99 / 226
第三章 王都への旅
99.葛藤
しおりを挟む
アリスは混乱していた。突然頭の中から声が響いたのだから当然だ。
しかも、その声は今まさにアリスがとろうとしていた行動を否定する内容だった。
『フルームがいなくなればエイシェルを独り占め出来るんじゃないかな?』
(なに、なんなのこの声!?わたしはそんな事望んでない!!)
『もっと自分に正直になりなよ。ここ数日悩んでたじゃないか。……正直邪魔だったんでしょ?』
謎の声は執拗にアリスに語りかける。
まるでアリスをそそのかして何かをさせようとしているようだった。
(違う!あなたは誰なの?わたしとなんの関係があるの!?)
『私は私だよ。自分自身がよく分かってるんじゃないかな?』
(あなたなんて知らない……わたしじゃない!!)
「ぅ……ぁあ……あ……!」
「アリス!!どうした?大丈夫か!?」
突然頭を抱えて苦しみ出したアリスを見てエイシェルが心配そうに駆け寄る。
アリスは目を見開き苦虫を噛み潰したかのように何かにひどく耐えているようだった。
『ほら、エイシェルも"私"を心配してる。"私"だけを見てくれる。だから消そ?邪魔者はみんないなくなればいい』
(勝手な事を言わないで!!フルームは大切な仲間なの!邪魔なんて……)
『じゃあなんで私の前でエイシェルと2人っきり楽しくしてるのかな』
(そ、それは特訓で同じような練習をしていたから……)
『違うね。フルームはセンスがいい。驚くことに私よりもね。』
(……何が言いたいの……?)
アリスは頭に響く声に対してイライラがピークに差し掛かっていた。
それこそ声の主の目的であるとは知らずに。
『だから悩んでたんでしょ?私はもう魔法で1番じゃない。せっかくやろうとしてたエイシェルの魔法の先生役を盗られちゃったものね』
(……うるさい)
『エイシェルもすぐに上達したわ。私が教えるよりもずっと上手に』
(……うるさい!)
『……エイシェルの1番盗られちゃうよ?』
(うるさいうるさいうるさいうるさい!!!!だまれ!!!!)
『あはっ。やっと繋がった』
その瞬間、アリスの意識は闇の中に包まれるのだった。
「……ス!…リス!しっかりしろ!アリス!」
アリスは意識を失い倒れてしまっていた。
突然のことに驚くもエイシェルはアリスの身体を支え、フラムはアリスのことも気になったが急いでフルームの元へ駆け寄る。
アリスが周りを見たところ、意識を失ったのは一瞬のようだった。
フェルスと騎士団員達はすぐに触手の相手をしている。
フルームが9本目の触手を断ち切った為、今脅威となり得る触手は一本だけであった。
その為なんとかフェルス達だけで抑え込むことができていた。
そうこうしている間に気付けばフラムがフルームへ高級回復薬を飲ませているところだった。
「アリス!大丈夫か!?突然どうしたんだ!?」
「……ごめんなさい。ちょっと頭痛と眩暈がして気を失ったみたいね。私は大丈夫。フルームは……セルロさんの回復薬を使ったみたいね。……それなら早くあの魔物を倒しましょう」
「お、おぅ。でもどうやって……」
「一回使ってるじゃないの。スコーピオの魔法」
「え……」
「本体を確認しないと……と、その前に生命力を回復しましょう。さっきの攻撃でかなり消耗しちゃったし…………ルミナドレイン!」
魔力を込めて魔法を発動させるアリス。すると一気に生命力が回復するのをエイシェルも感じた。
「……こんなものね」
ドオオォォォン
アリスが魔法を使った直後に船の背後に落雷があった。
あまりにも突然であったために驚くエイシェルとアリス。
しかし、驚くのはまだ早かった。
「……ビックリした。いきなり雷が落ちるんだもん」
「……あぁ、船の後ろの方だったな……?なんだ?あの白蛇、雷を纏ってないか!?というか、ものすごい速さで突っ込んでくるぞ!」
「へぇ……」
エイシェルが白蛇の接近に焦っているとその横でアリスが不気味にニヤリと笑っていた。
しかし、エイシェルはその様子に気付かなかった。
「みんな!!背後の魔物に追いつかれる!何人か後ろに人を割けないか!?」
「なんだって!?もう追いつかれるのか……!すまん!こっちは手一杯だ!どうにかならんか!?」
「どうにかならんかって……おれたちでやるしか無いのか……!」
「私が相手するわ」
「アリス……?」
エイシェルはフェルスに増援を頼んだがあちらも手一杯だった。
フラムもまだフルームに回復薬を飲ませているところであり、動けるような状態では無い。
そんな中アリスが白蛇の相手をすると申し出たのだ。
「エイシェルは見てて」
「何を言ってるんだ!あんな相手に1人で立ち向かうなんて無謀だ!」
