上 下
24 / 36
勇者から魔王へ

誰も犠牲を出さない方法…

しおりを挟む
 さて、そろそろ配置についたかな?

 それぞれ己が家族を守る為配置についていた…

 僕はあの後通信魔法にて計画の変更を申し出た…

 あの違和感…なんだか妙に不安になってしまった…

 皆を残したのは良いが他の人達が犠牲になるのではないかと…

 なので僕は魔王城にいる仲間に連絡して急いで来てもらった

 宿屋は僕と亜美、他それぞれが配置につく


 亜美「カッコつけた割にこのザマ?笑えるわ」

 蒼「ピーピー泣いてたやつが言うか?」


 彼女は僕の前に剣を振り下ろす


 亜美「あ?なんか言ったかしら?」

 蒼「ピーピー」

 亜美「死にたいようね~」

 蒼「後でならいくらでも相手してやる…今は…」

 
 目の前に現れた人影達を見る


 蒼「やはりここにはあんたがきたか…タウルス」

 タウルス「やはりわかってたか…」

 蒼「僕を始末できる可能性があるのはお前くらいだしな…」

 タウルス「お前を始末しろとの命令だ…死んでもらう…」

 蒼「悪いな…ここで死ぬ訳にはいかねぇんだ…」

 
 僕とタウルスは構えを取る


 蒼「最後に一つ聞いていいか?」

 タウルス「……」

 蒼「お前の依頼主は誰だ?」

 タウルス「そりゃ決まってるさ…国王だよ…」

 蒼「理由を聞いてもいいか?」

 タウルス「さぁ?そこまでは知らん…」

 
 国王の更に上の奴が謀ったのだろう…

 恐らくこいつらの狙いは…

 
 タウルス「いざ参らん!」

 
 決闘が始まったのだった
しおりを挟む

処理中です...