入内取消宣言
左大臣の娘である星合は、尚侍として東宮に仕えていた。次期皇后として立場を確立していた星愛だが、近頃東宮は身分の低い女房にご執心らしい。
弥生上旬、上巳の祓をしている最中に、東宮が現れて告げる。
「そなたの女御宣下を取り止めたい」
「辞するを申し上ぐ」
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