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第三章 王都への旅
63.高級回復薬
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結局、依頼達成の報酬と特殊個体買取で金貨11枚を手に入れた。
ギルドでの用事を済ませた為あたりが暗くなってしまった。4人はこの後の予定について話し合っていた。
「この後、わたしはあの薬草収集の依頼者のところへ行くけど、みんなはどうする?」
アリスは遅くなってしまったが約束した為依頼者の元へ向かうことにした。
「暗くなってるし、おれはアリスについて行くよ」
エイシェルはアリスがひとりで暗い道を行くような気がしたので心配になり名乗り出る。
「エイシェルがついていれば大丈夫ね。……ところでアリス?あと一回だけ帽子亭泊まらない?」
「絶対にいや……」
「やっぱりそうよね……じゃあ私達は適当に泊まれる宿探しておくわね」
「どうせまたここの前通るでしょ?用事終わったらギルド前にまた集まろ?」
女子3人組は今後も3人同じ宿で泊まる事に決めたらしく、宿の相談をしていた。
アリスが帽子亭を嫌がるのでフラムとフルームがめぼしい宿を探しに行くのだった。
「探させちゃってごめんね。あそこだけはもう絶対無理だから……」
アリスが軽いノリで謝る。気にしないでと手を振りフラムとフルームは宿を探しに行った。
「それじゃあわたしたちも行きましょう」
「遅くなっちゃったしな」
アリスとエイシェルも依頼主の家へ向かうのだった。
家に到着した2人は家のドアをノックする。
家の中から漏れ出す光が揺れるのを感じた。
扉を開け学者風の男が顔を出す。
「……今日は来てくれないかと思ったぞ」
「すみません。別件で時間かかっちゃって」
「まぁいい。そっちのぼうずもよく来てくれた」
「お邪魔します」
アリスとエイシェルは部屋の中に通され誘われるままに椅子に座った。
「早速だが薬草を集めて貰ったおかげで高級回復薬の試作品が完成した。協力感謝する。それに足も治してもらった……これで自分でも薬草の収集に出かけられる。ありがとう」
依頼人は2人に感謝の言葉を述べた。今まで依頼で頼るほか無かった薬草の収集を自分で出来るようになったのはとても大きい変化だ。
「いえ、足はわたしがそうしたかったからやっただけですので気にしないで下さい。ただ、まずは歩く事に慣れるところからですよ?」
「確かにな、しばらくはリハビリとするよ」
依頼者は笑ってアリスの話を聞き入れた。
「すまなかった。最初は警戒していたんだ。昔に研究の成果を横取りされてな。他に成果も出せず研究所を追い出されたわけだ。……諦めきれずに意地汚くここで研究を続けて良かったよ。……今更だが、俺の名前はセルロだ。困ったことがあれば頼ってくれ」
「ありがとうございます。わたしはアリス。この人はエイシェルです」
「どうも」
今更過ぎる自己紹介をする3人。初めて会った時と比べ和やかなムードで会話が進んだ。
「さて、きてもらったのは薬の完成を自慢する為ではない。これを渡そうと思っていたんだ。試作品とはいえどそこらの回復薬とはわけが違う。振りかければ切断された手足をくっつけ治すことくらいはできるだろう。」
せっかく作った試作品だったが冒険の助けになればと思いアリスに渡したのだ。
「そんな貴重なものを……いいんですか?ずっと夢見てたものじゃないですか」
アリスは事情を聞いていた為せっかくできた回復薬を貰うのを躊躇った。
セルロがずっと夢見ていたものだからだ。
するとセルロが真面目な顔をして話し始める。
「だからこそだ。俺はこの貴重な回復薬をあんたに渡したい。……その代わりに聞きたいことがある」
「聞きたいこと……ですか?」
アリスがオウム返しで聞き返すとセルロは姿勢を正して続けた。
「聞かせてほしい。あんた達はいったい何者なんだ?あんたのあの回復魔法に、離れていても仲間の危険が察知できるそこのぼうず。いったいどれだけの命が救えるかわからんぞ」
……両方とも応用出来れば仲間がひとりピンチになった時に、それを察知して助けることができる。しかも命が助けられれば四肢欠損でさえ治してしまえる。
セルロにとって理想の体現であった。
しかし、アリスとエイシェルは困った。ジェミニの魔法なんてどう説明して良いのか分からなかったのだ。
