子』に出会えるのだろうか?
カナンはそんなことを考えながら、映画館に向かって歩き出す。
(……これは、見なかったことにしよう)
もし二人の関係が公になれば、クラスでちょっとした騒ぎが起こるだろう。
小鳥遊カナンはこっそりと、二人の中を見守ろうと思うのだった。
0
あなたにおすすめの小説
社畜OLが学園系乙女ゲームの世界に転生したらモブでした。
星名柚花
恋愛
野々原悠理は高校進学に伴って一人暮らしを始めた。
引越し先のアパートで出会ったのは、見覚えのある男子高校生。
見覚えがあるといっても、それは液晶画面越しの話。
つまり彼は二次元の世界の住人であるはずだった。
ここが前世で遊んでいた学園系乙女ゲームの世界だと知り、愕然とする悠理。
しかし、ヒロインが転入してくるまであと一年ある。
その間、悠理はヒロインの代理を務めようと奮闘するけれど、乙女ゲームの世界はなかなかモブに厳しいようで…?
果たして悠理は無事攻略キャラたちと仲良くなれるのか!?
※たまにシリアスですが、基本は明るいラブコメです。
全力でおせっかいさせていただきます。―私はツンで美形な先輩の食事係―
入海月子
青春
佐伯優は高校1年生。カメラが趣味。ある日、高校の屋上で出会った超美形の先輩、久住遥斗にモデルになってもらうかわりに、彼の昼食を用意する約束をした。
遥斗はなぜか学校に住みついていて、衣食は女生徒からもらったものでまかなっていた。その報酬とは遥斗に抱いてもらえるというもの。
本当なの?遥斗が気になって仕方ない優は――。
優が薄幸の遥斗を笑顔にしようと頑張る話です。
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
『俺アレルギー』の抗体は、俺のことが好きな人にしか現れない?学園のアイドルから、幼馴染までノーマスク。その意味を俺は知らない
七星点灯
青春
雨宮優(あまみや ゆう)は、世界でたった一つしかない奇病、『俺アレルギー』の根源となってしまった。
彼の周りにいる人間は、花粉症の様な症状に見舞われ、マスク無しではまともに会話できない。
しかし、マスクをつけずに彼とラクラク会話ができる女の子達がいる。幼馴染、クラスメイトのギャル、先輩などなど……。
彼女達はそう、彼のことが好きすぎて、身体が勝手に『俺アレルギー』の抗体を作ってしまったのだ!
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる