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番外編 私には姉がいた 下
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そのままの状態で時は巡る。姉に遅れること1年、ヴィオレットもデビュタントを果たした。かなりの数の縁談が持ち込まれ、暫くは釣書に目を通すだけでも精一杯だった。王太孫が婚約者の選定に入ったため、学園も忙しなかった。
「――やあ、ザイツェフェルト嬢」
「王太孫殿下。御機嫌よう」
「少し、いいかな?」
「勿論でございます」
これまで従姉弟としてそれなりに付き合いはあったが、親しく話す仲ではなかった。互いに後継者ということもあって、婚約者に目されないのは助かった。
「実は......近頃母上が暴走気味なのだ」
「暴走気味、と仰いますと」
「君の姉上の婚約について、母上が反対していたのは知っているね?」
「ええ」
王太子妃を筆頭に、複数反対した貴族がいると聞いた。それを父が押し通したのだとも。
「本人が受け入れたなら、と一度は納得されたようだが、今、再び猛反対し始めた」
「......婚約が締結されたのは、1年前ですよね?」
今更何を、というのが正直な感想である。だが、続く言葉で目を見開いた。
「伏せられている話なのだが、最近あちらで政変が起きたそうなのだ」
「政変、でございますか。それはどのような」
「何でも、末の皇子が皇太子を初めとした皇族を虐殺し、自ら帝位についたとか......」
「何故伏せられているのですか!? 一大事ではありませんか。ベル、お姉様の婚約はどうなるのです。まさか新たな皇帝に嫁げというのではないでしょうね!?」
「……今のところ、その方針だ。他でもないザイツェフェルト公がそう主張している」
眩暈がした。父が姉を嫌っていることは知っていたが、命さえ危ぶまれるところに送り込もうとするほどだとは、思わなかった。
「殿下はどうお考えなのですか。なぜ、この話を私に」
「……確かにアスガルド帝国との縁は我が国にとって利益が多い。だが、その国の皇帝のことを信用できないままに婚姻や貿易を進めるのは如何なものかと思っている」
王太孫は一度、言葉を切った。迷うように視線を彷徨わせる。
「ベルローズ嬢はそれでも構わない、と言ったそうだ。だが、それが本心なのか、私にはわからない。可能なら、そなたから一度問うてくれないか」
そう言われた瞬間、脳裏に過ぎったのは、初めて見た姉の笑顔だ。
――誰が相手であろうと、何も変わらないから。
「お姉様、は。きっと」
あぁ、そうか。
姉は人生に絶望しているのではない。絶望というのは、希望を持った人だけが知るものだ。
希望を抱いたことがないのなら、それは。
「――すべてがどうでもいいのだと思います。結婚も、国の関係も……己の命さえも」
姉にとってすべてのものは塵芥と同じ程度の価値しかなくて。
死ねと言われたら呆気なく死を選んでしまえる、それほどのものでしかなくて。
――あの笑みは、きっと。
道端の花が咲いていることに気づいた程度の、些細なものでしかないのだ。
姉が王太子妃に呼び出され、姿を眩ましたのはその翌々日のことだった。
***
なんだかその日は朝から胸騒ぎがした。王太子妃に呼び出された姉が乗る馬車が窓の外に見えるや否や、ヴィオレットは部屋を飛び出して、姉の部屋を目指して駆けた。玄関だと父や母と鉢合わせした時が面倒臭いのである。
「――あら。ヴィオレット」
「おねえさ――」
振り返って、ヴィオレットは硬直した。
姉は、ひどく穏やかな笑みを浮かべていた。
「……お姉様?」
「どうかして?」
「馬車が、見えたので。あの……どうか、されたのですか?」
姉は軽く首を傾げた。波打つ水色の髪が肩を滑る。
「……何が、あったのですか?」
「婚姻について、王太子妃殿下からお話があったわ」
「では、どうしてそんなに微笑まれているのですか!?」
姉は今気づいた、と言わんばかりに己の手で顔に触れた。
「……そうね。王太子妃殿下に、素晴らしいことを教えていただいたの」
「どのようなことですか。私にも、ご教授ください」
姉は笑って答えない。むくむくと不安だけが膨らんでいく。このまま姉が消えてしまいそうな、そんな焦燥が胸を焼く。
姉は部屋の扉に手をかけたのを見て、咄嗟に声を張り上げていた。
「あのっ、お姉様!」