生命力を共有してるんですと正直に答えたところで荒唐無稽と捉えられても仕方のない話をするわけにもいかない。
ましてやアリスの魔法に関してはなんとなくやってみたら出来たものなので、なんだと言われても困るのだ。
2人が回答に困っていると、それを察してかセルロが慌てる。
「いや、別に話せないのならそれでもいいんだ。……ただ、他のものにも同じことが出来るかくらいは教えてくれないか?」
「残念ながら、恐らくですがどちらもわたしたちしか出来ません」
セルロは妥協して質問を変えた。困らせるつもりは無かったのだ。
そしてそれならばとアリスは正直に答えた。
まず、アリスの使った回復魔法。ヒト一人分の生命力をほぼ損失なしで魔力に変えて放ったヒールでやっと足一本生やせたのだ。他の人が真似をすると間違いなく生命力を枯渇させて命に関わる。
次にエイシェルのアリス危機察知は言わずもがなジェミニの魔法によるものだ。
ジェミニの魔法自体勇者の魔法というもので、他に使える人がいるとは思えない。
むしろ同じ状況の人がいるなら教えてほしいくらいだ。
「そうか……残念だがそういうことなら諦めもつく。俺は俺のやり方でやろう」
「それがいいと思います。この薬、ありがとうございます。大切に使いますね」
「……ちょっといいか?」
今まで黙っていたエイシェルが突然口を開いた。
「薬草のことなんだが、栽培したらどうだろう?」
「それはもちろん考えたさ。ただ植えるだけの土地がない。そこら辺に植えておいたら野草と間違われて誰かに持っていかれるしな」
「それなら、南の山のふもとにおじいさんが住んでるんですが畑を持っているんですよ。山側の部分が魔物に荒らされていて今は使える状態じゃなさそうなのでその一帯を借りたら結構な薬草が取れるんじゃないか?」
「……なるほど、あそこの畑は今そんな状態なのか。情報ありがとう。明日早速相談してみるよ」
「借りられるといいですね!」
「あぁ、2人とも今日はありがとう。」
セルロは2人にお礼を言ったところでアリスとエイシェルはセルロの家を出る事にする。
夢を夢で終わらせない。努力する事で夢を掴むことが出来る。
そんな瞬間に立ち会えた2人は自分たちも目標の為に頑張ろうと心に決めるのであった。
ギルドでの用事を済ませた為あたりが暗くなってしまった。4人はこの後の予定について話し合っていた。
「この後、わたしはあの薬草収集の依頼者のところへ行くけど、みんなはどうする?」
アリスは遅くなってしまったが約束した為依頼者の元へ向かうことにした。
「暗くなってるし、おれはアリスについて行くよ」
エイシェルはアリスがひとりで暗い道を行くような気がしたので心配になり名乗り出る。
「エイシェルがついていれば大丈夫ね。……ところでアリス?あと一回だけ帽子亭泊まらない?」
「絶対にいや……」
「やっぱりそうよね……じゃあ私達は適当に泊まれる宿探しておくわね」
「どうせまたここの前通るでしょ?用事終わったらギルド前にまた集まろ?」
女子3人組は今後も3人同じ宿で泊まる事に決めたらしく、宿の相談をしていた。
アリスが帽子亭を嫌がるのでフラムとフルームがめぼしい宿を探しに行くのだった。
「探させちゃってごめんね。あそこだけはもう絶対無理だから……」
アリスが軽いノリで謝る。気にしないでと手を振りフラムとフルームは宿を探しに行った。
「それじゃあわたしたちも行きましょう」
「遅くなっちゃったしな」
アリスとエイシェルも依頼主の家へ向かうのだった。
家に到着した2人は家のドアをノックする。
家の中から漏れ出す光が揺れるのを感じた。
扉を開け学者風の男が顔を出す。
「……今日は来てくれないかと思ったぞ」
「すみません。別件で時間かかっちゃって」
「まぁいい。そっちのぼうずもよく来てくれた」
「お邪魔します」
アリスとエイシェルは部屋の中に通され誘われるままに椅子に座った。
「早速だが薬草を集めて貰ったおかげで高級回復薬の試作品が完成した。協力感謝する。それに足も治してもらった……これで自分でも薬草の収集に出かけられる。ありがとう」
依頼人は2人に感謝の言葉を述べた。今まで依頼で頼るほか無かった薬草の収集を自分で出来るようになったのはとても大きい変化だ。
「いえ、足はわたしがそうしたかったからやっただけですので気にしないで下さい。ただ、まずは歩く事に慣れるところからですよ?」
