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左大臣の娘である星合は、尚侍として東宮に仕えていた。次期皇后として立場を確立していた星愛だが、近頃東宮は身分の低い女房にご執心らしい。
弥生上旬、上巳の祓をしている最中に、東宮が現れて告げる。
「そなたの女御宣下を取り止めたい」
「辞するを申し上ぐ」
文字数 5,210
最終更新日 2025.04.18
登録日 2025.04.18
「あいったぁ......えっここどこ?」
「......我の上から退け!」
複数ある並行世界を渡り歩いて暮らす、界渡り一族。マキナは移動中、予定とは違う世界に落ちてしまった!しかも落ちた先にいたのは、そろそろ勇者に滅ぼされる魔王!?
「え、魔王さん何か悪いことしたんですか」
「.....特にしてないな」
「じゃあ生きましょうよ」
果たしてマキナは魔王を救えるのか!?
文字数 9,171
最終更新日 2024.10.28
登録日 2024.10.24
「私は、いつか貴女を殺します」
アイリスが婚約者であるレイに宣言されたのは、婚約をして一年が経過したころだった。
「わたくしを殺すのは、いつ頃になりますでしょうか?」
「――まもなく」
そうして六年の月日が経った。
今日もアイリスは問う。いつ殺すのか、と。
レイは答える。まもなく、と。
文字数 6,084
最終更新日 2024.10.27
登録日 2024.10.24
「ベアトリーチェ! 悪辣な所業を働いた貴様との婚約を破棄し、ジュリアマリアと婚約するっ!」
巷で流行の小説のような婚約破棄。甥が婚約者に返り討ちにされるのを見ていた王弟・レナートは、ふとひとりの令嬢に目を止める。王太子の傍らで化けの皮がはがれた令嬢——その姉・フェデリカは、扇の陰でひどく愉しそうに嗤っていた。
「君は何を隠している?」
王弟殿下の興味から、ヒロインの姉は逃れられるのか。
腹黒二人が送る異世界ファンタジー。
文字数 50,121
最終更新日 2024.06.19
登録日 2024.05.26
ある日突然、聖女として異世界に召喚された女子中学生の朝霧冬花。不遇な家庭、友人もしがらみも特になく、異世界で聖女として頑張りながら恋愛も—―
「なぁんて、なるわけないでしょーがあほーーーー!」
家族と友人のもとへ帰るべく、奮闘していたけれど、分かり合えないと思っていた異世界の人々の思いを知り—―
「さぁ聖女よ、どちらを選ぶ?」
文字数 17,611
最終更新日 2024.06.06
登録日 2024.05.13
「ねぇ、君は、幽霊?」
皇家の守護霊であるリラは、時の第三皇子・イェルムと出会う。イェルムは霊を見ることができる特殊体質だった。イェルムと出会い、リラの世界は彩を取り戻していく。けれど、人ならざる力を持つリラと共にいることで、イェルムの命が危機にさらされる。
「――忘れなさい、小さな皇子」
幽霊×冷遇された皇子、異世界ファンタジー。
文字数 4,296
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.06.01
高2の6月。「俺」は名前も知らない「彼女」に告白された。
ひとつの季節に終わった、恋ではなかった何か。
「初恋の賞味期限」での「彼」視点。
「初恋」の方も読んでくれたら筆者がとても喜びます。
文字数 12,075
最終更新日 2024.05.25
登録日 2024.05.20
神と人を繋ぐ偉大な存在、龍。その王、龍王は、今際に人を戒めるため、地上に災厄を齎した。
ある日龍王の災厄で世界を失った魔力なしの少女。彼女を拾ったのは、次なる龍の王だった。
名前と感情を与えられた少女は彼に惹かれていくが、’導き手’と呼ばれる龍王の魂の共鳴者が現れて......
魔力なし×龍の王が織りなす異世界ファンタジー。
文字数 21,967
最終更新日 2024.05.23
登録日 2024.05.20
高校三年生の6月。恋のこの字も知らない「私」は「彼」に恋をした。
一つの季節に散った恋のお話。
「それは恋ではなかった」の「彼女」視点。「それ恋」も読んでくれたら筆者が喜びます。
文字数 4,198
最終更新日 2024.05.13
登録日 2024.05.13
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