「大丈夫よ。ハクは私の言う事聞いてくれるはず」
「この前はなんとかなったが、今回はそうもいかないかもしれないだろ!?」
「その時は……私がハクを倒すわ」
アリスは感情のない声で言い切った。
エイシェルはその言葉を聞いてから何も言えなくなってしまう。
するとアリスは船の後方へと歩き出して行くのだった。
「フルーム!フルーム!!」
フラムがフルームを抱きかかえひたすら名前を叫ぶ。
フルームはかろうじて息をしているような状態だった。
「フルーム!お願い!死なないで!あなたがいなくなったら……私……!」
きっともう立ち直れない。フラムはそう思ってしまった。
フラターの話を聞いてフラターの心の痛みを分かった気でいた。
でもそんなことは無かった。
いざ、大切なものが失われようとしているのを目の当たりにし、心が簡単に折れてしまいそうなのだ。
フラターの場合は大切な仲間が何人もいたはずだ。それがみんないなくなってしまった。
相当傷ついたに違いない。そう考えると今でも冒険者ギルドの職員として働いているフラターはとても強い人だったのだとフラムは気付いた。
「でも……無理だよ……ひとりになったら私……きっとなにもできない……」
フラムは目に大粒の涙を浮かべつぶやく。
すると、答える声があった。
「……勝手に……殺さ……ないでよね……」
「フルーム!!」
致命傷かと思われたが意識を取り戻したようだ。
それでも身体を動かせる状態では無いようで会話も途切れ途切れである。
「お姉……ちゃん……お願いが……あるんだけど……」
「お願いなんていつでも聞くから!今は黙って安静にしてて!!」
「大丈夫……だよ……?たぶん、竜の血が効いてる……」
「竜の血……?」
フラムはあまりの出来事に忘れていたが、竜の血を飲んだせいでフラムもフルームも常人とは比べ物にならないほどの治癒能力を持っていた。
致命傷から回復できたのはセルロが作った特別な回復薬のおかげもあるが、この治癒能力が無かったらきっと意識が戻るまでにもっと時間を要しただろう。
……逆に回復薬が無かったらどうなっていたかわからない。
治癒能力は生きていなければ効果がないが、
触手に弾き飛ばされた衝撃でフルームの臓器はいくつか使い物にならなくなるほどのダメージを受けていたはずだ。
そうなるといくら自然治癒能力が高いと言っても生命を維持できない。
それを急速に回復させたのがセルロの回復薬だったのだ。
「私、死んだかと思った……今度こそ本当に……でも、お姉ちゃんのこと……考えたら……死んでられない……ってね」
「なによそれ……」
「逆の立場を考えたら……やだもん……」
「フルーム……」
フルームはフラムの気持ちを、心の痛みを正確に理解していた。
人の痛みなど所詮は人の痛み。
正確に理解などできないのが普通である。
それが長く一緒にいたフルームには痛いほど分かるのだ。
「それよりも……あのイカの魔物を倒して」
「分かってるわ、でもどうすれば……」
「私の剣……お姉ちゃんの剣に……重ねてみて」
フルームが精一杯力を込めて指差した先には、先程フルームが魔法で生み出した剣が消えずに転がっていた。
「あの剣に残ってる私の魔力だけだと足りないから消えちゃいそう……お姉ちゃんの剣についてるアリスの魔力と……一緒にお姉ちゃんの剣に纏わせて……」
身体が回復してきているのかフルームの話し方も心なしか力強くなってくる。
「そんなの分からないよ!どうやってやれば」
「お姉ちゃんなら出来るよ。大切なのはイメージと強い気持ち。あとは魔法が叶えてくれる」
フルームが断言する。
そんなことを言われたらもう何も言えないではないか。
「……そこで大人しくしてなさい。ケリをつけてくるわ」
「……はーい」
覚悟を決めたフラムが歩き出す。
フルームは出来るだけいつも通りの反応を装い気の抜けた返事をしたのだ。
フルームの顔には自然と笑みが浮かんでいたのだった。
しかも、その声は今まさにアリスがとろうとしていた行動を否定する内容だった。
『フルームがいなくなればエイシェルを独り占め出来るんじゃないかな?』
(なに、なんなのこの声!?わたしはそんな事望んでない!!)
『もっと自分に正直になりなよ。ここ数日悩んでたじゃないか。……正直邪魔だったんでしょ?』
謎の声は執拗にアリスに語りかける。
まるでアリスをそそのかして何かをさせようとしているようだった。
(違う!あなたは誰なの?わたしとなんの関係があるの!?)
『私は私だよ。自分自身がよく分かってるんじゃないかな?』
(あなたなんて知らない……わたしじゃない!!)
