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勇者から魔王へ

亜美視点

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 亜美「これで準備完了…」

 ゲートで魔王城に繋いで荷物を運び終えた…

 リーネ「すごい魔法ね…」

 亜美「これ、ある人から教えてもらった魔法なの…結構苦労したのよ?」

 リーネ「いつか教えてね!」

 亜美「今度ね…」

 
 そう言ってゲートに二人を入れる…

 
 亜美「ラウラ頼んだよ…」

 ラウラ「了解した…」


 彼女に任せゲートを閉じる

 取り敢えずこれで…

 後ろからドサッと何かが落ちる音がした…

 振り返ると蒼が倒れていた…


 亜美「蒼?」

 
 まさか…

 彼に触れる…

 よかった…息はしてる…


 「全く…無鉄砲すぎるよ…この子…」

 
 後ろを振り返るとよく見知った顔が居た

 
 亜美「クロ…」

 クロ「久しぶりだね…だいぶ成長したみたいだね…」

 
 こいつはここで! 

 
 クロ「無駄だよ…まだ君では僕には勝てないよ…」

 亜美「これならどう?」

 
 魔剣を取り出す…


 クロ「やめておけ…いいことないぞ…」

 
 亜美「クロムウェル起動!」

 
 出力20%!

 瞬間激しい憎悪に包まれ理性を失いそうになるのを堪える

 こいつはここで倒す!

 
 クロ「はぁ…少し面倒だな…」

 
 クロが魔法を展開するのだった
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