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第二章 出会い
21.話し合い?
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アリスは激怒した
「……おまえかああああああああああああああああああああ!!」
渾身の叫びである
「ちょっと!エイシェル!あなた昨日の夜に激辛のなんか食べたでしょ!本当に辛かったんだから!!みんなから白い目で見られるわ、泣きながら食べる羽目になるわで、ほんっっぅとうに迷惑したんだからね!!!」
「えっと……俺、なんで怒られてるの……?」
アリスは怒りが頂点に達して考えるよりも先に言葉が飛び出てきた
「なんでって、あなた……あああああ!もう!」
そこで少しだけ冷静になった。
エイシェルは何も気付いていないのだ。
「わたしの質問にいくつか答えて」
「えっと……」
「こ た え て !」
「は、はい……」
(めちゃくちゃ怖いんだけど、なんでこんな事になったんだ……)
エイシェルは理不尽な状況であるが、アリスに反論するのは得策ではないと悟り、大人しく従うことにした。
「まず、一昨日の夜。何かあったでしょ?」
「!?」
エイシェルは思わず身構えた。何故知っているのかと。もしかするとあの猿の魔物と何か関係があるんじゃないかと思ったのだ。
「……やっぱり……何かあったのね。いいわ、わたしから話す。一昨日、不思議な夢を見たの。勇者とか魔王とか言ってたわ。そこでジェミニの魔法ってのが使われてた。2人の生命力を共有できる代わりに痛覚も……死も共有する魔法。あなたは変な夢を見ていないの?」
アリスはエイシェルが突然親の敵でも見る目に変わったのを見て、何かあった事を確信した。その目を見たら怒りなど消え去り、出来るだけ冷静に説明をする。
「……確かに、魔王とか言ってる変な夢は見たな……ただ、イメージが曖昧でよくは覚えてないんだ……」
「……なるほど……鮮明ではなかったようね。あなた、お腹にアザが出来るほどの衝撃を受けたり、すごく魔力を消費する魔法を使ったりした?」
「……なんでわかるんだ……?」
「警戒しすぎよ。さっきの見たでしょ?」
「あ……」
エイシェルはやっと理解した。そしてアリスが怒っていたことも納得できた。
「あなたの受けたダメージを……多分そのままわたしも受けた。そして生命力ぎりぎり無くなるかなってところまで生命力吸い取られたから……恐らく私たちの間でジェミニの魔法が使われているんだと思う。話してくれないかしら?あの日何があったのか」
エイシェルは警戒を解くと同時に底知れぬ恐怖を感じた。自分のした事が原因でアリスが死にかけたのだ。知らなかったとはいえ許される事ではない。今はただ、アリスの言う通り全てを話すほかできることはなかった。
「……分かった。全て話すよ。……あの日はぼやけた感じの変なイメージが流れ込んできたんだ。そうしたら突然顔面をぶつけたような痛みがあって……あれ……?もしかして……」
「い、いいから!それで!?」
エイシェルは、なんとしてでも誤魔化したいアリスの勢いに負けた。
「おぉぅ…。それで、その日にイノシシの魔物が村を襲いにきたんだ。さっき倒したやつと同じ種類だな。それでその倒した魔物を村の中に運んだ瞬間、魔物のお腹に描かれていた魔法陣が光出したんだ。そうしたら、2年前に俺の両親を殺した猿の魔物が現れて……。そいつと戦った時に腹に蹴りを受けたり、魔物を倒すために"勇者の魔法"とかいう魔法を使ったんだ。……知らなかったとはいえ死にかけるような思いをさせてごめん……」
エイシェルは誠心誠意込めて謝った。
アリスはと言うと
(うわぁ……想像以上に話が重いよぉ……。エイシェルのご両親亡くなってたなんて……しかも親の仇をとるために必死に戦ってたんだ……。魔法の試し打ちで魔力尽きかけたなんて言えないよぉ……)
エイシェルの境遇があまりにも辛くて、相手のことも知ろうとせずに怒ったことを後悔していた。また、あの抜き打ちテストで意気揚々と魔力配分を間違えて生命力を借りた自分が情けなくなっていた。
「…….そうだったのね。そんな辛い思いをしていたのに、知らずに怒ってごめんなさい。わたしなら大丈夫だから。こうやって生きてるし。それに……わたしの方こそ……」
「いや、アリス。君は怒って当然なんだ。夜に魔法を使ったのに昼過ぎに起きても生命力が全然回復してないなんて異常だった。それだけあの魔法は負荷が高かったんだ……」
エイシェルは思ったことを包み隠さず話した。
(おや?エイシェル、昼まで寝てたの……?つまり抜き打ちテストのことバレてない……?いや、でもここで言わないと流石に良心が…….。でもエイシェルの話を聞いた後だとすごく話しにくい……)
アリスは完全にタイミングを逃していた
「俺は……何も知らないで村の人と笑い合っていたなんて……」
「ち、ちょっと待って!そんなに気にしなくていいから!本当に大丈夫だから!確かにちょっとアザとか残ってたけど、ヒールで治ったから!ほんと気にしないで!!」
「……君は優しいんだな」
(違うんです!罪悪感がすごいだけなんです!)
