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3時間目「パンツ式とテープ式」
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『いい、おむつにはさっき説明した通り、紙おむつと布おむつがあるわ。
そして紙おむつにはさらに2つの種類があって、テープ式とパンツ式があるの。
みんなが今履いているのはパンツ式ってやつね。
下着と同じような形をしているわ。
ハイハイができるようになると、こっちを使うことの方が多いかしら。
普段の下着に近いから、そろそろおむつを卒業するって子はこっちを使う方がいいわね。』
先生は目を輝かせながら語った。
自分の知識や経験を語ることに誇りをもっているようだ。
でも、そうやってあたかもわたし達がそういう思いでおむつを履いていますって風に
しゃべるのは本当にやめていただきたい…。ひたすらに恥ずかしい。
『それで、こっちはテープ式というタイプ。
こうやって…テープをつけることで下着の形にすることができるわ。
生まれたての赤ちゃんは基本的に寝ているから、
パンツ式の方は履かせにくいの。
そこで、テープ式おむつを寝ている赤ちゃんの下に差し込んで、
テープをつけることで、簡単に履かせるって感じね。
まあ、実際にやってみないとわからないだろうし、
実演してみるわね。
じゃああなた、服を脱いで教卓の上に寝そべって。』
「え、…いや、でも…。」
『あ、さすがに上も脱ぐと寒いわね。
ぽんぽん冷やさないように下を脱ぐだけでいいわよ。」
そうじゃない。
求めているのはそういうやさしさではない。
出会って次の日のクラスメイトの前で下半身を晒すことができる者がいるだろうか。
いや、いまい。
『もー。恥ずかしいの?
…まぁいいか。今日は授業初日だしね。
じゃあ、服を着たままでいいわ。
スカートの上からおむつを履かせてやり方を説明するから、
おわったら、後で自分で履きなさい。』
先生は、やれやれ仕方ないといった感じの顔で語った。
生徒の気持ちを考えるのは先生にとって大事なことだ。
よし、じゃあそれなら…
とはならないよ普通!
結局みんなの前でおむつ履かされるんじゃん。
きっと、選ばれてしまった生徒も別に納得はしていなかっただろう。
しかし、これ以上拒むともっと恐ろしい目に遭う…と感じたのか、
そのまま無言で教卓の上に体をうつした。
『よろしい!
じゃあはじめるわね。みんなよく見るのよ。
まずはおむつをお尻の下にもぐらせます。
そしたら、お股の下からおむつをもってきて…
お股をしっかりと覆います。
で、後ろにあるテープをおなかの方にもってきて…とめる。
あとは、ギャザーを整えて…おへそが出ているようなら上の方にずらして…完成!』
先生は手際よくおむつをつけた。
スカートの上からなのに、
すきまなく、
左右対称に、
表面にプリントされたキャラクターの絵がきれいに見えるように、
完璧に履かせてみせた。
…いや、感心するところでもないけどね。
というか、スカートの上からおむつを履くという絵面は、
想像以上に滑稽で惨めな感じで、
見ているわたしも恥ずかしい…。
何よりも履かされた本人は手で顔を隠して、
早くここから解放されたいという気持ちが溢れていた。
『あ、ちょっと、せっかく履かせたんだからちゃんと見て、ほら。
後で自分で履くんだから完成図を覚えてよ。』
先生は強引に手を払い、
その滑稽で惨めな姿を本人に直視させた。
…えぐい。
え、「HENTAIの国」ではこんな感じのことを普通にやっているの?
サキュバスにも羞恥心はあるんですが…!