「ぅ……ぁあ……あ……!」
「アリス!!どうした?大丈夫か!?」
突然頭を抱えて苦しみ出したアリスを見てエイシェルが心配そうに駆け寄る。
アリスは目を見開き苦虫を噛み潰したかのように何かにひどく耐えているようだった。
『ほら、エイシェルも"私"を心配してる。"私"だけを見てくれる。だから消そ?邪魔者はみんないなくなればいい』
(勝手な事を言わないで!!フルームは大切な仲間なの!邪魔なんて……)
『じゃあなんで私の前でエイシェルと2人っきり楽しくしてるのかな』
(そ、それは特訓で同じような練習をしていたから……)
『違うね。フルームはセンスがいい。驚くことに私よりもね。』
(……何が言いたいの……?)
アリスは頭に響く声に対してイライラがピークに差し掛かっていた。
それこそ声の主の目的であるとは知らずに。
『だから悩んでたんでしょ?私はもう魔法で1番じゃない。せっかくやろうとしてたエイシェルの魔法の先生役を盗られちゃったものね』
(……うるさい)
『エイシェルもすぐに上達したわ。私が教えるよりもずっと上手に』
(……うるさい!)
『……エイシェルの1番盗られちゃうよ?』
(うるさいうるさいうるさいうるさい!!!!だまれ!!!!)
『あはっ。やっと繋がった』
その瞬間、アリスの意識は闇の中に包まれるのだった。
「……ス!…リス!しっかりしろ!アリス!」
アリスは意識を失い倒れてしまっていた。
突然のことに驚くもエイシェルはアリスの身体を支え、フラムはアリスのことも気になったが急いでフルームの元へ駆け寄る。
アリスが周りを見たところ、意識を失ったのは一瞬のようだった。
フェルスと騎士団員達はすぐに触手の相手をしている。
フルームが9本目の触手を断ち切った為、今脅威となり得る触手は一本だけであった。
その為なんとかフェルス達だけで抑え込むことができていた。
そうこうしている間に気付けばフラムがフルームへ高級回復薬を飲ませているところだった。
「アリス!大丈夫か!?突然どうしたんだ!?」
「……ごめんなさい。ちょっと頭痛と眩暈がして気を失ったみたいね。私は大丈夫。フルームは……セルロさんの回復薬を使ったみたいね。……それなら早くあの魔物を倒しましょう」
「お、おぅ。でもどうやって……」
「一回使ってるじゃないの。スコーピオの魔法」
「え……」
「本体を確認しないと……と、その前に生命力を回復しましょう。さっきの攻撃でかなり消耗しちゃったし…………ルミナドレイン!」
魔力を込めて魔法を発動させるアリス。すると一気に生命力が回復するのをエイシェルも感じた。
「……こんなものね」
ドオオォォォン
アリスが魔法を使った直後に船の背後に落雷があった。
あまりにも突然であったために驚くエイシェルとアリス。
しかし、驚くのはまだ早かった。
「……ビックリした。いきなり雷が落ちるんだもん」
「……あぁ、船の後ろの方だったな……?なんだ?あの白蛇、雷を纏ってないか!?というか、ものすごい速さで突っ込んでくるぞ!」
「へぇ……」
エイシェルが白蛇の接近に焦っているとその横でアリスが不気味にニヤリと笑っていた。
しかし、エイシェルはその様子に気付かなかった。
「みんな!!背後の魔物に追いつかれる!何人か後ろに人を割けないか!?」
「なんだって!?もう追いつかれるのか……!すまん!こっちは手一杯だ!どうにかならんか!?」
「どうにかならんかって……おれたちでやるしか無いのか……!」
「私が相手するわ」
「アリス……?」
エイシェルはフェルスに増援を頼んだがあちらも手一杯だった。
フラムもまだフルームに回復薬を飲ませているところであり、動けるような状態では無い。
そんな中アリスが白蛇の相手をすると申し出たのだ。
「エイシェルは見てて」
「何を言ってるんだ!あんな相手に1人で立ち向かうなんて無謀だ!」
「大丈夫よ。ハクは私の言う事聞いてくれるはず」
「この前はなんとかなったが、今回はそうもいかないかもしれないだろ!?」
「その時は……私がハクを倒すわ」
アリスは感情のない声で言い切った。
エイシェルはその言葉を聞いてから何も言えなくなってしまう。
するとアリスは船の後方へと歩き出して行くのだった。
「フルーム!フルーム!!」
フラムがフルームを抱きかかえひたすら名前を叫ぶ。
フルームはかろうじて息をしているような状態だった。
「フルーム!お願い!死なないで!あなたがいなくなったら……私……!」
きっともう立ち直れない。フラムはそう思ってしまった。
フラターの話を聞いてフラターの心の痛みを分かった気でいた。
でもそんなことは無かった。
いざ、大切なものが失われようとしているのを目の当たりにし、心が簡単に折れてしまいそうなのだ。
フラターの場合は大切な仲間が何人もいたはずだ。それがみんないなくなってしまった。
