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第二章 出会い
9.村での準備
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エイシェルが村のみんなに別れの挨拶をして回ると夜になっていた。
「みんな優しい人たちだなぁ。……野菜いっぱい貰ったけど食べきれないぞ……」
エイシェルが挨拶に訪れるとみな村で採れた野菜や果物を持たせてくれた。肉は自分で獲れるし貴重だからといって渡してきそうな人にはやんわりと伝えて肉を渡さないように誘導した。肉は加工しないと保存が効かないため持っていくのは難しいのだ。
「もう夜になったしそろそろ帰って……あ、そういえばおっちゃんが欲しいものあったら用意するって言ってくれてたっけ。そんな用意するものは無いけど、帰りにちょっと寄って行こう」
挨拶に追われてオージンの事を忘れていたエイシェル。
帰る前にオージンのいる道具屋に向かうことにした。
「おっちゃん!きたよー」
「おぅ!エイシェル!遅かったな」
「あはは……村のみんなと話が盛り上がっちゃってさ。ん?それはなんだ?」
「おぉ、これは香辛料を混ぜ合わせたスープだ。トロミをつけて米にかけて食うのが堪らん。……実はコイツをお前にも食べてもらいたくてな!思いの外時間がかかっちまった」
「お、おっちゃん……ありがとう!」
(絵面が凄くて筋肉増強の何かを作ってるようにしか見えない……)
「ほら、遠慮せず食べていけ。どうせ明日は朝イチで出発するんだろ?」
「ありがとう。しかし、おっちゃんには敵わないな。おっちゃんの言う通り朝早く出発しようと思ってる」
「王都に行くって言ってたが、道中どうするつもりだ?流石に持っていく野菜だけじゃ旅をつづけられないだろ?」
オージンはエイシェルが貰ってきた野菜の山を見て苦笑した
「そこは考えがある。隣町に冒険者ギルドがあるって聞いてるから、まずは冒険者登録してお金を稼ごうかなと。冒険者ならいく先々で依頼が受けれるはずだし」
「やっぱり冒険者の子は冒険者になるのかねぇ」
「俺に商人とか向いていると思うか?」
「……騙されて財産失うか、孤児に寄付して破産する未来しか想像出来んな」
エイシェルは素直で真っ直ぐなのだ
自分を犠牲にしてまで他人を気遣える優しい少年。それがオージンが知るエイシェルだった。
「だろ?自分で言うのもなんだが致命的に向いていない自信がある」
「変な自信つけるんじゃねぇ……ほれ、冷めないうちに食べな」
オージンが取り分けてくれた食事を受け取る
「美味しそうな匂いだ……いただきます!」
パクッ
エイシェルは出された料理を口に入れた
……オージンが煮込んだ激辛カレーを
「!!!!っぅ……辛い!!!!!!」
「お?この程度で辛いとか軟弱者だな」
「ひぃ……ひぃ……み、水……」
「しょうがねぇな、ほらよ」
エイシェルは貰った水を飲み干し何杯も水を飲み続けた。しばらくは口の中が燃え上がるようだった
なぜか急に口の中が落ち着きまともにしゃべれるようになったところでオージンが話し出す
「そういえば、これをお前にやるよ」
「いや……まず食事のことをだな……ん?何これ?シール?」
指でつまめる程の大きさの丸いシールを渡された。そのシールには模様が書いてある
「魔法を物に付与することが出来てだな、このシールは貼るとその貼った対象を包み込むように1時間不可視状態にしてくれる」
「なにそれ!すごいじゃん!」
「一応道具屋だしな、こういったものも扱かうんだ。もし手強い相手が出た時はこれを使って逃げろ。明日出るなんて言うからよ、2枚しか用意出来なかった。くれぐれも慎重に使えよ?」
きっと凄く貴重な品にも関わらず、エイシェルに惜しみなく渡すオージンにエイシェルは深く感謝した