「何かしら」
「さ、最近、春ですから。春の果物をふんだんに使ったタルトが美味しいお店を、クラスの方に教えていただいたのです。今度、一緒に行ってくださいますか?」
姉は小さく笑った。
「――考えておくわ」
そしてその日の夜、姉は消えた。
王太子妃が自害したと聞いたのは、翌日のことだった。王宮に泊まり込んだ父は、一日で随分老けたようだった。
訳がわからなかった。
王太子妃が姉に何かを言った、これによって姉は消えた。そして王太子妃が自害した。
ここに何かしらの関係性があることは明白なのに、それが何なのか、全く分からない。
「暫くは泊まり込みになるだろう。ヴィオレット、体に気をつけるように」
「お父様。お耳に入れたいことが――」
「あとにしてくれ。今はそれどころじゃないんだ」
両親は連れ立って王宮に向かい、ヴィオレットがひとり取り残された。
王宮から姉宛に召喚状が届いたのは、翌々日のことである。ヴィオレットは影に命じてありとあらゆるところを探させたが、姉はいまだに見つかっていなかった。それを正直に使いに告げることも躊躇われたが、偽証は重罪に当たる。渋々ながら姉の不在を伝えるしかなかった。
すると、姉は王太子妃を自害に追い込んだものと見做され、指名手配されたのである。
ヴィオレットは驚愕した。
そんなはずはないと訴えたが、全く相手にされなかった。むしろ愛妃を失い激怒する王太子の怒りを買い、蟄居を命じられるところであったが、王太孫の取りなしで事なきを得た。けれど王太孫本人も随分窶れており、突然の母の死に衝撃を受けていることは容易に知れた。
「……お姉様。どこにいらっしゃるの」
突然の王太子妃の自死、王太子妃を追い込んだのは他ならぬ姪であるという事実は、ザイツェフェルト家のみならず、王家の体面にも傷をつけた。ヴィオレットも友人から縁を切られたり、婚約を相手からお断りされたが、そんなことはどうでもよかった。ただただ姉の身が案じられた。
「……うそつき」
考えておく、と言ってくれたのに。
何日過ぎても、何ヶ月経っても、卒業を迎えても――姉が帰ってくることは、二度となかった。
もしも、ヴィオレットが姉の空虚の理由を尋ねていたら、何か変わっただろうか。
名前を呼んでもらえたことを喜ぶのではなく、もっと相手を知ろうとしていたら、また別の道があっただろうか。
答えはもうない。
ベルローズは、ヴィオレットの姉であった人は、どこにもいない。
「――やあ、ザイツェフェルト嬢」
「王太孫殿下。御機嫌よう」
「少し、いいかな?」
「勿論でございます」
これまで従姉弟としてそれなりに付き合いはあったが、親しく話す仲ではなかった。互いに後継者ということもあって、婚約者に目されないのは助かった。
「実は......近頃母上が暴走気味なのだ」
「暴走気味、と仰いますと」
「君の姉上の婚約について、母上が反対していたのは知っているね?」
「ええ」
王太子妃を筆頭に、複数反対した貴族がいると聞いた。それを父が押し通したのだとも。
「本人が受け入れたなら、と一度は納得されたようだが、今、再び猛反対し始めた」
「......婚約が締結されたのは、1年前ですよね?」
今更何を、というのが正直な感想である。だが、続く言葉で目を見開いた。
「伏せられている話なのだが、最近あちらで政変が起きたそうなのだ」
「政変、でございますか。それはどのような」
「何でも、末の皇子が皇太子を初めとした皇族を虐殺し、自ら帝位についたとか......」
「何故伏せられているのですか!? 一大事ではありませんか。ベル、お姉様の婚約はどうなるのです。まさか新たな皇帝に嫁げというのではないでしょうね!?」
「……今のところ、その方針だ。他でもないザイツェフェルト公がそう主張している」
眩暈がした。父が姉を嫌っていることは知っていたが、命さえ危ぶまれるところに送り込もうとするほどだとは、思わなかった。
「殿下はどうお考えなのですか。なぜ、この話を私に」
「……確かにアスガルド帝国との縁は我が国にとって利益が多い。だが、その国の皇帝のことを信用できないままに婚姻や貿易を進めるのは如何なものかと思っている」
王太孫は一度、言葉を切った。迷うように視線を彷徨わせる。
「ベルローズ嬢はそれでも構わない、と言ったそうだ。だが、それが本心なのか、私にはわからない。可能なら、そなたから一度問うてくれないか」