「確かにな、しばらくはリハビリとするよ」
依頼者は笑ってアリスの話を聞き入れた。
「すまなかった。最初は警戒していたんだ。昔に研究の成果を横取りされてな。他に成果も出せず研究所を追い出されたわけだ。……諦めきれずに意地汚くここで研究を続けて良かったよ。……今更だが、俺の名前はセルロだ。困ったことがあれば頼ってくれ」
「ありがとうございます。わたしはアリス。この人はエイシェルです」
「どうも」
今更過ぎる自己紹介をする3人。初めて会った時と比べ和やかなムードで会話が進んだ。
「さて、きてもらったのは薬の完成を自慢する為ではない。これを渡そうと思っていたんだ。試作品とはいえどそこらの回復薬とはわけが違う。振りかければ切断された手足をくっつけ治すことくらいはできるだろう。」
せっかく作った試作品だったが冒険の助けになればと思いアリスに渡したのだ。
「そんな貴重なものを……いいんですか?ずっと夢見てたものじゃないですか」
アリスは事情を聞いていた為せっかくできた回復薬を貰うのを躊躇った。
セルロがずっと夢見ていたものだからだ。
するとセルロが真面目な顔をして話し始める。
「だからこそだ。俺はこの貴重な回復薬をあんたに渡したい。……その代わりに聞きたいことがある」
「聞きたいこと……ですか?」
アリスがオウム返しで聞き返すとセルロは姿勢を正して続けた。
「聞かせてほしい。あんた達はいったい何者なんだ?あんたのあの回復魔法に、離れていても仲間の危険が察知できるそこのぼうず。いったいどれだけの命が救えるかわからんぞ」
……両方とも応用出来れば仲間がひとりピンチになった時に、それを察知して助けることができる。しかも命が助けられれば四肢欠損でさえ治してしまえる。
セルロにとって理想の体現であった。
しかし、アリスとエイシェルは困った。ジェミニの魔法なんてどう説明して良いのか分からなかったのだ。
生命力を共有してるんですと正直に答えたところで荒唐無稽と捉えられても仕方のない話をするわけにもいかない。
ましてやアリスの魔法に関してはなんとなくやってみたら出来たものなので、なんだと言われても困るのだ。
2人が回答に困っていると、それを察してかセルロが慌てる。
「いや、別に話せないのならそれでもいいんだ。……ただ、他のものにも同じことが出来るかくらいは教えてくれないか?」
「残念ながら、恐らくですがどちらもわたしたちしか出来ません」
セルロは妥協して質問を変えた。困らせるつもりは無かったのだ。
そしてそれならばとアリスは正直に答えた。
まず、アリスの使った回復魔法。ヒト一人分の生命力をほぼ損失なしで魔力に変えて放ったヒールでやっと足一本生やせたのだ。他の人が真似をすると間違いなく生命力を枯渇させて命に関わる。
次にエイシェルのアリス危機察知は言わずもがなジェミニの魔法によるものだ。
ジェミニの魔法自体勇者の魔法というもので、他に使える人がいるとは思えない。
むしろ同じ状況の人がいるなら教えてほしいくらいだ。
「そうか……残念だがそういうことなら諦めもつく。俺は俺のやり方でやろう」
「それがいいと思います。この薬、ありがとうございます。大切に使いますね」
「……ちょっといいか?」
今まで黙っていたエイシェルが突然口を開いた。
「薬草のことなんだが、栽培したらどうだろう?」
「それはもちろん考えたさ。ただ植えるだけの土地がない。そこら辺に植えておいたら野草と間違われて誰かに持っていかれるしな」
「それなら、南の山のふもとにおじいさんが住んでるんですが畑を持っているんですよ。山側の部分が魔物に荒らされていて今は使える状態じゃなさそうなのでその一帯を借りたら結構な薬草が取れるんじゃないか?」
「……なるほど、あそこの畑は今そんな状態なのか。情報ありがとう。明日早速相談してみるよ」
「借りられるといいですね!」
「あぁ、2人とも今日はありがとう。」
セルロは2人にお礼を言ったところでアリスとエイシェルはセルロの家を出る事にする。
夢を夢で終わらせない。努力する事で夢を掴むことが出来る。
そんな瞬間に立ち会えた2人は自分たちも目標の為に頑張ろうと心に決めるのであった。
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