『じゃあ、覚えただろうから、今度は自分で履いてみてね。
時間もあまりないから、他のみんなには先にこの後行う
「おもらし実習」の内容を説明するわね。
みんな、一旦席に戻ってー。』
教卓の上で生贄となっていた生徒は、すぐに起き上がり、
教室の隅の方へ行ってしまった。
本当はもっと哀れむ気持ちをもってあげたかったが、
それ以上に、先生の言った「おもらし実習」という単語が
わたし達の心に衝撃を与え、それどころではなかった。
そして紙おむつにはさらに2つの種類があって、テープ式とパンツ式があるの。
みんなが今履いているのはパンツ式ってやつね。
下着と同じような形をしているわ。
ハイハイができるようになると、こっちを使うことの方が多いかしら。
普段の下着に近いから、そろそろおむつを卒業するって子はこっちを使う方がいいわね。』
先生は目を輝かせながら語った。
自分の知識や経験を語ることに誇りをもっているようだ。
でも、そうやってあたかもわたし達がそういう思いでおむつを履いていますって風に
しゃべるのは本当にやめていただきたい…。ひたすらに恥ずかしい。
『それで、こっちはテープ式というタイプ。
こうやって…テープをつけることで下着の形にすることができるわ。
生まれたての赤ちゃんは基本的に寝ているから、
パンツ式の方は履かせにくいの。
そこで、テープ式おむつを寝ている赤ちゃんの下に差し込んで、
テープをつけることで、簡単に履かせるって感じね。
まあ、実際にやってみないとわからないだろうし、
実演してみるわね。
じゃああなた、服を脱いで教卓の上に寝そべって。』
「え、…いや、でも…。」
『あ、さすがに上も脱ぐと寒いわね。
ぽんぽん冷やさないように下を脱ぐだけでいいわよ。」
そうじゃない。
求めているのはそういうやさしさではない。
出会って次の日のクラスメイトの前で下半身を晒すことができる者がいるだろうか。
いや、いまい。
『もー。恥ずかしいの?
…まぁいいか。今日は授業初日だしね。
じゃあ、服を着たままでいいわ。
スカートの上からおむつを履かせてやり方を説明するから、
おわったら、後で自分で履きなさい。』
先生は、やれやれ仕方ないといった感じの顔で語った。
生徒の気持ちを考えるのは先生にとって大事なことだ。
よし、じゃあそれなら…
とはならないよ普通!
結局みんなの前でおむつ履かされるんじゃん。
きっと、選ばれてしまった生徒も別に納得はしていなかっただろう。
しかし、これ以上拒むともっと恐ろしい目に遭う…と感じたのか、
そのまま無言で教卓の上に体をうつした。
『よろしい!
じゃあはじめるわね。みんなよく見るのよ。
まずはおむつをお尻の下にもぐらせます。
そしたら、お股の下からおむつをもってきて…
お股をしっかりと覆います。
で、後ろにあるテープをおなかの方にもってきて…とめる。
あとは、ギャザーを整えて…おへそが出ているようなら上の方にずらして…完成!』
先生は手際よくおむつをつけた。
スカートの上からなのに、
すきまなく、
左右対称に、
表面にプリントされたキャラクターの絵がきれいに見えるように、
完璧に履かせてみせた。
…いや、感心するところでもないけどね。
というか、スカートの上からおむつを履くという絵面は、
想像以上に滑稽で惨めな感じで、
見ているわたしも恥ずかしい…。
何よりも履かされた本人は手で顔を隠して、
早くここから解放されたいという気持ちが溢れていた。
『あ、ちょっと、せっかく履かせたんだからちゃんと見て、ほら。
後で自分で履くんだから完成図を覚えてよ。』
先生は強引に手を払い、
その滑稽で惨めな姿を本人に直視させた。
…えぐい。
え、「HENTAIの国」ではこんな感じのことを普通にやっているの?
サキュバスにも羞恥心はあるんですが…!
『じゃあ、覚えただろうから、今度は自分で履いてみてね。
時間もあまりないから、他のみんなには先にこの後行う
「おもらし実習」の内容を説明するわね。
みんな、一旦席に戻ってー。』
教卓の上で生贄となっていた生徒は、すぐに起き上がり、
教室の隅の方へ行ってしまった。
本当はもっと哀れむ気持ちをもってあげたかったが、
それ以上に、先生の言った「おもらし実習」という単語が
わたし達の心に衝撃を与え、それどころではなかった。
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