そう言われた瞬間、脳裏に過ぎったのは、初めて見た姉の笑顔だ。
――誰が相手であろうと、何も変わらないから。
「お姉様、は。きっと」
あぁ、そうか。
姉は人生に絶望しているのではない。絶望というのは、希望を持った人だけが知るものだ。
希望を抱いたことがないのなら、それは。
「――すべてがどうでもいいのだと思います。結婚も、国の関係も……己の命さえも」
姉にとってすべてのものは塵芥と同じ程度の価値しかなくて。
死ねと言われたら呆気なく死を選んでしまえる、それほどのものでしかなくて。
――あの笑みは、きっと。
道端の花が咲いていることに気づいた程度の、些細なものでしかないのだ。
姉が王太子妃に呼び出され、姿を眩ましたのはその翌々日のことだった。
***
なんだかその日は朝から胸騒ぎがした。王太子妃に呼び出された姉が乗る馬車が窓の外に見えるや否や、ヴィオレットは部屋を飛び出して、姉の部屋を目指して駆けた。玄関だと父や母と鉢合わせした時が面倒臭いのである。
「――あら。ヴィオレット」
「おねえさ――」
振り返って、ヴィオレットは硬直した。
姉は、ひどく穏やかな笑みを浮かべていた。
「……お姉様?」
「どうかして?」
「馬車が、見えたので。あの……どうか、されたのですか?」
姉は軽く首を傾げた。波打つ水色の髪が肩を滑る。
「……何が、あったのですか?」
「婚姻について、王太子妃殿下からお話があったわ」
「では、どうしてそんなに微笑まれているのですか!?」
姉は今気づいた、と言わんばかりに己の手で顔に触れた。
「……そうね。王太子妃殿下に、素晴らしいことを教えていただいたの」
「どのようなことですか。私にも、ご教授ください」
姉は笑って答えない。むくむくと不安だけが膨らんでいく。このまま姉が消えてしまいそうな、そんな焦燥が胸を焼く。
姉は部屋の扉に手をかけたのを見て、咄嗟に声を張り上げていた。
「あのっ、お姉様!」
「何かしら」
「さ、最近、春ですから。春の果物をふんだんに使ったタルトが美味しいお店を、クラスの方に教えていただいたのです。今度、一緒に行ってくださいますか?」
姉は小さく笑った。
「――考えておくわ」
そしてその日の夜、姉は消えた。
王太子妃が自害したと聞いたのは、翌日のことだった。王宮に泊まり込んだ父は、一日で随分老けたようだった。
訳がわからなかった。
王太子妃が姉に何かを言った、これによって姉は消えた。そして王太子妃が自害した。
ここに何かしらの関係性があることは明白なのに、それが何なのか、全く分からない。
「暫くは泊まり込みになるだろう。ヴィオレット、体に気をつけるように」
「お父様。お耳に入れたいことが――」
「あとにしてくれ。今はそれどころじゃないんだ」
両親は連れ立って王宮に向かい、ヴィオレットがひとり取り残された。
王宮から姉宛に召喚状が届いたのは、翌々日のことである。ヴィオレットは影に命じてありとあらゆるところを探させたが、姉はいまだに見つかっていなかった。それを正直に使いに告げることも躊躇われたが、偽証は重罪に当たる。渋々ながら姉の不在を伝えるしかなかった。
すると、姉は王太子妃を自害に追い込んだものと見做され、指名手配されたのである。
ヴィオレットは驚愕した。
そんなはずはないと訴えたが、全く相手にされなかった。むしろ愛妃を失い激怒する王太子の怒りを買い、蟄居を命じられるところであったが、王太孫の取りなしで事なきを得た。けれど王太孫本人も随分窶れており、突然の母の死に衝撃を受けていることは容易に知れた。
「……お姉様。どこにいらっしゃるの」
突然の王太子妃の自死、王太子妃を追い込んだのは他ならぬ姪であるという事実は、ザイツェフェルト家のみならず、王家の体面にも傷をつけた。ヴィオレットも友人から縁を切られたり、婚約を相手からお断りされたが、そんなことはどうでもよかった。ただただ姉の身が案じられた。
「……うそつき」
考えておく、と言ってくれたのに。
何日過ぎても、何ヶ月経っても、卒業を迎えても――姉が帰ってくることは、二度となかった。
もしも、ヴィオレットが姉の空虚の理由を尋ねていたら、何か変わっただろうか。
名前を呼んでもらえたことを喜ぶのではなく、もっと相手を知ろうとしていたら、また別の道があっただろうか。
答えはもうない。
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