……そしてどうせ気遣うなら激辛だと先に教えて欲しかったと涙目のまま心底思うエイシェルであった。
「みんな優しい人たちだなぁ。……野菜いっぱい貰ったけど食べきれないぞ……」
エイシェルが挨拶に訪れるとみな村で採れた野菜や果物を持たせてくれた。肉は自分で獲れるし貴重だからといって渡してきそうな人にはやんわりと伝えて肉を渡さないように誘導した。肉は加工しないと保存が効かないため持っていくのは難しいのだ。
「もう夜になったしそろそろ帰って……あ、そういえばおっちゃんが欲しいものあったら用意するって言ってくれてたっけ。そんな用意するものは無いけど、帰りにちょっと寄って行こう」
挨拶に追われてオージンの事を忘れていたエイシェル。
帰る前にオージンのいる道具屋に向かうことにした。
「おっちゃん!きたよー」
「おぅ!エイシェル!遅かったな」
「あはは……村のみんなと話が盛り上がっちゃってさ。ん?それはなんだ?」
「おぉ、これは香辛料を混ぜ合わせたスープだ。トロミをつけて米にかけて食うのが堪らん。……実はコイツをお前にも食べてもらいたくてな!思いの外時間がかかっちまった」
「お、おっちゃん……ありがとう!」
(絵面が凄くて筋肉増強の何かを作ってるようにしか見えない……)
「ほら、遠慮せず食べていけ。どうせ明日は朝イチで出発するんだろ?」
「ありがとう。しかし、おっちゃんには敵わないな。おっちゃんの言う通り朝早く出発しようと思ってる」
「王都に行くって言ってたが、道中どうするつもりだ?流石に持っていく野菜だけじゃ旅をつづけられないだろ?」
オージンはエイシェルが貰ってきた野菜の山を見て苦笑した
「そこは考えがある。隣町に冒険者ギルドがあるって聞いてるから、まずは冒険者登録してお金を稼ごうかなと。冒険者ならいく先々で依頼が受けれるはずだし」
「やっぱり冒険者の子は冒険者になるのかねぇ」
「俺に商人とか向いていると思うか?」
「……騙されて財産失うか、孤児に寄付して破産する未来しか想像出来んな」
エイシェルは素直で真っ直ぐなのだ
自分を犠牲にしてまで他人を気遣える優しい少年。それがオージンが知るエイシェルだった。
「だろ?自分で言うのもなんだが致命的に向いていない自信がある」
「変な自信つけるんじゃねぇ……ほれ、冷めないうちに食べな」
オージンが取り分けてくれた食事を受け取る
「美味しそうな匂いだ……いただきます!」
パクッ
エイシェルは出された料理を口に入れた
……オージンが煮込んだ激辛カレーを
「!!!!っぅ……辛い!!!!!!」
「お?この程度で辛いとか軟弱者だな」
「ひぃ……ひぃ……み、水……」
「しょうがねぇな、ほらよ」
エイシェルは貰った水を飲み干し何杯も水を飲み続けた。しばらくは口の中が燃え上がるようだった
なぜか急に口の中が落ち着きまともにしゃべれるようになったところでオージンが話し出す
「そういえば、これをお前にやるよ」
「いや……まず食事のことをだな……ん?何これ?シール?」
指でつまめる程の大きさの丸いシールを渡された。そのシールには模様が書いてある
「魔法を物に付与することが出来てだな、このシールは貼るとその貼った対象を包み込むように1時間不可視状態にしてくれる」
「なにそれ!すごいじゃん!」
「一応道具屋だしな、こういったものも扱かうんだ。もし手強い相手が出た時はこれを使って逃げろ。明日出るなんて言うからよ、2枚しか用意出来なかった。くれぐれも慎重に使えよ?」
きっと凄く貴重な品にも関わらず、エイシェルに惜しみなく渡すオージンにエイシェルは深く感謝した
……そしてどうせ気遣うなら激辛だと先に教えて欲しかったと涙目のまま心底思うエイシェルであった。
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