幸か不幸か、アリスの思いはエイシェルには伝わらなかった。
「……おまえかああああああああああああああああああああ!!」
渾身の叫びである
「ちょっと!エイシェル!あなた昨日の夜に激辛のなんか食べたでしょ!本当に辛かったんだから!!みんなから白い目で見られるわ、泣きながら食べる羽目になるわで、ほんっっぅとうに迷惑したんだからね!!!」
「えっと……俺、なんで怒られてるの……?」
アリスは怒りが頂点に達して考えるよりも先に言葉が飛び出てきた
「なんでって、あなた……あああああ!もう!」
そこで少しだけ冷静になった。
エイシェルは何も気付いていないのだ。
「わたしの質問にいくつか答えて」
「えっと……」
「こ た え て !」
「は、はい……」
(めちゃくちゃ怖いんだけど、なんでこんな事になったんだ……)
エイシェルは理不尽な状況であるが、アリスに反論するのは得策ではないと悟り、大人しく従うことにした。
「まず、一昨日の夜。何かあったでしょ?」
「!?」
エイシェルは思わず身構えた。何故知っているのかと。もしかするとあの猿の魔物と何か関係があるんじゃないかと思ったのだ。
「……やっぱり……何かあったのね。いいわ、わたしから話す。一昨日、不思議な夢を見たの。勇者とか魔王とか言ってたわ。そこでジェミニの魔法ってのが使われてた。2人の生命力を共有できる代わりに痛覚も……死も共有する魔法。あなたは変な夢を見ていないの?」
アリスはエイシェルが突然親の敵でも見る目に変わったのを見て、何かあった事を確信した。その目を見たら怒りなど消え去り、出来るだけ冷静に説明をする。
「……確かに、魔王とか言ってる変な夢は見たな……ただ、イメージが曖昧でよくは覚えてないんだ……」
「……なるほど……鮮明ではなかったようね。あなた、お腹にアザが出来るほどの衝撃を受けたり、すごく魔力を消費する魔法を使ったりした?」
「……なんでわかるんだ……?」
「警戒しすぎよ。さっきの見たでしょ?」
「あ……」
エイシェルはやっと理解した。そしてアリスが怒っていたことも納得できた。
「あなたの受けたダメージを……多分そのままわたしも受けた。そして生命力ぎりぎり無くなるかなってところまで生命力吸い取られたから……恐らく私たちの間でジェミニの魔法が使われているんだと思う。話してくれないかしら?あの日何があったのか」
エイシェルは警戒を解くと同時に底知れぬ恐怖を感じた。自分のした事が原因でアリスが死にかけたのだ。知らなかったとはいえ許される事ではない。今はただ、アリスの言う通り全てを話すほかできることはなかった。
「……分かった。全て話すよ。……あの日はぼやけた感じの変なイメージが流れ込んできたんだ。そうしたら突然顔面をぶつけたような痛みがあって……あれ……?もしかして……」
「い、いいから!それで!?」
エイシェルは、なんとしてでも誤魔化したいアリスの勢いに負けた。
「おぉぅ…。それで、その日にイノシシの魔物が村を襲いにきたんだ。さっき倒したやつと同じ種類だな。それでその倒した魔物を村の中に運んだ瞬間、魔物のお腹に描かれていた魔法陣が光出したんだ。そうしたら、2年前に俺の両親を殺した猿の魔物が現れて……。そいつと戦った時に腹に蹴りを受けたり、魔物を倒すために"勇者の魔法"とかいう魔法を使ったんだ。……知らなかったとはいえ死にかけるような思いをさせてごめん……」
エイシェルは誠心誠意込めて謝った。
アリスはと言うと
(うわぁ……想像以上に話が重いよぉ……。エイシェルのご両親亡くなってたなんて……しかも親の仇をとるために必死に戦ってたんだ……。魔法の試し打ちで魔力尽きかけたなんて言えないよぉ……)
エイシェルの境遇があまりにも辛くて、相手のことも知ろうとせずに怒ったことを後悔していた。また、あの抜き打ちテストで意気揚々と魔力配分を間違えて生命力を借りた自分が情けなくなっていた。
「…….そうだったのね。そんな辛い思いをしていたのに、知らずに怒ってごめんなさい。わたしなら大丈夫だから。こうやって生きてるし。それに……わたしの方こそ……」
「いや、アリス。君は怒って当然なんだ。夜に魔法を使ったのに昼過ぎに起きても生命力が全然回復してないなんて異常だった。それだけあの魔法は負荷が高かったんだ……」
エイシェルは思ったことを包み隠さず話した。
(おや?エイシェル、昼まで寝てたの……?つまり抜き打ちテストのことバレてない……?いや、でもここで言わないと流石に良心が…….。でもエイシェルの話を聞いた後だとすごく話しにくい……)
アリスは完全にタイミングを逃していた
「俺は……何も知らないで村の人と笑い合っていたなんて……」
「ち、ちょっと待って!そんなに気にしなくていいから!本当に大丈夫だから!確かにちょっとアザとか残ってたけど、ヒールで治ったから!ほんと気にしないで!!」
「……君は優しいんだな」
(違うんです!罪悪感がすごいだけなんです!)
幸か不幸か、アリスの思いはエイシェルには伝わらなかった。
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