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「律、まだお昼寝?」
寝かせてやりたい気持ちと起きて欲しい気持ちが戦っている。しかしやや後者が優勢だ。
またホクロを舐めてそのまま顔中舐め回すようにキスをした。
「ふぅ…甘い。」
誘惑に勝てず恍惚とした顔で服を脱ぎベッドの中に潜り込む。律は裸のまま寝ているので抱きしめ身体を擦り付けた。
「はぁはぁ、律、可愛い…。律~。」
「ん、あ、俊哉くん?」
「律、律っ、はぁ、可愛い…。」
「あ、と、俊哉くん、ダメっ!」
俊哉は律の股の間に自身の猛った性器を挟み腰を振る。律の顎を寄せて舌を絡ませ何度も吐き出した。
「はぁ、律、可愛い。可愛い過ぎる。」
ぐったりとしたりつの身体を自分に向かせ抱きしめる。
「も、ダメ…。」
「うん。ごめん。」
そのまま律はまた気を失うように寝てしまった。
長い間抱きしめ、そっと律から離れる。律の身体は二人の精液でドロドロだ。それを優しく拭い布団をかけた。キスマークだらけの身体をずっと見ているとまた兆しそうになるからだ。
明日はテストなので登校しなくてはならない。律と離れるのが苦しくて仕方ない。
俊哉は小さくため息をついてバスルームに向かった。
「一条!おはよう。」
「おはよう。」
高校に着くと潤に声を掛けられた。
「律は元気か?楓が心配してるんだよ。こんなに長い間離れたことがないからな。」
「元気だよ。ほら。」
俊哉がスマホの画面を見せる。そこにはホテルの部屋のリビングで勉強している律が映っていた。それは静止画ではない。微妙に律が動いている。
「え?これ、おまえ…。」
「子どもを監視するカメラ。アメリカから取り寄せたんだ。心配だから部屋にセットして来た。」
「マジかよ…。律は知ってるのか?」
「いや、知らないよ。だってまた律に何かあったら…あっ!」
俊哉は全く悪びもせずしれっとしていた俊哉が画面に釘付けになった。
律が何がタオルのようなものに顔を埋めて匂いを嗅いでいる。はっきりとは聞こえないが『俊哉くん…』と呟いているようだ。
「俺が着ていたバスローブだ!」
画面の中の律がぐずぐず泣いているようだ。寂しくなって俊哉の匂いを嗅いでいる。
「律~、ごめんな。あー、もう、俺、帰る。」
「ええ⁉︎」
「律が寂しがってるから帰るよ。」
「え、だって、テストは?」
潤が驚いて声をかけるが聞いていない。
履き替えたばかりの上履きをしまい、靴を取り出している。
本当に帰る気だ。
「おい、君たち何してる?テストが始まるぞ。あれ?一条くん。どうした?帰るのか?」
教師だ。
もうすぐ始業時間になるというのにまだ玄関にいる二人に声をかけてきた。
「え、いや、ちょっと…。体調が悪くて。」
「何だって!それは大変だ!君に何かあっては…。すぐにご自宅に連絡しよう。」
「あ、えっと、だ、大丈夫です。」
俊哉が気まずそうな顔をする、教師は本当に心配しているようだ。困った顔をして俊哉に近づいてくる。
この学校は俊哉の母方の祖父が経営している。
俊哉は理事長の孫なのだ。
「一条くん、無理しないで…。」
自宅に連絡されたらまずい。律に会いたくて帰ることがバレてしまう。それでなくてもオメガにべったりな俊哉に良い顔をしていないのに、テストまでさぼったことがバレたら何を言われるか分からない。
「あ、良くなりました!」
俊哉はいそいそと上履きに履き替え、逃げるように教室の方に駆けて行く。
潤と教師は唖然とそれを見送っていた。
「ええー!監視カメラ?俊哉さんが?」
「そう。やばいよな、あいつ。あんな綺麗な王子みたいな顔をして。やることが怖いんだよ。」
潤はテストが終わり真っ直ぐ家に帰ってきた。
何たって楓が待っているのだ。そして早速今朝見た俊哉の監視カメラの話をした。
「でも俊哉さんの気持ちも分かる気がする。」
「え!どうして?」
「だって、律は危なっかしいんだもん。一人にしておくのは心配だよ。」
「そうなのか?そっかぁ、だから楓も…。」
楓も律を一人にして置けないから潤と会う時間を減らしていたのだ。
でも今は律には俊哉がいる。それに俊哉のことだ。頼んだって一緒に居させてくれないだろう。
「うん。ごめんね?」
「ううん。楓のそういう優しいところも大好きだ。」
「潤くん…。」
潤が楓を抱き上げ膝の上に乗せる。
何度もキスをしてソファーに押し倒した。
オメガ学園もこのまま閉校ということはないだろう。いつかはまた離れて生活しなければならない。
それを考えるだけで苦しくなる。
潤だって楓のことが心配だ。しっかり者の楓だが、オメガだしこんなに可愛い。
何があったら、と思うと監視カメラをつける俊哉の気持ちが分かる気がする。
「楓~、可愛い。」
ちゅっちゅっと顔や首筋にキスをする。
「ふふ、擽ったい。」
「あー、めっちゃ良い匂い。楓ー、大好き。」
楓のシャツの中にするりと手を入れ、なめらかな肌を楽しむ。
「ん、潤くん…。」
「はぁ、可愛い。」
可愛いピンクの突起を撫でると楓の身体がピクンと跳ねる。
「楓、大好き。」
「あ、あ、うん、僕も好きっ!」
潤は楓のシャツを捲り、硬くなった乳首にちゅうっと吸い付いた。
「あぁん、はぁ、潤くん!」
「ん、ん、おいひい。ん、甘い。」
じゅるじゅる音を立てながら吸い付く。反対側の乳首もくりくりと嬲る。
楓は乳首が弱い。それを知ってから潤は毎日執拗に可愛がっている。
最近は少し触るだけでブワッとフェロモンを溢れさせるのだ。
それを目一杯吸い込み丹念に楓の身体を可愛がる。
こんなに幸せなことはない。
潤は楓のフェロモンにうっとりしながら夢中で乳首に吸い付いていた。
寝かせてやりたい気持ちと起きて欲しい気持ちが戦っている。しかしやや後者が優勢だ。
またホクロを舐めてそのまま顔中舐め回すようにキスをした。
「ふぅ…甘い。」
誘惑に勝てず恍惚とした顔で服を脱ぎベッドの中に潜り込む。律は裸のまま寝ているので抱きしめ身体を擦り付けた。
「はぁはぁ、律、可愛い…。律~。」
「ん、あ、俊哉くん?」
「律、律っ、はぁ、可愛い…。」
「あ、と、俊哉くん、ダメっ!」
俊哉は律の股の間に自身の猛った性器を挟み腰を振る。律の顎を寄せて舌を絡ませ何度も吐き出した。
「はぁ、律、可愛い。可愛い過ぎる。」
ぐったりとしたりつの身体を自分に向かせ抱きしめる。
「も、ダメ…。」
「うん。ごめん。」
そのまま律はまた気を失うように寝てしまった。
長い間抱きしめ、そっと律から離れる。律の身体は二人の精液でドロドロだ。それを優しく拭い布団をかけた。キスマークだらけの身体をずっと見ているとまた兆しそうになるからだ。
明日はテストなので登校しなくてはならない。律と離れるのが苦しくて仕方ない。
俊哉は小さくため息をついてバスルームに向かった。
「一条!おはよう。」
「おはよう。」
高校に着くと潤に声を掛けられた。
「律は元気か?楓が心配してるんだよ。こんなに長い間離れたことがないからな。」
「元気だよ。ほら。」
俊哉がスマホの画面を見せる。そこにはホテルの部屋のリビングで勉強している律が映っていた。それは静止画ではない。微妙に律が動いている。
「え?これ、おまえ…。」
「子どもを監視するカメラ。アメリカから取り寄せたんだ。心配だから部屋にセットして来た。」
「マジかよ…。律は知ってるのか?」
「いや、知らないよ。だってまた律に何かあったら…あっ!」