相当傷ついたに違いない。そう考えると今でも冒険者ギルドの職員として働いているフラターはとても強い人だったのだとフラムは気付いた。
「でも……無理だよ……ひとりになったら私……きっとなにもできない……」
フラムは目に大粒の涙を浮かべつぶやく。
すると、答える声があった。
「……勝手に……殺さ……ないでよね……」
「フルーム!!」
致命傷かと思われたが意識を取り戻したようだ。
それでも身体を動かせる状態では無いようで会話も途切れ途切れである。
「お姉……ちゃん……お願いが……あるんだけど……」
「お願いなんていつでも聞くから!今は黙って安静にしてて!!」
「大丈夫……だよ……?たぶん、竜の血が効いてる……」
「竜の血……?」
フラムはあまりの出来事に忘れていたが、竜の血を飲んだせいでフラムもフルームも常人とは比べ物にならないほどの治癒能力を持っていた。
致命傷から回復できたのはセルロが作った特別な回復薬のおかげもあるが、この治癒能力が無かったらきっと意識が戻るまでにもっと時間を要しただろう。
……逆に回復薬が無かったらどうなっていたかわからない。
治癒能力は生きていなければ効果がないが、
触手に弾き飛ばされた衝撃でフルームの臓器はいくつか使い物にならなくなるほどのダメージを受けていたはずだ。
そうなるといくら自然治癒能力が高いと言っても生命を維持できない。
それを急速に回復させたのがセルロの回復薬だったのだ。
「私、死んだかと思った……今度こそ本当に……でも、お姉ちゃんのこと……考えたら……死んでられない……ってね」
「なによそれ……」
「逆の立場を考えたら……やだもん……」
「フルーム……」
フルームはフラムの気持ちを、心の痛みを正確に理解していた。
人の痛みなど所詮は人の痛み。
正確に理解などできないのが普通である。
それが長く一緒にいたフルームには痛いほど分かるのだ。
「それよりも……あのイカの魔物を倒して」
「分かってるわ、でもどうすれば……」
「私の剣……お姉ちゃんの剣に……重ねてみて」
フルームが精一杯力を込めて指差した先には、先程フルームが魔法で生み出した剣が消えずに転がっていた。
「あの剣に残ってる私の魔力だけだと足りないから消えちゃいそう……お姉ちゃんの剣についてるアリスの魔力と……一緒にお姉ちゃんの剣に纏わせて……」
身体が回復してきているのかフルームの話し方も心なしか力強くなってくる。
「そんなの分からないよ!どうやってやれば」
「お姉ちゃんなら出来るよ。大切なのはイメージと強い気持ち。あとは魔法が叶えてくれる」
フルームが断言する。
そんなことを言われたらもう何も言えないではないか。
「……そこで大人しくしてなさい。ケリをつけてくるわ」
「……はーい」
覚悟を決めたフラムが歩き出す。
フルームは出来るだけいつも通りの反応を装い気の抜けた返事をしたのだ。
フルームの顔には自然と笑みが浮かんでいたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
初夜に大暴言を吐かれた伯爵夫人は、微笑みと共に我が道を行く ―旦那様、今更擦り寄られても困ります―
望月 或
恋愛
「お前の噂を聞いたぞ。毎夜町に出て男を求め、毎回違う男と朝までふしだらな行為に明け暮れているそうだな? その上糸目を付けず服や装飾品を買い漁り、多大な借金を背負っているとか……。そんな醜悪な女が俺の妻だとは非常に不愉快極まりない! 今後俺に話し掛けるな! 俺に一切関与するな! 同じ空気を吸ってるだけでとんでもなく不快だ……!!」
【王命】で決められた婚姻をし、ハイド・ランジニカ伯爵とオリービア・フレイグラント子爵令嬢の初夜は、彼のその暴言で始まった。
そして、それに返したオリービアの一言は、
「あらあら、まぁ」
の六文字だった。
屋敷に住まわせている、ハイドの愛人と噂されるユーカリや、その取巻きの使用人達の嫌がらせも何のその、オリービアは微笑みを絶やさず自分の道を突き進んでいく。
ユーカリだけを信じ心酔していたハイドだったが、オリービアが屋敷に来てから徐々に変化が表れ始めて……
※作者独自の世界観満載です。違和感を感じたら、「あぁ、こういう世界なんだな」と思って頂けたら有難いです……。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。
そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。
【魔物】を倒すと魔石を落とす。
魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。
世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる