Real Fantasy

clome

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The war without ends

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 日が沈み終わる前に急いで夕食を食べることにする。
「今日はカレーにしようかな~。ついでにサラダも腐る前に食べておこう」
 体を動かした為か食欲はかなりあり、ペロリと完食してしまう。
 そして、寝る前に今日の一日を振り返ることとする。
「実際はギリギリの戦いだったな。体中は噛み傷でボロボロだったけどそれでも戦えていたのは痛覚耐性1が有ったからかもしれない。それに、あの狼モドキ達にもっと戦術があれば負けていた。あの機動力で背後を執拗に狙われでもしたら二体を相手するのも厄介だ。」
 こうやって振り返ると自分に足りないものが見えてくる。
「回避能力を身につけるか、防御力を高めるかしないとこれから先は厳しいかもしれない。回避能力はすぐに身につくかどうかは分からないがレベルアップするにつれ体が理想の動きに近づいてきている。あとは防御力をどう高めるか…………よし、やってみよう」
 瓦礫の中から丁度良さそうな縦約30センチ、幅約15センチの板を見つけてくる。それを腕にガムテープで固定すれば簡易的な楯……が完成した。
「うん、悪くはない。しっかりと固定されてて行動の邪魔にもならない。ただ強度は木だから期待できないけど、無いよりはマシといったところか」
 防御面は当面解決は難しそうだが、戦い方は見えてきた。ひたすら回避して反撃するスタイルがいいだろう。
 頭の整理が出来たためか急に睡魔が襲ってくる。それもしょうが無いことだろう。昨日から徹夜で戦闘をこなしたのだから疲れも相当溜まっていた。槍を傍に置き、非常時にいつでも動けるよう体は起こして寝ることにする。
(明日も頑張ろう…………)
 意識はすぐに遠のいていった。

 ∞

 チュンチュン、チュンチュン
 鳥のさえずりが聞こえてきて、徐々に意識が覚醒しはじめる。
「朝か…」
 胡座をかいて寝ていたためかあまり寝た感じがしない。
「ああ、ベッドで寝たい…」
 無い物ねだりをしても何も始まらないのでフェイスティッシュで顔を拭き、朝食をセレクトする。
「梅干しのおにぎりと鯖の缶詰、味噌汁、緑茶にしよう」
 朝は和食がいい。因みに味噌汁は熱湯で戻すタイプだ。出入り口に設置した机にセレクトメニューを持ち寄る。
「頂きます……ブフォオオオオオ!」
 両手のしわとしわを合わせ、頂きますの儀式を終えて冷たい味噌汁を啜すするが、飲み込むまでには至らなかった。原因は目の前にある。
「キュウウウン」
「敵か!?」
 すぐに槍を構え戦闘態勢を整えるが、相手は襲ってくる気配が無かった。
「ワフッ」
 そこに居たのは仔犬だった。尻尾を左右に振っている。
「なんだ、犬か。驚かせんな、折角の味噌汁が殆ど無くなったじゃないか」
 椅子に座りなおし、食事を再開する。
「ワン!」
「お、鯖の味噌煮意外とうまいな。おにぎりもシンプルにおいしい、味噌汁は……冷たいな」
「ワフッ!ワゥウウ、ワフッ!」
「もう一個おにぎり食べようっと」
「キャウウウン、ワン!ワンワン!」
 もぐもぐと食事を進めるが、さっきから足下が煩い。というより膝に乗るな。
「ええい!自己主張が強すぎんだよ!うるせぇ!」
「ワウッ!」
「わうっ、じゃねぇ!俺は犬アレルギーなんだ離れろっ!」
「ワウッ!」
(駄目だコイツ!反応すればするほど喜んでやがる!)
「お願い…離れてくれ…グスッ鼻水と涙が、ックシュン!ヘッ……クシュン!」
「ワウゥウ~」
「放れろって言ってんだろうがぁ!」
「………………ワウ!ワウワウ!グルルルルルルッ」
「はぁ、やっと離れたか、疲れた……ん?アイツ外に出て何やってんだ?」
 外を見ると遠くに人影が有った。
(いや、あれはゴブリンか。見たところ三匹で普通のゴブリンだ)
「よし!倒してくるからお前はここで待っていろ、わかったか?」
「ワウッ!」
 ゴブリン達は既にこちらの存在に気づいており、駆けだしていた。コンビニの前で待ち構える。
「グギギ!」
「グゲー!」
「ギギ!」
 武器は何も持っていないようだ。まっすぐバタバタと走ってくる。
「ふぅ、こい」
 先ずは先頭から来たゴブリンに槍を突き出す。面白いように簡単に突き刺さり、一撃で仕留める。二体目が直ぐに来て槍を抜く暇が無いので槍を手放す。
 拳が迫ってきたが楯(木の板)で受け流しナイフで反撃する。こちらもあっさりと倒す。
 三体目はまだ距離がある為こちらから距離を詰め同じくナイフで切りつければ倒すことが出来た。
「驚くほど簡単に倒せた。これがレベルアップ……」
 自分の成長を確かめることが出来た。少なくとも只のゴブリンに負ける心配はもう無くなっただろう。
「ワウゥー!」
「お、犬か。あまり近付くなよ」
「ワフッ」
「返事は良いけどなっ!纏わり付くな!あ、やばい、でる……ックシュン!ヘッ……クシュン!纏わり付くんじゃねぇええええええ!」
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