俊哉は全く悪びもせずしれっとしていた俊哉が画面に釘付けになった。
律が何がタオルのようなものに顔を埋めて匂いを嗅いでいる。はっきりとは聞こえないが『俊哉くん…』と呟いているようだ。
「俺が着ていたバスローブだ!」
画面の中の律がぐずぐず泣いているようだ。寂しくなって俊哉の匂いを嗅いでいる。
「律~、ごめんな。あー、もう、俺、帰る。」
「ええ⁉︎」
「律が寂しがってるから帰るよ。」
「え、だって、テストは?」
潤が驚いて声をかけるが聞いていない。
履き替えたばかりの上履きをしまい、靴を取り出している。
本当に帰る気だ。
「おい、君たち何してる?テストが始まるぞ。あれ?一条くん。どうした?帰るのか?」
教師だ。
もうすぐ始業時間になるというのにまだ玄関にいる二人に声をかけてきた。
「え、いや、ちょっと…。体調が悪くて。」
「何だって!それは大変だ!君に何かあっては…。すぐにご自宅に連絡しよう。」
「あ、えっと、だ、大丈夫です。」
俊哉が気まずそうな顔をする、教師は本当に心配しているようだ。困った顔をして俊哉に近づいてくる。
この学校は俊哉の母方の祖父が経営している。
俊哉は理事長の孫なのだ。
「一条くん、無理しないで…。」
自宅に連絡されたらまずい。律に会いたくて帰ることがバレてしまう。それでなくてもオメガにべったりな俊哉に良い顔をしていないのに、テストまでさぼったことがバレたら何を言われるか分からない。
「あ、良くなりました!」
俊哉はいそいそと上履きに履き替え、逃げるように教室の方に駆けて行く。
潤と教師は唖然とそれを見送っていた。
「ええー!監視カメラ?俊哉さんが?」
「そう。やばいよな、あいつ。あんな綺麗な王子みたいな顔をして。やることが怖いんだよ。」
潤はテストが終わり真っ直ぐ家に帰ってきた。
何たって楓が待っているのだ。そして早速今朝見た俊哉の監視カメラの話をした。
「でも俊哉さんの気持ちも分かる気がする。」
「え!どうして?」
「だって、律は危なっかしいんだもん。一人にしておくのは心配だよ。」
「そうなのか?そっかぁ、だから楓も…。」
楓も律を一人にして置けないから潤と会う時間を減らしていたのだ。
でも今は律には俊哉がいる。それに俊哉のことだ。頼んだって一緒に居させてくれないだろう。
「うん。ごめんね?」
「ううん。楓のそういう優しいところも大好きだ。」
「潤くん…。」
潤が楓を抱き上げ膝の上に乗せる。
何度もキスをしてソファーに押し倒した。
オメガ学園もこのまま閉校ということはないだろう。いつかはまた離れて生活しなければならない。
それを考えるだけで苦しくなる。
潤だって楓のことが心配だ。しっかり者の楓だが、オメガだしこんなに可愛い。
何があったら、と思うと監視カメラをつける俊哉の気持ちが分かる気がする。
「楓~、可愛い。」
ちゅっちゅっと顔や首筋にキスをする。
「ふふ、擽ったい。」
「あー、めっちゃ良い匂い。楓ー、大好き。」
楓のシャツの中にするりと手を入れ、なめらかな肌を楽しむ。
「ん、潤くん…。」
「はぁ、可愛い。」
可愛いピンクの突起を撫でると楓の身体がピクンと跳ねる。
「楓、大好き。」
「あ、あ、うん、僕も好きっ!」
潤は楓のシャツを捲り、硬くなった乳首にちゅうっと吸い付いた。
「あぁん、はぁ、潤くん!」
「ん、ん、おいひい。ん、甘い。」
じゅるじゅる音を立てながら吸い付く。反対側の乳首もくりくりと嬲る。
楓は乳首が弱い。それを知ってから潤は毎日執拗に可愛がっている。
最近は少し触るだけでブワッとフェロモンを溢れさせるのだ。
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